【DS】ドラゴンクエストIX 星空の守り人 レビュー
発売元 | スクウェアエニックス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009/07/11 |
価格 | 5,980円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | ロールプレイング、ワイヤレスプレイ(2人?4人)、Wi-Fi対応 |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
■ 376人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
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3pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt |
82pt
GOOD!
このゲームが発売されたその瞬間から、まわりの友人もネット上もドラクエの話題でもちきりです。
「どこまで進んだ」「こんな職業に転職した」「こんなアイテムを手に入れた」など、どこに行ってもドラクエの話題ばかりです。
ゲームソフトでこんなにお祭り騒ぎ状態になれるドラクエという存在はやはり特別な存在なんだなと再認識しました。
ゲームそのものも楽しいのですが、それ以上に、数年に一度しか味わえない
「ドラクエという共通の話題で盛り上がっている世の中のこの空気」が非常に楽しいです。
グラフィックは丁寧に描き込まれていますし、音楽も素晴らしいです。
天使界の物悲しい雰囲気とか神の世界の厳かな雰囲気とか、本当によく表現されていると感じました。
ドラクエ3から8まで、過去作では一部の装備品でしかキャラクターの見た目に変化はありませんでしたが、
今作は、どんなに小さな装備品でも変更するとキャラクターたちの見た目が変わります。
コーディネイトという新たな楽しみが増えたところは非常に斬新だと思いました。
BAD/REQUEST
初エンディングを見るまでの敵キャラが弱すぎます。特に各中ボスキャラの貧弱さにはガッカリしました。
一生懸命攻略法を考えて、瀕死寸前まで追い込まれながらようやく撃破した。という感動をもっと味わいたかったです。
どのボスもワンパターンな戦法であっさり勝ててしまい、正直言ってかなり拍子抜けしました。
小さな子どもからお年寄りまで、幅広い層にエンディングまで遊んでもらいたいという心遣いだったのかもしれませんが、
個人的にはもっと危険と隣り合わせのスリリングな冒険を楽しみたかったです。
COMMENT
悪いところで書いたとおり、エンディングを見るまでのゲームバランスは非常にぬるくなっていますが、
その反面、エンディング後の世界には強いモンスターやボスキャラがわんさかいます。
むしろ、やり込み派にとってはここからが本番という感じです。
過去のシリーズでは、クリア後にどれだけレベル上げをしても
強くなりすぎたプレイヤーキャラたちのその力を発揮する相手がいなくて空しい思いをしたという経験がありましたが、
今回はかなり大量の強敵たちが用意されているので、思う存分レベル上げ作業を楽しむことが出来ています。
ひょっとしたら、wi-fiで配信される追加クエストでさらなる強敵が用意されているかもしれませんし。
エンディングを見た段階では、まだまだ覚えていない呪文がたくさん残されているというような状態です。
収集するべきアイテムもまだまだたくさん隠されています。
今回のようなタイプのやり込み要素はドラクエらしくないという意見もあるかもしれませんが、
やり込み部分だけで一つのゲームとして成り立ってしまうのではないかというくらいボリュームがあって
個人的には「これからもうしばらくドラクエの世界に浸り続けられるんだ?」と、嬉しく思っているところです。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
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3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 1pt |
65pt
GOOD!
ドラクエナンバリングは全てプレイ済み。参考までに、好きなシリーズは、3,4,5。
町やフィールドのすぎやま氏の音楽と温かみのあるグラフィック、そしてお決まりの効果音。
それだけで「ああ、今ドラクエしてるなぁ」という気分は味わえる。
Badで挙げるように、不満点の多さは個人的にシリーズ随一。
悔しいが、それでも気がつけば黙々とレベル上げや世界探索をしてしまっているというドラクエならではの心地いいプレイ感は健在。
6以降のシリーズの戦闘音楽は、正直あまり好きではなく、今作も例に漏れずだが、その反面、飽きることもなく聞き続けられるのは流石だと思う。
人によっては何千回か繰り返す戦闘を、食傷せずに続けられるのは、この音楽に依るところも大きいかなと。
残念ながら、思いつく長所はこのぐらいかな。以下、不満点。
BAD/REQUEST
すぎやま氏の音楽は好きなのだが、今作に限って言えば、個人的に聞いていて気持ち悪くなるような楽曲が数曲。自分の感性が変わったのかもしれないが、少し残念だった。
序盤?中盤が、ドラクエ新規ユーザーに向けてのチュートリアル的な難易度。
レベルはぽんぽん上がるし、欲しい装備も楽に買える。
ダンジョンも仕掛け無し。その上、地図が最初から表示される。
シリーズ経験者にとっては、かなり物足りなさを感じてしまうバランス調整。
今後もドラクエが長く続いていくシリーズになるためには、新規ユーザー獲得も大事だとは思うが、古参ユーザーを無視したかのようなバランスは、非常に疑問。
序盤の旅の心もとなさや、緊張感。苦労しながらも少しずつ強くなっていき、新しい装備を手に入れた時のカタルシス。
大げさに言えば、これを味わいたいがために、ドラクエをプレイする人もいると思うので、これだけ新しいことに挑戦した今作なのだから、いっそ難易度変更、その他新規の措置なりで対応して欲しかった。
常軌を逸したような作業を要するクエストの数々。
「○○を○○した状態で○個持ってこい」みたいなクエストと呼ばれる代物が三桁に上る数用意されているのだが、これがどれも同じような内容で、かつ非常にメンドクサイ。
その割に、報酬もほとんどがしょうもないもの。それは、まだ我慢できるのだが、如何せんクエストの内容そのものが、似たようなお使いクエストばかりで、探究心なり知識欲を沸き起こさせるようなものでもないので、動機付けも弱く、作業感が酷い。
加えて、非常にシビアな運の要素が絡んでくるので、ストレス倍増。
こういうのが、好きな人は好きかも知れないが、個人的には楽しめなかった。
ただ、無視しても本編は進められるので、回避は可能。(クリア後も楽しもうと思うなら別)
シナリオ。
難易度の項目で挙げたように、序盤の緊張感が皆無、かつDSの小さな画面もあいまって、世界に没入するという感覚がほとんどなく、結果シナリオにも感情移入できず。
なので、客観的に評価できないけど、個人的には面白いとは思わなかった。
空気のようなシナリオ。
ギャル妖精。
自分は途中から慣れちゃったので、世間で散々批判されているほど、鬱陶しさを感じることはなかった。
というよりも、上で挙げたように、シナリオに感情移入できていないので、ギャル語使われようが、どうしようが、現実に引き戻されるというようなギャップが、そもそも存在しなかった。
空気のようなキャラ。
ただ、幅広い層がプレイするであろうドラクエなのだから、ここまで冒険して、一部にしか受けないキャラを主要キャラとして、ねじ込む必要性はなかったと思う。
戦闘のテンポ
ドラクエとしては決して良くないが、割りきっちゃえば許容範囲。
許容範囲というだけで、満足できるレベルではない。
敵の前まで移動?一瞬の間?攻撃 という感じなので、サクサク終わらせたい雑魚戦で若干ストレス。
全体補助魔法の効果が一人ずつ表示されたり、MP吸収するごとに不必要なキャラのアップが挟まれたりと、手抜きを匂わせるような演出もある。
その他、不親切な仕様がいくつか。
キャラの並べ替えできる場所が限られていたり、メニュー開いている時も敵が動いているので、閉じたとたんにエンカウントしてしまう時があったりと、人によっては気にならないレベルかもしれないが、ドラクエとして考えれば、少し残念。
もともとドラクエは、長年培った雰囲気を壊せないという縛りがあるので、UIが洗練されているとは言えなかったが、それでもユーザーのことを考えていると感じさせるような設計だった。
今作に、そういうものは見受けられなかった。
COMMENT
不満点は多いが、なんだかんだでクリアまでプレイ。
クリア後も、暇な時に、ちまちまとクエストなりレベル上げなりをしてしまう。
そういう不思議な魅力を持ったゲームではある。
ドラクエとしては残念な作品で、おそらく、シリーズの中で一番思い入れの無い作品になるのは間違いなさそうだが、それでも個人的には十分楽しめた。
事前情報を見て、過度な期待をしていなかったのが良かったのかも。
ただ、人にお勧めできるかと言えば、微妙。
次回作は、過去の名作と呼ばれる作品に少しでも近付いたものができるよう期待したい。
発売スケジュール
- 2017/07/20
-
レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀
- 2017/07/29
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2017/08/03
-
大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-
サイト情報
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 忍列伝
- 2020/08/31更新 (2020/08/30投稿分まで掲載)
-
チャリ走 DX
- 2020/08/24更新 (2020/08/23投稿分まで掲載)
-
星のカービィ ロボボプラネット
- 2020/08/21更新 (2020/08/20投稿分まで掲載)
-
PROJECT X ZONE
- 2020/08/09更新 (2020/08/08投稿分まで掲載)
-
ハイキュー!! Cross team match!
偽りの輪舞曲
遊戯王 ナイトメアトラバドール
- 2020/07/21更新 (2020/07/20投稿分まで掲載)
-
初音ミク and Future Stars Project mirai
電波人間のRPG
ハココロ
トモダチコレクション
- 2020/07/12更新 (2020/07/11投稿分まで掲載)
-
3次元エアホッケー
- 2020/07/08更新 (2020/07/07投稿分まで掲載)
-
メタルマックス4 月光のディーヴァ
世界樹と不思議のダンジョン
牧場物語 キミと育つ島
たまごっちのプチプチおみせっち ごひーきに
1500 DS Spirits Vol.10 囲碁
- 2020/07/05更新 (2020/07/04投稿分まで掲載)
-
New International ハイパースポーツ DS
- 2020/06/26更新 (2020/06/25投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 疾風伝 最強忍者大結集5 決戦!“暁”
- 2020/06/14更新 (2020/06/13投稿分まで掲載)
-
Hey! ピクミン
いきものづくり クリエイトーイ
解放少女
RPGツクールDS+
イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク/ボンバー
レーダーウォーシリーズ 軍人将棋
スティッチ!DS オハナとリズムで大冒険
たまごっちのプチプチおみせっち
- 2020/06/11更新 (2020/06/10投稿分まで掲載)
-
真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY
エースコンバット 3D クロスランブル +
だるめしスポーツ店
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
みんなのポケモンスクランブル
ルーンファクトリー 新牧場物語
ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊
わがままファッション ガールズモード
ダン←ダム
- 2020/06/10更新 (2020/05/20投稿分まで掲載)
-
真・女神転生IV FINAL
探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK
ポケモンピクロス
とびだせ どうぶつの森
ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス
新 絵心教室
トモダチコレクション 新生活
1500DS spirits Vol.2 将棋
ウィッシュルーム 天使の記憶
探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実
探偵 神宮寺三郎DS きえないこころ
ディズニー・フレンズ
- 2020/03/06更新 (2020/01/03投稿分まで掲載)
-
G.Gシリーズ 超ヒーロー皇牙2
閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-
直感ヒトフデ
デジモンストーリー サンバースト/ムーンライト
レイトン教授と不思議な町
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
ドンキーコング リターンズ 3D
ぷよぷよテトリス
真・女神転生 STRANGE JOURNEY
HOSHIGAMI
- 2019/10/29更新 (2019/10/28投稿分まで掲載)
-
ゼノブレイド
- 2019/09/29更新 (2019/09/28投稿分まで掲載)
-
デモンズブレイゾン 魔界村 紋章編
- 2019/09/10更新 (2019/09/09投稿分まで掲載)
-
アッコでポン!イカサマ放浪記
- 2019/09/07更新 (2019/09/06投稿分まで掲載)
-
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
- 2019/08/18更新 (2019/08/17投稿分まで掲載)
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2019/08/07更新 (2019/08/06投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 最強忍者大結集4DS
- 2019/08/02更新 (2019/08/01投稿分まで掲載)
-
パズドラクロス 神の章/龍の章
スローンとマクヘールの謎の物語
GOOD!
携帯機でかつ3Dという条件でありながら、しっかりと「ドラクエ」の空気感、世界観を表現している。
個人的に最も懸念していた部分だが、そこがしっかりしていたことは評価できる。
ローディングの煩わしさもなく、ストーリーも王道でさくさくと進ので、シリーズファンならなんとなくも最後までは遊べるレベルに仕上がっている。
また今作は魔力という概念もあり、「魔法使うなら殴った方がマシ」と言う従来のシリーズにあった難点が解消されました。
あと、オープニングと中盤で挿入されるアニメーションムービーがなかなかの出来で気に入りました。
BAD/REQUEST
ストーリーは王道と書きましたが、しかしその演出や構成はかなり甘いです。
今回は主人公が天使という特徴があり、仲間は人間ですがそういった設定の意味が皆無とは言い過ぎかもしれませんが、あまり活かされているとは言い難いです。
単純に言えば仲間が空気です。天使の主人公と共にする人間の仲間という、それだけで魅力的な物語が出来そうなのにストーリー上では、仲間が存在していると言う部分が完全に死んでいます。
主人公が一人で旅しているのとなんら変わりません。基本的にイベント時は主人公しか表示されず、イベントが終わるとまた急に現れます。その間仲間たちはどこで何をやっていたのか、どうやって合流したのかなど何も語られません。
そのストーリーも天使と人間とXXと、と色々魅力的に出来そうなものなのに、今回はかなり軽いです。携帯機ということで子供をターゲット(初期設定で見ると9才?)にしているせいなのかもしれませんが、堀井節や過去シリーズにあった深みのようなものを感じられませんでした。
あと、悪評で有名なナビゲート役の妖精ですが、これは他の人が色々書きそうなので割愛します。
次にシステムですが、ちょっと調整不足のような気がしました。
仲間の順番を入れ替えるのはルイーダの酒場だけ、装備品だけのチェックができなかったり、ソートがしづらかったり。
そしてダンジョンなどは仕掛けと思しきオブジェクトがけっこうあるのに、今作ではダンジョンに仕掛けが一切ありません(作りかけたが、開発時間の都合で止めたという噂も)
今回はカジノもありませんし、開発途中で無理矢理出した感もありました。
そして最後に、エンディング後についてですが、今回の隠しダンジョンはランダム生成のダンジョンが無数にあるものとなっています。
特に決まったシナリオ、ダンジョンはなく、自動生成でできるダンジョンを踏破し、確率的に入手できるアイテムを収集、練金しキャラを強化していくものとなっています。
サブクエストも豊富にあり、多分やり込み派の方にとっては逆に最もGOOD!な部分なのかもしれませんが、私個人はあまりの突き放されっぷりに呆然としてしまいました。
(良い意味でも悪い意味でもオンラインRPGのノリだと思います)
COMMENT
短所ばかり挙げてしまいましたが、それだけドラクエというものに期待してしまうからなのですが(ドラクエとしてはちょっと・・・RPGとしては佳作、そんな感じでした)。
今回は本当に良い意味でも悪い意味でもオンラインRPGを彷彿とする感じでした。
メインシナリオが弱い、サブクエストが豊富にあり、普通に稼ぐだけでは全く装備が整わず、素材を集めて製作(練金)して装備を調える。
ひょっとしたら発表当時のwi-fi通信協力プレイによるオンラインアクションRPGと言う路線のまま作り込めば大傑作になったんじゃないか?と個人的に思いました。
度重なる路線変更による発売日延期、そして最後は見切り発車になってしまった、大傑作になりそこねた不遇の一作、そんな印象があります。