【DS】ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣 レビュー
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ソート(デフォルト:ALL)
■ 630人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 2pt | 2pt | 4pt | 2pt | 4pt | 3pt |
53pt
GOOD!
・兵種変更
マップにより出る兵種(正規軍なら剣・槍使いがおおい、烏合の衆が相手なら斧使いが多いなど決まっている)や、水場などの地理的条件に合わせて兵種変更を行う事により攻略をしやすくできます。また兵種により成長率の補正がかかり、伸ばしたい能力、あるいは伸び悩む能力を補強できます。
・難易度設定
初心者向けのビギナーズから、鬼難度のレベル5まで色々あります。特にビギナーズはチュートリアルとして良く働いています。SRPG初心者はこちらから。
・基礎がしっかりしたシステムと良質なバランス
武器の三竦み、回復役、魔導師、弓使いなどそれぞれの兵種に特徴があり、その組み合わせでの攻略を楽しめます。それぞれの兵種を有効に動かし、それぞれの得意な面を最大限発揮し、苦手な点を補いながら進めていきます。
難易度にもよりますが、敵には射程圏内に入らないと行動してこない拠点防衛型とガンガン攻めてくるタイプがあります。攻めてくるタイプを迎え撃ち、隊を立て直して拠点防衛型に攻め込む、という基本を抑えて地道に攻略すれば多くのマップでは攻略は可能です。
・テンポの良さ
兵士の移動速度が迅速なので待たされません。攻撃エフェクトも飛ばすことが出来、例え敵フェイズとなってもあまり時間は取られません。
BAD/REQUEST
・戦略性が少なめ
ファミコンのソフトのリメイクなので仕方ない面もありますが、それにしても少ないです。戦略を練るためのファクターが少ないので、あまり多様な戦略を組むことは出来ません。
たとえば、前述の拠点攻めには全軍進軍すると守備の低いユニットから狙われてしまうので、守備の高いユニットをおとりに使い、防衛隊をおびき寄せたところで防衛隊を叩く、という流れが定石で、これ以外の手はどれもあまり良くなく、戦略に幅がありません。同じようにどのマップでもフェイズ制限(ターン数) がなく(ただし、救出すべきユニットが居る場合や宝を持ち逃げする盗賊が居るマップは早く進軍するとメリットがあります)、先遣隊を倒す→万全の状態に戻してから拠点攻略の繰り返しになりがちです。フェイズ制限があればもうすこし迅速な攻略を目指すという戦略性があったかも知れません。
範囲攻撃はなく、地形効果が得られる地形も少なめなので、位置取りもあまり考える余地はありません。
・勧誘システム
特定のキャラで特定の敵キャラに隣接すると、勧誘コマンドを選ぶことが出来、それによって自軍人数を強化できます。しかし、自軍の該当キャラを死亡させてしまうと、その仲間になるユニットも仲間に出来なくなります。このシステムの弊害として、SRPGがうまく死亡キャラを出さずに済む人には死者が出た場合のスペアができ、逆に下手な人には死亡キャラが出てもスペアが出来ないという本末転倒な展開になりかねます。(死亡キャラがなんら勧誘に関わらないキャラは死んでも問題ないです。しかし初回プレイでは誰を残して良いのか分かりませんが)
ただし勧誘で仲間になるキャラ以外にも、シナリオ進行で勝手に仲間になる人もいるので、兵種変更のお陰もあり相当数ユニットを失わない限りは大丈夫です。
・戦闘面
色々あります。
?二回攻撃について
対戦するユニット同士にすばやさの差があると二回攻撃が発生します。そのまま攻撃力が二倍となるので、かなりダメージ差が出ます。
?反撃について
射程距離が同じ相手に攻撃すると反撃が発生します。なので近接系のキャラが能動的に攻撃すると基本的に損をします。自分には近接系の役割が反撃されないようとどめを刺させるか、あるいは壁として味方を護り、反撃狙いをすることが大半であったように感じます。
?フェイズ制について
自フェイズ中に自キャラを一方的に動かせます。なのでおびき寄せて集団攻撃という手が異様に有効な手となっています。逆に敵フェイズ中は一方的に行動されてしまい、見てるだけ状態のまま敵フェイズが終わるのを待つ必要があります。(場合によってはすぐにターンが回ってくることもありますが)
???の記述は言ってしまえば単なる好みの問題ですが、次のはかなり問題です
?敵援軍が唐突に出てきて、しかもすぐに行動する
何の前触れもなく敵援軍が突然砦から出てきて、しかもすぐに行動してきます。弱ったところに突然攻め込まれユニット死亡→せっかくうまく行ってたのにリセットするはめに・・・ということが多く理不尽に感じた。この突然援軍が結構あり、(最初の方はシナリオ進行で援軍が来ると言う事が臭わされるが、その後はごく普通に出てきます)フィールドに敵が居ないと言っても全く油断が出来ません。
ただし低い難易度では1ターンテンポを置いてから行動するみたいで、理不尽さはほとんど無いようです。
・ボリューム不足
25章しかありません。流石に少し物たりません。
BGMもかなり種類が少ないです。
COMMENT
評者はスマブラXでマルスに興味を持ち、発売日に買ってプレイしたという経緯の持ち主です。どうやら今作はシリーズファンにはあまり評判がよろしくないようですが、歴代シリーズは一切プレイしていないので先入観は無くプレイできました。なのでシリーズをプレイしたことない方に参考になると思います。
まず、本作はSRPGの金字塔ですが、元がファミコンのソフトで、さらにあまり原作をいじっていないようなので、正直あまり多くのことは出来ません。
難易度としても、ビギナーでもHP0のユニットは即死亡だったり、武器の耐久制があったり、一部の仲間加入条件が説得という少し煩雑な仕様であったり、SRPGとしてみても初心者にはかなり取っつきにくい作りになっています。また基本的にSRPGの基礎が出来てはいますが、特筆するべき項目はありません。言ってしまえばSRPGとしては可もなく不可もなくといった感じではないでしょうか。(考え方によってはSRPGである時点でゲームとして尖っていると言えますが)
SRPGの性質上、マップクリアにはかなりの時間がかかります。またこのゲームの性質上、人によってはキャラの死亡=リセットとなり、何十分も無駄にする展開が待ち受けている場合があります。なので初めてこの手のジャンルをプレイする際にRPGのノリでプレイするのは危険かも知れません。また当然ですが味方死者を出せば出す程結果的にやりくりが難しくなり、初心者には辛いと思います。はじめてのSRPGとしてこのソフトに手を出すなら、それなりの覚悟は必要でしょう。手強いゲームというのは伊達ではないです。
話は変わりますが個人的に味方の犠牲を払い戦局を有利に進めるのも戦略の一つだと思うので、全ユニットが顔キャラのこのゲームはちょっと自分には合わなかったです。勧誘関連で誰を犠牲にして良いのか分からないのと、顔ユニットを犠牲にするのはどうにも忍びないからです。どうもこのゲームはそういう考え方を持つ人にも受け入れられるように外伝や志願兵、兵種変更といった追加要素を作ったらしいですが、それらの要素もはっきり言ってうまく機能していませんね。そういう考えを持つ自分が言うのだから間違えないです。ただし兵種変更は別方面で役に立ちますが。
結構辛口に評価してきましたが、プレイ中はかなり熱中できました。SRPG自体には独特の熱中性があるので、もしもほかのジャンルのゲームに飽きてきたらもっとも基礎がなっているこのシリーズに手を出すのも良いと思います。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
73pt
GOOD!
シミュレーションRPGといったらこれというくらいの名作。
大胆にリメイクというよりも、システム周りや遊び方の幅を広げ初心者から上級者まで対応できるよう作られているところが好印象です。
とくに移動・攻撃範囲の表示や兵種変更、セーブポイントの追加など細かく整備されたプレイ環境で快適に楽しむことができました。
過去のシリーズの中では難度がもっとも低いクラスと思われますが、ユニットを失わずに進めるのはやはり難しく伝統の緊張感ある難度はほぼ変わっていないと思われます。ノーマルではユニットを的確に動かすことができれば死なないし、死んだときは大抵動かした場所が間違っているというのが分かります。戦術+少しの運でうまく行くという絶妙なバランスです。
BAD/REQUEST
物議を醸し出した外伝へいく条件は、やはり誰が見ても首をかしげると思います。
全軍の人数が一定数以下で隠しマップに行けるという何ともネガティブで理解し難い条件はひねくれ過ぎな印象を受けました。普通なら◯ターン以内にクリアとか某が仲間になっている、または生存しているという条件のほうが面白いと思いますが、ちょっとファンにサプライズを引き起こしたかったんでしょうが、残念な結果になりましたね。
COMMENT
システム的には最もシンプルなFEなので未経験の人にはぜひおすすめしたいと思います。
ノーマルモードでは適度な緊張感でかつサクサク進めるのが心地良かったです。
FEシリーズの中でも屈指の難度を誇る「聖戦の系譜」や「トラキア776」と比べると天と地ほどの差がありますね。
発売スケジュール
- 2017/07/20
-
レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀
- 2017/07/29
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2017/08/03
-
大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-
サイト情報
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 忍列伝
- 2020/08/31更新 (2020/08/30投稿分まで掲載)
-
チャリ走 DX
- 2020/08/24更新 (2020/08/23投稿分まで掲載)
-
星のカービィ ロボボプラネット
- 2020/08/21更新 (2020/08/20投稿分まで掲載)
-
PROJECT X ZONE
- 2020/08/09更新 (2020/08/08投稿分まで掲載)
-
ハイキュー!! Cross team match!
偽りの輪舞曲
遊戯王 ナイトメアトラバドール
- 2020/07/21更新 (2020/07/20投稿分まで掲載)
-
初音ミク and Future Stars Project mirai
電波人間のRPG
ハココロ
トモダチコレクション
- 2020/07/12更新 (2020/07/11投稿分まで掲載)
-
3次元エアホッケー
- 2020/07/08更新 (2020/07/07投稿分まで掲載)
-
メタルマックス4 月光のディーヴァ
世界樹と不思議のダンジョン
牧場物語 キミと育つ島
たまごっちのプチプチおみせっち ごひーきに
1500 DS Spirits Vol.10 囲碁
- 2020/07/05更新 (2020/07/04投稿分まで掲載)
-
New International ハイパースポーツ DS
- 2020/06/26更新 (2020/06/25投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 疾風伝 最強忍者大結集5 決戦!“暁”
- 2020/06/14更新 (2020/06/13投稿分まで掲載)
-
Hey! ピクミン
いきものづくり クリエイトーイ
解放少女
RPGツクールDS+
イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク/ボンバー
レーダーウォーシリーズ 軍人将棋
スティッチ!DS オハナとリズムで大冒険
たまごっちのプチプチおみせっち
- 2020/06/11更新 (2020/06/10投稿分まで掲載)
-
真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY
エースコンバット 3D クロスランブル +
だるめしスポーツ店
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
みんなのポケモンスクランブル
ルーンファクトリー 新牧場物語
ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊
わがままファッション ガールズモード
ダン←ダム
- 2020/06/10更新 (2020/05/20投稿分まで掲載)
-
真・女神転生IV FINAL
探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK
ポケモンピクロス
とびだせ どうぶつの森
ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス
新 絵心教室
トモダチコレクション 新生活
1500DS spirits Vol.2 将棋
ウィッシュルーム 天使の記憶
探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実
探偵 神宮寺三郎DS きえないこころ
ディズニー・フレンズ
- 2020/03/06更新 (2020/01/03投稿分まで掲載)
-
G.Gシリーズ 超ヒーロー皇牙2
閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-
直感ヒトフデ
デジモンストーリー サンバースト/ムーンライト
レイトン教授と不思議な町
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
ドンキーコング リターンズ 3D
ぷよぷよテトリス
真・女神転生 STRANGE JOURNEY
HOSHIGAMI
- 2019/10/29更新 (2019/10/28投稿分まで掲載)
-
ゼノブレイド
- 2019/09/29更新 (2019/09/28投稿分まで掲載)
-
デモンズブレイゾン 魔界村 紋章編
- 2019/09/10更新 (2019/09/09投稿分まで掲載)
-
アッコでポン!イカサマ放浪記
- 2019/09/07更新 (2019/09/06投稿分まで掲載)
-
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
- 2019/08/18更新 (2019/08/17投稿分まで掲載)
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2019/08/07更新 (2019/08/06投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 最強忍者大結集4DS
- 2019/08/02更新 (2019/08/01投稿分まで掲載)
-
パズドラクロス 神の章/龍の章
スローンとマクヘールの謎の物語
GOOD!
・あの名作が携帯機で登場
FEシリーズ初代のリメイク品。
FCの暗黒竜に準拠している。
今更FC版をやるには快適性という面で辛く、
リメイクしてくれただけでもうれしいレベル。
個人的な話になるが、持ち運べるFEというだけで価値はある。
GBAのころで寝ながらごろごろやるのに味をしめてしまった。
・快適なシステム
スキップ機能が充実しており、周回プレイ時に重宝する。
あまりの快適さに、これを導入した聖戦がやりたくなったほど。
BAD/REQUEST
・難易度調整に投げやり感
低難易度をやっている分には特に問題ないが、高難易度はデバッグしたのか疑わしいレベルで
敵が強い。
・話がやけに味気ない
FC版のリメイクなので仕方がないと擁護はできるが、
追加されたストーリーも蛇足レベルで、
そんなものを追加しているヒマがあったら既存キャラクター間の会話を
もっと増やせと言いたい。
言っていることの内容が昔のままにもかかわらず、口調だけりりしく修正されたマルス等、
よくわからないこだわりが見えるのも不可解と言わざるをえない。
・公式によるユーザーのプレイスタイル否定
犠牲なしで進むプレイスタイルが主流だと思うが、
それを否定するのはどうかと。
仮に主流でなかったとしても、犠牲を出しながら進むと
追加要素(ご褒美)が見られるというネガティブさは問題だと思う。
その追加要素もご褒美になってないレベルなのがあれだが。
そもそも暗黒竜の物語は味気ないながらも王道の流れであり、
失う美学とやらとは無縁のストーリーである。
失う美学を主張するなら新作でそれらしいストーリーを絡めるべきだった。
・兵種変更
イメージの問題で、なぜリメイクでやったのか理解しがたい。
さらに旧作よりも使えるキャラと使えないキャラの差がついてしまっている。
一応意外なキャラを意外な職でなど遊びの幅は広がるが、
ゲーム自体の出来もあいまって、メリットがデメリットを大幅に上回る。
COMMENT
・顔グラフィック
生気がないなどと言われているが、個人的にはあまり気にならなかった。
ただし魅力的な絵とも言えず、微妙な線ではある。
それとは直接関係ないが、士郎正宗氏を起用したのに一切ゲーム中で氏の絵が使われないどころか、
全キャラ分のイラストもないという不可解さ。なにがしたかったのか。
・戦闘グラフィック
パターンも少なく魅力に乏しいが、体裁は整っているため悪いとまでは思わなかった。
・フリーズ
初回出荷版を買ったため、チェイニー封印決定。
もともと未変身では使わないので評価としては考慮しないが、
縛りプレイなどで使用するつもりだったプレイヤーには痛いのではないか。
・BGM
新規曲はどれも味のある美しい曲だが、旧曲に関しては
一部昔とはかなり違うアレンジをほどこされている。
ただしこれは好みの問題であり、個人的にも悪いとまでは思えなかった。
・総合
追加要素を無視して低難易度で遊べば、一応ちゃんとしたゲームプレイにはなる。
追加要素を楽しもうと思ったら苦行プレイを強いられるだろう。
全体的に不可解な要素が多く、こだわるべきところを間違えている。
総合的には「普通に遊べる」程度だが、
歴代FEの中でもワーストクラスの出来という点で低評価したい。