【DS】ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣 レビュー
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■ 403人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
0pt | 2pt | 3pt | 4pt | 2pt | 1pt | 3pt |
43pt
GOOD!
・熱中度
一緒に戦ってきた仲間が戦死したら、あと少しのところで勝てそうでもついついリセットしてしまう…こうした感情移入できるキャラクターと戦っていく物語は、FC・SFCとプレイしたにも関わらずついつい熱中してしまうものだ。
それゆえに粗の部分が目立つことに、苦言を発したくなるのだがそれは後述。
BAD/REQUEST
・外伝への突入条件
今回は「外伝」と言う特定の条件を満たすことで入れる隠しストーリーがあるのだが、それに入るための条件が大変に酷いもので、「自軍の出撃可能人数が15人未満(そしてそれ以外のキャラは戦死していないといけない)」や「特定キャラの死亡&特定アイテムを入手していないこと」といった具合に仲間の命を軽視しすぎており、「ファイアーエムブレム」が何故人気ゲームになったのか、という理由に反するものに映ったのには俺も反感すら感じた。
そもそも「ファイアーエムブレム」シリーズはシミュレーションゲームでありながらユニットは生産できず、死んだら復活の見込みは殆どなし、また仲間が死んでしまうと代用の効かないユニットもかなり多い(例えばシーダなどの説得要員や盗賊、僧侶などの戦略上重要なユニットなど)ため後に苦しむことになるというシステムのため自然と「仲間を死なせてはいけない」という不文律が成立してたはず(それだけでなく、ユニットがただの駒ではなく個性を持ったキャラであるからこそ感情移入も出来たのは大きい。「紋章の謎」で相当多くのキャラの顔グラが変わったが、それもファンの愛情や感情移入が元となっている)。
その定石に従うと外伝に行けなくなり、外伝シナリオを見るためには仲間を文字通り「使い捨て」にするようなプレイをせねばならない、と言う点でファンの神経を逆撫でさせるのには充分過ぎるだろう。
どうせ外伝シナリオを追加するなら、「BSアカネイア戦記」(昔サテラビューで配信されていた「暗黒竜と光の剣」の外伝ストーリー。サテラビュー自体が過去の物なので知ってる人はレアです)の再録などでもいいからプレイヤーの神経を逆撫でする突入条件のないもので良かったのではないか?
・志願兵などに見る仲間キャラの命の軽さについて
それこそ湯水のように戦死者を出すと不利になることを見越しての救済措置なのかは分からないが、出撃最大人数に満ちていない場合志願兵として顔グラフィックなし、死に際の言葉無しのキャラが加入するが、そんな有象無象のキャラに感情移入できるか、と言われたら答えは「NO」である。
そして折角加わった彼らも外伝突入条件のために殺されるのだから、捨て駒的な感覚はますます強く、「ファイアーエムブレム」の世界では違和感を感じるものである。
序章の囮イベントから嫌な予感はしていたが、ここまで仲間の命を粗末に扱われると怒りのみしか沸かないのは何故だろう?
そのこともあってオリジナリティは0点を付けさせてもらった。
・Wi?Fi対戦について
やはり改造して挑んでくるプレイヤーが多く、敵専用のアイテムまで持ち込んでくる手合いがいることに対しても何のペナルティや対策すら講じられていないのは問題だし、MAPが1つしかないのもすぐに飽きる原因である。
勝つことだけのために、そんなターミネーター状態のキャラを用いて何が楽しいのかは全然分かりたくないし、そのためにWi?Fi対戦の人口が減って、結果ゲームの評判まで悪くなりかねないのでマイナス要素にしかなってない気がする。
・その他細かい部分など
武器レベルに反して使えない武器をイベントで渡されたり、最初から持っていたり(例えばハーディンに渡してくれと頼まれる銀の剣とか、ウェンデルの最初のクラスでは使えないマジックシールドとか)したり、レベルが上がった状態で仲間に加わってもステータスが低いため、結局レベルアップのチャンスを削られいつまで経っても弱いままのアラン&サムソン、チェイニーが生身のままでは戦えないなど仲間関連の細かいところや、輸送隊や交換を使った1ターン内でのアイテム使い回しなどが出来なくなったりなど、細かいところで不満を上げていくと切りが無い。
COMMENT
かつて荒削りな出来だった「暗黒竜と光の剣」を、うまくアレンジしてリメイクした「紋章の謎」と言う前例があるため期待と不安が半々でプレイしていたが、あちこちに噴出した悪い部分が目に付いて、「ファイアーエムブレム」の将来が不安になる出来だった。
それこそFC版「暗黒竜と光の剣」の頃のようにファミ通のクロスレビューで4点を付けられるか(実話)、三遊亭円丈氏のように凄まじいまでの毒舌で批判しまくるレビュアーに遭遇するかしないと、スタッフの目は醒めないのかもしれないが。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
75pt
GOOD!
・2画面をフルに生かして非常に見やすいユーザーインタフェースになっている。
・操作性は無理にタッチペンを使わず、キー操作のみでOKで抜群。
(オプション設定でタッチペン操作も可能)
・ストーリー回想や、全曲がサウンドテストで聞ける追加要素が何気に良い。
・悪い点にもつながるが、初心者救済措置(仲間が死にまくった時に補充されるシステム等)があるので初めての人にも安心。
・旧作プレイ者にもやり応えのある6段階の難易度設定。
BAD/REQUEST
・誰も殺さないようにしたくなる作りなのに、新規追加MAPは何れも大量に仲間を殺さないといけない。
・第一作の忠実なリメイクのため、SFC版の紋章の謎部分は未収録。
COMMENT
良くも悪くも第一作の忠実なリメイク。
馬の再移動が無いなど、システムは昔のままですが、敵の攻撃範囲表示など、インタフェース面は近作の良いとこ取りとなっており非常に丁寧な作りです。
シリーズ未経験者が最初にやる一作としておすすめです。
ちなみに下でどなたかが敵の武器の詳細が見れない、と仰っておりますが、セレクトボタンで確認できます。(意外と盲点です)
個人的には、紋章まで収録してほしかった・・・
発売スケジュール
- 2017/07/20
-
レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀
- 2017/07/29
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2017/08/03
-
大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-
サイト情報
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
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NARUTO -ナルト- 忍列伝
- 2020/08/31更新 (2020/08/30投稿分まで掲載)
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チャリ走 DX
- 2020/08/24更新 (2020/08/23投稿分まで掲載)
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星のカービィ ロボボプラネット
- 2020/08/21更新 (2020/08/20投稿分まで掲載)
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PROJECT X ZONE
- 2020/08/09更新 (2020/08/08投稿分まで掲載)
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ハイキュー!! Cross team match!
偽りの輪舞曲
遊戯王 ナイトメアトラバドール
- 2020/07/21更新 (2020/07/20投稿分まで掲載)
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初音ミク and Future Stars Project mirai
電波人間のRPG
ハココロ
トモダチコレクション
- 2020/07/12更新 (2020/07/11投稿分まで掲載)
-
3次元エアホッケー
- 2020/07/08更新 (2020/07/07投稿分まで掲載)
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メタルマックス4 月光のディーヴァ
世界樹と不思議のダンジョン
牧場物語 キミと育つ島
たまごっちのプチプチおみせっち ごひーきに
1500 DS Spirits Vol.10 囲碁
- 2020/07/05更新 (2020/07/04投稿分まで掲載)
-
New International ハイパースポーツ DS
- 2020/06/26更新 (2020/06/25投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 疾風伝 最強忍者大結集5 決戦!“暁”
- 2020/06/14更新 (2020/06/13投稿分まで掲載)
-
Hey! ピクミン
いきものづくり クリエイトーイ
解放少女
RPGツクールDS+
イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク/ボンバー
レーダーウォーシリーズ 軍人将棋
スティッチ!DS オハナとリズムで大冒険
たまごっちのプチプチおみせっち
- 2020/06/11更新 (2020/06/10投稿分まで掲載)
-
真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY
エースコンバット 3D クロスランブル +
だるめしスポーツ店
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
みんなのポケモンスクランブル
ルーンファクトリー 新牧場物語
ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊
わがままファッション ガールズモード
ダン←ダム
- 2020/06/10更新 (2020/05/20投稿分まで掲載)
-
真・女神転生IV FINAL
探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK
ポケモンピクロス
とびだせ どうぶつの森
ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス
新 絵心教室
トモダチコレクション 新生活
1500DS spirits Vol.2 将棋
ウィッシュルーム 天使の記憶
探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実
探偵 神宮寺三郎DS きえないこころ
ディズニー・フレンズ
- 2020/03/06更新 (2020/01/03投稿分まで掲載)
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G.Gシリーズ 超ヒーロー皇牙2
閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-
直感ヒトフデ
デジモンストーリー サンバースト/ムーンライト
レイトン教授と不思議な町
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
ドンキーコング リターンズ 3D
ぷよぷよテトリス
真・女神転生 STRANGE JOURNEY
HOSHIGAMI
- 2019/10/29更新 (2019/10/28投稿分まで掲載)
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ゼノブレイド
- 2019/09/29更新 (2019/09/28投稿分まで掲載)
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デモンズブレイゾン 魔界村 紋章編
- 2019/09/10更新 (2019/09/09投稿分まで掲載)
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アッコでポン!イカサマ放浪記
- 2019/09/07更新 (2019/09/06投稿分まで掲載)
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Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
- 2019/08/18更新 (2019/08/17投稿分まで掲載)
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ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2019/08/07更新 (2019/08/06投稿分まで掲載)
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NARUTO -ナルト- 最強忍者大結集4DS
- 2019/08/02更新 (2019/08/01投稿分まで掲載)
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パズドラクロス 神の章/龍の章
スローンとマクヘールの謎の物語
GOOD!
・操作性がかなりいい
タッチペンでの操作もサクサクできた。サクサクしすぎて誤動作することがあり、途中からマニュアルで遊んだけど。敵ターンスキップができるのは驚いた。
・SFCでカットされたマップなどFC版の要素はほぼすべてあり
・おまけ程度だが支援効果がある
・リフが使える(キャラ的にも)
・キャラ絵
見慣れると悪くは無い。無表情なのより、イケメン美人は別として、塗り等の完成度が一定しないのが気になった。あと、リンダは俺の嫁。
せっかくの士郎正宗が書かなかったのはどうして?
BAD/REQUEST
・オンラインショップ環境が無理で断念
飛竜のムチが買えないのが痛い・・・
・兵種変更による没個性化
・特定兵種が強すぎたり弱すぎたりのバランス
・スタートセレクトが押しづらい
DS本体の問題だが、やたら押しづらい。そのせいでリセットがダルイ。アイテム確認がめんどくさかったり。
・全体的なボリュームが不足している
・支援状態が確認できない
・Lv20で自動クラスチェンジしても良かったのでは
・攻速が確認できない
・勝利条件が単調
・外伝マップ
あの条件ではやろうとは思えない
COMMENT
1990年に発売された初代のリメイクとなる。
シミュレーションといえば大戦略(やファミコンウォーズ)ぐらいしかなかった時代。
ユニットは単なる使い捨ての駒ではなく、一度死ぬと蘇らない「死」の概念を盛り込んだり、キャラクター性に裏づけされる重厚なストーリーは当時、革命的だった。
しかし、今改めてプレイしてみると多少古臭い。
「リメイクなんだから」と回顧的に納得するにも、だからこそ期待される各アレンジ要素がどうやら空回りしており、一回通しただけでおなか一杯になってしまったのは私だけであろうか。
リメイクにこだわるならせめてSFC版の紋章の謎も収録すべきであったし、できないならFC版完全移植とアレンジ版を二通り用意するぐらいの度量が欲しかった。
人間臭いドラマやシンプルなシステムなど、シリーズの基盤となったおもしろ要素は押さえられているのに、そのどれもが薄く、地味に感じてしまった。これは決して旧作だから仕方ないという理由からだけではないように思う。
そして、個人的には、FEの集大成とも言えるWiiの傑作「暁の女神」と比べると、一回りも二回りもこじんまりとした印象を受ける。
グラフィック面までは期待していないが、システム面ぐらいはちゃんと近作を継承した最新作と言えるようなものを想定していたせいだろう。
紋章の謎欠番にも関係するが、全般的なボリュームもかなり不足している。
マップ攻略はやたらシンプル(大味)な作りになっており、単調さが目立つ。
戦略的には待ち伏せの比重が大きすぎるのだと思う。
ユニットを総動員して難所を攻略していくというより、強キャラを無双させて他は後ろで待機するのが楽で早くて、しかも安全だったり。
「全員離脱させないといけない」とか「後ろから増援が迫ってくる」などのしかけやかけひきもなく、ほとんどのシーンで人間地雷が通用する。
「覚醒」したドーガやバーツを前線に放り込むだけで終了とか。
兵種変更でやたらと強キャラができてしまうのもそれに拍車をかける。
後のシリーズで定番化された体当たり、再移動、かつぐ(剥ぎ取る・・・までは賛否両論)は戦略の幅を広める意味で素晴らしいシステムだと思うのだが、ばっさりカット。
これが一番いただけない。
特定の兵種での育成が鉄板すぎる(弱すぎる)のもかなり気になったので、バランスはいまいちだろう。
パラメータ上昇目的でキャライメージとそぐわないクラスに変更するのは正直苦痛だった。
ナバールは剣士だからこそナバールなんだし、「その剣で好きにして」とシーダも言っていた。
みんながみんな、ナバールになれたりするのが多分おかしいのである。
そんなんで、攻略自体は全26章があっという間に過ぎてしまう。
追加要素である外伝マップは条件の酷さで評価に値しない。
ユニットを死亡させず大事に育てていくのが大目的のFEで大量死亡が条件では話にならない。
しかも、意図的な殺害プレイじゃないとまずフラグ発生しない。
外伝マップはトラキアのようなものを想像していた。
「がんばったら」カ○ュを仲間にできるとか、お楽しみやごほうび、本来そういうものであるべきだろう。
大胆すぎるアレンジとなった兵種変更を含め、やりこみやネタプレイには事かかないシステムなので、そういう意味ではマニアなら何回でも遊べると言える。
もういっそこのままシステムを引き継いで、バランス調整した次回リメイク作を早くも期待してしまう。
でも、新作は他でじっくり作って欲しい、そんな出来なのが残念だ。