Nintendo3DS mk2 :: 【DS】世界樹の迷宮レビュー

【DS】ジャンルメニュー：

【DS】世界樹の迷宮レビュー

発売元	アトラス（オフィシャルサイト）
発売日	2007/01/18
価格	5,229円（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon ／ Youtube
タギングトップ3
タイトル概要	3DダンジョンRPG、(Best版：2010年7月15日発売)

スコアボード

総合ポイント: 75
難易度: 3.10
レビュー数: 165

スコアチャート

Check

0-9

10-19

1.8%

20-29

5.5%

30-39

6.1%

40-49

8.5%

50-59

12.7%

60-69

27.9%

70-79

25.5%

80-89

12.1%

90-100

【60点以上】
78.2%
【標準偏差】
16.83

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

« 前へ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
次へ »

■ 314人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
5pt	4pt	4pt	5pt	5pt	5pt	4pt

総合点
96pt

GOOD!

・オリジナリティ
ゲームの基本的なシステム自体は、Wizardryに代表される、
いわゆる3DダンジョンRPGと呼ばれるものです。
じゃあ何がオリジナルかといえば、やはり「MAPを自分で書いていくことが出来る」ということに尽きるでしょう。これが意外にも意外、かなり面白いです。
自分でMAPを書くと、不思議にもダンジョンを隅々まで回って埋めてやろうという気に自然となるので、完成したMAPにもの凄く愛着が湧きます。
最終的には、ゲーム内で人から渡されたMAPを見たとき、これはイランから自分で書かせてくれと思ってしまったくらいにもなってしまいました(笑)。
また、そのフロアを踏破したときの達成感もオートマッピングとは段違い。
この達成感が大きいので、次のフロアに早く進みたくなります
DSのタッチスクリーンがあったからこそ実現できたとも言えるこの機能ですが、ここまですごいとは思っていなかったので、スタッフの着想に敬意を表する以外にありません。

・グラフィックス
ダンジョンは丁寧に書き込まれていて綺麗です。
樹海を探索している雰囲気が良く出ていると思います。
また、階層ごとに見た目がかなり変化するので、単調にもなりません。

・音楽
音楽は文句なしに良い。
古き良き時代のゲームミュージックの良さというか、どこか懐かしい感じのする曲が揃っています。

・熱中度、満足度
ダンジョンの各フロアを回り、下に降りていくだけというシンプルなゲームなのに、気づけばのめり込んでいるという魅力があります。
戦闘バランスも秀逸。通常のモンスターでも、気を抜くと全滅してしまうくらいの高めの難易度ですが、一度対処法さえ学んでしまえばその後は苦労することがないという絶妙のバランスとなっています。
回復場所の設置ポイントもこれ以上ないくらい上手い配置。
とにかく全てが良く練りこまれています。
また、クエストも豊富に用意されていて、モンスターを倒して得た素材を売ると店の物が増えたりもするので、色々やってやろうという気持ちになります。
ダンジョン自体のボリュームもかなりあります。
インタビューでは30時間くらいのプレイを想定していると言っていましたが、
それだけやってもまだ1/3程度にしか達していないので絶対嘘だと思います(笑)。

・快適さ
コマンドを選択したときやMAPを書くときのレスポンスも良く、ダンジョンも滑らかにスクロールするので快適です。ロード時間なども気になる部分はありません。

・ストーリー
基本的にはパーティを組んでひたすらダンジョンに潜っていくというだけで、多少の味付けはありますがそんなに凝ったものではありません。
王道といった感じで良いと思います。

BAD/REQUEST

本当に細かい点くらいしかありませんが、強いてあげるとなればステータスなどのUI周りの不便さでしょうか。店内にいるときにBボタンで店が出れなかったり、アイテムの購入画面では自分の装備が確認できなかったり、説明書やゲーム内で全く説明されていない機能もあったり、微妙に洗練されきっていないようなところがあります。
あと、名前で使える文字数が少なすぎる・・・もう少し文字数を増やしてくれてもよかったのではないかなと。

COMMENT

3DRPGの経験といえば、女神転生とWiz自体はパソコンの体験版をやったことがある程度で、マッピングをするのがここまで面白いとは予想外でした。
ゲーム自体の難易度は総じて高めで、システム自体も万人向けとはいえませんが、
昔懐かしいシンプルなRPGを求めている人にはもの凄くお薦めです。

プレイ時間：30時間以上40時間未満（未クリア）
sireさん [2008/02/14 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

■ 314人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
5pt	4pt	5pt	5pt	5pt	4pt	3pt

総合点
95pt

GOOD!

【オリジナリティー】
　「自分で歩いた道を自分でマッピングする」ことがこれほど楽しいとは。
　オートマッピングに比べると、一見面倒でつまらなくさせる要因になる
　かもしれないこの仕様が、本ゲームの醍醐味と言っても過言ではない。
　タッチペンの感度も良好だと感じた。
　一階一階自分の地図を作成していく楽しさ、完成した時の充実感は
　今までのRPGでは味わえなかった。未体験者には、是非体験してほしい。

【グラフィックス】
　マッピング画面を見ることが多くなってしまう本作品ではあるが、
　上画面の綺麗さも見逃してはいけない点の一つ。4点にしたけれども、
　ハードがDSということを考えると+1点しても良いかもしれない。

【音楽】
　音楽が良いと思ったゲームは久しぶりだと思う。
　戦闘での緊張感溢れる音楽、町に戻ったときの安心感を表現する音楽。
　どれもが耳に残る音楽だった。

【熱中度】
　街→迷宮→街　という同じことの繰り返しなのに飽きがこない。
　今いる階層はどうなっているのか？次の階層はどうなっているのか？
　人の探求欲に訴えかける作品に仕上がっている。

1つレベルが上がることがこれほど楽しいとは思わなかった。
豊富なスキルにどう振るのか、１つのスキルを取っただけで
戦闘スタイルがガラリと変わるので悩む楽しさがある。

その楽しさを演出しているのは敵の強さ。
最近のゲームの難易度に歯ごたえを感じなくなっている人に是非
プレイしてほしい作品である。

BAD/REQUEST

不便だと感じた点は２つ。

・買い物のまとめ買いが出来ないこと
・装備画面でキャラを変更できないこと（LRなどで）

この2点は改善して欲しいと感じた。
ゲームが面白いだけによりスムーズに進められなかったこと残念。

あと少し気になる点は、時々マップ画面が赤っぽく表示されること。
システム画面を開けば直り、進行に不都合は生じないものの少々気になる。

COMMENT

自分でマッピングした後の達成感、何が待っているのだろうという探求欲を
強く刺激してくれる作品だと思う。
また、現状の大半のRPGに比べると必要最低限のことしか語らない本作品の
ストーリーを薄いと感じる方もいるかもしれない。
しかし、徐々にのめりこまれていく魅力が本作品には確かに存在する。

難易度が少々高めのため、人を選ぶ作品になるかもしれないが、
３DダンジョンRPG好きな方はもとより、そうでない方にも
プレイしてほしい作品に仕上がっている。

おそらく多くの方が思っているであろう「DSで本格的なRPGは難しい」という
考えに一石を投じる作品であることは間違いない。

最後に。

出荷本数が少ないと聞き、多くの方がプレイせず消えてしまうのだろうか？
それはあまりにももったいない。そう感じたので投稿させていただいた。
このレビューを読んでプレイしたいと思える方が少しでも増えれば幸いである。

プレイ時間：40時間以上60時間未満（クリア済）
kazuyunaさん [2008/02/14 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

■ 340人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	5pt	5pt	5pt	5pt	4pt	4pt

総合点
94pt

GOOD!

■オリジナリティー
まず驚くべきは、今時”自分でマッピングしろ”というこの発想
DSの下パネルを無理矢理ダンジョン内での操作につかわず
自分でつくったマップを表示、またはマッピング画面として特化
する潔さと逆転の発想に感服

戦闘中でも町中でも上で何をしていようと空いた時間にちょちょいと
マップを書くことも可能、銭湯に入る直前とか戦闘中の暇なときに
マップを書けるのでゲーム中手持ちぶさたになることがありません。

なにより、自分でマップを書くことが楽しいこと楽しいこと！
普段は目的の階段とかをみつけたら他の通路を歩こうとか
一切思わない人もいるでしょうが、自分でマップを書くという
ことになると、たいがいのひとは”完璧なマップ”を作りたい
衝動に駆られるわけで、フロアの全部の床を踏破して調べる
まで次の階層に行こうとは思えませんｗ

この先になにがあるのか？
何が起るのか？

マッピング一つでここまでRPGが面白くなるとは思いませんでした。

■グラフィックス
ダンジョンを良く書き込まれていてすごく綺麗
また60フレームでぬるぬる移動する感覚が病みつきです。
通常”３DダンジョンRPG”というと洞窟だとか地下迷宮で
暗くて閉鎖された空間という印象が強いのですが、この
ゲームは”世界樹”というだけあって、ダンジョンが森の中
という開放された空間であるため、明るく、森の中を
散策しているような気分になり、閉所にいるという印象は
与えません。

ダンジョンは5フロアごとに階層分けされているのですが
次の階層に進む度にがらりとかわるダンジョンのグラフィックと
音楽、そしてモンスターがすべてマッチングしていて
実に素晴らしいです。

そしてキャラ絵、ライトノベルのイラストなどを手がけている日向悠二氏
デザインの頭身低めのキャラなのですが、”萌え絵”だと拒絶する層が
いるのは事実ですが、キャラ絵が表示されるのはステータス画面や
戦闘中のコマンド選択だけですのでそれほど前に出るというわけではなく
”自分の作った冒険者の物語を想像する”というこの手のゲームの
楽しみを阻害するほどでもありません、私にはかわいい絵柄でいいな
と思いました。

キャラ絵と開放的なダンジョンで全体的に明るくPOPな印象です。
街のグラフィックものどかな感じでOK

■音楽
音楽もこのゲームのセールスポイント
イースシリーズ・ソーサリアン・アクトレイザーといった名作の
音楽を担当されていた古代祐三氏が担当といえば、「おお！」と
思う方も多いと思います、今回はわざわざPC88からFM音源の
音をサンプリングして往年のPCゲームミュージックを彷彿と
させるサウンドに仕上がっていて、懐かしいだけではなく
今の時代にあわせてブラッシュアップされたサウンドが
実にカッコイイ、特に第1、第2層で流れるイベント戦闘の
曲がすばらしい出来で戦闘中妙にテンションがあがりまくりです
サントラが発売されるのが実に待ち遠しい出来

DSLでは多少音が悪いですが、PCやヘッドフォンにつなげて聴くと
大満足です。

■熱中度
この先までマッピングして…、次のフロアをちょっと様子見…
と気が付いたら朝になっていることが何度かありました。
電車の中、昼ご飯中、とにかく時間があればダンジョンに潜って
ました、携帯機なのに家以外でゲームしたのはこのソフトが始めてですｗ
文句なしの5点

■満足感
まだ表のボスを倒してストーリー上の終わりを見た時点ですが
実に満足、マッピングも楽しかったし、手強いボスとの戦闘も
楽しかった、特にマッピングに関してはもっとマップを書きたい！
と思わせ、データを消去してもう一度マップを書き直したい
という気分になっています。
データ消したくないのでもう一本購入してしまいそうですｗ
満足したと同時にもっと遊びたいと思わせるのはなかなか
ありません。

■快適さ
DSなので読み込みもなく基本的にサクサク動くのですが
それにくわえて、雑魚との戦闘中暇なときとかにマップを
書いたりできるのでストレスはほとんど感じません。
ただメニュー周りで多少気になるところがあるので4点

■ストーリー
ストーリーはムービーがあったり、自分のキャラが恋愛したり
自分の存在価値に悩んだりすることもない、実に簡素な
物ですが、”自分の作った冒険者の物語は自分で作る”という
コンセプトですからこの程度で良いでしょう
ハンパに話しを大きくするとこの手のゲームでは逆に
邪魔になりやる気をなくします、迷宮の謎やNPCとの
ストーリーは想像力を喚起するぎりぎりのラインで
ここらへんのバランスはいいと思いますが
この手の”そこにダンジョンがあるから潜る”というゲームの
性質上ストーリー評価は基準点以上はつけられないです。

■難易度
初見のボスに何度か負けたり、雑魚やFOEにボコボコに
されたりと難易度は高めです、初見で勝てないとおかしいとか
雑魚の攻撃が不条理とかいう人もいるでしょうが、このくらい
じゃないと手応えがまったくありません
ラスボスの強さも折り紙つき

手応えが欲しい人にお勧め

BAD/REQUEST

■システム
メニュー周りに多少不満点があります
ステータス画面でL/Rボタンをつかってキャラを
切り替えられないのはちょっとめんどくさいです。
ゲームが目指している”不親切さ”とは別次元の
問題なので次回作では改善してほしい。

■グラフィック
容量の問題上いたしかたないと思うのですが
モンスターが色違いの使い回しとかだったり
するのがもったいない、逆に狙ってやっているとは
思うのですが、そこまでさかのぼらなくてもいいのでは？

どちらも致命的な物ではないので気にならない人は
一切気にならないと思います。

悪いところといいつつもそういった”不親切”までもが
演出なのではないかと思わせられる希有な存在です。

COMMENT

これぞ”正しいRPG！”という出来で最近のRPGの
”ゲーム”としてのおもしろさに不満を感じていた人
DSで本格RPGを遊びたかった人には待ちに待ったという
感じではないでしょうか

総じて難易度は高く、初見のボスに一発で勝てないのを
クソゲーと呼ぶ人にはまったくお勧めできません。
が、真女神転生３なので全滅になれている方、負けた相手に
どうやれば勝てるか考えるのが楽しい人、オールドゲーマー
マッピング好きな人には大変お勧めです。

が、逆にそういった”映画みたいな”ゲームが好きな人に
是非このゲームをプレイしてもらいたいです。
あらたな嗜好に目覚めるかもしれませんｗ

個人的には”神ゲー”といっても過言ではありません。
実にすばらしいゲームです。