Nintendo3DS mk2 :: 【DS】世界樹の迷宮II 諸王の聖杯レビュー

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【DS】世界樹の迷宮II 諸王の聖杯レビュー

発売元	アトラス（オフィシャルサイト）
発売日	2008/02/21
価格	5,229円（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	3DダンジョンRPG、（Best版：2010年7月15日発売）

スコアボード

総合ポイント: 72
難易度: 3.40
レビュー数: 77

スコアチャート

Check

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80-89

10.4%

90-100

【60点以上】
84.4%
【標準偏差】
12.93

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

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■ 354人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	4pt	4pt	5pt	5pt	4pt	4pt

総合点
90pt

GOOD!

続編としては、これはもう十分な出来。
前作での不満が逐一直っている。

カニ歩きができたり、
ステータス画面でキャラ切り替えが出来たり、
クエストの達成条件をいつでも確認できるようになっていたり、
クエスト報酬をもらうときにアイテムがいっぱいでも勝手に破棄されなかったり。

ＮＰＣのセリフが大幅にボリュームアップしたのも嬉しい。
正統ダンジョンＲＰＧと見せかけて、実は大いなるキャラゲー。
…というと語弊があるかもしれないが、元より特徴的なキャラデザインなのだから、その個性をセリフでより引き立たせるのは良いことだ。

また、前作と比べてダンジョン内でのイベントが非常に多い。
各イベントは１回限りながら、「一切セリフをしゃべらせることなく動作のみで」、ただイラストが用意されただけのキャラクター達をとても魅力的なものにしている。

プレイヤーの感情移入を妨げることなく、個性を際立たせ、またプレイヤーの想像力の補強にもなる。
何気に物凄いこと。この点は一番評価したい。

BAD/REQUEST

バグ。

いや、もう散々言われてるか。

開発スタッフの愛に満ちた（それどころか開発に関係の無い他部署のアトラス社員にまで）作品だと言うのに、どうもデバッガさんには恵まれなかったようだ。
とにかく、事前の情報収集を全力でお勧めする。

あとは、細かいところで難度が高い。
特に確率の絡む要素が非常に多く、クエストに必要なアイテムがレアものだったり、少々意地悪い箇所も見られる。
人によっては魅力だろうが…

それから、ラスボス様が非常にヘタレである。
前作のラスボスは威厳に満ち、少々アレだったとしてもとても慈悲深い、思いのあるキャラクターだった。
対し、今作のラスボスは…どうも…空回りというか…子供というか…

「ラスボス」の番を張るにはちょっと力量不足だったように思う。

COMMENT

相変わらずの不眠症ゲーム。
多くのイベントやクエストでのテキスト増量により、元から想像力を刺激するゲームだったものが、更にのめりこむ度合いを増した。

及第点でしょう。
良い出来。

ただ、何だか色々な点で「人には薦めがたい」。

難度の点でも、ストーリーの性質としても、非常に独自路線になっている。
「ウィザードリィを現代の感性で作った世界樹の迷宮」から、
「あの、世界樹の迷宮」になった、という事でもあるかもしれない。

一般的には不評、マゾには好評の「！ああっと！」システム。
想像して、もしこれがファミコンやパソコン時代に出されたゲームだとしたら、まず間違いなくこの部分は格好の語り種、ネタになる要素だろう。
だから、まあ良いのではないだろうか。

いずれにせよ、「名作」とは言わないが、「力作」、語るに値する面白い作品だと思う。

プレイ時間：40時間以上60時間未満（クリア済）
アマテラさん [2008/03/21 掲載]

このレビューはオススメ？　

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■ 350人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	4pt	5pt	5pt	4pt	3pt	4pt

総合点
84pt

GOOD!

世界樹?やWiz系は未プレイです。

・地図を書く楽しさ
世界樹の迷宮ならでは、そしてDSならではの機能です。自分なりに工夫して書く作業は結構楽しめました。

・かわいいキャラクター
いわゆる萌えキャラというやつでしょうか。職業ごとに男女２人ずついて、かなりの数が揃っているのにも驚きました。それに、名前が自由につけられるのも感情移入ができて良いですね。

・独特なセリフ
「?してもいいし、?してもいい。」みたいなセリフが多く見かけました。クセになりそうな特殊な言い回しですね。また、各階層の名前やクエストの名称も、斜に構えたような感じで面白いと思いました。

・古風なRPG
RPGのくせに、最近では戦闘にアクション要素が必要な作品が多くあります。ドラクエみたいに安心して（といっても難易度が高いので安心できるかどうかは甚だ疑問ですが）プレイできるのは大きな魅力ですね。

・難易度が高い
ただ高いだけではなく、クリアできるレベルに仕上がっているので素晴らしいです。FOEと呼ばれるメチャクチャ強い敵も頑張れば避けて通る事ができたりするので、そこらへんの駆け引きがものすごく面白かったと思います。

・素晴らしい曲
古代祐三さんの曲は素晴らしいですね。層ごとに雰囲気や曲が違うのですが、どれも良い曲ばかりでした。世界樹の迷宮?のサウンドトラックが発売されたら是非購入したいですね。

BAD/REQUEST

・バグが多い
これは本当にゆゆしき事態だと思います。おたくの会社にいるデバッカーは何をしているのですか？と問いたくなりますね。最初にプレイする人は是非インターネットの攻略サイトや攻略Wikiを参考にすることを強くお勧めします。

・LVが70まで
ラスボス前にLVがカンストしてしまい、引退しようか迷いました。引退すれば次のレベルは71まで上がるので、「レベルMAX→引退」を繰り返してLV99まで上げるというシステムになっているようです。はっきり言って面倒極まりないです。それならいっそ引退システムをなくして最大LV255（16進数に直すとFF）とかにしてほしかったです。

・最強の武器が序盤で手に入る
これとボスの経験値が高すぎるのが、バランスブレイカーの原因となっています。ボスと何度も戦わなければ問題はありませんが、作業プレイをすれば誰でも強くなるシステムはやめてほしいと思います。

・クエストのアイテムがショボい
頑張ってクリアしたクエストの報酬が、そこらへんに売っている消費アイテムというケースが多いです。意外とストーリーに深く関わってるので頑張ってクエストをクリアしていますが、もう少し良いアイテムが欲しいですね。

・見づらいテキスト
これのせいで漢字を読むのに苦労しました。もう少し大きめの文字にしてくれれば読みやすかったのですが……

・決まったスキルしか取らなくなる
明らかに弱い職業はないものの、バグのせいもあってか強いスキルや使えるスキルがある程度決まってしまいます。特に引退後は同じようなスキルを延々と降り続けなければいけないので、はっきり言って作業プレイになります。

COMMENT

久しぶりにハマりまくったゲームです。
バグが酷いものの、それが吹き飛ぶほど面白かったですね。
私は残念なことにダークハンターのバグに引っかかってしまい、新しく作り直す羽目になりました。
バグにも色々と対処法があるので、その対処を怠らなければ問題なく楽しめるかと思います。
地図を書くという作業が楽しいと感じ、古風なRPGが好きな人ならオススメの一本だと思います。

プレイ時間：40時間以上60時間未満（クリア済）
Fdraさん [2008/03/10 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

■ 375人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	2pt	3pt	4pt	3pt	3pt	3pt

総合点
66pt

GOOD!

　前作発売時以来、数多くのＤＳタイトルが発表されましたが、類似した内容はないと思われるので、オリジナリティーは高いのだと言って良いでしょう。
　また、前作の不満点でもあった「プレイ開始時に選択できる職業数」、「中断セーブ機能の導入」など、ユーザーの意見に応じた姿勢が見られるのも高評価。１つの「シリーズ作品」として地位は確立されたものと考えられます。
　なお、一部の意見として「スキルフォースのバグ」が指摘されていますが、手応えとしては「両刃の剣」といった印象の方が強いです。事の実態は判断できませんが、この点を理由とした減点は加味しませんでした。

BAD/REQUEST

　前作はクリア済みですが、パスワードの引継ぎはどうでしょうか。どうにも言葉数が長すぎます（２０年前の某ＲＰＧ並みです）。何らかの特典はあるのだと思いますが、結局はパスワード使用を断念してプレイしています。
　また、好みの範疇ではありますが、「胡散臭い男と童顔な女しかいない」グラフィックには否定的見解を示します。特に、女性キャラクタを基準にすると、テキストの雰囲気とギャップが大きすぎるように感じます。
　なお、今回プレイして特に感じたこと（前作ではあまり意識していなかった）として、「キャラクタ」よりも「ギルド」の概念が中心に構成されていることを指摘しておきます（パスワードが長いのも、「キャラクタ」単位でなく「ギルド」単位で構成されているためと推測します）。そのため、特定のキャラクタに対する感情移入は生じにくくなっており、「Ｗｉｚ系がお気に入り」という方にとっては、この点を十分に考慮される必要があると考えます。「引退、休養」の概念はあっても、「転職」の概念は存在しないこととも関連すると思われます。

COMMENT

　前作発売時と異なり、発売時点でかなり大々的に宣伝されていたと感じます。しかし、実際の評価は宣伝相応に至っていないと解釈します（これは「作品が悪い」というより「万人向けでない」ためと思って、間違いはないでしょう）。
　少なくとも「前作をプレイして満足された方には許容されますが、それ以外のプレイヤーを満足させることは保証できない」のは確かと考えます。もしこの作品（シリーズ）をプレイするか迷われている場合には、前作や中古品を含め、最も安価に販売されているものを選択して試してみるのが無難であると言えるでしょう。