【DS】ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモア レビュー
発売元 | スクウェアエニックス(オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2007/10/25 |
価格 | 5,040円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon / YouTube |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | シミュレーションRPG |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
■ 383人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 1pt | 3pt |
56pt
GOOD!
ごっこ遊びをしているような、箱庭感。決められた順番などないので、好きなように遊べる。
BAD/REQUEST
箱庭感が強いと、「縛り」に過敏になってしまいます。「ミスするな」や「範囲攻撃禁止」など不可抗力に対しても適応されてしまっては、戦略云々ではなく、ただサイコロ振ってるような状態。なので、ロウシステムによって、ただただ窮屈さを感じ、時にはスゴロクやってる気分になります。運オンリーという意味で。
COMMENT
ゲームをやる上で、満点を取り続けないと気が済まない人には向かないと思う。一方、失敗しても何にも動じない人、腹が立たない、むしろ「ゲームなんだし勝ったり負けたりが常でしょ。」という人でないと、楽しめないと思う。時間があって後者に該当すれば、長時間遊び込める優良ゲームだと思いますよ。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 0pt |
75pt
GOOD!
●ボリュームてんこ盛り!!
→ジョブが多い!
技・術が多い!
クエストが多い!
本筋のほかにも、小さい別の話がちょこちょこあって、
多すぎるクエストも楽しめました。
また、ジョブ、技・術が多いので、それをマスターしようとして、
クエストも楽しめました。
装備品もクエストで獲得した様々な原材料を、
いくつか合成することによって獲得することも、
楽しんでクエストをこなせた理由の一つです。
新しい技を備えた武器を練成できた時の興奮、
物語が進めば進むほど大きくなりました。
BAD/REQUEST
●ロウの罰が弱い(というか、システムの影響力が弱すぎる)
→私はロウシステムに賛成です。
これがなければ、原材料集めや技・術習得のために、
勝って当たり前すぎる戦闘の繰り返しです。
ドラクエのレベル上げのように。
あれほど退屈で時間の無駄だと感じたことはない・・・。
発想自体はすばらしいと思う。
でも、ロウを破ったとしても戦闘への影響はないです!
もったいなさすぎる!!!
「ミス禁止」というロウが、
ある戦闘で設定されるとすると、
ロウを必死に守ろうと思えば、
命中率を高める技や術を使えるジョブやキャラが、
その戦闘において重宝され、主役になることができます。
でもこの作品ではロウシステムの影響力が非常に小さいため
(守ろうが守るまいが一緒。モラルの問題ですね)、
そういったジョブやキャラの扱いはひどいです。
野球で言うと、4番バッターさえ並べておけば万事OKなのです。
私はほとんどのジョブや技・術を習得しましたが、
戦闘で使う技・術はほとんど決まってしまい、
「耐性をUPさせる」などの技・術なんて使うことがありませんでした。
せっかくこれほど多くのジョブを作ったのに、
それらの多くが主役になれないのはもったいないし、
プレイしていてもマンネリ化してしまいました。
COMMENT
ロウシステムについて長く改善要求を書きましたが、
とても楽しいゲームです。
そのせいでストレスになるほどではないので、
気になった方はプレイしてみることをオススメできます。
値段以上の価値はあったと思っています。
名前は自由に決めたかったな・・・。
発売スケジュール
- 2017/07/20
-
レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀
- 2017/07/29
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2017/08/03
-
大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-
サイト情報
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 忍列伝
- 2020/08/31更新 (2020/08/30投稿分まで掲載)
-
チャリ走 DX
- 2020/08/24更新 (2020/08/23投稿分まで掲載)
-
星のカービィ ロボボプラネット
- 2020/08/21更新 (2020/08/20投稿分まで掲載)
-
PROJECT X ZONE
- 2020/08/09更新 (2020/08/08投稿分まで掲載)
-
ハイキュー!! Cross team match!
偽りの輪舞曲
遊戯王 ナイトメアトラバドール
- 2020/07/21更新 (2020/07/20投稿分まで掲載)
-
初音ミク and Future Stars Project mirai
電波人間のRPG
ハココロ
トモダチコレクション
- 2020/07/12更新 (2020/07/11投稿分まで掲載)
-
3次元エアホッケー
- 2020/07/08更新 (2020/07/07投稿分まで掲載)
-
メタルマックス4 月光のディーヴァ
世界樹と不思議のダンジョン
牧場物語 キミと育つ島
たまごっちのプチプチおみせっち ごひーきに
1500 DS Spirits Vol.10 囲碁
- 2020/07/05更新 (2020/07/04投稿分まで掲載)
-
New International ハイパースポーツ DS
- 2020/06/26更新 (2020/06/25投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 疾風伝 最強忍者大結集5 決戦!“暁”
- 2020/06/14更新 (2020/06/13投稿分まで掲載)
-
Hey! ピクミン
いきものづくり クリエイトーイ
解放少女
RPGツクールDS+
イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク/ボンバー
レーダーウォーシリーズ 軍人将棋
スティッチ!DS オハナとリズムで大冒険
たまごっちのプチプチおみせっち
- 2020/06/11更新 (2020/06/10投稿分まで掲載)
-
真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY
エースコンバット 3D クロスランブル +
だるめしスポーツ店
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
みんなのポケモンスクランブル
ルーンファクトリー 新牧場物語
ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊
わがままファッション ガールズモード
ダン←ダム
- 2020/06/10更新 (2020/05/20投稿分まで掲載)
-
真・女神転生IV FINAL
探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK
ポケモンピクロス
とびだせ どうぶつの森
ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス
新 絵心教室
トモダチコレクション 新生活
1500DS spirits Vol.2 将棋
ウィッシュルーム 天使の記憶
探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実
探偵 神宮寺三郎DS きえないこころ
ディズニー・フレンズ
- 2020/03/06更新 (2020/01/03投稿分まで掲載)
-
G.Gシリーズ 超ヒーロー皇牙2
閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-
直感ヒトフデ
デジモンストーリー サンバースト/ムーンライト
レイトン教授と不思議な町
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
ドンキーコング リターンズ 3D
ぷよぷよテトリス
真・女神転生 STRANGE JOURNEY
HOSHIGAMI
- 2019/10/29更新 (2019/10/28投稿分まで掲載)
-
ゼノブレイド
- 2019/09/29更新 (2019/09/28投稿分まで掲載)
-
デモンズブレイゾン 魔界村 紋章編
- 2019/09/10更新 (2019/09/09投稿分まで掲載)
-
アッコでポン!イカサマ放浪記
- 2019/09/07更新 (2019/09/06投稿分まで掲載)
-
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
- 2019/08/18更新 (2019/08/17投稿分まで掲載)
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2019/08/07更新 (2019/08/06投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 最強忍者大結集4DS
- 2019/08/02更新 (2019/08/01投稿分まで掲載)
-
パズドラクロス 神の章/龍の章
スローンとマクヘールの謎の物語
GOOD!
・プレイ要素の拡張
前作では一般クエストは殆ど敵の殲滅だけが目標だったが、今作ではフィールド上での探し物や一定時間耐久といったものから、クイズやスタンプラリーといったようなものまで大量に追加されており、プレイが単調になりにくい。また、クエストクリアや敵を倒すことで「おたから」という素材アイテムが必ず手に入り、それを用いて装備品を新たに作り出すことができるようになっているため、戦闘意欲が枯れにくくなっている。よって、前作の秀逸なシュミレーションシステムにこのように追加要素が加えられているので、シリーズファンなら熱中できることは折り紙付だろう。
・前作の欠点の改良
あの劣悪極まりないシステムが非常に良くなっている。この点は素晴らしい。
?ロウシステム
ロウが「守らなければ罰則があるもの(弱体化、牢屋送り)」から「守ればメリットがあるもの(アイテム獲得、ステータス強化)」になり、ペナルティが大きく軽減されているので戦局がヤバくなったら破ることも一つの手段にできるようになった。
?クエストアイテム
前作では特定のクエストを引き受けるのに「クエストアイテム」が必要だったが、一個しかないものが殆どの上に、所持容量が異常に低くすぐ捨てる羽目になり、結果必ず消化できなくなるクエストが生じてしまうという致命的欠陥があった。が、今作ではクエストアイテムが「おたから」と一括にされており、なくなることがないので未消化になるクエストがなくなっている。
?ユニット派遣
クエストで「派遣」の選択が自由になっている。つまり、派遣ユニットが信用できなければ自ら直々に向かうことができる。仮に失敗したとしても成功するまで何度でも受けなおすこともできる。また、派遣期間がエリア移動によって経過するようになっているのでいちいち戦闘をこなす必要もない。
?アビリティポイントの配分
AP配分が戦闘参加ユニットのみならずクラン全体に配分されるようになった。そのためアビリティ習得に要する期間が短くなり、また特定の職業に転職できるようになるまでレベルを上げたくないという場合にも対応できるようになっている。
?新規ユニットの獲得
前作では新規ユニットは種族や職業を選ぶことができず、希望のユニットを獲得するのは困難だったが、今作では種族ごとに出現する季節や地域が異なるため、ある程度選ぶことが可能になっている。また移動しているだけで出現するのでいちいち戦闘を行う必要もないので人材集めが楽。さらに人材紹介所まであり、上位職業ユニットも比較的容易に加入させることが可能。上手く使いこなせれば人材に困ることもなくなる。
・その他
?天候の追加
日によって天気が変わるようになっており、一応フィールドの景色にバリエーションが出ている。が、戦闘には影響はない。タクティクスオウガ外伝のように天候によって地形やユニットに影響が出るようにしてほしかったというのは贅沢かもしれない。
?キャラクターデザインの変更
特にヒュム(ヒト)族とヴィエラ族のデザインが大きく変更されている。個人的には前作のパラディンの微妙なデザインが直されており、またヴィエラの白魔道士がかなり可愛くなっていてかなり好感触。ただヴィエラの弓使いなど一部のキャラクターはかえって悪くなってしまったように思う。
?新規種族・職業の追加
続編ということを考えれば当然といえる。職業については充分だが、種族は最低あと一種多くしてほしかった。欲を言えば性別変更要素も。
?トラップ・宝箱の配置
フィールド上に罠や宝が出現するようになった。これにより、いかに罠を回避するか、敵の攻撃を潜り抜けて宝を手に入れるか、など、戦略に幅ができた。
?インターフェイス
アビリティを習得したユニットを知らせてくれたり、パブの依頼欄からクエストが消えてしまっても、再度依頼が入るまでの日数を表示したりするなど、非常に親切な設計になっている。
BAD/REQUEST
・ロウシステムの改悪
逆に悪くなってしまっていると思う。廃止してしまったほうがマシだと思った。
?ロウの自軍限定化
ロウの効力が自軍限定になってしまっている。よって、「まともにやり合ったら勝ち目のない相手もロウ違反を誘発して排除する」というような利用ができず、ただの足枷。鬱陶しい。たしかに前作の「ロウの嵐」は陰湿極まりなかったが、戦略の一つとして利用できるだけまだマシだと思う。
?ロウの固定化
前作ではエリア移動ごとにロウが変化したが、今作ではクエストごとにロウが固定されてしまっている。そのため繰り返し受けられるクエストの場合、戦略が単調になってしまう上、敵にとって異常に有利になる場合がある。
?理不尽なロウ
「まねっこ禁止(直前のユニットと同じアクションを行う)」や「ノックバック禁止(攻撃時のクリティカル発生などで相手を吹き飛ばすこと)」はまだ分かるが、「ミス禁止(攻撃の空振り)」というのはやり過ぎだろう。こればかりはプレイヤーの努力でも防ぎようがない。またNPC護衛戦や三連戦で「MP消費禁止」で魔法での回復を禁じられた時にはキレそうになった。
?ペナルティ
ロウを破ると戦闘不能が回復できなくなるが、前述のように理不尽なロウがあるだけに場合によってはかなりイタい。前作の「ロウ無効エリア」のように「戦闘不能を復活させずに戦闘終了するとユニット消滅」というようにすればよかったのに。
・ゲームバランス
かなり緩くなっている。その分早く終わらせられるという利点もあるのだが…。
?地形によるアクション制限の緩和
高さや障害物によって射程距離圏内でも矢や銃弾が当たらなかったりする点はそのままだが、水中での行動制限が緩和され何不自由なく動くことが可能。どちらかというと戦略の幅が狭まるのでマイナス要素。
?威力・命中率の変動
敵の正面からの攻撃でも命中率が殆ど下がらない。この点もマイナス。代わりに威力が異常なほど変動するようになっている(二倍近い差が出ることもある)が、戦略の幅が狭まったことは否めない。
?遠距離攻撃の威力
空破斬やショットなどの遠距離攻撃アビリティが通常攻撃と威力が変わらない。よって、接近して攻撃するメリットが殆どなくなってしまっている。
?難易度ノーマルの物足りなさ
殆ど何も考えなくても勝ててしまう。難易度ハードの方が面白い。
・ストーリーが薄い
主人公のルッソがイヴァリースにやってきてクランに加入するまでの経緯や、泥棒猫アデルが仲間になるまでの過程を端折り過ぎ。また、ルッソが元の世界に戻る手がかりを探る展開があっさりし過ぎている。このようにストーリーが薄いため、まだ中盤の序までしか行っていないのに序盤の展開が思い出せないほど印象に残らない。そのせいで一癖も二癖もある主人公であるはずのルッソの空気ぶりといったら…。前作の平凡な主人公マーシュが同級生や弟と元の世界に帰る帰らないでぶつかり合う展開のほうがはるかに面白かった。
・その他
?フリーバトルのなさ
一応マップ上で敵シンボルが発生することがあるのだが、かなり頻度が低く、レベル上げには使いづらい。また、前作のようにエリア移動しないため毎回敵の配置やロウが同じで飽きてくる。その分クエストが多いので何とか均衡は取れている感じだが…。
?装備品の入手のしにくさ
素材を用いて新しい装備品を合成できるのだが、逆にいうとこれをやらないと新しい装備が手に入らない。しかも、入手できる素材には偏りがあり、エスナ習得に必要な「浄化の杖」など、基本的なアビリティを覚えるのに必要なアイテムが序盤ではなかなか手に入らない。そのくせ序盤ではお目にかかれない職業の闘士やモーグリナイト用のアビリティ武器はガンガン出てくる。
?ロウボーナスアイテムの偏り
ロウを守ってクリアした時のボーナスアイテムの装備品が何故かナックルばかり。しかもとっくにアビリティ習得済みの初期のもの。いくらなんでもバリエーションがない。
?NPCのアホさ加減
クエストによってはNPCと共同戦線を張るのだが、行動がアホ過ぎて腹が立ってくる。例えば、幻術士なのに敵の真正面に突っ込んでいったり、強敵相手に回復要員も持っていなかったりする。こんな奴らのために戦闘参加ユニットが減らされるのかと思うとやってられなくなる。
COMMENT
せっかく素晴らしいシュミレーションシステムを持っていたのに、その他のシステムがクソだった前作の欠点を良く直している。が、ロウシステムに関しては結果的に改悪になってしまったと思う。次回作からのロウシステム廃止も検討してほしい。
その他の点については非常に良い。根本的に前作のシステムを受け継いでいるだけあって寝食を忘れるほどハマれる。流石はスクウェア・エニックス。「腐ってもスクエニ」といったところか。レベルファイブの「ジャンヌダルク」やマーベラスインタラクティブの「ルミナスアーク」など足元にも及ばないほどの出来栄え。あれをやってがっかりしたという人にも是非プレイしていただきたい。
蛇足かもしれないが、プレイするなら是非ハードをお勧めする。ハードでもとんでもなく難しいというわけでもない(他のゲームでいうノーマル程度)。自分の場合、最初ノーマルでやってみてその後ハードでやってみたが、ノーマルのつまらなさに気づいてしまった。硬派な人にはハードでも物足りないだろう。そのくらい今作はぬるくなっている。