Nintendo3DS mk2 :: 【DS】ファイナルファンタジー4 レビュー

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【DS】ファイナルファンタジー4 レビュー

発売元	スクウェアエニックス（オフィシャルサイト）
発売日	2007/12/20
価格	5,980円（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon ／ YouTube
タギングトップ3
タイトル概要	RPG

スコアボード

総合ポイント: 61
難易度: 3.36
レビュー数: 126

スコアチャート

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【60点以上】
53.2%
【標準偏差】
16.61

ユーザーレビュー

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■ 307人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	4pt	4pt	5pt	5pt	4pt	3pt

総合点
90pt

GOOD!

SFC版FF4経験者です．

■オリジナリティ
今回は「防御」であらゆるダメージを半減できるので，戦略上かなり重要なコマンドになってきており，これにより戦闘の戦略性が増している．これは過去のFF作品にもなかった．またデカントアビリティシステムも良かった。あれのおかげで色々な戦略を立てることができるし，2周目以降も楽しめる．アビリティは付けなくてもクリアできるゲームバランスなので，このシステムに不満のある人は使わなければいいだけの話．

■グラフィックス
背景や敵モンスターのグラフィックの完成度は高いです．DSでここまで出来たのは凄い．

■音楽
FF4のBGMは個人的にはトップレベルだが，5点でない理由は悪いところで．

■熱中度・満足感
SFC版のFF4は最も好きなゲームの一つですが，リメイク版も同じくらい良かったです．リメイクにしては珍しく難易度が上がっているのでやり応えがあります．ボス戦では戦略が重視される傾向があるので，初見情報なしで勝つのは難しいボスがけっこういます．ザコでも気が抜けず，一部のザコはSFC版より凶悪化しています．
また，大半のRPGはおつかいイベントの繰り返しで無駄にだらだら長く中身のないストーリーが多いが，FF4にはおつかいイベントは皆無で，ストーリーの中身が非常に濃く，進行や展開も速い．また「嫉妬」「怒り」「悲しみ」など，マイナスの感情も表現されておりキャラクタに人間味が持て，感動的なシーンも多い．個人的にストーリーは全RPGでトップです．

■快適さ
今回は，装備したときにステータスの上がり幅が表示されるなど，かなり親切な仕様になったのが嬉しかった．
またストーリー上の演出がダラダラしていないので，サクサク進んで非常に良い．さらにダンジョンの長さも適切なので，RPGの中ではかなり快適に進められる方（全滅することは他のRPGより多いが）

BAD/REQUEST

■グラフィックス
主人公達のグラフィックはあまり良いとは言えないです．特に大人リディアとか，おたふく風邪にでもかかっているのかと言いたくなる．

■音楽
SFC版なら文句なしで5点を付けるのだが，DS版になってなぜか音楽が劣化している．
また，声の入れ方が極めて中途半端．ラスボスの演出で声いれないぐらいなら，最初から声優なんて使うなよ．ただの宣伝用ですね．

■快適さ
バトルスピード1＆アクティブ設定でずっとプレイしていますが，それでもSFC版と比べて戦闘のテンポが悪い．特に気になるのが，例えば「魔法」などのコマンドを選択してから魔法の一覧が表示されるまでにかかる時間や，使用する魔法を選んでからターゲットが表示されるのにかかる遅延が少し気になります．ハードの処理能力なのか，仕様なのか，バグなのか…．
ラストダンジョンのザコ敵に聖属性の耐性持っているやつが異常に多く，セシルやカインの最強武器が最強じゃなくなっている．これがDS版で最大の改悪．この設定にしたやつ出て来い．もしアビリティのあんこくを使えという意味だとしたら，センスを疑う．そもそも普通に進めればアビリティなんて取り逃すし．

COMMENT

個人的にはFF4を超えるゲームはないです（同列なら2個あるが）
総合的に良リメイクでした．新規ユーザーにもSFC版ユーザーにも自信を持ってお薦めできます！
ただ難易度が高めなので，その辺で賛否両論のようです．

プレイ時間：30時間以上40時間未満（クリア済）
レアさん [2008/01/05 掲載]

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■ 287人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	3pt	2pt	2pt	2pt	1pt	4pt

総合点
42pt

GOOD!

FFシリーズは１からリアルタイムでプレイ。Xー２、１２は途中でリタイアしたのを前提に書かせて頂きます。

●敵の出現数の増加
DS版３が３体までしか出なかったのに違和感を感じてたので、これは良かったんではないかと思います。

●Wifiの隠し要素の廃止
これは廃止して欲しかったので、改良としてはこれが一番嬉しかった。

●ボイスの採用
声優さんのクオリティで色々意見が出てますが、自分としては物語を彩る要素としては非常に良い感じだったと思います。しかしエッジのイベントシーンで一ヵ所何回聞いても「ルピカンテ」に聞こえるシーンがあって自分の耳が悪いのかと思いましたが。

●ストーリー
元々明かされてなかったストーリーが補足されてます、より物語に深みが増したのではないかと。

BAD/REQUEST

●難易度
最近プレイした中で一番難しく感じました。これをプレイする前に世界樹の迷宮をプレイし難しい中にもバランスが取れてるな?って思ってたんですが、新しいダンジョンに行くたびに絶望感を味わい、ふぶきなどのダメージ数値に唖然とするほどの敵の強さ、レベル上げ必須、攻略サイトでカンニング必須の難易度は正直やりすぎではないかと。
原作が厳しいけど頑張ってクリア！達成感最高！でしたが。クリアした時、やっと終わった…という感想はFFシリーズで初めての体験でした。原作をプレイしてなければ自分なりの攻略も出来上がってなくて、こんなもんかと思えたかもしれませんが。

●音
プレイする前に動画サイトでオープニングムービーを見たんですが、いざプレイするとオープニングから音割れしまくり。あれはプロモーション用で製品版とは違うと分かっていてもガッカリしました。

後「愛のテーマ」のアレンジは、自分的にはもう最悪です。このFF４というゲームの中で、序盤の一番物語に引き込まれるであろうシーンの曲ですが、曲としての盛り上がりの為のアレンジであって、このシーンを盛り上げるアレンジではなかったですね、ここで少しテンション下がりました。

●デカントアビリティ
少しでもいいからヒントが欲しかったです、中盤でサイトを閲覧し気付き、もう取り直せないと分かった時はやる気が少しなくなりました。

COMMENT

致命的なバグに自分は遭遇しなかったので、多少甘めの評価になってる気がします。

しかし人が購入やプレイを検討してる時は、みんなに忠告してます「昔のイメージは捨てて」「敵の強さは想像以上」と。

まあ悪い所も色々書きましたが、個人的にリメイクは歓迎してるタイプなのでそれなりに楽しめたと思います。なによりも楽しみにしているFF7のリメイクがPS3で出ますが、原作で良かったところを無理矢理今風にアレンジとかは止めて欲しいと、このDS版FF4をプレイし終えた時に思いました。

プレイ時間：30時間以上40時間未満（クリア済）
ルタさん [2008/04/17 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

■ 283人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	4pt	4pt	5pt	5pt	4pt	2pt

総合点
90pt

GOOD!

【絶妙の戦闘バランス】
まず戦闘バランスが絶妙の一言。
持ち越しレアアイテムを持たない１週目の場合、常に工夫を要求される。
デカントアビリティ、装備品、アイテムを上手く使い分けていく事で戦っていける。特にボス戦はＳＦＣ版の予備知識があると予想外の驚きとそこから工夫する面白さがあって非常に良い。
更にこの点はレベルが上がりすぎて難易度が低下するというＲＰＧ最大の弱点もある程度克服している。一定のレベルに到達するとある工夫をしないとステータスが上昇しなくなり、特にＨＰはより厳しい補正がかかってるので基本的にはそうした中で戦いのやりくりをする必要が出てくる。この仕様がもたらすメリットは過度のレベル上昇を懸念する事がないので自ら制限する必要性があまりないということ。
戦闘バランスを面白くするというのはなかなか難しいことでこれを実現できるかどうかでそのゲームの価値さえも左右すると思う。
ただ敵を強くしてなんら抜け道さえなかったらただの壊れゲーで終わってしまうし、抜け道だらけだったら頭を使わない全く面白みのないゲームになってしまう。つまり敵に脅威を感じる事ができ、尚且つプレイヤーの創意工夫によってそれを倒すことができるバランスを実現するＲＰＧは本当に面白いと思う。
同社のロマンシングサガミンストレルソング等がこの類に入り、今回のＤＳ版ＦＦ４も絶妙な戦闘バランスを実現させた数少ない名作といえる。
【レアアイテム収集】
次に特筆すべきはレアアイテム収集。基本的にレアアイテム入手を敵から得るというのは「作業」であり、それを支えるにあたっては「モチベーション」と「繰り返しに耐え得る操作システム」が重要になる。
操作システムは今回導入されたオートバトルシステムが分かり易く作業を楽にしてくれている。加えて「アラーム」という使用するとエンカウントするアイテムを使う事で操作が「Ｘボタン→Ａボタン→Ａボタン→Ａボタン」だけで済むようになる。
この点からレアアイテム制覇に際しての敷居は他のゲームと比べると大分低い。更に作業が簡略化された環境は携帯ゲーム機という特性も相まって功を奏しており、なにかしながら作業できる、このなにかしながらの幅が広いということ、これは単純作業をする上で大きなメリットといえる。
アイテムドロップ率も５００回の試行で出たり、３０回の試行で出たりとふり幅が大きく、運試しような感覚で楽しめる。ドロップする時はそう遠くはないが近くもない、そういう気分にさせてくれる。
そうして得られたレアアイテムは基本的に利便性の良いばかりであり、先に述べた戦闘バランスのおかげでそのことが強く実感することができる。
そして一部のレアアイテムは２週目プレイに引き継げるためにこれを更に後押しする。こうした状況がレアアイテムを収集するにあたってのモチベーションが下がりづらくさせてるといえる。
【引継ぎプレイ】
今回はデカントアビリティと一部のレアアイテムが２週目以降引き継げることができ、デカントアビリティは後の隠し超強力モンスター対策やレベル上げに必要になるので入手と使用に関する調整が必要になる（とはいえ、そうした中でもある程度の自由はあるので絶対的な縛りがあるわけではない）。

【総括（熱中度、満足度含め）】
先に述べた３点は一つに繋がっている。その一つの例としては、
まず１週目で絶妙バランスで遊び、２週目で１週目で集めたレアアイテムで
擬似強くてニューゲームで遊び、必要なデカントアビリティが出揃う３週目でこのゲームででき得る最強の状態を作り、隠し超強力モンスターに挑むという遊び方ができる。
つまり、１週目で苦労した分を２週目で報いたいという気持ちをレアアイテム作業のモチベーションに当て、それがただの強い状態満足プレイに終わらず、デカントアビリティの調整という前提の中でプレイすることで目的意識が生まれる。そしてお膳立ての整った３週目でこれまたかなりの工夫を要する最強モンスターと戦うというもの。
この例は製作側も意図したであろう純正ルートに近いと思われる。
この純正ルートからあえて外れる、俗に言う「やりこみプレイ」も本作では仕様的に色々楽しめるようになっている。
例えばデカントアビリティ無し縛りだと結構なハードモードになる。
ただこれはレベル上げない縛りや装備しない縛り等に比べれば、普通に近い遊び方なのでやり込みプレイとしては敷居が低い方で遊び易い。
【その他、ストーリー、グラフィック、音楽等】
これらは好みとしかいいようがないので公式サイトや各雑誌、サントラ等から判断した方が良いかと。
私個人としては絵、お話し、音楽、全て非常に良いものだと感じた次第です。

BAD/REQUEST

【致命的なバグ】
名作に泥を塗ってしまった非常に残念なバグを残してしまったようです。
私はこのバグに引っかからず、その対策も既に知っているので今後も引っかかる恐れは全くないのですが、引っかかってしまった人は最悪の一言でしょう、
準備万端でさあ行くぞ！！と意気込んでいたところ、急に物語が進められなくなる、しかも取り返しつかないという鬼のようなバグ。
やりこませる要素が満載だっただけに思いのほか悪い方に効果的だったようです。
詳しくは公式サイトにてアナウンスされているのでこれからもし購入してプレイされる方は一度目を通しておいた方が　絶　対　に　良　い　です。
一応回避方法が頭に入っていれば全然気にしないで遊ぶことはできます。
【システム面】
強いて言えば魔法を全体に掛ける時にエフェクトが個別に発生するので、ＳＦＣ版と比べるともっさり感じられるという点・・・なんですが気にするってレベルじゃない気が私はします。

COMMENT

私はすっかりハマってしまったので悪い点があまり書けなかったのが心残りですが、この点は他の方のレビューを参考にしてもらえたらなと思います。

最後にこのＤＳ版を遊ぶにあたってより面白く遊ぶための私的なポイントなど。
今回はリメイク作品なんですが原作ＳＦＣ版をプレイすることによって得られる予備知識がネタバレというデメリットとは別に製作者の工夫を至るところで体感できるメリットとして活きてきます、リメイク作品の醍醐味ですね。
なので可能であればＳＦＣ版に触れておくと良いかと思われます。
あとデカントアビリティの引継ぎシステムを正確に把握しておくこと。
ネタバレなんていやだ！！、という気持ちも分からなくも無いですが、今回は
そこを少し妥協してこのシステムの理解をしておいた方が結果的に後悔しないで
すむように思います。
つまりアビリティ入手過程より入手した後の自分なりの工夫がかなり面白く、そのお膳立てでミスるとモチベーション下がっちゃうんじゃない？ということです。

蛇足で感想なんぞ。
一見チープな３Ｄなんですがそのおかげで想像を掻き立てられるものがあってよかった。近年のＦＦのリアル化のアンチテーゼ作品とも受け取れる。
代表的なテーマ「愛のテーマ」の歌詞もストーリーを良い方向で色付けしててそこでも楽しめた。
・・・もうこの感想からして信者丸出しですがその位のめり込むことができました、本当にオススメしたい作品です。