Nintendo3DS mk2 :: 【DS】サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY レビュー

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【DS】サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY レビュー

発売元	スクウェア・エニックス（オフィシャルサイト）
発売日	2009/09/17
価格	5,980円（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	RPG、プレイ人数：1人?4人

スコアボード

総合ポイント: 76
難易度: 2.65
レビュー数: 49

スコアチャート

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90-100

【60点以上】
79.6%
【標準偏差】
19.53

ユーザーレビュー

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■ 430人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
5pt	5pt	4pt	5pt	5pt	3pt	3pt

総合点
92pt

GOOD!

20年も前のゲームとは思えないほど、サガシリーズらしさが存分に出ている作品でした。

若干、最近のゲームは『ゲームオーバーしないようなバランスが当たり前』な感じのものが多かったため、こういった一筋縄ではいかないようなゲームはうれしいところです。

周回要素や、とんでもなく強い隠しボスが居るため、やりこみ要素も多く、また複数種族が存在するため、様々なパーティを楽しむため、もしくは肉食い図鑑を埋めるために、もう熱中して仕方が無く、寝る時間が思わず削られるほど。

グラフィックも凝っていて、大抵のゲームは、強い敵が序盤の敵の色違いで出てくることが多かったりしますが、サガ2では、一見ただの色違いかと思いきや、良く見ると全員細かいところや表情が違っていて、良い仕事をしていると思えるほどでした。

値段に対して圧倒的に遊べる名作だと思います。

BAD/REQUEST

・音楽
原作からBGMがアレンジされているのですが、元々の原曲の盛り上がりがとてもよかったため、曲自体は悪くないものの、もとのまま入れてほしかったなぁと思えるのが少々残念。
それでも、極端にダメな音楽ではありませんが。

・戦う気の無い雑魚戦でももっさりしている。
相当序盤の所に戻ってきた際に、そのあたりの敵でも猛然と主人公たちに向かってきたうえで、にげるコマンドが面倒かつエフェクトが固定なため、あまり戦いたくない時に少々不便だったりします。

・街中での視点変更
これが欲しかった。
街の中で画面を回転させられないせいで、ものすごく移動に違和感を感じるので、出来ればフィールドと同じく、LRで視点を動かせるようにしてほしかったです。

・マップアビリティ
付け替えが非常に面倒。
出来れば、セレクトボタンを押したら切り替えとかにしてほしかったです。

COMMENT

元々GB版は名作でしたが、この作品は、まさに良リメイクでした。
懐かしの名（迷？）台詞がしっかりと残っていたり、そうかと思えば、連携で出てくる技が懐かしいものから、クスリと笑えるようなものまであり、非常に満足しました。

小学生中学生には少々ゲームバランスが難しく感じるかもしれませんが、それよりも上の世代にとっては、ちょうどいい歯ごたえかと思います。
特に、GB版をやった人は、絶対に買って損はないでしょう。

プレイ時間：60時間以上100時間未満（クリア済）
てるるさん [2009/10/05 掲載]

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■ 387人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	3pt	3pt	4pt	4pt	3pt	2pt

総合点
73pt

GOOD!

〔原作共通〕

・全く違う世界をまたにかけるので「冒険」している感じがとても強い。

・雰囲気ファンタジーとは一線を画す世界観と「性(saga)」をテーマとしたストーリー。

・シンプルかつオリジナリティの高いゲームシステムを実現

・高いゲーム性と自由度が、高いリプレイ性を生む。

・決して楽観的では無いが「何かが変る」事を予感させるタイトルＢＧＭを
　はじめとする名ＢＧＭ

・西洋剣、刀、手榴弾、戦車、超能力、モンスターなど生き残るためなら何でも使う。
　破壊してでも世界を変えようとする人の業やパンクな魅力が
　作品の雰囲気やシステムにあると思います。

〔リメイク部分〕

●ゲームバランス

・一番重要なゲームバランスがだいたい良移植。

・新システムの連携・熟練度・仲間モンスターの強化など戦闘の幅がより広がった。

・過去に戦ったボスや強敵達といつでも戦える。

・新システムは使いたくなければ大体は避けていける。

・フィールドで敵を回避して攻略できるので原作よりぬるくなったが、
　戦う時はチェーンエンカウントで激しく戦いそれ以外の時は
　さっさと前進する感じはメリハリがあって良いと思いました。

●キャラデザイン

・好き嫌いは出ると思いますがキャラクタ・モンスタ共に良い出来だと思います。
（特に女性キャラが可愛い）

　ただポリゴン表示でモンスターのスケール感に制限があり、
　巨大な敵と戦っている感は薄くなった。

●グラフィック

・荒い部類に入るらしいですが、原作サガ世界をフルカラーポリゴンで
　冒険できるのは新鮮でした。

　グラフィックに力入れ過ぎて処理を圧迫しレスポンス低下する方が問題なので、
　デザインが良ければこの程度で十分。

BAD/REQUEST

●視点

・フィールド移動中はキャラクタを後ろから見る視点になっていて、
　奥行きは遠くまで見えるのに手前はすぐ側までしか見えない。

　フィールドで敵と追いかけっこするエンカウント方式とは相性が悪い欠点。
　これはロマンシングサガ・ミンストレルソングの時から継承している。なんで？

　ただし、ゲームを始めたばかりの頃は致命的な欠点と感じられるが、
　慣れればストレスを感じなくなる類の短所です。
　更にロマサガミンストとは違いＬＲボタンで視点旋回できるのと、
　話が進むにつれ高性能化する下画面常時表示のミニマップによって
　殆んどストレスなくプレイ出来るようになります。

・ダンジョンで階段移動した時など視点がデフォルト向きに戻るため
　一瞬混乱することがある。

●ＢＧＭ

・アレンジ自体は悪くないと思うが、きつめの高音が多いせいか
　長時間プレイすると聴き疲れする。

・自分の好みですけどもボス・ラスボスのＢＧＭに「重さ」が無くなった気がする。

・一部ＢＧＭでイントロが長い（演出関係に影響）

●効果音

・戦闘で連携が繋がった時の演出は気持ちがよく爽快感があるが、
　他より大音量で高音なので耳に厳しい。

・イベント中の頭上アイコンの「ピロンッ」という音が目立ちすぎてると思う。

・イベント中・マップ移動中ともに歩行音は無いほうが良かったと思います。

●ゲームバランス

・チェーンエンカウントで戦うと大金が入手でき終盤フレアの書が買えすぎる。
　他の魔力依存武器の存在意義が薄くなった。

　資金稼ぎをせず短時間攻略する場合は良いバランスなのかもしれない。

・序盤の高すぎる高級装備やイベントアイテムを奪われて急に不便になる等、
　原作ＧＢ版にあった意味のある難しさが薄まった。

●ゲームレスポンス

・メニュー画面の項目が多すぎ。それでいて戦士の熟練度など
　もっと表示した方が良いと思えるものがある。

・マップアビリティは１つしか装備できず、他のアビリティを使いたい時は
　メニュー画面で装備しなおさないといけない。

　ワープなどの常時使用型はメニュー画面で使用でき、
　特定の場所で使用可能なのはその場所に行けば自動でアビリティ選択される
　という様な工夫があった方が良かった。

・他のゲームと比べて劣っているというわけでは無いが、
　フィールド画面→メニュー画面　等の画面切り替え時に３秒程度の時間がかかります。
　またメニューや戦闘でボタンを押したときのレスポンスも微妙に遅いです。
　あと盾使用時の味方全体への防護表示や全体攻撃のダメージ表示にかかる時間など、
　初めは気にならないが、やり込むほどに気になってきます。

（初めは視点の欠点１０：レスポンスの問題１　
　　　　↓
　慣れたら視点の欠点１：レスポンスの問題１０）

　他にもアビリティ「発掘」使用→画面切り替わり、発掘エフェクト→
　画面切り替わり、宝箱出現→元の画面に切り替わり
　という風に省略すべき画面切り替えが多くレスポンスが悪くなっている所も。

●ストーリー演出

・ポリゴン人形による殆んど動きのない舞台劇、
　それを補う為か頭上に表示される感情表現アイコンの目立ちすぎ感、
　一部のアレンジＢＧＭのイントロが元より長い為にタイミングがずれてる、
　演出がシンプルな原作を補完するためか独自解釈で一部変更された演出、
　などの点がＤＳ版のストーリー演出をちぐはぐな物にしている。
　原作の、シンプルながらプチ感動のあるサガらしさが無い。

・サブイベントは悪くはないが、生きる為には戦わずにはいられない人間のサガ(性)
　をテーマにした本作のストーリーとしては蛇足感がある。

・ボスキャラの会話の途中などでサブイベント発生で話の腰を折られる。

例
イベントキャラ「とうとう来たわ！これを倒さないと世界を救えないわ。
　　　　　　　　私とあなた達とで止めるのよ！」
イベントキャラ「準備は良いっ？」

〔サブイベント発生〕
仲間１「ついにここまできたなー」
仲間２「ところで、さっきあっちの地面で光っている物を見たよ」
仲間３「じゃあ後でとりにいこうか」

イベントキャラ「準備は良いっ？」

↑こんなのがよくある。

●その他

・ミューズと運命の３姉妹が世界観的に蛇足感がある

　サガ２の世界では、神々と呼ばれる存在は実際は超科学の古代種族なのに
　ミューズと運命の３姉妹は思考停止ぎみのファンタジーな存在なので
　違和感がある。（ゲームバランス的には問題ないです）

・ＤＳ版のラスボスが子供しか喜ばないようなデザイン。

　ラスボスの戦法を見るにあのデザインである必要性が感じられず、
　単に趣味的なデザインを採用した感じで古代の超兵器感とは別の雰囲気になっている。

COMMENT

　ストーリー部分のリメイクに不満がありますが、
繰り返しプレイするのに重要なゲームバランスは良好です。

　ロマンシングサガ・ミンストレルソングに似たリメイクで、
戦闘を中心に爽快感の高い仕上がりになっています。
戦闘部分は新要素が良い働きをしていますし、
最初は気になる視界も慣れれば殆んど気にならないので
サガファンならＧＢ版を持っていても買う価値があると思います。

サガ未経験の人も「遊ばせてもらうより自分から遊ぶ」ゲーマー向け
ゲームバランスが好きならお勧めです。

プレイ時間：30時間以上40時間未満（クリア済）
ほふく兵長さん [2009/10/05 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

■ 401人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	3pt	2pt	4pt	4pt	3pt	2pt

総合点
68pt

GOOD!

GB版サガ・２プレイ済みです

＜トータル＞
なんといっても、セリフ、シナリオが当時のまま！原作のイメージを壊すことなくバランスよくリメイクされています。近頃過去の作品のリメイクが多いのですが、当時と大幅に変わっていたり、雰囲気が違ったりと裏切られることが多いのですが、この作品は過去を知っている人も知らない新しい人も十分楽しめるように仕上げてあります。

＜システム＞
主人公の種族が選べる、グラフィックを決められる。パーティーも自由に組める。原作どおりです。また、種族によって口調が変わりますので、周回プレイでも楽しめます。パーティー編成によっては難しくなる。やりこみにもむいています。

レベル設定がない、エスパーが魔法をランダムで覚える、アイテムに使用回数の制限があるなど、当時のままに仕上げてあります。新しい魔法やアイテムがあったり、連携を組むことで技が発展する。この新しいシステムも戦闘を楽しくさせる要因になっています。

モンスターは敵の肉を食べることによって成長。これも当時のままでうれしいですね。しかも、一度試した組み合わせは自動的に登録され、判明できるようになっています。原作では下手するとモンスターレベルが一気に下がることがありましたが、今作は極端にレベルが下がることはないようです。原作とは食べ合わせが変わっているので、これもまた冒険ですね。

戦闘がエンカウントシステムになっていて、ストーリーが進むと敵の居場所も分かるようになります。うまくいけば戦闘を回避できる。無駄な戦闘をしなくてすみます。また、アイコンを見分ければ、出現の敵が予想が付く。肉探しをしている人には本当にありがたいです。

＜グラフィック＞
当時はドット絵でしたが、今回は３Ｄになっています。ここで大きいのがモンスター。原作では「トラ」の種族は画面のドット絵が同じものを使いまわし、モンスター名を見ないと区別が付きませんでした。今回は同じ種族でも若干グラフィックを変えてあります。新しい世界に行ったら、どんなグラフィックででてくるんだろう・・・とワクワクしました。

戦闘画面でも武器を選択するたびにグラフィックが変わる。「こんな形だったんだ」と改めて感動することもありました。

BAD/REQUEST

＜モンスター図鑑＞
モンスターが成長するために参照する図鑑。モンスターパーティーでは特に重要になるはずなのに・・・この図鑑を呼び出すのに時間がかかる。ボタン1つで開かないのが面倒。しかも全て埋めるとなるとこれまた時間がかかる。

＜グラフィック＞
ダンジョンの構造によっては柱の影になったりとどこを進んでいるのかわからない。

＜サウンド＞
戦闘が原作のように文字表記だったのがモーションになったせいか、スピードが落ちた。このスピードにあわせて戦闘曲もテンポを落としたせいか、曲に勢いがなくなった気がする。そのほかの曲も前奏部分が長く、原曲がなんだったか分かりにくかったり。サウンドに関してはちょっと微妙でした。

＜サブイベント＞
何がしたいのかが分からない・・・本編とあまり関わりがない。この点が物足りないと思うか、原作ストーリが壊されないと利点に取るのかはプレイヤー次第になりそうです。

＜マップ＞
マップが下画面に出るので、難易度が下がった。宝箱の場所まで分かるようになったので、探しに行く面白みが減った。また、ダメージを回避できるようになったのもおもしろくないです。

＜武器＞
原作では「ちから」に依存する、「すばやさ」に依存する、「まりょく」に依存すると大まかに分けられ、武器の種類が変わっても同じ「ちから」依存の武器だったら力を挙げるだけでよかった。しかし、今作は「刀」「長剣」「斧」等の種類があり、同じ種類の武器を使用しないと命中が悪い。万能選手にするには満遍なく使う必要があるので、面倒でした。

COMMENT

原作を知ってるが故の辛口レビューもありますが、全体的には本当に満足しました。発売前は本当に大丈夫か心配でしたが、実際は話の展開が分かっているのにどんどん進んで行き、あっという間にエンディング。しかも原作のように最後のほうが「敵が弱い」という事もなく、戦略を立てないとすぐメインメニューに飛ばされる始末。寝る暇を惜しんで楽しませていただきました。

キーは音楽だと思います。本当に思い入れのあるゲームにはその場面に流れたＢＧＭが大きく関わってきます。心配な方はスクウェア・エニックスオンラインに試聴コーナーがあるので、そこで確かめてみることをお勧めします。