【3DS】BRAVELY DEFAULT -FLYING FAIRY- レビュー
発売元 | スクウェアエニックス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012/10/11 |
価格 | 6,090円(税込) |
レーティング | 【C】15歳以上(CERO について) |
ショップ/リンク | |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | RPG |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
■ 336人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt | 3pt |
52pt
GOOD!
ディフォルメのきいたキャラクターは可愛らしく馴染みやすい。
一枚の画のようであって立体的に作られており、
飛び出す絵本のような町並みは3D機能で見ると綺麗です。
(ただし一枚で綺麗な分、探索できる箇所は少ないので世界が狭くも感じます。)
私は普段あまりゲーム音楽は気にしないのですが
これは耳に残るものが多かったので、
BGM演出として際立っていたものと思います。
(裏を返せば、雰囲気のはっきりした曲なので
やかましいと感じる時がたまにあります。)
ジョブシステムは種類も多くまた強弱の差はあれど
どのジョブでも問題無く戦えるくらいには便利に設定されており
気に入った見た目や戦い方で選べるのはとても良い点だと思います。
イベントではキャラクターが声付きでよく喋りにぎやかで楽しい。
テンポも特に悪くはないので文字を読む邪魔にもなりません。
BAD/REQUEST
会話イベント演出はあまり良いとは思いませんでした。
会話シーンの大半が一枚背景にキャラが横並びで進みます。
OPではムービーを、一部にマップ上でキャラや視点が動き回る演出の時もあるので
先に挙げた様なものばかりだと見飽きてきます。
シナリオも、所々で興ざめる事があります。
主人公も敵軍もあまり重要な事は話し合わず、命がけの戦闘を開始します。
敵は精鋭部隊に関わらず、農村の少年や穏やかな少女で構成された
主人公側が連戦連勝。(まあだからって負けたらゲームオーバーなので…)
つらい戦いだった事や、やり方は正しかったのか
省みるコメントもそれほど無いため
劇中の展開とプレイヤーの気持ちが離れがちです。
シナリオの真相を知ると「この事態もう少し誰かどうにか出来なかったのか?」
と思わされ、かといってそれが\"そういう事になってしまったお話\"として
演出されているとも思えません。
\"Dの手帳\"に人物の補足が書き込まれていくのですが、
それにしても描写不足は感じました。
左手で操作できるように十字の右が決定、左がキャンセル
Lボタンも決定となっているのですが、使わない人には誤入力が発生して邪魔です。
使用するにしてもAボタンでは戦闘開始時の演出を省略出来るのですが
そこはL/右では反応しないので地味に使い勝手が悪いと言えます。
この機能のせいでよくあるゲームならアイテム欄などでのLRや十字で
10個飛ばしやページ切り替えが出来る所ですが、
出来ないので1つ1つ進める必要があり不便。
COMMENT
ジョブとアビリティの組み合わせや装備品の見た目などは
プレイヤーの好みで選べる幅が広いのは素晴らしいと思います。
ただしどのジョブも使いやすい事とブレイブ/デフォルトシステムは
中盤くらいから強い技を一気に打つ作業となり
あまり工夫のあるバランスでは無いとも言えます。
プレイ時間で言えばかなり遊べたと言えるのですが、主にシナリオ、
地味に不便な操作や戦闘の遅いテンポ、全体のバランスなどが重なって、
結果的にまたいつかやりたいとは思いづらい作品でした。
コンセプトやキャラクターは面白かったので残念です。
オリジナリティですが、RPGとしてオーソドックスな雰囲気ながらも
ブレイブ/デフォルトシステムや必殺技システムがある点
キャラデザイン・音楽・シナリオ・声優と様々な人を起用している点では
比較的高いのではと思いました。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt | 3pt | 3pt |
48pt
GOOD!
サウンドとグラフィックは高水準。
サウンドは良BGM揃いで、ボイスもイベントシーンはほぼ全て入ってます。
グラフィックはフィールドは普通ですが、街は素晴らしい。
3DをONにすると飛び出す絵本のような感じで、とても綺麗。
あと個人的には召喚獣のデザインが好みだった。
目玉のブレイブ&デフォルトは、敵が強いのと相まって
防御コマンドが空気にならない・考える事が増える点で
うまく機能してるなと思った。
BAD/REQUEST
久々に酷いシナリオを経験した。
前半は良く言えば王道だが、悪く言えばありきたりな物で
SFCの頃からゲームやってる身としては「もう見飽きたよ…」という感じ。
サブシナリオのアスタリスク所持者には色々設定や繋がりが
あるのだが、あくまで「サブ」シナリオな上に
戦闘後ほぼ例外なく死亡するので本編にほとんど絡んでこない。
加えて、公式サイトでどういう人物か解説されてるので
「実は、○○が××をしていた黒幕だったんだ!」と明かされても
「うん、知ってた…」となることが多かった。
後半は…ネタバレになるので詳しくは言えないが
「コピペ」これに尽きる。これのせいで後半熱中度が急降下した。
ジョブシステムも…コピペとまでは言わないが、
アビリティ枠が決まっているので沢山ジョブを育てても
後半はほとんど使わない、という問題はFF5やFFレジェンズと変わらず。
たとえば回復役なんかは、24種中、白魔と薬師と導師の3つで十分。
せめてすっぴんの枠を広げてくれればなぁ。
音は、BGM自体には文句が無かったのだがイベントシーン中で
BGMが大きすぎて音声の邪魔になる事があった。
あとヴィクトリアの声…好みの問題もあるだろうが、
個別ボイスonoff機能があればコイツだけoffにしたいと思った。
その他、細かい点では
ブレイブを雑魚ボス問わずよく使うのにショートカットが無く
中盤以降ほとんど使わない「たたかう」がカーソル初期位置だとか
全体攻撃(回復)のカーソル位置記憶がされないとか
フィールドでセーブする時一々タッチが必要だとか
細かいけど頻繁に使うところに不親切な点が多いと感じた。
COMMENT
合格点ではあるが、事前の期待は下回る出来。
完全新作を謳いながらもFF3と5の雑種なあたり
いまのスクエニには新しい物を作る力が
無くなっているのかなぁ、と思ったり。
ブレイブ&デフォルトのシステム自体は悪くないので
次回作が出るならシナリオを何とかしてほしい。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt |
57pt
GOOD!
【ジョブシステム】
FF5の進化版と言ったところでしょうか。
ジョブの種類も豊富ですし、物語の進行と共にサポートアビリティ枠が増えていくので、敵がなかなかの歯応えになる中盤辺りは特に「この組合せなら楽になるかも」「こういう作戦で行くと面白いかも」とあれこれ思考錯誤するのがとても面白いです。
服装デザインもカッコイイ物からコミカルな物、セクシーな物と色々あったので、飽きずに楽しめました。
【声優陣】
豪華です。しかも個性派揃いです。
主役4人を含めみんな声に特徴があるので、目を瞑っていても誰が喋っているかハッキリ分かると思います。
BAD/REQUEST
【シナリオ】
神シナリオと評判のシュタゲと同じライターさんという事ですが、この作品に関しては完全に失敗です。
ただ恐らくライターさんとしては「こんな感じのを書いて下さい」というオファーを受けての挑戦だったと思われますので、失敗の原因はそもそものコンセプトを企画した側にあるのかも知れませんが。
RPGでしかも本作のようにある程度自由に空間を移動する事が出来る環境において並行世界&ループの話を扱うというのは、かなり無理があったと思います。
そのような無理な試みをした為に、プレイしたら誰でも気づくくらい多くの粗や矛盾がこの作品には生じてしまっています。下記はその一例です。
・百歩譲って初回は若気の至りで多くの失敗をしてしまったのも仕方ないかも知れませんが、何度もやり直すチャンスを与えられていながら全く過去の反省を生かす事なく一切の話し合いを放棄し無用な殺戮を繰り返す主人公達。
・家族ぐるみで付き合いの長かった幼馴染の顔を完全に忘れ去っている人がいる。
・全部分かっているはずなのに、誰にも事実を伝えようとしない人がいる。
等々。
おかげで最終的に主人公達がどんなに頑張って目的を達成しても、それは自分達が愚かだった為に生じた大きなマイナスを何とかチャラにしただけであって、決して何かプラスの行いをしたようには見えませんでした。
世が世なら全員この後どこかに幽閉または投獄されても文句は言えないレベルです。
あと、セリフ回しがクドいという評価が多いそうですがそれに加えて個人的に、「?なのだが・・・な。」という余り普通は使わない言い回しがやたら多用されているのですが、一度違和感を覚えたら気になってしょうがありませんでした。
【子役起用】
割と頻繁に登場するあるキャラの声を最近人気の子役が担当していますが、明らかにミスキャストです。
これは最早許せるか許せないかの問題で、このキャスティングを「これ以上ないくらい合ってる!」とか「最高!」とか評価する人がいるとは思えません。
芝居と学芸会の区別も出来ていないレベルの子役を無理にこういう作品に出すのは、多くのバッシングも受けるでしょうし、本人の為にもならないのではないでしょうか。
COMMENT
【音楽】
GoodでもBadでもないので、こちらで述べます。
音楽担当のRevoという人の曲を聴くのは初めてだったのですが、この作品だけに関して言うなら、特に素晴らしい出来ではありません。
RPGという非常に曲のバリエーションをつけ易いジャンルである事、弦一徹ストリングスという一流の演奏集団を使える環境にある事を考慮すると、やや作曲・編曲技術が不足しているかも知れません。
主旋律重視でバックのアレンジに緩急の乏しい曲が多いので、最初は良く感じても飽きが来やすいと思います。
アスタリスク所持者戦の曲とか、その典型例ではないでしょうか。
ただ、このRevo氏はゲーム音楽のノリに関しての理解力が高く、「この場面ではこういう曲が合う」「こういう曲ならプレイヤーのテンションが上がる」という感覚に長けていて、そういう面では植松氏や浜渦氏よりも上だと思います。
「王道RPG」の音楽を担当するにはうってつけの人材かも知れません。
続編が出るなら是非また音楽担当になってほしいです。
【総評】
シナリオの失敗が評価を悪くしていると言わざるを得ません。
プレイ途中の人の評価が高くてクリア済みの人の評価がそうでもないのは、確実に後半部のシナリオの影響だと思います。
総合して、良い所も悪い所もある、まずまずのゲームでした。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt |
69pt
GOOD!
・グラフィック
他の方も言っておられますが、背景は立体視を使ってまるで飛び出す絵本のよう、そしてキャラクターは可愛らしくデフォルメされています。
・ブレイブ&デフォルト
確かにめんどくさいと思われる方も多いとは思いますが、個人的には雑魚を1ターンで一蹴、ボスには俺のターンとばかりに連続で大ダメージを与えられる、と言うのはスッキリして楽しかったです。
・ジョブ
種類が豊富で組み合わせ、また他のジョブで覚えたサポートアビリティを装備しているジョブの強さを引き立てたり、弱点をカバーしたりと色々考えられるのが個人的には良かったです。
また、グラフィックに合わせてとても可愛らしいのが良かったです。(一部受け入れられないデザインもあるんですが…時魔導士や男のヴァルキリー、女性の魔人、狩人など)
BAD/REQUEST
・シナリオ
ネタバレになるので詳細を書くのは控えますが、序盤では何故もっと主人公達同士、また敵の軍とちゃんと話さないのか、ともどかしいですし、中盤以降は同じ作業を何度も繰り返すのは面倒ですし、話として面白くありません。正直カットで良かったのではないかと思います。(特に最後の2回の繰り返しは特別なイベントもありませんし)
また、プレイヤー≠主人公なので、プレイヤーとしてはある目標を持ってあるエンディングを目指しても主人公達はその意思が分からず、その行動だけを見ると気違いです。折角Dの手帳にそれを目指す理由へのヒントが書かれているのだから、主人公達にもその意思を理解したうえで行動して欲しかったです。
・主人公ティズ
主人公は4人いるのですが、それの中でもプレイヤーが最初に触るキャラ、主人公達の中の主人公と言えるキャラだと思うのですが、そのキャラの影がとことん薄い。序盤はまだしも中盤以降恐ろしく影が薄くなります。正直話は他の三人だけで進むよね?こいつただの戦闘員?って感じで、一番長く使うキャラなのにとても残念です。他のキャラと比べると成長したとも思えませんしエンディングも……。…新鮮と言えば新鮮ですがこういう新鮮さは要らないかと。
・システム
やはり、十字キー、方向パットの左右でキャンセル、決定は誤爆が多いです…、戦闘中に誤って押して、取り返しのつかない事になったり、キャンセルしてしまって入れ直したりと…。LRや、また右手を空けるなら3DSなのですから、タッチさせても良かったんじゃ…と考えます。また、青魔法の一覧、調合で作った物はDの手帳に載せておいて貰いたかったです。またキャラが抜ける度に外れるアビリンクやサブジョブなど、不必要な面倒さが目立ちました。
・セーブ
これが一番の不満です。1つしか作れないのはこれいかに。ポケモンでも嫌だなと思うのですが、あれはストーリーよりもクリア後の育成メインだからと理解できます。が、シナリオを遊ぶRPGでセーブが一つなのは…。レベル、ジョブカンストなのですが、これを消す勇気はありません。レベルはかなり上がりやすいので良いのですが、ジョブは数が豊富だからこそ育て直す気が起こりませんし二本目を買う気も起りません。
・戦闘中の動作の遅さ
戦闘のモーションは基本的にゆっくりです。早送りはありますが、私は毎回早送りを入れたくなりました。必殺技のBGMシステムに合わせての事だと思いますが、BGMの方を変えるなどしてもう少し動作全体を早くして欲しかったです。
・某敵キャラの声優
敵キャラの中に最近人気の子役がいるのですが演技が酷い。酷過ぎる。割と悲鳴を上げる回数が多いのですが、悲鳴を上げるシーンの酷さと言ったら閉口物です。全体的に有名だったり人気の声優さんを使っている上、その敵キャラの周りを固めるキャラの声優さんが上手い人ばかりなので余計目立ちます。何で起用したのかさっぱりわかりません。
COMMENT
厳しい事を言いましたが、大変楽しめました。私はFFは7からしかやっていないので古いFFは分からないのですが、9のような可愛らしいグラフィックで王道的なコマンドRPGを遊ぶ事ができて満足しました。
コマンドRPGを楽しみたい、と言う方の中で、最近の作品ではセブンスドラゴン2020や世界樹4で、あのスキルを取ってこれを組み合わせて?等と考えて楽しめた人ならば楽しめるかと思います。
発売スケジュール
- 2017/07/20
-
レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀
- 2017/07/29
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2017/08/03
-
大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-
サイト情報
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 忍列伝
- 2020/08/31更新 (2020/08/30投稿分まで掲載)
-
チャリ走 DX
- 2020/08/24更新 (2020/08/23投稿分まで掲載)
-
星のカービィ ロボボプラネット
- 2020/08/21更新 (2020/08/20投稿分まで掲載)
-
PROJECT X ZONE
- 2020/08/09更新 (2020/08/08投稿分まで掲載)
-
ハイキュー!! Cross team match!
偽りの輪舞曲
遊戯王 ナイトメアトラバドール
- 2020/07/21更新 (2020/07/20投稿分まで掲載)
-
初音ミク and Future Stars Project mirai
電波人間のRPG
ハココロ
トモダチコレクション
- 2020/07/12更新 (2020/07/11投稿分まで掲載)
-
3次元エアホッケー
- 2020/07/08更新 (2020/07/07投稿分まで掲載)
-
メタルマックス4 月光のディーヴァ
世界樹と不思議のダンジョン
牧場物語 キミと育つ島
たまごっちのプチプチおみせっち ごひーきに
1500 DS Spirits Vol.10 囲碁
- 2020/07/05更新 (2020/07/04投稿分まで掲載)
-
New International ハイパースポーツ DS
- 2020/06/26更新 (2020/06/25投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 疾風伝 最強忍者大結集5 決戦!“暁”
- 2020/06/14更新 (2020/06/13投稿分まで掲載)
-
Hey! ピクミン
いきものづくり クリエイトーイ
解放少女
RPGツクールDS+
イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク/ボンバー
レーダーウォーシリーズ 軍人将棋
スティッチ!DS オハナとリズムで大冒険
たまごっちのプチプチおみせっち
- 2020/06/11更新 (2020/06/10投稿分まで掲載)
-
真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY
エースコンバット 3D クロスランブル +
だるめしスポーツ店
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
みんなのポケモンスクランブル
ルーンファクトリー 新牧場物語
ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊
わがままファッション ガールズモード
ダン←ダム
- 2020/06/10更新 (2020/05/20投稿分まで掲載)
-
真・女神転生IV FINAL
探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK
ポケモンピクロス
とびだせ どうぶつの森
ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス
新 絵心教室
トモダチコレクション 新生活
1500DS spirits Vol.2 将棋
ウィッシュルーム 天使の記憶
探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実
探偵 神宮寺三郎DS きえないこころ
ディズニー・フレンズ
- 2020/03/06更新 (2020/01/03投稿分まで掲載)
-
G.Gシリーズ 超ヒーロー皇牙2
閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-
直感ヒトフデ
デジモンストーリー サンバースト/ムーンライト
レイトン教授と不思議な町
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
ドンキーコング リターンズ 3D
ぷよぷよテトリス
真・女神転生 STRANGE JOURNEY
HOSHIGAMI
- 2019/10/29更新 (2019/10/28投稿分まで掲載)
-
ゼノブレイド
- 2019/09/29更新 (2019/09/28投稿分まで掲載)
-
デモンズブレイゾン 魔界村 紋章編
- 2019/09/10更新 (2019/09/09投稿分まで掲載)
-
アッコでポン!イカサマ放浪記
- 2019/09/07更新 (2019/09/06投稿分まで掲載)
-
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
- 2019/08/18更新 (2019/08/17投稿分まで掲載)
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2019/08/07更新 (2019/08/06投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 最強忍者大結集4DS
- 2019/08/02更新 (2019/08/01投稿分まで掲載)
-
パズドラクロス 神の章/龍の章
スローンとマクヘールの謎の物語
GOOD!
ストーリークリア済、隠し要素全て回収済です。
○止め時がわかりません…!(熱中度、満足度)
*ストーリー的な熱中度
謳い文句の通り王道ファンタジーです。
ノムリッシュな言葉も少なく世界観もわかりやすく、やるべきことが明確にわかるので、プレイしてすぐにロールプレイできます。
最近のFFに特に多かった「やらされている感」「映画を見ている感」がある程度払拭できていると思います。
しかも王道ながら話の展開に古臭さを感じさせず、展開のテンポの良さも相まって止めどころがわかりません。久しぶりに睡眠時間を極限まで削らされた作品でした。
所々で入るコミカルなキャラの掛け合いも良いスパイスです。
真EDではDSならではの要素も絡めてあり、いい意味で笑ってしまいました。
*システム的な熱中度
ストーリーの熱中度もそうなのですが、システム面の熱中度も満足の行くものでした。
育成システムとして過去のFFのジョブシステムを踏襲していて、その完成度が結構高い。
次のレベルではどんなアビリティを覚えるんだろうなんてワクワクしながらストーリーそっちのけで育成に時間を費やしたりもしました。
(おかげで全クリ前にレベル、ジョブレベルがカンストしました。)
ゲームバランスが非常に良くできており、FF5の魔法剣二刀流乱れ打ちのような「最強の組み合わせ」というものが存在せず、アビリティの組み合わせに長時間頭を悩ませました。
もちろんジョブや各アビリティ同士の相性があるので、ある程度のテンプレはいくつも存在するのですが、ひとつのテンプレだけでは到底攻略できず、さらにそのテンプレひとつ取っても、幾つかの派生が存在するケースがあります。
また、難易度的なゲームバランスも良かったです。
本作は従来のターン制コマンドバトルシステムに、ブレイブ&デフォルトというターンをうまく使って戦う新システムを実装しています。
これをうまく使いこなさないと、たとえレベルがカンストしていようとザコ敵にすら苦戦してしまいます。
逆にうまく使いこなしさえすれば、低レベルでも敵をバッタバッタとなぎ倒すことができます。
このブレイブ&デフォルトシステムとそれに伴う高難易度化には賛否両論あるようですが、私は良い試みだったと思います。
○良いBGMしかない!
サンホラのRevo氏が手掛けたとのことですが、非常に良いです。
「おいおいこんなマップにもこのレベルのBGMを使うのかよ…!」
と何度思わされたことか。
それぞれのシチュエーションにマッチしている上にレベルの高いBGMです。
一応ゲームのBGMっぽいですが、歌詞が付きそうなBGMもチラホラあります。
これが気に喰わない方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的には非常に満足しました。
特にユルヤナの森の仕立屋のBGMが好きすぎて、用もないのに何度もお邪魔しました。
○グラフィックの雰囲気がいい!
可愛らしいキャラばかりで、背景のグラフィックも細かく作りこんであり、世界観によくマッチしている絵柄です。
冒険に駆り出したくなる雰囲気を醸し出しています。
BAD/REQUEST
○UI
まず誤操作してしまうことが多いです。
実際にプレイしてみた方ならわかって頂けると思いますが、無駄に決定ボタンが多いです。
A、十字キーの右、Rがそれに当たります。
片手でも操作できるように配慮されているのでしょうが、こうも多いとミスって決定ボタンを押してしまい戦闘で取り返しの付かない事になってしまうことが有りました。
わざわざ十字キーとRの2つを決定ボタンに置いているのは、移動時やアイテム選択時などにどちらか片方が別のキーに割り当てられているからでしょうが、ここまでする必要は無かったのではと思います。
また、ブレイブ&デフォルトシステムの特徴でもあるんですが、コマンド入力の回数が多くてウンザリするときがあります。
ボス戦なら緊張感もあるのでそこまで気にならないのですが、ザコ戦のような作業時にはかなり負担になります。
さらに、戦闘時には決定ボタンを押している間早送りができ、基本的に戦闘時は決定ボタン押しっぱなので、親指がかなり疲れます。
加えてそれなりに本気でボタンを連打する場面もありましたし、本作は親指に優しくありません。
また、細かい点なのですが、飛空艇や船の操作時に、アナログパッドを一番端まで動かさないと最高速が出ないことにも毎回ストレスを感じました。
○寄り道要素が無い…
せっかく美しいグラフィックで作りこまれているマップがあるのに、寄り道要素がほぼ皆無です。
一応メインストーリーとは別にサブシナリオがあり、プレイヤーの任意のタイミングでそれを進めることができるのですが、如何せんジョブはサブシナリオでしか増えないので、体感的にはメインストーリーと同じです。
個人的には、マップを意味も宛もなくブラブラ探索していたら、いきなりメインストーリーとは関係ない小ネタに巻き込まれてしまった!というシチュエーションを期待していたのですが、そんなものはありませんでした。
(一応最後の召喚獣がそれっぽいですが、戦闘だけなので除外しました。)
このため、満足度は4点としました。
○ストーリー
GOODでストーリーを絶賛してましたが…もちろんもっと改善して欲しい点もあります。
まず、物語終盤のあの仕様です。(これが熱中度を4点とした理由です。)
すみません、これに関しては物語の核心に触れる点でもあり、かなりオブラートに包んで書きますので、まだプレイしていない方にとっては意味不明かもしれません。
ダルい、正直ダルかった。
まぁちょこちょこ目新しい話が増えていくことが多かったのですが、そのためいちいち話を聞かないといけないという強迫観念に駆られていたので、精神がすり減りました。
ストーリー自体は良いし、その設定上あのようにならなければならないことは分かるんですが…もっと他にやりようがあったと思います。
上記の内容に絡んでくる点でもありますが、終盤にはご都合主義が非常に多い。
それに伴う矛盾点も多いです。
プレイヤーの作業を減らすためでしょうが、序盤・中盤とあれだけ苦労して成し遂げてきたことが…なんというかこう…やるせないです…。
ストーリーが良い分、惜しいと感じざるを得ません。
また、これも終盤になるに連れて加速する要素なのですが、キャラが崩壊してる…というかキャラが薄くなっている&ブレているように感じました。
あれだけ序盤で連呼していた決め台詞やお決まりの掛け合いが、終盤では皆無…。
わかります、終盤はシリアスな場面が多いし、あの物語の設定上精神的に不安定になるのも頷ける……と考えていたらパーティチャットで凄く和気あいあいと掛け合いをする4人の若者たちが居ました。ギャップってレベルじゃねぇぞ!
「お前らメインシナリオであんだけ鬱ってたじゃん!何楽しそうに街の飯のことで言い争ってんの!?そこ来るの何度目だよ!序盤でやれよ!」
と画面に向かってツッコミを入れたのは私だけではないはず。
COMMENT
ノリノリでBADを書きなぐってしまいましたが、これは次回作に期待する気持ちのせいです…;
体験版の5つ目が出た時に本作の存在を知り、
「あのスクエニがユーザの意見を取り入れている…だと…!?」
という驚きとともに購入を決意した一品でしたが、結果的に非常に満足の行く買い物だったと思っています。
本作を一言で言えば、古き良きRPGを現代風にアレンジした作品、という言葉がしっくり来ると思います。
もっと具体的に言えば、FF3やFF5の正統進化、という所でしょうか。
なので、最近のスクエニにがっかりしていた方には自信を持って薦めることができる作品だと思います。
昔のFFを徹夜でやり込んだという方はもちろん、最近のRPGは斬新なシステムと奇抜性に富んだストーリーが多くて疲れたよ…という方を始め、3DSで王道RPGをやりたいという方々全般にぜひプレイしてほしい作品です。
私は次回作が出たら必ず買います。