Nintendo3DS mk2 :: 【DS】真・女神転生 STRANGE JOURNEY レビュー

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【DS】真・女神転生 STRANGE JOURNEY レビュー

発売元	アトラス（オフィシャルサイト）
発売日	2009/10/08
価格	6,279円（税込）
レーティング	【Ｃ】15歳以上(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	RPG

スコアボード

総合ポイント: 75
難易度: 3.56
レビュー数: 77

スコアチャート

Check

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90-100

【60点以上】
77.9%
【標準偏差】
14.42

ユーザーレビュー

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■ 400人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	3pt	3pt	4pt	2pt	2pt	4pt

総合点
57pt

GOOD!

FCの女神転生・真女神転生シリーズ、PS2のマニアクス、DSのデビルサバイバーをプレイ＆クリア済です

・据え置き機並のボリュームがあるメガテンをお手軽にDSでプレイできる
・戦闘パーティー人数が少ないほど参加者が獲得できる経験値が増えるようになった（見覚えの成長系で獲得する経験値は未確認）
・デビルサバイバーの1周目に比べて、格下を狩って得られる経験値のペナルティがかなり緩和された。パーティー人数を二人旅にすれば適正Lv+20くらいなら5時間ほどで上げられる。でも経験値ペナルティーや格上ボーナスはないほうがシンプルで一番いい
・オート戦闘がXボタン一発で開始でき、そして速い。一度マニュアルで選択したことを繰り返させるオート戦闘があればなおよかった（今作は全員物理攻撃のみ）
・カニ歩きや後ずさり、セリフ・ムービースキップ機能がついている
・各説明がよくなされて、後から好きな時にそれらを読める。説明書不要だった
・戦闘画面で敵味方双方の状態が容易に確認可能になった（どのキャラor敵にタルカジャが何回かかっているかとか、どんな状態異常にかかったか、など）
・あるEXミッションをクリアすると仲魔のスキル変化がほぼ確実にできるようになる（メインミッションではこれより確率が劣るのが手に入る）ので、これについてはリセット回数が減った

BAD/REQUEST

不満度Lv1（最大でLv5です）
・仲魔の並び替えが召喚と帰還を使用しないとできない（戦闘に参加している仲魔を並び替えるのがかなり面倒になってる）
・主人公が主に使用する武器は、スキルが使える（＝MPを唯一消費する）銃なので、剣ではなく銃をコマンド群の一番上に持ってきてほしかった
・ロードした時、ターミナルや戦艦の内からではなく外からスタートする仕様にしてほしかった
・ターミナルから戦艦にワープする時、戦艦の外ではなく中へワープしてほしかった。戦艦に入るときにいちいち挿入される戦艦の絵が邪魔だった

不満度Lv2
・ダークゾーンの可視化演出が毎回あるのはここを読んでしってたが、これがじわじわくる。あれなら最初の一回だけでよかったとホントそう思う
・ダークゾーン可視化に伴ってダークゾーン内のマッピングも機能するようになってほしかった
・作戦司令室の選択肢で一番上にある「ミッションログ」がなぜあるのかわからないくらいに不要（Xボタン一発で同じのが見られるし）。それじゃなくて使用頻度の高い「セーブ」をそこにもってきてほしかった

不満度Lv3
・使用してくる敵は少ないが、マッカビームがかなり嫌。序盤セクターの最弱悪魔に持ち金の2割くらい？消された。ザコ敵攻撃としては2％で充分
・主人公が弱い。耐性は防具やアクセに依るが、その時々で必要な耐性をもった防具の素材を集めなければならず、さらには何を集めたらよいのかすらわからない時もある。自然と防具というか装備自体にそれほど頓着がなくなり、結果主人公は防御・アイテムで回復役→後のことは仲魔頼みに。また、つけられるスキルが最大で3つ。しかも銃についてるもののみで、種類も数も少なすぎる。せめて回復や補助ができれば主人公のMPにもっと価値を見出せたと思う
・キャラ成長や仲魔のスキル変化、デビルソースの節約や獲得（任意ソースの2度目以降の獲得は低確率）で簡易リセットの機会がけっこうあるのに、簡易リセットしてからロードし終えるまで10秒近くかかる

不満度Lv4
・隠し扉が序盤から乱発され中盤以降食傷気味に。今までは、行くところに詰まってようやく進む道を見つけた時の悦びを味わえる上位トラップだったのが、今作では序盤から壁を向きながらカニ歩きさせるためのイジワルトラップに成り下がってしまった
・デビルパスワードは賛否両論あるところ。マッカさえあればストーリー序盤でも超強い便利悪魔を連れ歩けるのを前向きに捉えられるかどうか。個人的には1周目クリアするまで使用不可でよかったように思う。とりあえず安易にバランスが崩壊するという意味でBad項目で挙げておく
・獲得マッカは表示されるのに獲得経験値が表示されない。戦闘終了後のリザルト画面ではすでにNEXT経験値の減算が始まっているため、戦闘前にNEXT経験値を覚えていないと正確な獲得経験値がわからない（当然ながらプレイヤーが1?6桁の減算をして算出することになる）。しかも獲得経験値には敵とのレベル差補正が掛かっているため、いくら獲得しているのかを知りたい仲魔を個々に計算していかなければならない。これがわからないと、あとどれくらい戦闘を繰り返せばレベルが上がるかのメドを立てることができない
・悪魔合体で引き継ぐスキルがランダムではなくなったため、通常合体で任意の悪魔に任意のスキルを継承できない。これを補うものとして登場したデビルソースは、かなりの希少物なので使用にためらいがでる（ちなみに使用しても低確率でまたもらえる）。また、ソースを使用した時に余計なスキルを排除するためにキャンセルしまくるのだが、これならランダム継承でキャンセルしまくるのと面倒くささはそう違わない。ちなみにマッカが潤沢にあればパスワードを使用することでデビルソースを温存したまま望む悪魔が作れる

不満度Lv5
・主人公のパラメータを好きに割り振れない。主人公をカスタマイズすることがどれだけ楽しいことなのか開発者はわかってない。序盤で出される質問の答えによって成長タイプが決まるが、任意でタイプを選べないことに変わりはなく、今まであった自由性は皆無。そして、お目当てのタイプになってもそれが全くアテにならないお粗末さ。当初、「速」と「魔」を重点的に上げようと思ってたのが、「とりあえず運に振られなければいいや・・・」と妥協せざるをえなかった。それでも、レベルアップ間近になるといちいちターミナルに戻りセーブ、ボス戦の気配がするとボス戦後にレベルアップしないよう経験値を調整し、そして今回は1レベルアップで3pt上昇するので、その内の1ptでも運に振られれば即リセット（1レベルアップでの平均リセ回数は体感で2回）。今までならしなくてよかったこの作業、そしてそれをしても自分の望む姿に主人公が育たない理不尽さ。当サイトレビューでこの変更をBadに挙げる人は数居れど、誰一人としてGoodに挙げていない事実を次回作以降にいかしてほしい

COMMENT

最後に、GoodかBadか判断しづらい変更や気づいた点を書きます。
・セーブに2秒強、ロードに0.3秒くらいです。
・氷結と電撃の金縛り付加がなくなりました。
・悪魔の数が多いです。戦闘で初めて目にする悪魔はunknownとして扱われ、ビジュアルや悪魔名や弱点もわからないので緊張感と事故死の可能性が増します。
・曲はあまり耳に残りませんでした。といって本作のでも特に不満はありません。雰囲気はつかんでいるというか、少なくとも違和感はありません。
・ストーリーについては好みによって分かれやすいと思うので、脈絡のない超展開や理解しづらい点や矛盾点が特になかった本作では、プラスにもマイナスにも評価に反映させていません。

新システムのデビルCO-OPやデビルソースは正直言って微妙でした。CO-OPはスタンスによる縛りが、会話の応答や連れる仲魔を制限する結果になり自由度を奪いました（スタンスを自由に調整できるクエストをこなせば少なくとも会話の応答は途中から自由になります）。過去作品でスタンスが違えば仲魔として連れることすらできないものがあり、それに比べると緩和されていると言えます。後半はCO-OPのメリットを上回る性能を持った悪魔がたくさんいますので、次第にどうでもよくなってしまいました。どのスタンスかはランダムですが、あるスタンスの仲魔を強制帰還させるボススキルとかもありました。難易度を上げたかったのかもしれませんが、せっかくの新システムの必要性を下げる結果になってるのは残念です。
私はなったことがありませんが、ボス前の会話でスタンスが変わり、デビルCO-OP頼みで揃えた仲魔が無駄になったとなれば、不満度Lv2くらいに挙げたかと思います。CO-OPが後半も有用なシステムであったなら、不満度ももっと高くなったはずです。
プレスターンアイコン、成長と共に新たなスキルを覚える悪魔、各スキルに継承難易度がそれぞれ設定されていたけれど、ランダムでそれらを継承できるシステムだったマニアクスが、シンプルかつ奥深くて、やはり最高だったと改めて思いました。
DSのデビルサバイバーでは1周目の獲得経験値に対するレベル補正、そして今作では主人公のパラメータ割り振り不可、どちらも私にとってはゲームの面白さを著しく損なうものでした。
Goodに書いたメチャ速のオート戦闘や確実なスキル変化、獲得経験値のシステム変更などでスピード化が図られている反面、Badで挙げた細かな不備でスピード化が相殺されている気がしますし、操作システムやテンポでいえば少し悪くなったように思います。
女神転生は、魅力的な世界観や合体システムという「神ゲー」と呼ばれるに足る素材をすでに有していると思います。これにかまけて、プレイヤーに気持ちよくプレイさせるための細かな配慮を疎かにしたのが本作、という感じです。
ガーディアンや剣合体や3身合体、そして今作のようなデビルCO-OP・ソースなど、回を重ねるごとにアレンジを加えるのは、シリーズプレイヤーにマンネリ感を与えないための当然のチャレンジといえますし、それが失敗か成功かはふたを開けるまではわかりません。
ですが、今まであったものをあえて不便に使いづらくすることは、ふたを開けるまでもなく評価を下げることにしかなりません。

非常に長くなりましたが総評といたしまして、2周目をプレイする気力が起きないけど時間つぶしにはなった、って感じです。ちなみにプレイ時間は60時間くらいでレベルは94、ラスボス手前で止まってます（一度突っ込んで、いいところまで行って主人公がとあるボススキルで即死しました）。
メガテンファンなら買って損はない・・・んですかねえ。このサイトではどうやって評価ポイントを算出しているのか知りませんのでこのレビューで何点になってるかわかりませんが、個人的には58点のCに近いDランクでしょうか。主人公のパラメータが好きに割り振れていれば70点以上には感じてたと思います。そこかしこに不満点がちりばめられていたためか、それがボディーブローのようにきいてきて、それらの不満点を過去作品のようにゲームの楽しさで吹き飛ばすことはできませんでした。全体的に難易度が高くやりごたえがあるものを、との意気込みが伝わってきそうな作りなんですが、難易度の上げ方に問題があったように思います。
デビサバレビューで「もしメガテンがRPGでDSに出たら発売日に絶対買う！」と述べたくらいに期待しまくってたんですが、自分でハードルを上げすぎてしまっていたようです。そこそこの期待の下で購入される方には、私のレビュー評価点に20点くらい加算していただくといいかもしれません。

プレイ時間：60時間以上100時間未満（未クリア）
がんばったさん [2009/12/14 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

■ 375人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	3pt	2pt	4pt	2pt	2pt	3pt

総合点
55pt

GOOD!

・硬派なゲームデザイン
昔のパソコンゲームを思い出させるような雰囲気に仕上がっています。

・序盤のストーリー展開
非常に緊迫感があり、思わずひきこまれました。

・初遭遇した敵のモザイク表示
これまた、緊迫感を高めるよい演出だと思います。

・じつは親切設計
セーブポイントがボス手前に必ず配置されていたり、
ザコ敵が通常攻撃を行ってくる確率が高いため
全体攻撃魔法や即死魔法をガンガン使われて事故死する、というケースが少ないです。
このあたりはうまく配慮されていると感じました。

BAD/REQUEST

・基本的に単調
シュバルツバースというひとつの3Dダンジョン内で
延々指示通りに動き続けるだけのお使いゲーです。
3DRPGであるうえに、お使いゲーという、単調さの二重地獄です。

・中盤以降のストーリー展開
序盤の面白さとはうってかわって、どんどん大味になっていきます。
先が読めるようになり、つまらなくなりました。

・一部のボスが異常に強い
中盤以降に出現するボスですが。
とくにウロボロス、ゼレーニン、ラスボスあたりになりますか。
ウロボロス、ゼレーニンについては致命的な状態異常攻撃を乱発してくるため、
よほど時間をかけて仲魔を強化しない限り、神に祈るような戦い方をせざるを得ません。
そしてラスボスですが、ひどいです。
攻撃が強烈すぎて主人公はほとんど防御一辺倒になります。
（主人公が死ぬと即ゲームオーバーになるので）
そして毎ターン味方全体のHP、状態異常を完全回復する魔法を使い続けることになります。
また、相手の無効属性、反射属性がコロコロ変わるため、万能属性の魔法で攻撃するしか事実上こちらの攻撃手段がありません。
ここまでしても、仲魔に何かひとつでも弱点属性があるか、もしくは運が悪いと勝てません。
レベルを９９まであげたところで、です。
ボス手前のセーブポイントから復帰して、何度も挑戦を繰り返す。
あるとき奇跡的に勝てた！これだけです。
作業なだけで、面白くもなんともありませんでした。

・ダンジョンのトラップが面倒なだけ
これも中盤以降になりますが、強制ワープ連発、はいるポイントを間違えると最初からやりなおし、なトラップや
暗闇で道がわからない中を壁にぶつかりながら進んでいくトラップなど、
徒労感を覚えるトラップが発生しはじめます。
おもしろくもなんともなく、苦行でしかありませんでした。

・BGMがひどい
不気味な男の歌声のようなBGMがほとんどです。
意味がわからなかったです。

COMMENT

序盤は楽しめました。
ストーリーもよく、ゲームバランスも程よかったです。
しかし中盤以降、BADの欄に書いた理由により、作業感だけが募っていきました。
とくにラスボスの理不尽さには本当にうんざりさせられました。
クリア後は、やっと解放された的な感想しか残らなかったです。

そもそもが懐古的な雰囲気の漂うゲームで、万人にはお勧めできません。
そして、そういったゲームが好きな方であっても、
中盤以降の作業感でクタクタになる可能性があります。
難ゲーではなく、作業ゲーなのです。

また、ゲームシステムそのものに目新しい点はまったくないです。

ただし、基本的には親切かつ丁寧に作られていて、
なかなかに熱中度は高いです。その点は評価できます。
レトロゲー好きで、作業が苦にならない方には一応おすすめです。

プレイ時間：40時間以上60時間未満（クリア済）
とまとさんさん [2009/12/10 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

■ 395人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	4pt	3pt	2pt	3pt	2pt	4pt

総合点
54pt

GOOD!

・相変わらずのメガテンであること。シリーズファンには待ちに待った新作でしょう。
・グラフィック(背景)の多様性。無理をしない2D敵表示はGOOD!
・チャレンジスピリッツを誘うそこそこの難易度。しかし後半は半端なく面倒なのでGooDと同時にBADでもあります。
・悪魔合体の相変わらずの楽しさ。悪魔全書の搭載。

BAD/REQUEST

・やる気を削ぐほどの後半の難易度。
・マッピングメインの探索にすぎず、どちらかというとwizライクなところ。
・あまり前シリーズまでとの差別化が薄く、またか……という感じのメガテンであるところ。これはGOODでもあるんですが、BADでもあります。
・絵。メガテンと言えば金子先生ですが、ハッキリ言って時代遅れもいいところ。もっと冒険して欲しかったな。
・難易度が高ければコアユーザがチヤホヤするだろうとい制作者の魂胆がミエミエでウザい。