Nintendo3DS mk2 :: 【DS】ラジアントヒストリアレビュー

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【DS】ラジアントヒストリアレビュー

発売元	アトラス（オフィシャルサイト）
発売日	2010/11/03
価格	6,279円（税込）
レーティング	【Ｂ】12歳以上(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	RPG

スコアボード

総合ポイント: 77
難易度: 2.25
レビュー数: 81

スコアチャート

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90-100

【60点以上】
88.9%
【標準偏差】
13.81

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

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■ 508人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	3pt	3pt	3pt	4pt	2pt	1pt

総合点
65pt

GOOD!

・ストーリー
歴史改変というありがちな題材ではありますが、最後に全てがつながっていく物語は秀逸。

・主人公
選択肢次第でとても冷徹なようであれば、非情になりきれない場面もある。
一見一貫性のないように見えますが、なぜかとても人間臭く見える。
責任と感情に板挟みにされ迷い続ける姿は、近年のテンプレ主人公にはない魅力を感じました。

・バトルシステム
これも従来のRPGにないものを作り出そうという意欲が伝わり、好印象です。
事実、このおかげで単調になりがちな雑魚戦も幾分楽しめるものになっています。

BAD/REQUEST

・イベントスキップがない
何と言ってもイベントスキップ。このゲーム最大の欠点です。
必須でないクエストを除いても、ストーリー上何度も同じ時間に飛ぶことになるこのゲームで、
なぜ何度も同じイベントを繰り返し見るハメになるのか。
ストレス以外の何物でもありません。
一応会話は高速化できますが……

・一部イベントの発生条件が見つけにくい
クエストの発生条件が会話になっていることが多いですが、
どの段階の歴史で・どこで・誰と話せばいいのか。全てがノーヒントのクエストが多々あります。
見つかっていないイベントをこなそうと思うと、総当りするしかない。面倒です。

・バランス
一部キャラ、というか技が強すぎる。
せっかくの目新しい戦闘システムがたった一人の手によって崩壊しているように思えます。
かと思えばその強すぎるキャラが終盤の敵には全く無力になってやることがなくなったりと、
やや作りこみが甘い印象を受けます。
新しいシステムに挑戦する際に避けられない弊害ではあるのですが。

COMMENT

歴史改変と言えばRPGだけでもいくつか思い当たる作品がありますが、
この作品がそれらと一線を画すのは何と言っても『白示録』の存在でしょう。
この本の力で、主人公はいつでも色々な歴史に瞬時に移動することができます。
それに加えまるでノベルゲーのような選択肢の多さ。
主人公が何度も失敗して世界が終末を迎えるのも特徴の一つですが、
この失敗したパターンを埋めていくのも中々面白いものがあります。
そして一度見た歴史は本に記されていき、これをコンプリートするというやりこみ要素も兼ねている。
まさにこの白示録こそがこのゲーム最大の目玉といえます。

それだけに時間移動に関する不親切な点が多々あるのが痛いのですが……
それを差し引いても魅力的なのは間違いありません。
難易度は低いですが、戦闘をやりこむようなゲームではないのであまり気になりません。

今更レビューを見てプレイしてみたのですが、粗はあるものの確かに名作。
このまま埋もれるのが惜しく、これまた今更レビューしてみました。
機会があれば、皆さんも主人公の視点で終わりゆく世界に絶望してみましょう。

プレイ時間：わからない（クリア済）
asagingさん [2013/05/08 掲載]

このレビューはオススメ？　

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■ 340人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	3pt	3pt	3pt	3pt	3pt	3pt

総合点
63pt

GOOD!

お店のレジで「ラジアータストーリーください」とうっかり言ってしまいそうになった、けい爺でございます。リィィィィドリィィィィーーーー!!!!（byジャスネ）

【良かった点】
▼テキスト（セリフ）が簡潔で読みやすく、表現豊か
（いきなりテキストを賞賛するってのもゲームレビューとしてどうかと思いますが…）
　こういうレビューなどを書いていて常々思うのが、読む人に伝わりやすく、かつ簡潔な文章を書くのがいかに難しいかという点。主人公（ストック）があまり多くを語らない性格でありながら、仲間を思う正義感あふれる人物というのを、うまくプレイヤーに伝えることが出来ていると思います。やや影を落とした挿絵も含めて非常に『ＣＯＯＬ！』という表現がしっくりくる。ＲＰＧは好きだけど推敲されていない駄文を読み飛ばすのが面倒って方にオススメ♪

▼ボリューム（容量）がハンパない！
　ゲーム序盤の選択肢により「正伝」「異伝」のパラレルワールドが存在します。【白示録】の力を借りて双方の世界を行き来できたり【時間移動】できたりと決して一本道ではありません。またその後も選択肢によるバッドエンドを迎えるなどＲＰＧとしては珍しい手法を取っています。さらにサイドストーリーなどを含めた「達成度」までありますので…終わるのか？これ？といった感じですｗ

BAD/REQUEST

正直に言いますとゲームレビューを書きたくて新作ソフトを買ってみた、けい爺でございます。ぬるゲーマーですが何か？

【悪かった点】
▼物語を把握するのに苦労する。
　良い点でもあり悪い点でもあり。「正伝」「異伝」のパラレルワールドを行き来するのでそれぞれの物語の頭の切り替えが難しいです。序盤では町などを分けて混乱させないよう製作者サイドの意図も汲めますが、やはり登場人物が同じなので混乱はします。一般論ではありません。あくまで私個人の感想。おまえの理解力が乏しいんじゃい！という異論は大いに認めますｗ

▼二番煎じの感が拭えない
　ちょっと辛らつかな？…今回続編ではなく新作なのでオリジナリティー４点にしましたが、戦闘システムの【グリッド】軸移動を使った戦略的要素が今一歩だった気がします。軸移動よりも強力な技が出てくると「わざわざエアホッケーしなくてもな?」とＭＰ任せに火力勝負。コンボ数とマナバーストの必殺技はレナスだ！（シルメリアだ！ｗ）。タイムトラベル、パラレルワールドなどなど、どこかで見たことあるよ?な？と感じてしまいました。

COMMENT

「砂漠」「歴史を遡る」から連想して【時の行者】という昔のマンガを思い出した本当にジジイなけい爺でございます。

結局そのマンガは過去を変えても現実は変わらない。私たちで未来を作りましょうって終わり方だったと記憶してるのですが、このラジアント・ヒストリアもせつないですね。声優さんを起用していないのもありますが、古き良き時代のＲＰＧに触れた気がします。

面白かったですよ♪

ぬるゲーマーの筆者が途中で投げ出さない（投げ出せない）のは、このゲームがよく練り込まれている証拠。派手さはないけど遊べる一本です。

プレイ時間：40時間以上60時間未満（クリア済）
けい爺さん(Webサイト) [2010/11/20 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

■ 363人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	4pt	4pt	3pt	3pt	2pt	1pt

総合点
61pt

GOOD!

・王道ファンタジーRPG
「時間移動」できるという変わった要素はあるものの、基本的には王道ファンタジーです。SFC時代のRPGと言ってもいいかもしれません。
・BGM
きれいでいい音楽です。この音楽がまた「王道ファンタジーRPG」の雰囲気をより一層盛り上げています。
・グラフィック
これもきれいです。グラフィックとBGMとシナリオがうまくマッチしていて非常に満足でした。

BAD/REQUEST

・シナリオ
時間移動ができるというわりにはストーリーはほぼ一本道で、しかもそれほどひねりがあるわけでもありません。
終盤に行くに従い、がっかり度が高くなります。

・キャラクター
どのキャラも印象が薄いです。キャラごとのエピソードなどもほとんどないのが残念でした。

・インタフェース
いくつか気になる点がありました。
- 武器屋で装備を買うときにキャラの現在装備が見れません。
- スキルが多すぎて戦闘中に選択するのがすごく不便でした。
- イベントのスキップ機能(スタートボタン)があるというのがわかりませんでした。ヘルプも出てくるわけじゃないので、気づかずにクリアした人もいるんじゃないでしょうか。
- 上記に関連しますが、未読スキップ機能がないため初めてのイベントも簡単にすっ飛ばしてしまいます。ですので、時間移動時に未読テキストがあるかどうかはスキップしないで見ないとわかりません。

・SE
よく言われることですが足音は確かにうるさいです。

・戦闘
ゲームバランスはあまりよくないです。基本的に魔法系を連発してると勝ててしまいます。
そもそも、攻撃順序を簡単に入れ替えられたり、敵のターンをすっ飛ばしたりが簡単にできてしまうようなゲームシステムでよくここまでゲームバランスを維持できたなと驚くばかりです。
また、敵が単調過ぎて印象に残らないのもマイナスポイントです。

COMMENT

どの部分においても気になるところがあったためBADにたくさん書いてしまいましたが、全体的には結構気に入っています。
それゆえに「おしい！」と思う部分がたくさん見えてきてしまったというのもあります。
「時間移動」「終末系」というだけで飛びつく人は私以外にもたくさんいるでしょうし、グリッドバトルというシステムももっと洗練されれば面白くなるだろうとは思います。

色々書きはしましたが、この作品も決してつまらなくはないのです。
しかし、他の作品を持ち出して申し訳ないですが、同じアトラスさんから発売されている「世界樹の迷宮」シリーズと比べるとキャラクター、シナリオ、インタフェース、戦闘などはどうしても見劣りしてしまいます。
見劣りしないのはグラフィックとBGMぐらいじゃないでしょうか。
「世界樹の迷宮」ファンとしては、どうしてもあのレベルのものを期待してしまうので今回のような辛口なコメントになってしまいました。

しかし繰り返しになりますが、悪い作品だとは思っていないので次回作が出ることをすごく期待してます。