【DS】ヘラクレスの栄光 〜魂の証明〜 レビュー
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
■ 356人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt | 3pt | 3pt |
67pt
GOOD!
キャラクターの個性を生かしたストーリー展開が楽しい。ある程度先が読めてしまってもワクワクできました♪。このシリーズは3からプレイしていますが、今までの作品と同じくお話にひと味あって楽しいゲームです。
後半、敵の強さに合わせて味方キャラクターの強さが破綻します。ありえない強さの敵をありえない攻撃力で粉砕するのはナカナカの爽快感です♪。
画面が見やすい、さらにムードに合わせた音楽が心地良かったです。
BAD/REQUEST
戦闘で「魔法」の演出効果が長い。さらに全体攻撃のダメージを食らったり与えたりすると一人ずつダメージを受けるのでがえげつないほど時間をとられます。
タッチペンを使った新しいシステムを詰め込みすぎ。DSの機能を無理に使おうとしすぎてプレーヤーのストレスになってると思いました。
ゲーム中、スキップ無く強引にチュートリアルが展開し、ずっとそれに付き合わされるので疲れます。
COMMENT
ひと癖ありますが「買い」のゲームです。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt |
70pt
GOOD!
ちなみに、このシリーズはGB以外すべてクリアしています。
表示キャラは小さいけど動きが丁寧なので私は好きでした。戦闘中のふきだしもキャラの個性が出てて良い。
キャラクターが「男装の少女」とか「感情の乏しい幼女」「スカした美青年」「筋肉バカ」と狙ったよーな設定なのに、コテコテになっていない。こーいうのにありがちなステロタイプの不快感がなかった。
最初に仲間になるのが、思慮は浅いけど善良で主人公を引っ張ってくれるタイプというのが、「ああ、ヘラクレスだなあ」って感じで、シリーズファンの私にはうれしい。
なにより、押し付けがましくなくて、淡々としたシナリオが良いです。
ただ、本当に面白くなるまでは時間がかかります。
シナリオの真相についても100%語らずに70%くらい明かして、あとはプレイヤーに想像させるのが良いです。最近のRPGは親切かつ饒舌すぎる。
戦闘は、・・・うーん。
考えられてます。MP回復の手段は多いのでエーテルをやり繰りしながら、魔法をガンガン使うのが、多分王道の戦法。
敵も味方も、防御より攻撃力のが強めな設定なので、緊張感もある。
面倒ならAIまかせでも何とかなるバランス。
全滅してもその場から再開できる。
BAD/REQUEST
そんなに良い戦闘なんだけど、魔法を打ち合うのが基本なのに、その処理がトロい。
おかげで戦闘になるとうんざりする。
シナリオは好きなんだけど、ストーリーを引っ張る重要な部分がオーバーテクノロジーっぽいのがイマイチ。そのアイテムを「××の鏡」とかファンタジーっぽい名前にするだけで印象が変わるんだけどね。
あと、シリーズの3と4も「記憶をなくした不死者が集まり謎に挑む」と、大筋は同じなのだけど、今作はなぜ彼らが同行するのか動機もシナリオ上の必然も薄い。
COMMENT
本当にこのシリーズはすごく好きだし、今作も楽しんだんですけど、なんて言うか「他人には薦めにくい」です。
理由はみんな書いてる戦闘テンポの悪さ。
正直、このシナリオの人には期待と不安があい半ばする、複雑な思いがありました。スクウェアに行ってからの仕事が・・・どーもねえ。
でも良いほうに裏切られました。
辞典の「イピクレス」の項目、文末の一言が好きです。
女の子キャラも闊達としていて、媚びたところが無いのが良いですね。
次回作が出たら絶対買います。
ただ、戦闘のテンポだけは何とかしてね。
発売スケジュール
- 2017/07/20
-
レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀
- 2017/07/29
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2017/08/03
-
大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-
サイト情報
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 忍列伝
- 2020/08/31更新 (2020/08/30投稿分まで掲載)
-
チャリ走 DX
- 2020/08/24更新 (2020/08/23投稿分まで掲載)
-
星のカービィ ロボボプラネット
- 2020/08/21更新 (2020/08/20投稿分まで掲載)
-
PROJECT X ZONE
- 2020/08/09更新 (2020/08/08投稿分まで掲載)
-
ハイキュー!! Cross team match!
偽りの輪舞曲
遊戯王 ナイトメアトラバドール
- 2020/07/21更新 (2020/07/20投稿分まで掲載)
-
初音ミク and Future Stars Project mirai
電波人間のRPG
ハココロ
トモダチコレクション
- 2020/07/12更新 (2020/07/11投稿分まで掲載)
-
3次元エアホッケー
- 2020/07/08更新 (2020/07/07投稿分まで掲載)
-
メタルマックス4 月光のディーヴァ
世界樹と不思議のダンジョン
牧場物語 キミと育つ島
たまごっちのプチプチおみせっち ごひーきに
1500 DS Spirits Vol.10 囲碁
- 2020/07/05更新 (2020/07/04投稿分まで掲載)
-
New International ハイパースポーツ DS
- 2020/06/26更新 (2020/06/25投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 疾風伝 最強忍者大結集5 決戦!“暁”
- 2020/06/14更新 (2020/06/13投稿分まで掲載)
-
Hey! ピクミン
いきものづくり クリエイトーイ
解放少女
RPGツクールDS+
イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク/ボンバー
レーダーウォーシリーズ 軍人将棋
スティッチ!DS オハナとリズムで大冒険
たまごっちのプチプチおみせっち
- 2020/06/11更新 (2020/06/10投稿分まで掲載)
-
真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY
エースコンバット 3D クロスランブル +
だるめしスポーツ店
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
みんなのポケモンスクランブル
ルーンファクトリー 新牧場物語
ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊
わがままファッション ガールズモード
ダン←ダム
- 2020/06/10更新 (2020/05/20投稿分まで掲載)
-
真・女神転生IV FINAL
探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK
ポケモンピクロス
とびだせ どうぶつの森
ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス
新 絵心教室
トモダチコレクション 新生活
1500DS spirits Vol.2 将棋
ウィッシュルーム 天使の記憶
探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実
探偵 神宮寺三郎DS きえないこころ
ディズニー・フレンズ
- 2020/03/06更新 (2020/01/03投稿分まで掲載)
-
G.Gシリーズ 超ヒーロー皇牙2
閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-
直感ヒトフデ
デジモンストーリー サンバースト/ムーンライト
レイトン教授と不思議な町
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
ドンキーコング リターンズ 3D
ぷよぷよテトリス
真・女神転生 STRANGE JOURNEY
HOSHIGAMI
- 2019/10/29更新 (2019/10/28投稿分まで掲載)
-
ゼノブレイド
- 2019/09/29更新 (2019/09/28投稿分まで掲載)
-
デモンズブレイゾン 魔界村 紋章編
- 2019/09/10更新 (2019/09/09投稿分まで掲載)
-
アッコでポン!イカサマ放浪記
- 2019/09/07更新 (2019/09/06投稿分まで掲載)
-
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
- 2019/08/18更新 (2019/08/17投稿分まで掲載)
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2019/08/07更新 (2019/08/06投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 最強忍者大結集4DS
- 2019/08/02更新 (2019/08/01投稿分まで掲載)
-
パズドラクロス 神の章/龍の章
スローンとマクヘールの謎の物語
GOOD!
全編でタッチペンのみを使用してプレイした。
・戦闘が圧倒的に楽しい。最大のポイントは、大ダメージを与えて敵を倒すと「オーバーキル」となってMPを回復できること。これにより、強力なスキルや魔法を繰り出してアグレッシブに攻めれば攻めるほど、リソースを削らずにすみ戦いも有利に運ぶという、この上ない爽快さが実現されている。もちろん敵もそれに合わせて歯ごたえのあるものになっているから、雑魚相手であろうと一戦一戦に気が抜けない面白さ。また、魔法を使うには「エーテル」が必要となり、これが足りないと「エーテルリバース」のダメージを受けるため、必要なエーテルをどう調達するか、あるいはリバース覚悟であえて魔法を使うかなど、頭のひねりがいがある。総じて、オーソドックスなRPGにありがちな、どこか作業的な戦闘とは一線を画した出来といえる。
・装備品によるキャラクターカスタマイズ。多くの装備品にはパラメータへの修正値だけでなく、アビリティ・スキル・魔法も付いている。そのため、とにかく新しく手に入れたものを装備していけばいいというわけにはいかない。パラメータをアップさせながら、同時に有用なアビリティ等を網羅するにはどうするか、あれこれ悩むのがとても面白い。
・引き込まれるストーリー。メインとなるのは、シリーズのIIIを思わせる、記憶を失った主人公たちの「自分探し」。その過程で徐々に明かされていく意外な真実に、「ええっ!?」と声をあげて驚いたり、「なるほど、あの伏線がこうつながるのか」と感心したり。特に終盤のとあるシーンでは、「これ、一応ギリシア神話ものだったよな……」とあっけにとられてしまった(褒め言葉である)。エンディングも、語りすぎず余韻を残す感じがよい。
・秀逸な音楽。特によくできているのがボス戦などの緊迫感にあふれた曲で、強敵に挑むプレイヤーのテンションをしっかりと高めてくれる。
・セーブ関連。セーブデータ数は3つ用意されており、ダンジョンの中であっても基本的にはいつでもセーブ可能なのがありがたかった(ただし、悪い所も参照)。また、新しいダンジョンへ入ったときなど、ストーリーの区切りには逐一セーブを促してくれるという親切設計。
・ボリューム。私は買える限りの装備品を買いながら進めていったので50時間近くかかったが、普通にプレイすれば30?40時間といったところか。RPGとして要求される分量は十分以上に満たしている。
・グラフィックに力が入っている。戦闘シーンは、スクリーンショットを見た限りだとちょっと冴えない印象だったのだが、実際のゲームでは非常になめらかな動きが表現できている。イベント部分でも、個々のシーンに合わせて細かいしぐさが用意されていて、その凝り具合に感心した。
・プレイヤーへの不意打ちを避ける工夫。ダンジョン内のボスのいる部屋は、床のしみでそれとなくわかるようになっていたり、イベント戦闘の前にはメニューが開くようになっているため、準備不足のままいきなり戦闘に放り込まれる心配はない。また、ボス戦では一定ダメージを与えるたびに、仲間が「着実に効いてますよ」などと教えてくれるので、スキルや魔法のペース配分もやりやすい。
BAD/REQUEST
・戦闘のテンポには改善の余地あり。キャラクターのモーション自体はそれほど冗長とは感じられないし、魔法の演出も設定で「ショート版」を選べば適度な長さにはなる。しかし、魔法による全体攻撃の際にわざわざ1体ごとにダメージを表示したり、ターン終了時のHP・MP回復でも同様に1体ずつ表示したりするのはどうにかならなかったものか。戦闘自体は非常に面白いだけに、この欠点は心底惜しまれる。
・魔法・スキル使用時の、必然性が感じられないタッチペンアクション。「おまかせ」にしても十分な威力が発揮できるようになっていたため、私は常時「おまかせ」で通したが、それなら最初から実装しなくてもよかったのでは、と感じる。また、スキルや魔法を使うたびにいちいち「おまかせ」を選ぶのは面倒なので、オプションで「常におまかせ」に設定できるとよかった。
・メインストーリー以外の希薄さ。街の通りや家の中は人気がなく、数少ない住人たちのメッセージにも、面白みのあるものは見かけられなかった。サブイベント的なものも皆無に等しい。そのため、街の中をあちこち探索したり、話を聞いて回ったりしても張り合いがない。
・ダンジョンのシンプルさ。全般的に規模は小さめかつ構造も単純で、仕掛けもそれほど凝ったものは見受けられない。今いる階層のマップは最初から上画面にすべて表示されており、便利といえば便利なのだが、手探りで歩きまわる楽しさは失われている。また、終盤では似たような内装のものばかりになってしまうのも残念だった。
・アイテム所持数の制限。数多くの装備品が登場するのはうれしいが、その量に比べて所持可能数が圧倒的に少ないため、新しいアイテムを手に入れるたびに古いものを処分していかなければならない。「これについているアビリティがあとで有用になったら?」「これが鍛冶屋で強化できたら?」と考えてしまい、なかなか踏ん切りがつかなくて困った。
・途中で1度だけ、かなり長い間セーブ不可能なタイミングがあること。私のプレイではセーブ可能になるまで2時間弱かかった。一応セーブさせないストーリー的必然性はあるにしても、せめて区切りの部分ではセーブできるようにすべきだったろう。
・仲間の日記や主人公のかけ声エディットといった、シリーズならではの要素の削除。特に前者は、ストーリーを補完しつつ仲間の内面をより深く知ることができるという面白いシステムだっただけに、本作でも残してほしかった。
・一枚絵が妙にチープだったり、言葉の意味がおかしかったり、キャラクターにそぐわない「ら抜き言葉」が使われていたりすることがある。いずれもシリアスで重要なシーンでのこと。せっかくの雰囲気が損なわれてしまっており、もったいない。
・一度ゲームを進めてしまうと前の場所へは戻れないこと。そのため、買い逃したショップアイテムを後から戻って入手する、などということはできなくなってしまっている。
COMMENT
スーパーファミコンや初代プレイステーションの時代を思わせる、どこかクラシカルな雰囲気の漂うRPG。昨今のゲームのような華やかさとは無縁の作品だが、そういったテイストにいまいち馴染めなかった人間としては、久々に居場所を見つけられたような安堵感がある。
もともとはストーリー目当てで、他の部分にはあまり期待せずに購入したため、戦闘の充実ぶりはうれしい誤算だった。したがって、シミュレーションRPGのようにあれこれと頭をひねって戦いを繰り広げるのが好きで、多少テンポが悪くても気にならない人に向いているゲームといえる。一方、戦闘にはあまり興味がなくて物語を味わうことが最優先という人には、(ストーリー自体はよくできているのだが)あまりお薦めできない。
最近では、かつての人気シリーズが鳴り物入りで復活したものの、結果として期待に十分こたえられず、ファンから失望の声があがるという事例がいくつか存在している。14年ぶりのシリーズ新作となった本作が、不満点は多々あるにせよ、きちんとシリーズとしての「らしさ」を保ちつつ、新しい試みも盛り込んだ良作に仕上がっていたのは喜ばしいことだった。
余談。制作スタッフの関連か、作中に「どきどきポヤッチオ」ネタが仕込まれていたのには、思わずニヤリとしてしまった。DSで新作かリメイクでも出ないかな、と淡い期待を抱いていたりする。