Nintendo3DS mk2 :: 【DS】メタルマックス3 レビュー

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【DS】メタルマックス3 レビュー

発売元	角川ゲームス（オフィシャルサイト）
発売日	2010/07/29
価格	6,090円（税込）
レーティング	【Ｂ】12歳以上(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon（通常版／限定版）
タギングトップ3
タイトル概要	RPG

スコアボード

総合ポイント: 71
難易度: 2.59
レビュー数: 37

スコアチャート

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【60点以上】
81.1%
【標準偏差】
11.66

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

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■ 442人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
2pt	3pt	3pt	2pt	2pt	2pt	3pt

総合点
44pt

GOOD!

・昔のメタルマックスシリーズを思い出させる完璧な世界観
古臭くもこの手のゲームが好きな人はワクワクが止まらない
・キャラデザがかっこいい
・自由度が高い(人によってはマイナス)

BAD/REQUEST

・ダッシュがない
・ヒロインがパーティに加わらない
・基本的にエンカウント率が高すぎ
・戦闘中のスキルに説明がなく、車の乗り降りなど操作性に不満な部分が多々ある

COMMENT

人によって大きく分かれると思うので購入前はよく調べましょう。
私はSFC時代にはとてもハマりましたが、今作の固定キャラが主人公のみのキャラメイクシステムは合いませんでした。序盤でそのうちヒロインがパーティに加わると思っていたのでｗｋｔｋしていたのですが、そのまま最後まで・・・。汎用キャラばかりだと愛着が沸かないんですよね。本当に個人的なことですがこの一点だけで大幅減点です。

プレイ時間：10時間以上20時間未満（未クリア）
隠此さん [2010/08/18 掲載]

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■ 423人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
2pt	3pt	3pt	4pt	2pt	2pt	4pt

総合点
54pt

GOOD!

・メタルマックス２における最大の長所「戦闘モードC・D」を踏襲した戦闘タイプE
・プロテクターの類が無くなり、装備の手間が大幅に削減
・主人公のみでのプレイや２人旅、３人旅、および犬のみを３匹連れて歩くプレイなどの自由度
・中盤からほぼノーヒントで、最近のRPGには珍しくこちらを不安にさせてくれるほどの自由度
・仲間として連れて行ける女性キャラのデザインが可愛い
・新たな色物車両
・シリーズ初の周回プレイ追加

BAD/REQUEST

・強すぎる主人公
・中断セーブ機能無し
・細かい部分で気になる多くのバグ（下記一例
　　・セメント弾がなぜかスパルク砲でしか撃てない
　　・逆にロケット弾はスパルク以外でも撃てる
・エンカウントの多さ
・戦車より硬く強すぎる犬。
・敵の迎撃特性+迎撃装備による主砲の空気化
・必要性を感じない謎の通信機能（通信アイテム売買や通信対戦）
・多すぎる賞金首ドロップや特殊装備
・取り返しのつかないシャシー穴改造
・ダブルエンジン
・鉄くず以外の道具にも重さ導入
・ゲージツ改造及びそれに伴うレアメタル等のシステム
・同じアイテムでも異なるレア度の導入
・何度でも拾えるてつクズ
・戦車装備取り回しの煩雑さ

COMMENT

異色の戦車RPG「メタルマックスシリーズ」の、通算で何作目になるんでしょうかね。
３、となっていますが、２の後にはメタルマックスリターンズ（SFC）
メタルサーガ砂塵の鎖（PS2）やメタルサーガ鋼の季節（DS）
そのほか携帯コンテンツやmixiアプリなどにもメタルマックスを原作としたコンテンツがありました。
個人的には２がイチオシですね。Wiiのバーチャルコンソールで配信されているので
３をプレイして２を未プレイの方が居ましたら是非ともオススメしたいところです。

さて、肝心の出来栄えですが正直に一言で言ってしまうと「不満」ですかね。
良い部分をはるかに上回る悪い部分の数からして感じ取ってもらえると思います。

今回３をプレイして、一番良かったと思える点が「戦闘タイプE」でした。
それでも２の「戦闘モードC・D」における爽快感は再現できていませんね。
きっとコアな人たちは画面が処理落ちするくらいの無茶っぷりを期待していたと思います。

不満点を細かく説明していくと
・強すぎる主人公
　序盤の緊張感がゼロなのと、仲間キャラのハンターを空気化させてしまっている

・細かい部分で気になる多くのバグ
　セメント弾、砲弾引き出し、ジャックボーイを筆頭に、フリーズやブラックアウト、背景消滅等

・エンカウントの多さ
　マップによっては、とにかくやたらと敵が出る

・戦車より硬く強すぎる犬。
　アクセサリ「ポチカー」など、犬用の乗り物を装備させると全属性抵抗が大幅に上がり
　ものすごく硬くなる。硬くなりすぎる。

・敵の迎撃特性+迎撃装備による主砲の空気化
　大砲の弾を吸い込む敵など、これまでのシリーズにくらべて大砲の重要度が大幅にダウン
　それに加えて、属性大砲の追加によって店売りの実弾主砲はさらに空気に

・必要性を感じない謎の通信機能（通信アイテム売買や通信対戦）
　通信機能を無駄にしないために、ショップの品揃えを数パターン用意したのではないかと
　思ってしまう。通信対戦は本当に意味不明。

・多すぎる賞金首ドロップや特殊装備
　以前のシリーズでは新しい町の戦車装備屋に入るたびにワクワクしたものだが
　店以外で入手できる特殊な装備が色々と増えたせいで戦車装備屋の魅力が大幅にダウン

・取り返しのつかないシャシー穴改造
　「不満点を極力取り除いた」という開発の言葉とは裏腹に、鋼の季節であれほど不評だった
　シャシー穴改造の一方通行を改善していない

・ダブルエンジン
　サウルス砲などの「これ積んだら他を捨てないといけないな」という択一装備品の魅力を
　大幅にダウンさせると共に、ダブルエンジンできない車両の空気化を生んだ

・鉄くず以外のあらゆる道具にも重さを導入
　逆にタイルパックがなぜ重量ゼロ？という違和感しか生まない
　作中に説明があるがご都合主義すぎる。

・ゲージツ改造及びそれに伴うレアメタル等のシステム
　結局軽い装備が一番強くなってしまうので
　サウルス砲のようなロマン武器をさらに空気化させる一因にしかならない

・同じアイテムでも異なるレア度の導入
　結局は★★★が出るまでリセットするだけの作業になる

・何度でも拾えるてつクズ
　鉄くずを使う場面は確かに多いのだが、出すぎるのと
　拾った戦車道具は必ず一番目の車両に勝手に搭載する不親切さと相まって
　どうしようもなくウザい存在でしかない。

・戦車装備取り回しの煩雑さ
　上記にあるように、戦車アイテムを拾うと必ず１台目に勝手に搭載したり
　装備品を外して、入れ替えて、道具欄から移動させて、また装備させて、など非常に煩雑
　さらにエンジンとCユニットは代わりの装備がないと外せないという面倒臭さ

不満点の多さでは下手をするとあれだけ不評だった前作（鋼の季節）を上回るかもしれません。
期待していただけに落胆も大きいせいだと思いますが
面白いかつまらないかでいったら面白いのだけは確かです。
ただ、初めてメタルマックスをプレイするのであれば、Wiiを所持されていれば
バーチャルコンソールで２をダウンロードしてプレイしたほうが幸せになれると思います。

プレイ時間：30時間以上40時間未満（クリア済）
シリマルダシさん [2010/08/18 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

■ 418人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
5pt	5pt	2pt	5pt	4pt	3pt	2pt

総合点
83pt

GOOD!

■他に類を見ない世界観
端的に例えると北斗の拳、マッドマックス、ブレードランナー、ターミネーター４といったところの世界観。ファンタジー系の作品が多いＲＰＧの中でも良い意味で異色作。バイクとタバコといった男臭さの中にもジョークがふんだんに入っているものも好感が持てる。あくまでゲームなんだという制作側の意思と自信が伝わってくるのが素晴らしい。

■脅威のドットグラフィック
最近のゲームは制作側の都合で３Ｄ描写が多い中、よくぞここまでドットを書き込んでくれたと思うような２Ｄグラフィック。雑魚キャラ一体でも動きに個性があり、世界観の構築に一役買っている。
特に賞金首などの主要キャラの動きは秀逸で、攻撃パターン１つ１つが異なる動きをするので見ていて飽きない。

■やれること、やらされることのバランス
主人公の生い立ちをめぐる、いわゆるストーリーと言われるイベントと、自ら選んで（選ばなくてもいい）進めるイベントとのバランスが良い意味で放任的。適度な背景は語られるものの、後はＮＰＣの会話やアイテムの名前や効果などで勝手に補完してくださいというような作りになっている。ロールプレイに浸る上で大事な要素だが、良いバランスで作られていると思う。

■戦車のカスタム要素
自分だけの●●という、ロールプレイの必須条件を戦車という乗り物で満たすことができるというだけで満足。改造などで威力を底上げできたりするので、人とは違う乗り物に仕立てたりすることができるし、戦車自体もバイクやバイオタンクなど個性のあるものが多数あるので良い意味で悩むことができる。現実世界で車を所有している人には説明する必要もないと思うけれども。

BAD/REQUEST

■バグの多さ
色々人の話に耳を傾けてみるとフリーズやオブジェクトにハマって出られないなど、しょうもないバグが起こるらしい。個人的には３０時間プレイして一度もそういった不具合には出会っていないが、金属探知機を使っていたりすると処理速度が落ちたり、ＭＡＰ移動中に行く先の画面がブラックアウトしていたり（十字キーを離すと描画が追いつく。離して0.2秒ぐらいで元に戻るのでそこまで気にならないが）することはあった。

■音源がＤＳに適してないのでは
多数意見が出ているが「軽い」。特にもっとも聞かされることになる通常戦闘の音楽だが、なんとも間延びした抑揚のないものに仕上がってしまっている。冷血クランとの戦闘音楽がなかったらこの分野の評価は最低点を付けていただろう。

■インターフェイスの難
戦車の乗り降りのコマンドが使いづらい。無駄にボタンを押す回数が多すぎるのでこれは次回にでも改善してほしい。また、戦闘時の特技なども説明表示してくれるとありがたかった。

■キャラデザインの妙
これは人それぞれ好みがあるので一概にどうこうと言う話ではないのは分かっているが、個人的に言わせてもらうならば世界観とのギャップを少し感じる。具体的に言えばナースが衛生兵的な雰囲気でないことと、ソルジャー男に『ランボー』のスタローン的男臭さ、ソルジャー女に『エイリアン２』のバスケス的かっこよさが足りない……といえばわがままになるのだろうが。
アーティストが紅一点的な役割をもっているように見えたので、上記の２職種に関しては見た目に差をつけて欲しかった。レスラーは◎。

COMMENT

近年の押し付けがましい自称ＲＰＧ（●騎士物語やうんたらファンタジー）の制作者にも見習って欲しいと思う出来栄え。グラフィックを３Ｄにしたところでゲームが面白くなるのか？という疑問に対して、「これならどうだ」と応えてくれた作品のひとつ。
自由度も去ることながら、この独特の世界観に没頭することの楽しさは他のＲＰＧに例えられないものがある。
フォールアウト３のような似て非なる作品もあるだろうが、よりロールプレイに浸れるという意味でのオリジナリティがメタルマックス３にはあると思う。

惜しいのはＢＧＭの類。これだけの良作品にふさわしくない通常戦闘の音楽は聴くに耐えがたい。ＭＡＰ移動での音楽◎、ボス戦◎、通常戦闘×…なんでここだけ転んでしまうのか…。
あとはバグやらの管理部分。ひとつ間違えば不良品呼ばわりされてもおかしくないので次回作があるのであればそこにもパワーを注いで欲しい。