Nintendo3DS mk2 :: 【DS】悪魔城ドラキュラ蒼月の十字架レビュー

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【DS】悪魔城ドラキュラ蒼月の十字架レビュー

発売元	コナミ（オフィシャルサイト）
発売日	2005/08/25
価格	5,229円（税込）
レーティング	【Ｂ】12歳以上(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	アクション、プレイ人数：1人?2人

スコアボード

総合ポイント: 78
難易度: 2.35
レビュー数: 77

スコアチャート

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90-100

【60点以上】
84.4%
【標準偏差】
13.99

ユーザーレビュー

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■ 281人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	5pt	5pt	5pt	5pt	4pt	3pt

総合点
91pt

GOOD!

なにはなくとも、気の狂うような書き込みのドット絵と2D背景に圧倒。しかもこれらが滑らかにかつパターン豊富に動きまくる事に感涙。そもそも、DSでは解像度の都合上やはりポリゴンよりも2Dが映えるものなので、この作りこみは正しい方向性だろう。コナミの2D技術はまだ死んでいなかった事が分かっただけでも大収穫。
さりげなく背景に3Dポリゴンを融合させているのも、控えめであるが非常にポイントが高い。2Dと3Dの個性を殺さない、良い使い方の見本と言える。

ゲームとしての面白さも秀逸。探索型のゲームシステムに、収集要素としてのタクティカルソウル・武器合成など、非常にやれる事が多いので、軽くクリアするのもひたすらやり込むのも思いのまま。
しかも、往年のFC名作ゲーム「悪魔城伝説」を思わせる隠しモードである『ユリウスモード』も搭載されており、同じマップでも全く違うゲーム性（ゴリ押しが効かずプレイヤーのテクニックが要求される）でプレイが可能。一粒で二度三度美味しいとはこのこと。
BGMのクオリティも相変わらず高いが、特に懐かしのBGMが主にユリウスモード中心に使われるあたりがファン心をくすぐる。

賛否両論のタッチパネル要素だが、魔封陣はスリルが好みだし（ちなみに書き始めるまでの時間制減がないので、落ち着いてペンに持ち替えても問題ナシ）、他の操作はできなくても特に支障のないものばかりなので、特に気にならなかった。
また、2画面に関してはステータスやMAPが常時確認できるという非常に大きな恩恵をもたらしてくれた。この便利さを味わうともう他の機種に戻れない。

BAD/REQUEST

キャラクターデザイン。悪いとまではいかないが、雰囲気を変えすぎて違和感がある。まぁ前作までのキャラデザも正直クドイとは思うが、アニメ調にするにしてももうちょっとリアル系にしたほうがいいのでは。
あと、ユリウスモードのサブウェポンの切り替え方がわからなかった。流石にいきなり説明書に書くわけにもいかないんだろうけど……。

COMMENT

キャラクターデザインを除き、久々の悪魔城復活といったところか。やはり「悪魔城」「美麗2D」「良質BGM」は切っても切り離せない関係だろう。
今のご時世、PS2以降の据え置き機などでは味わえない希少種の2D横スクロールアクションだが、それゆえに純粋な「ゲームの原点」の楽しさと発見が集約されてると思う。

プレイ時間：10時間以上20時間未満（クリア済）
ふぁんたさん [2008/02/19 掲載]

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■ 286人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	4pt	4pt	4pt	4pt	3pt	2pt

総合点
74pt

GOOD!

　音楽は本当にすばらしくゲーム全体のイメージともうまくマッチしていました。グラフィックもきめ細かいし、鎧の影のつけ方や背景の細部に至るまで細かく書き込まれドットで最高の贅を尽くした感のある仕上がりです。ゲームシステムは良くも悪くも変わっていませんが、それだけに安定感があり期待したものに確実にこたえてくれる良作だといえると思います。
　バランス面は非常に良好で初回プレイこそやや簡単に感じられますが、（ドラキュラが初体験の人にとっては）複雑なゲームシステムとあわせて考えるとよい落とし所だと感じます。レベルやユーズアイテムによる救済措置もやや過剰なほどに感じられましたが自由度の裏返しともいえます。
　個人的には、このゲームは隠しモードが本番なので隠しモードのバランスが「甘すぎず、チョイ辛」ぐらいで、通常モードで慣れたところにちょうどいいバランスでした。

BAD/REQUEST

　ソウルのレベルが1?9ある物についてですが、もう少しソウルのレベルが上がったことを実感できるつくりになっていればよかったと思います。ソウルレベルが1あがるとダメージが少し増える、連射可能になるばかりでソウルのレベルを上げる楽しみがありませんでした。1?4、5?8、9という風に三つに分けてもよいのでグラフィックやあたり判定に変化があればもっと楽しめると思いました。
　またレベルのある使い魔もダメージアップや攻撃頻度ばかりあがっていて物足りなく感じました。最大レベルにしたときに攻撃パターンが一つ増えるとかちょっとしたことでもかなりやる気や楽しさが違います。
　武器の必殺技も同様で無個性なものが多く多少残念です。「ネビュラ」などはセイント聖矢を幼いころに体験した自分にとっては、名前だけで必殺モーションを複数想像してしまったのですが、実際に作ってみると「がっかり」の一言でした。
武器合成は基本的に一本道の合成で合成する楽しみがあまりないので、弱い武器や使えない武器でもいいので合成ルートを増やしてほしいです。バックベアード+ロングソードでインドラの剣とか、属性ものでもアイテムが豊富になるのはかなりうれしいのでもっとあればなぁ、と考えてしまいます。

　敵ステータスが詳細でないのが特に引っかかりました。上画面にステータス表示できるのは便利ですが、経験値、HPなどの知りたい情報がないのは辛いです。さらに主人公のステータスと敵のステータスが同時に表示してありますがこの仕様は謎です。どちらの情報も不完全なのでありがたくないです。
敵ステータスでどの属性に強いか、どの属性に弱いかなど書いてありますが、肝心の主人公の攻撃が何属性であるのかの表記が無く、「戦術的に弱点を攻めている」という感じに乏しいです。気がつくと「ああ弱点だったのか」程度でもったいない気がします。

　このゲームは死ぬことが多いゲームなのでゲームオーバーしたら見せられるKONAMIのロゴをスキップできずに多少いらつきました。せっかくボスの近くにセーブポイントがあって何度でも何度でも死ぬことができるつくりになっているのですから、何度でも何度でも再挑戦しやすいつくりにして欲しかったです。

COMMENT

　全体的にもったいない印象でした。もっとうまく作ることができたであろう作品に感じます。とはいえ「面白いものはやっぱり面白い」とそういう風に評価します。磨けば光るアイディアがいっぱい詰まっていて、それの磨きが不十分であってもゲームの根幹となる基本的な面白さという部分は骨太で十分に期待にこたえてくれました。
　今後は蒼月では残念ながら習作となってしまった部分（ソウルのレベル、合成、アイテムの量、二画面の使い方）を磨いてほしいと思います。

プレイ時間：40時間以上60時間未満（クリア済）
Lジャンプさん [2008/02/19 掲載]

このレビューはオススメ？　

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■ 290人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	4pt	4pt	5pt	4pt	4pt	3pt

総合点
82pt

GOOD!

・前作の暁と比べると、攻撃モーションが進化していると感じました。
暁のモーションはナックル系は別として、剣、大剣、鎚、斧、槍と全てモーションが同じなのですが、
蒼月は大剣や斧を振るときには、体全体が動いて叩っ切るようなモーションに。
槍系も、ただ前に突き出すだすようなモーションから、突き刺すような物に変わっています。
最初スピアを手に入れてこのモーションを見たとき自然と
「うわっ、すっげーカッケー。やばい！槍やばい！」と声に出してしまいました。
間合いもあり、非常に使いやすくなったと思います。

・敵のグラフィックが、月下と同等クラスになりました。
蒼月をプレイしてから暁をプレイすると、明らかに違いがわかります。

・GBAでは音源のショボさから聞くに堪えないBGMでしたが、
DSではPS並、はさすがに無理ですが後期SFC並のレベルまで音質が上がっているようです。
また、一部の曲「闇夜の激突」はとても良い出来ですね、燃えます。

・タッチパネルを使用して使い魔に攻撃の指示を出せるというのは面白いと思います。
ただ、ソウルのLvが低いとあまり言う事を聞きませんが。

BAD/REQUEST

・今回、月下、白夜、暁、とキャラクターデザインをしてきた『小島文美』氏に変わって
アニメ調の絵に変わりました。
これは、キャッスルヴァニアから悪魔城に戻る、という話題性を狙うために
悪魔城ドラキュラX血輪の輪廻を意識し、このようなアニメ絵になったのか、
はたまた、オープニングアニメがやりたいがためだけにアニメ絵にしたのか…
やはり悪魔城のゴシックモダンなイメージには『小島文美』氏しかいないと思います。

・タッチパネルを使って、ブロックを壊す場面がありますが出てくるのは序盤だけ。
これなら、いっそのこと無くてもよかったのでは。

・Aボタンで使用できる必殺技がMPを消耗しすぎる。
武器によっては必殺技の方が弱い場合もあるので、なんだこれはと思いました。

・☆☆☆、レアリティ星三つのソウルが手に入らなさすぎる。
アイアンゴーレムという星三つで、常に1体しか出現せず、さらにほとんどの攻撃が1という
とても硬い敵に対してソウルイーターというソウルを出易くする装備をしても、
ソウルを手に入れるのに5時間近く費やしました。
この敵のソウルを手に入れることはストーリー上必須というわけではないので、
クリアするだけなら、大して苦労せずクリアできます。
このソウルはソウル100%のやり込みのために必要なのですが、それを差し引いても作業すぎます。

・熱中するあまりセーブするのを忘れて、3時間ぐらい進み
HPが減ってきてそろそろセーブしようという所でセーブポイントが見つからず
のわー、とゲームオーバーになることが何回かありました。
その都度、前回セーブした所まで戻されてやる気がなくなりました。
電源を切ると消えるオートセーブ機能をつけて欲しいと思いました。
ゲームオーバーになった場合、最後に入った部屋の入り口からやり直せるような。

・プロセルピナの横姿が、あまり可愛くないと思いました。
スカートを押さえたりと細かい所は凝られているようですが…
サキュバスが血を吸ってくるのもおかしいですよね。

・最後に。ストーリーが酷すぎる。
敵役のキャラが立っていないし、セリフも三流。
セリフを見ているとなんか恥ずかしくなってきます。
教団の本部に来たはずがいつのまにか悪魔城になってしまっていて、
正直肩透かしを食らった感じでした。