【DS】スーパーロボット大戦L レビュー
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ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
■ 497人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt |
62pt
GOOD!
※NDSのSRWはW,Kと経験済みです。他機種のものも大抵プレイしています。
※新規参戦はマクロスF以外は見ていません。
■パートナーユニットシステム(PU)が使えるようになった
極端な言い方になりますが、前作Kでは合体ユニット以外使う意味のなかったPUがかなり重要な位置づけになっています。ユニット毎に自機と相方を強化できる機体ボーナスがついており、組み合わせによっていろいろな役割を持ったチームを作れます(射程強化の出来るユニット同士を組み合わせて砲台にする等)。
また、
・アタックコンボの弱体化
・無消費武器の削除
・連続ターゲット補正
・全体的に装甲が薄め
・万能地形適応機体がほぼなし
などの要素によりシングルユニット単騎で突っ込んで状況を打開するということがやり難くなっています(できない訳ではありません)。
一機を集中して改造したら後は突っ込んで終わり、という攻略よりもやりがいがあります。
■改造がより楽しみになった
上記のPU強化と関係があることですが、ユニットを改造すると全5段階、全10段階時に「PU時の強化ボーナス」がつくので、いろいろなユニットをいじってみたくなります。
■戦闘アニメ等に力が入っている
パイロットカットインだけでなくミサイルを撃つときのレバー操作などにもカットインが入るようになりました(前から入っていたかもしれませんが、今作のものは記憶に残るような上手いタイミングで挿入されます)。通常アニメについては言わずもがなで綺麗に動きます。
また、イベント戦闘で「その戦闘でしか発生しない台詞」がふんだんに用意されているため、これまでの単なる「ピンチ表現」や「新技のお披露目」の域を超えることが出来ています。
声が無いことの利点として、多種多様な援護台詞、敵勢力への専用台詞なども見所の一つです。
■プレイテンポがよくなった
NDSのスパロボはもともとテンポが良かったのですが、今回は戦闘早送りが追加されているため、アニメ演出をONにしても結構な速さで攻略することができます。
BAD/REQUEST
■人によっては致命的なバグがある
イクサーロボのキャラ消滅バグです。イクサーロボファンの方にとっては致命的ではないでしょうか?レア精神を覚えるキャラでもあるため、精神重視のプレイヤーにとっても痛いバグです。その他細かいフリーズバグなどもありますので、自力で攻略したい方でもバグのチェックはなさったほうが良いかと思います。
■強化パーツがない
PUが強化パーツの代わりといえるかもしれませんが、シングルユニットで進めたい、というユーザーへの配慮が足りないかな、と感じました。
■イベントでの強制移動先の調整不足
・敗北条件に指定されているユニットがイベントでHPを減らされて敵の真ん中に置き去りにされる
・戦艦が強制移動する際、前線にいるエヴァと距離が離れすぎてケーブルを繋ぐ前にENが切れてしまう
等、プレイヤーの戦力の展開状況を考えていないような強制移動がたまにあります。
イベントのトリガーに「ボスの撃破」が絡んでくることが結構あるため、「仲間たちが雑魚を排除して強制出撃のその話の主役機でボス撃破」等をするとそのまま上のようなイベントが起こり、回復も移動も出来ずに詰んでしまう可能性もあります。
難易度を上げるという意味で、もしかしたらワザとやっているのかもしれません。
■PU強化の弊害
PUが使えるようになったのは良いのですが、どうも「PUを組んでいる」事を前提に敵戦力の調整がなされているように思えます。そのため、シングルで出ているユニットだと攻略に時間がかかります。
強制出撃ユニットは一部のマップを除いて単騎出撃で、マップ上でPUを組むことも出来ないため、「原作最終話っぽい展開で○○が強制出撃だし大暴れさせてやろう」と思ってもシングル出撃では活躍できません。無理すればつかってやれないこともないのですが、PUが強すぎるため折角の強制出撃が霞んでしまいます。上記の強制移動イベント等が起こる可能性もあるため、「シングルの強制出撃味方は大事に部隊の中心においておく」という情け無い進軍になることも…。
前作では使用する意味が無い、今作では使用しないときつい、と両極端な調整だなと感じます。次作での調整に期待しています。
■強制出撃、シナリオ分岐によるPU解除への効果的なフォローが無い
これについては「第二次α」で小隊システムが出来たときからずっと言われ続けていると思うのですが…。過去作品には一応「小隊の記憶」などある程度の措置がありましたが、今回はフォローがほとんどありません。MAP上でもPU可能ではあるのですが、効果的な組み換えを意識して進軍しながら組み替えを行うくらいならリセットして出撃準備に戻ったほうが速いです。
COMMENT
チームを組んで自軍を強化し、PUの足並みを揃えて進軍する、というタイプのゲームです。
個人的にですが、単騎で突っ込むより、いろいろ考えて編成したほうが結果的に速く攻略できるという今回の仕様は気に入っています。
シナリオや曲のアレンジ、曲数についてはプレイヤーによって印象が全く違ってくると思いますのであえて言及しておりません。
久しぶりに「手ごたえのあるスパロボ」なので、いつもよりちょっとだけ難易度の高いスパロボをプレイしたいという方にお勧めです。
好きな○○一機だけで思う様暴れまわりたい、というプレイヤーにはストレスかも知れません。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 2pt | 3pt | 3pt | 4pt | 2pt |
63pt
GOOD!
グラフィック:今回もグラフィックは秀逸。細かい部分までグリグリ動くので必殺技以外の戦闘アニメーションも必見。前作、前々作のような過剰なトドメ演出が抑えられている上、早送りも可能になったためにテンポがいいのも高評価。イクサー1などに見られるカットインとドット絵の切り替わりは見事の一言。
システム:アタックコンボの仕様変更による大幅弱化、強化パーツの廃止には最初こそ戸惑ったものの、強化パーツの代わりといえるパートナー補正の導入によりパートナーを組む意義が出来た。
難易度:連続ターゲット補正が強化されており、何度も回避しているとリアル系ユニットでも命中100%になることがあり、前作のようにパーツをつけてフル改造したロボット単機でクリアできるようなゲームバランスではなくなった。好きなユニットを強化してどんどん敵を倒す、という近年のスパロボの傾向からは少し外れているかもしれないが、部隊をフルに使って作戦を練って戦えば特に苦労せずにクリアできるというような絶妙な難易度になっている。
また、アタックコンボや連続ターゲット補正によりこちらのユニットは撃墜されやすいものの、修理費はかからないしパートナーユニットを組み直す手間もないので安心して撃墜されていい(笑
エヴァが撃墜されても法外な修理費を請求されないのはありがたいが、当然初号機は暴走するので注意が必要。
BAD/REQUEST
ストーリー:参戦作品のシナリオ再現は概ね良好だし、いるだけ参戦の作品キャラクターにもしっかりと役割がある点はいいが、それだけ。様々な作品のシナリオを織り交ぜたというよりは重ね合わせただけという印象。参戦作品が多い分、Wのようにはいかないのかもしれないが…
音楽:問題があった前作の反省を踏まえたのかBGMは新しくなっている。しかし、もう少し曲数を増やしてほしい。マクロスFだけやたらと曲が用意されていて、それ以外は1?2曲なのが少し気になった。
COMMENT
前作に比べればストーリーも練られていたし、スパロボとしてはかなりいい出来ではないかと思う。
ラインバレルやVF25がグリグリ動くのは嬉しかったので、自分の好きな作品が参戦しているなら是非プレイしてみてほしい。知らない作品でも先の展開が読めないという意味では楽しいかもしれない。
発売スケジュール
- 2017/07/20
-
レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀
- 2017/07/29
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2017/08/03
-
大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-
サイト情報
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 忍列伝
- 2020/08/31更新 (2020/08/30投稿分まで掲載)
-
チャリ走 DX
- 2020/08/24更新 (2020/08/23投稿分まで掲載)
-
星のカービィ ロボボプラネット
- 2020/08/21更新 (2020/08/20投稿分まで掲載)
-
PROJECT X ZONE
- 2020/08/09更新 (2020/08/08投稿分まで掲載)
-
ハイキュー!! Cross team match!
偽りの輪舞曲
遊戯王 ナイトメアトラバドール
- 2020/07/21更新 (2020/07/20投稿分まで掲載)
-
初音ミク and Future Stars Project mirai
電波人間のRPG
ハココロ
トモダチコレクション
- 2020/07/12更新 (2020/07/11投稿分まで掲載)
-
3次元エアホッケー
- 2020/07/08更新 (2020/07/07投稿分まで掲載)
-
メタルマックス4 月光のディーヴァ
世界樹と不思議のダンジョン
牧場物語 キミと育つ島
たまごっちのプチプチおみせっち ごひーきに
1500 DS Spirits Vol.10 囲碁
- 2020/07/05更新 (2020/07/04投稿分まで掲載)
-
New International ハイパースポーツ DS
- 2020/06/26更新 (2020/06/25投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 疾風伝 最強忍者大結集5 決戦!“暁”
- 2020/06/14更新 (2020/06/13投稿分まで掲載)
-
Hey! ピクミン
いきものづくり クリエイトーイ
解放少女
RPGツクールDS+
イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク/ボンバー
レーダーウォーシリーズ 軍人将棋
スティッチ!DS オハナとリズムで大冒険
たまごっちのプチプチおみせっち
- 2020/06/11更新 (2020/06/10投稿分まで掲載)
-
真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY
エースコンバット 3D クロスランブル +
だるめしスポーツ店
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
みんなのポケモンスクランブル
ルーンファクトリー 新牧場物語
ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊
わがままファッション ガールズモード
ダン←ダム
- 2020/06/10更新 (2020/05/20投稿分まで掲載)
-
真・女神転生IV FINAL
探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK
ポケモンピクロス
とびだせ どうぶつの森
ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス
新 絵心教室
トモダチコレクション 新生活
1500DS spirits Vol.2 将棋
ウィッシュルーム 天使の記憶
探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実
探偵 神宮寺三郎DS きえないこころ
ディズニー・フレンズ
- 2020/03/06更新 (2020/01/03投稿分まで掲載)
-
G.Gシリーズ 超ヒーロー皇牙2
閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-
直感ヒトフデ
デジモンストーリー サンバースト/ムーンライト
レイトン教授と不思議な町
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
ドンキーコング リターンズ 3D
ぷよぷよテトリス
真・女神転生 STRANGE JOURNEY
HOSHIGAMI
- 2019/10/29更新 (2019/10/28投稿分まで掲載)
-
ゼノブレイド
- 2019/09/29更新 (2019/09/28投稿分まで掲載)
-
デモンズブレイゾン 魔界村 紋章編
- 2019/09/10更新 (2019/09/09投稿分まで掲載)
-
アッコでポン!イカサマ放浪記
- 2019/09/07更新 (2019/09/06投稿分まで掲載)
-
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
- 2019/08/18更新 (2019/08/17投稿分まで掲載)
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2019/08/07更新 (2019/08/06投稿分まで掲載)
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NARUTO -ナルト- 最強忍者大結集4DS
- 2019/08/02更新 (2019/08/01投稿分まで掲載)
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パズドラクロス 神の章/龍の章
スローンとマクヘールの謎の物語
GOOD!
サクサク進めるので個人的には○。「鉄のラインバレル」はともかく「戦え!イクサー1」を持って来たのには驚いたが、キャラ同士の交流がしっかり描かれていたのでその辺はいい。原作の敵が出ない「いるだけ参戦」のキャラ達も、しっかり話に絡んでくる。
戦闘時の特殊台詞も満載だったが、一番驚いたのは版権→オリジナルの台詞があったこと。逆なら王道だが、これはびっくりした。
DESTINYに関しては文句のつけようがない。問題だった部分を削るだけでここまで変わるとは……。愚連隊状態だったアークエンジェル隊に関しても、納得のいく仕上がりになっている。オーブ戦での3人の連携は正直言って感動した。「もうこっちが原作でいい」という人がいたが、賛成だ。
オリジナル要素は主人公が○。特殊台詞が少なめなのは気になったが、キャラ性・機体性能ともに文句のつけようがない。機体の強化に関してはガンレオンという前例があるので別に気にならなかった。合体攻撃を除けばだが……。
PUの強化・アタックコンボの弱体化は妥当なところだと思う。KはSU無双もいいところで、とにかく撃ちまくっていれば敵が減る、という流れになりがちだったのでこれはよかった。あと、個人的にはガイキング・ザ・グレートの燃費が改善されたのが○。Kのあれではただの魅せロボだったので……。
しかし、何と言っても戦闘アニメーションが凄い。とにかく動く、動く、止まらない。ラインバレル系やマクロス系は本作でも特に力が入っている。
BAD/REQUEST
いいところはあるが、悪いところも同じくらいある。
真っ先に挙げたいのは会話の長さ。自分は会話を楽しむタイプなのでほとんど気にならなかったが、テンポ良く進めたい人には厳しいだろうと思う。
シナリオはいい出来だと思うのだが、詰め込み過ぎな感がある。とくに劇場版エヴァに関しては、補完計画の結末に思わず「は!?」と言ってしまった。未完作品を盛り込んだのにはフルメタという前例があるにはあるが、これはさすがに……。あと、デミトリーが実質無駄死にになってしまっているのが気になった。
トドメ演出は充実しているのに、ボス格に対してイベント以外で発生しないのは酷過ぎる。「撃墜されてすぐにマップからいなくならない」ユニットに対してこの仕様が取られているようだが、撃墜演出が発生するボス格がラスボスのみというのはあまりにもあり得ない。このせいで気分が盛り上がってもブレーキをかけられたような状態になってしまい、不完全燃焼が否めない。
敵の思考もそうだが、戦闘が厳しい。余程無謀な行動に出なければクリアできるステージばかりなのだが、その「無謀な行動」をNPC化した敗北条件機がやってしまうステージがあり、最終的に詰んだ。一応同じキャラなのに、スキルパーツが反映されないのは疑問だ。前作でSUが強すぎたのを反省したのだろうが、今度は冷遇されすぎ。しかも強制出撃は一部を除きSU固定で編成不可。「あつものに懲りてなますを吹く」とはこのことだ。この問題をもろにかぶったのがラインバレルで、ルート選択次第だが5ステージ連続でその状態になる。
分岐によるPU分散へのフォローがない。合流のたびにいちいち組みなおさねばならず、手間がかかる。これに関しては慣れてしまえば問題ないが……。
主人公機の合体攻撃の追加が遅すぎる。最終話の1話前では遅すぎる。バルキリーもそうだ。しかも本作の使用上、PUを組んでいても合体攻撃を使うと一人での攻撃になってしまう。ダメージソースとしては失格もいいところだ。この仕様は合体攻撃を使うユニット同士で組むことを想定したのかも知れないが、やり過ぎだ。OGSのツインユニットはさすがに強すぎたが。
COMMENT
いわゆる「無双プレイ」ではなく、「味方同士で協力して戦う」タイプのスパロボだと思う。
以前の作品だとヤルダバオトだのヴァルザカードだのと、無双が出来るほど強いユニットが多かったが、本作はその手のユニットがいない。同じバランスの中で「強くて使いやすい」「戦闘力は低いがサポートが得意」という風に分けられており、PUによる戦略の幅の広さは面白かった。
終盤に来るにつれて難易度が高くなって来るが、足並みが揃っていれば確実にクリアできる、というレベルだったと感じた(「鋼鉄の華」「託された希望」は完全な初見殺しだったが……)。
BGMに関しては、個人的には納得のいくレベルだった。「紅蓮の戦闘領域」「炎の巨人・ガイキング合体!」が削られているのが気になったが、それくらいだ。
これは周回を重ねてある程度序盤の戦力に余裕が出てきてからが本番のゲームだと思う。
最初の内は難易度に振り回され、ストーリーを楽しむ余裕は恐らくないはず。
作品同士のコラボレーションは個人的には中の上といったところだったが、比較対象がWでは勝負にならない(あの作品のコラボはレベルが高すぎた)。これは新規参戦作品を楽しむべきだろう。そもそもスパロボのセオリーとして「新規組の優遇」というのは今に始まったことではない。
総評としては無双プレイに慣れた人や、戦略を立てるのが苦手な人には向かないゲームだと感じた。どちらかというとじっくりプレイするのが苦にならない人に向いていると思う。