Nintendo3DS mk2 :: 【DS】エルミナージュ DS Remix 闇の巫女と神々の指輪レビュー

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【DS】エルミナージュ DS Remix 闇の巫女と神々の指輪レビュー

発売元	スターフィッシュ・エスディ（オフィシャルサイト）
発売日	2008/11/13
価格	5,040円（税込）
レーティング	【Ｂ】12歳以上(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	ダンジョンRPG

スコアボード

総合ポイント: 75
難易度: 2.51
レビュー数: 37

スコアチャート

Check

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90-100

【60点以上】
83.8%
【標準偏差】
13.84

ユーザーレビュー

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■ 408人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	3pt	3pt	5pt	4pt	3pt	2pt

総合点
78pt

GOOD!

WizardryはPC-9801時代から大好きで、
子供の頃はWizフェスタに参加したりWizマガを買っていたくらいの大ファン。
最近は離れていたが、久々にプレイするとやっぱり抜群に面白い。

本家にあった独特の雰囲気、テキストセンスは唯一無二であり、
日本のWizフリーク如きが真似できる代物ではない。
この点で和製Wizが見劣るのは仕方が無い。
しかし一部のシステム的において本家を上回る所もあるし、
周回プレイをはじめとしたやり込み要素の拡充など、
#1-5の本質的魅力を壊さない程度の「わかってる」肉付けは嬉しい。

本家と違い、下級職にも独自の長所があってバランスが取れている。
オリジナル職業のメイドはセンスを疑うが、
錬金術師による武器強化や召喚師の契約システムあたりは良いアイデアだ。
呪文の名称を自由に変更できるのも、
#6でがっかりした私にとっては地味ながら非常に嬉しい仕様だった。

難易度はDSの他のRPGと比べたら難しいが、Wizardryとして見たら易しい。
最初のダンジョンに入って右に曲がると回復の泉、
左に曲がるとマーフィーというのは露骨に親切過ぎる…。
もちろんこれは一概に悪い点とは言えない。

BAD/REQUEST

大まかなシステムがWizardryという究極の完成形である以上、
不満点は重箱の隅をつつくことになる。

・キーレスポンスが微妙にもっさり
・稀に原因不明のフリーズが起こるのを確認
・セーブに少し時間がかかる
・レベルアップ時のステータス低下率がやや高い気が
・鑑定失敗(さわってしまった)がやや多い気が
・顔グラが似たり寄ったり(種類を増やして色変えを自由にやらせて欲しかった)
・先制攻撃で呪文は反則
・悪優遇はともかく女性優遇はキャラメイクの幅が狭まるので反対
・BGMはハネケンより劣る(比べる相手が悪いだけで外伝レベルにはある)
・2週目にマップを引き継ぐかどうか選択させて欲しかった
・クリア後ダンジョン等で裏設定に変に凝っているのは蛇足の感あり
・マイルフィックいないの？

COMMENT

国産の外伝シリーズを発展させた形、と言えばわかりやすいか。
痒い所に手が届く、優良和製Wizライクだ。
最近の亜流Wizの多くは絵を見ただけで拒絶反応がでるものばかりだったので、
こういった正統派？が今後も出てくれると嬉しい。
新旧Wizフリークはもちろん、新規さんも是非チャレンジして欲しい。

プレイ時間：わからない（クリア済）
NACKYさん [2008/12/17 掲載]

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■ 384人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	4pt	5pt	5pt	5pt	4pt	3pt

総合点
89pt

GOOD!

このサイトをみて非常に評価が高かったので早速買ってプレイしてみました。
案の定、非常によい出来だとおもいます。自分が今までに買ったソフトの中では文句なしに「最高」ですね。
確かに細かいことを言えばいくらか不満な点もあります。それを差し引いても尚「名作」です。

ウィズのシステムが基本になっていますが、その上でいくらも改良点があります。
・迷宮だけの探索ではない
・戦士や僧侶など基本職にも「ハイマスター能力」という特色を備えることでキャラの味がより　鮮明に面白くなっている。たとえば司教などという魔法使いと僧侶の両方の呪文を唱えられる　職業がありますが、ハイマスター能力は「呪文威力UP」であり、魔法使いはそれに「+1」がつ　く仕様になっている。やはり専門に魔法使いの呪文を唱えるものには敵わない、という視点が
　とてもよい。この事は他の職業においても同様である。
・歩くのが鈍いと最初は不満げにゲームを進めていたら、途中で「セレクト」を押せば早くなる　ことを知りその後は快適に迷宮内を歩けるようになった。
・ランダムエンカウントが扉の向こう側だけじゃなく発生するので、経験値稼ぎが比較的やり易　い。
・とにかく職業や種族の数が膨大にあるので、キャラメイキングの時点だけでも十分面白い。
・ラスボス、と思った後にも次の展開があり、しかもメチャクチャ強い。のでやり込みがいがあ　る。(35時間プレイしたけど、いまだにヴァンパイアロードを一体も倒せていない)
・指輪の行方がランダムなのでやるたびに違う展開が生まれ飽きない。
・Yボタンでオールキャンセル、一括鑑定、一括売買ができてとても便利。
・自分がいる階層については何度でもマップを確認できるのがよい。しかも天使の小窓というア　イテムによって周囲数マスは常にみることも可能で、これまた勝手が良い。
・ロードの時間がなくて快適。オートセーブはなくなったけど、それは自分で自己流の縛りを作　ればいいのであまり問題なし(あえてオートロードを選択できても良かったかも・・)
・錬金術によって、装備アイテムに修正を加えることが出来る。
・モンスターのグラが抜群に良い。(クルシューナイトは最高に受けました。最初は何これ、っ
　て思いましたけど)
・難易度としてはちょうどいいと思う。
・熱中度としてはやはり文句なしの最高です。マップを埋めていく作業、あんど未知のアイテ
　ム、未知の敵との出会い。そしてサクサクと進むレベルあげ。テンポがよい、というのが熱中　する一番の要素ですかね
・音楽も雰囲気にとてもマッチしていてよい。文句なしです。

BAD/REQUEST

気になった点を箇条書きにしてみます。
・セーブ時間が若干長い。
・難易度が同じ場所においては同じモンスターが出てきやすいので、あまり変化を感じない。
・キャラクターの選択できるアニメキャラが基本的にしょぼい。もっとリアルに書き込んで欲　　しかった。(あるいは人間なら人間で基本のグラがあってそれをパーツごとに変化させて自己流　のキャラが作れるのが一番ベストだと思う。やっぱりサムライにはどうしても兜をかぶって欲　しいので・・)
・ゲームのパッケージイラストが購入意欲をそそらない。(中身がいいだけに非常にもったいな
い)
・攻略本の発売予定が無い(笑)
・呪文名が個人的にはしっくりこない。何か本当に適当に名づけたように思える(呪文名はいじ
れるので全部ウィズ風に変えてやってます)
・どこのダンジョンにいってもあまりこれといった特徴は無く、これといった仕掛けも無い。
・ゲームのタイトル画面の上画面でくるくる回っている「E」の文字が妙に安っぽい。
・基本的になかなか売ってない。取り寄せてくださいと言ったら「うちでは扱っていません」と　何度も言われた。結局偶然一本だけ取り寄せで見つかったけど、今のところどこの店でも見た　ことが無い
・ボタンを押したときの反応が若干遅い
・二列目の敵が雲表示なので何なのかよくわからない。
・敵が4列構成で出来ても「基本的に全体呪文が前列の2列だけ」にしか及ばない
・最初のチュートリアル的なイベントのあと、いきなり「広大な世界」に放り出される。(最初は　世界が丸っこい地図になっていることが謎だったのですが、フェイムをささげてコンパスを使　用することで初めてその意味が分かりました)
・難しいところですが、モンスターレベル1の数種の探索地→クリア→モンスターレベル2の数種　の探索地→クリア・・のシステムの方が良かったかなぁ・・でもこの指輪探しのシステムだと
　このシステムじゃないとなりたたないし・・間を取ってモンスターレベルごとに指輪を一個ば　らまくっていうのはどうかなぁ。うーむ。ここは難しいところてすね。

COMMENT

「最高」と言ってるわりにはいろいろBADも書きましたが、それは「エルミナージュ・愛」です。
総合点としてここに何点と表示されるか分かりませんが、個人的には以上に書いたBAD諸々を差し引いても「95点」ですね。(満足感についての説明)

上記に書いた点をもう少し考慮していただければ完全に僕の中では「神ゲー」です。
人によって好き嫌いもあるでしょうが、最近の某有名メーカーが乱発している脂ぎった中身スカスカ(失礼)のゲームに比べたら100倍ましです。

結果として非常に丁寧な仕上がりのゲームになっていると思います。
・・・しかしヴァンパイアロードの強いこと強いこと、何回も攻撃されたあげくにレベルを下げるドレイン攻撃連発には本当に脱帽です。

プレイ時間：30時間以上40時間未満（クリア済）
グリーングラスさん [2008/12/17 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

■ 424人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	3pt	4pt	4pt	4pt	3pt	1pt

総合点
72pt

GOOD!

○行ける場所の自由度
　チュートリアルのような探索を終えた直後から、ほぼ全てのダンジョンに行けるようになる。（玄関までだが、ラスボスのダンジョンにすら行ける）
　行けるだけで難易度的に次のダンジョンが決まっている、などということもなく、全てはプレイヤーの選択次第。無論、難易度が高くて開始当初では勝ち目のない場所もあるが。

○ゲームの進め方
　いくつものイベントが用意されているが、どのイベントをどんな順番でクリアしても良い。5つの指輪探索という必須イベントすら、どの順番でクリアしても良い。
　ダンジョン探索も途中まで手を付けて、別のところへ行くのも自由。
　全ては気の向くままに。

○プレイヤーキャラクターとパーティ編成
　プレイヤーが決められる項目。名前（漢字可能）、性別、年齢（10?999）、クラス(16種)、種族、性格（3種）、顔絵（なしも可）。
　クラスは16種類あるが、それぞれに特徴があり、使えないクラスが存在しない。
　忍者や遊楽者が使えないという話もあるが、どちらも他にはない強力な技能を持っており、使ってみればその強さや便利さを実感できる。
　これらのキャラクターで6人パーティを編成するわけだが、その組み合わせは自由。戦力効率を求めるプレイスタイルでも、各人の考え方次第で「最強パーティ」の編成は変わってくる。効率よりも好みを優先した場合は、それこそ人によって千差万別のパーティとなる。

○装備品
　錬金術師の鍛冶というスキルで装備品の性能をいじることが可能。
　武器ならば攻撃力を上げたり、状態異常を付加したりできる。同じ武器でもどのような強化を優先するかは人それぞれ。
　防具ならば魔法抵抗力、属性抵抗力、特殊耐性抵抗力などなど。やはり、同じ防具でも何を優先するかは人によって異なってくる。
　このため、最終的な「最強装備」の組み合わせも各人で違い、これだという確定的なものはない。

○ダンジョン
　色々なダンジョンが用意されているが、それぞれに趣向がこられている。時に関するダンジョンでは歩数が鍵を握ったり、水中のダンジョンでは窒息するまでのタイムリミットがあるなど。

○召喚
　ラスボスや裏ボスを含めたほぼ全ての敵を召喚獣として使役することが可能。
　しかも、使役したからと言って呼び出したモンスターの能力が下がることはなく、最低でも敵として出てくるそのままの強さ。召喚師が使役する場合には、敵で出てくるときよりも遙かに強力になる。

○音楽
　青空の下の開放感あふれるダンジョンでは清々しい曲が、刻一刻とタイムリミットの迫る水中ダンジョンでは焦りを煽るような曲が流れ、それらしい雰囲気を醸している。
　BGM自体の出来も良い。

BAD/REQUEST

○難易度
　個人的には簡単すぎた。そこそこWizardryに慣れた人なら簡単に感じるだろう難易度。ぬるくプレイするつもりでもリセットする必要がないくらい。
・蘇生率
　キャラ合計500回以上死亡しているが、ロストどころか一度も灰になっていないほど、蘇生確立が高い。
　ロストというシステムの存在意義がないくらいの確率。
・死体回収
　全滅しても金で解決できる。
　これと蘇生率とが合わさって、全滅も全く怖くない。どんな無茶でもできる。
・従来のWizardryの難度に近づけるには……
　リセット禁止、死体回収禁止、序盤のお助けアイテム（フランベルジュ）禁止、ミニマップ表示アイテム禁止。
　最低でもこれくらいは縛らねばならない。他に鍛冶禁止、錬金魔法禁止なども加えて良いだろう。それでも死亡からロストに繋がる恐怖がないのはいかんともしがたいが。
・Wizardryになじみない人には、逆にプラスかもしれない。
　上記の必要な縛りの分だけ、初心者にやさしくなっているということでもある。

○ダンジョン攻略
　先述の通りダンジョンに趣向は凝らされているが、攻略するというレベルの仕掛けは少ない。
　また、ダンジョンはそこにあるだけの存在なので、もう少し何か、ダンジョンに潜って攻略する目標みたいなものが欲しかった。

○敵の出現域
　どこのダンジョンでも同じモンスターが出てくる。
　まったく特徴付けがないわけではない。水中では水中生物が多いし、森には昆虫が出てきたりする。しかし、どこでも共通して出てくる敵は非常に多く、ダンジョンの雰囲気を壊し気味というのも事実。

○ボタンのレスポンス
　微妙に悪い。
　はじめはさほど気にならないが、操作に慣れてぱっぱと手早く操作するようになると、微妙な遅さが気になってくる。

○最前列の敵の姿しか見えないこと
　敵は最大で4列までの徒党を組んで現れ、そのうち前2列が行動する。
　しかし、最前列の敵視か視認できない。2列目の敵を知りたかったら、後列を攻撃できる手段でカーソルを合わせ、敵の名前を確認するしかない。これがかなりの手間。
　この手間を惜しんだがために全滅することもある。
　せめてそのターン戦闘に参加する敵の姿は視認したかった。

COMMENT

　Wizardry好きならやって損はない。
　Wizardryに触れたことがなくても、興味があるならここから手を出してみるのが良いという出来のゲームだと思う。
　ただし、全て自分で行動していくゲームなので、次にアレしろコレしろという指示は一切ない。そういうシナリオ（指示）のあるゲームにだけ慣れた人には、放り出されたという感が強く、楽しめないかもしれない。
　ゲームの側で用意してくれている物は、プレイヤーキャラクターが歩き回るためのい世界。その世界を自分主体で行動し歩き回る。そういうことに魅力を覚えるなら、Wizardryに触れたことがない人でもやってみるといい。