【3DS】新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士 レビュー
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ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
■ 362人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt |
77pt
GOOD!
このシリーズは世界樹Ⅳと新世界樹Ⅰをプレイしました
今作は最も難しい難易度エキスパートで最初から通し、ラスボスも倒してエンディングを見ました
他の難易度での印象はわかりません
今作は、新世界樹Ⅰの進化版と言ってよいと思います
システムはほぼ前作と変わっておりません
他職業やモンスターのスキルを装備できるグリモアというシステムに関しては前回とは少し違っていますが、前作みたいにゴミがゴミではなく、それをまとめてリサイクルすることで別の強いグリモアを入手できるようになっている点はかなり評価できます
その他、料理レシピの開発など、新しい要素もじっくりと遊べて良いと思います
今作の最も良いと思う要素は、料理レシピのイベントにも表れてますが、とにかく会話が多く、よく作り込まれているという点です
数多くある料理一つ一つを完成させるたびに、おまけ程度ではない料理に対する各キャラの感想などがあり、非常に丁寧な作りです
この丁寧さがいたるところに現れていて、過去作のような戦闘に関しては細かく調整されているけれど他が・・・・という感じではなかったです
街の住人にも細かくキャラ付けがなされており、開発陣の作品に対する情熱のようなものを非常に感じました
バグや前作のような誤字脱字なども全く見つかりませんでしたし、他のゲームではよくあるのですが、フリーズなども一切ない
新世界樹Ⅰと同じマップの広さ、ほぼ同じボリュームでありながら、1回クリアするのにプレイ時間は倍以上遊べました
しかも安易なボリューム稼ぎのような印象を受けるようなものは何もありませんでした
まるで同じRPG制作ゲームを使って、見た目ややれる事はほとんど変わらないのに、全く別物に面白いのが出来ているという印象です
BAD/REQUEST
正直何も無いと言ってもいいのですが
強いて言うならば、終盤、都市の開発も全部終わったあたりから、お金の使い道が何もなく、だいぶ余ったなあというところでしょうか
主人公5人のうち、ボス素材の装備が作れたのはレンジャーのみでした
他のキャラの装備も作れるのかもしれませんが、今のところ不明です
いずれにしても、街の開発が終わってしまうと、宣伝のお金がバンバン増えていくだけになってしまって、お金のありがたみが無くなるんじゃないかなと
あとは細かい話ですが、間違って行きたい店じゃないところに入った場合、そのまま何もしないで外に出るわけですが、その時に店員に非常に悲しそうな感じのセリフを言われるので、罪悪感を感じてしまうなあと
だから、間違って入っても何か適当なものを買ったり、何かをやったりしました
COMMENT
個人的にはDSや3DSのゲームの中でもかなり上位にくるソフトでした
ゲームというのはオリジナリティー溢れる面白いシステムを考える事も大事ですが、それ以上に作り込みというのが大事なんだなというのがよくわかる作品です
同じシステムを使っていても、作り込みが深いと面白さが全然違う
難易度エキスパートでの各ボス戦は非常にやりがいがあり、初見で倒すのはまず無理で、3回目くらいからようやく攻略の糸口が見え始めるという感じでした
そういうのを苦にしない人であれば、イチオシという感じです
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt |
80pt
GOOD!
オリジナリティ(4pt)
昔ながらのWiz系RPGではありますが、DSのタッチペン機能によるマッピングは評価されて良いと思います。
グラフィックス(4pt)
キャラクターの絵柄は好みが分かれるところですが、よく動く敵キャラや雰囲気の良いダンジョンは冒険に彩りを与えてくれます。
音楽(4pt)
基本的に旧作(世界樹の迷宮2)のアレンジで、そのどれもが素晴らしいです。
旧ファン向けに原曲版を選択することもでき、こちらはこちらで味があります。
もちろん新規追加曲もその場面に合わせて雰囲気を盛り上げてくれます。
熱中度(4pt)
10種類以上の職業から5人選んでパーティーを組むので、
好みでさまざまな組み合わせができて何週もしたくなる。
クリア後もラスボス以上の強敵が待っていて歯ごたえ抜群。
満足感(4pt)
難易度エキスパートで攻略。
ザコ戦ですら油断すれば容易に全滅させられてしまい、
ボス戦は適正レベルでは初見撃破は至難の業。
しかし対策を考えて試行錯誤すればなんとか打開できる。
その絶妙なバランスがたまらなく楽しいです。
快適さ(4pt)
シリーズを重ねるごとにマッピングやシステムまわりのUIが改善され快適になっています。
BAD/REQUEST
何度も全滅したり試行錯誤のためにセーブ&ロードを繰り返すことが多かったので、
ソフトリセット&クイックロード機能は欲しかったかも。
メニュー画面からタイトルには戻れるけど
ロード画面に至るまでのちょっとした時間が地味にストレス。
COMMENT
難易度は選択できるので、自分は最も難しいエキスパートしかプレイしていませんが、
とりあえず3とさせていただきました。
世界樹シリーズの正当な進化・続編といった感じです。
世界中の迷宮2のリメイク作品ですが、新しいシステムや職業特性の変更などがあり、
既プレイの人も新鮮な気持ちで楽しめるのではないかと思います。
新世界樹1のころからちまたで不評の「グリモアシステム」ですが、自分は大好きです。
サブクラスシステムよりも気軽にキャラクターメイキングができるので。
場面にあわせて能力を特化させたり普遍化させたりと、工夫する楽しさがありました。
稼ぎをせずとも普通にプレイしているだけでクリアに支障ない程度のグリモアは集まります。
運の要素はあるので、そのとき手に入ったグリモアでどうやりくりするかも醍醐味の一つです。
キャラクターが魅力的で、街や探索中の掛け合いが楽しかったです。
ストーリーは薄めで特段目新しいものでもありませんが、
キャラクターのおかげでそれなりに感動できました。
世界樹5はもちろんのこと、新世界樹3にも期待したいですね。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 4pt |
89pt
GOOD!
オフラインゲームとして、非常に良い出来でした。
昨今のゲームは家庭用であってもネット通信、対戦がほとんどになってきています。たまには誰とも繋がることなく、一人で熱中してゲームをしたい私みたいな人にとっては新世界樹2はドンピシャでした。まず特筆すべきなのが難易度でした。難しいです、一度でクリア出来ることは稀ではないでしょうか(最も低い難易度ピクニックでもない限り)。ですが理不尽な難しさではなく、自分なりに考えて装備やスキルを整えれば打破できる、ぎりぎりの難易度でした。強敵に幾度となく倒されても次はこうしょう、ああしようと考えながら、スキルの割り振りはこうしていこうと考えていくのがとてつもなく楽しかったです。ゲームといえばこれだよね!というごり押しじゃクリア出来ない、自分なりに攻略法や戦略を練るというのが出来るのが醍醐味。スキルや職業同士の組み合わせで強いコンボを自分なりに考えたりと、面白かったです。ゲーム中はストレスを感じることは稀の親切設計でした。ユーザーにストレスのないようにお使いみたいなクエストも、ショートカットやフロアジャンプ(一瞬で階段に飛べる)で道を行ったり来たりというのもないです。なのでゲームでストレス発散したい人にもお勧め。
BAD/REQUEST
唯一ストレスであったのは、グリモアを集めようとした時でした。敵のだったり自分の最高レベルが普通にプレイしていればまぁ出ません。ここら辺が不快ですね。アイテムを使えばよいのですが、滅多に出ないです。DLCを買えば済むのですが、ケチなもので。
COMMENT
アドバイスしたいのは攻略的なものは一切見ないほうが良いということです。自分で考えて攻略していくのが面白いゲームだと思うので、たとえばクイズゲームなのに攻略サイト見ながらクイズやるって何も面白くないですよね(一部の人達を除いて)。自分で見つけた戦い方が一番強い、そしてそれが一番面白い。お勧めです~。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 5pt | 3pt |
76pt
GOOD!
主に進化している点など
□ユーザーインターフェース
迷宮に潜る際、地図を自分で描くのがこのシリーズの特徴ですが
初期の頃と比べて確実に進化している部分です。
マップのギミックを地図に記載しようとすると、ギミックのオンオフが一目でわかる仕様になったりと
親切設計に良い意味で拍車がかかって非常に遊びやすくなったと感じます。
□グリモアシステム
前作で問題だったこのシステムですが、大幅に改善されています。
トレードやリサイクルシステム、ギルドカード交換により狙ったグリモアの入手が可能となっています。
キャラクターのレベルごとにセットできる数が増えるので、最初からやり放題できるわけでもなく
戦闘のバランスには気を使っている印象です。
□セーブスロットの増加
今まではソフト1つにセーブスロットは1つのみでしたが、今作からは大体10個ほどに分けて保存ができます。
後述するストーリーとクラシックのセーブを分けて攻略できるのは非常に嬉しい要素です。
BAD/REQUEST
□職業間バランス
このゲームには従来のプレイスタイルのクラシックモードと、固定キャラを使ってゲームを進める
ストーリーモードの二つがありますが、ストーリーモードで使われる職業が非常に強いです。
ファフニール(オリジナル)・プリンセス・パラディン・ドクトルマグス・レンジャーの5人で構成されるのですが、この5職は今作において頭一つ抜けて強い構成となっています。
その点だけなら良いのですが、この5職が使いやすすぎて自然と他の職が割を食ってる形になっています。
ストーリーモード自体がシリーズ新規の人達の為、入りやすさを優先してるから仕方ないかもしれませんが
ストーリーモードの職だけではなく、クラシックモードでも使う色々な職もしっかりと調整を施して欲しかったように思います。
□DLC
使う前提のバランスにはなっていませんし、買うか買わないかは完全に自由です。
個人的には特に問題ない範疇に収まってるとは思いますが、
買わないとマップのごく一部が埋まらないので気になる人は気になるのではないでしょうか。
明らかにダメな部分と言えば・・・値段の高さでしょうか、内容と比較してどうも割高です。
後は出す時期ですね、発売して1か月も経たないうちに乱発するのはやはり印象が悪いです。
COMMENT
□シナリオ・キャラクター
完全に好みの問題が大きいと思います、自分としては好きなキャラクター達ですし、
キャラクターバランスも良いですが期待以上の何かはありません、掘り下げもそこそこ程度です。
総評として、前作から見れば良い作品に仕上がっているとは思います。
前作のようにストーリー優遇でクラシックは図鑑などのコンプリートができない、と言った要素もなく
シリーズを今から新規で始めるなら丁度いい作品ではないでしょうか、
シリーズファンにもお勧めできる内容だと思います。
ただしペルソナQなどでシステムを流用してるからか、シリーズを全部遊んでる人間からしたら
若干マンネリ化してる部分はありますね。
発売スケジュール
- 2017/07/20
-
レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀
- 2017/07/29
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2017/08/03
-
大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-
サイト情報
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 忍列伝
- 2020/08/31更新 (2020/08/30投稿分まで掲載)
-
チャリ走 DX
- 2020/08/24更新 (2020/08/23投稿分まで掲載)
-
星のカービィ ロボボプラネット
- 2020/08/21更新 (2020/08/20投稿分まで掲載)
-
PROJECT X ZONE
- 2020/08/09更新 (2020/08/08投稿分まで掲載)
-
ハイキュー!! Cross team match!
偽りの輪舞曲
遊戯王 ナイトメアトラバドール
- 2020/07/21更新 (2020/07/20投稿分まで掲載)
-
初音ミク and Future Stars Project mirai
電波人間のRPG
ハココロ
トモダチコレクション
- 2020/07/12更新 (2020/07/11投稿分まで掲載)
-
3次元エアホッケー
- 2020/07/08更新 (2020/07/07投稿分まで掲載)
-
メタルマックス4 月光のディーヴァ
世界樹と不思議のダンジョン
牧場物語 キミと育つ島
たまごっちのプチプチおみせっち ごひーきに
1500 DS Spirits Vol.10 囲碁
- 2020/07/05更新 (2020/07/04投稿分まで掲載)
-
New International ハイパースポーツ DS
- 2020/06/26更新 (2020/06/25投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 疾風伝 最強忍者大結集5 決戦!“暁”
- 2020/06/14更新 (2020/06/13投稿分まで掲載)
-
Hey! ピクミン
いきものづくり クリエイトーイ
解放少女
RPGツクールDS+
イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク/ボンバー
レーダーウォーシリーズ 軍人将棋
スティッチ!DS オハナとリズムで大冒険
たまごっちのプチプチおみせっち
- 2020/06/11更新 (2020/06/10投稿分まで掲載)
-
真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY
エースコンバット 3D クロスランブル +
だるめしスポーツ店
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
みんなのポケモンスクランブル
ルーンファクトリー 新牧場物語
ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊
わがままファッション ガールズモード
ダン←ダム
- 2020/06/10更新 (2020/05/20投稿分まで掲載)
-
真・女神転生IV FINAL
探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK
ポケモンピクロス
とびだせ どうぶつの森
ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス
新 絵心教室
トモダチコレクション 新生活
1500DS spirits Vol.2 将棋
ウィッシュルーム 天使の記憶
探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実
探偵 神宮寺三郎DS きえないこころ
ディズニー・フレンズ
- 2020/03/06更新 (2020/01/03投稿分まで掲載)
-
G.Gシリーズ 超ヒーロー皇牙2
閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-
直感ヒトフデ
デジモンストーリー サンバースト/ムーンライト
レイトン教授と不思議な町
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
ドンキーコング リターンズ 3D
ぷよぷよテトリス
真・女神転生 STRANGE JOURNEY
HOSHIGAMI
- 2019/10/29更新 (2019/10/28投稿分まで掲載)
-
ゼノブレイド
- 2019/09/29更新 (2019/09/28投稿分まで掲載)
-
デモンズブレイゾン 魔界村 紋章編
- 2019/09/10更新 (2019/09/09投稿分まで掲載)
-
アッコでポン!イカサマ放浪記
- 2019/09/07更新 (2019/09/06投稿分まで掲載)
-
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
- 2019/08/18更新 (2019/08/17投稿分まで掲載)
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2019/08/07更新 (2019/08/06投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 最強忍者大結集4DS
- 2019/08/02更新 (2019/08/01投稿分まで掲載)
-
パズドラクロス 神の章/龍の章
スローンとマクヘールの謎の物語
GOOD!
・グリモア要素
新1からの要素ですが、スキルを一つずつ装備する形式となり、扱いやすくなっています。入手率が上がったこと、さらにいらないグリモアの利用法が増えたのもハクスラ的に大正解。
結果として、自由にいろんなスキルを試しながら攻略していくという、遊び幅の広いゲーム性を獲得しています。
このあたりは、スキルツリーを計画的に伸ばしていく従来のゲーム性とは異なっています。賛否あるとは思いますが、従来シリーズのように強スキルや地雷スキルが混在している状況であれば、このくらい緩いほうが自分は好みです。
・FOEパズルの強化
FOE回避は、それ自体がパズルとして成立しています。
言ってしまえば、マップを手書きするという世界樹のキモそのものが、このFOE回避のためにあります。従って、このパズルの出来栄えがいいというのは、それだけでこのゲームの品質を高めてくれていると思っています。
・フロアジャンプ
やはり賛否のあるこの瞬間移動要素ですが、個人的には歓迎しています。
探索感が薄れるデメリットはありますが、そもそも一度通ったからこそジャンプができるわけです。同じハードルを2度3度とクリアすることは、探索の作業化を生んでしまいます。それならば、おいしいところからすぐ始められるというのは、よいシステムだと思っています。
明らかなデメリットは、リソース管理の面白さが削れてしまっている点でしょう。
ただ、この点については従来シリーズでもしばしば見られたことです。また、終盤になるにつれて管理そのものがストレスになってくるのもまた、事実だと思っています。
・ボリューム
たっぷりです。今さらこのシリーズについて言うべきことでもありませんが。
・敵HPの増大化
良い点と悪い点が含まれていますが、良い点としては、速攻が不可能になっています。きちんと敵のパターンを理解して、対処することが必要となっています。
・フォース
いわゆる切り札ですが、新1のブーストよりも切り札らしく、旧2と違って回数制限がついています。敵の行動パターンも「HPが低くなると苛烈な攻撃をしてくる」というものが多いので、それに合わせてフォースを使うという、大変に熱い戦闘を味わうことができます。
ただし、悪い点もあるのでそれについては後述。
BAD/REQUEST
・職バランスの悪さ
これまでもそうでしたが、今回も強い職、弱い職が存在します。
さらに主人公の特別職が、あらゆる意味でのアタッカー上位互換として君臨することとなっています。
ただ、これについてはそもそも自分の場合、「クラシックモードはオマケ」くらいに考えて新1から遊んでおりますので(キャラ作って遊ぶのは散々やったし)、正直ほとんど気にはなりませんでした。2周めでキャラメイクして差に気づいたわけですが、まあ格差は前からあったし、あとは愛だよなあと思うくらいです。もちろん個人差はあると思います。
・グリモアのつけ外しが一括でできない
そのままです。複数のパーティを切り替えながら遊ぼうと思うと、そのたびに1つずつ取り外す必要があります。これはフォローのしようもなく×
・敵HPに対して火力が必須となる
速攻は不可能になりましたが、それでも火力は必要となります。
特に、前述の「HPが低くなると攻撃が苛烈に」という点が、この構造に拍車をかけています。苛烈な攻撃を受け続けるのは不可能なので、一刻も早く倒しきる火力が必要となるというわけです。
ただ、この点については「切り札で劇的に決める」というコンセプトを活かすための調整であることは明らかで、調整不足は否めないものの、これはこれで方向としてアリだよなあというのが個人的な感想です。(実際プレイ中は、切り札で決めるタイミングを見計らう面白さにハマっておりました)。
・スキルレベルの限界突破による格差
完璧なバランス調整が存在しない以上、今作にも普通に優秀スキルは存在するわけですが、そんな優秀スキルをさらにグリモアで強化すると、とんでもなく優秀、まさに必須というスキルが誕生することになります。
これはどうなのかと物議を醸すわけですが、まあ、壊れスキルって前からそんなもんだったよなというのが正直なところでしょうか。日の当たらないスキルには申し訳ないですが、これはこれでロマンとも思います。そもそも、そんなスキルを用意する頃には相当な終盤になっているわけで、面白さの趨勢に大きな影響を与えるものでもないように思います。クリアしてから本番だ、という気持ちはわからなくはないのですが、それは一般的ではないでしょうから。
COMMENT
まず、理解しておかなければならないこととして、4までのナンバリングタイトルと、新1以降のシリーズとでは、ベースのシステムこそ一緒ながら、まったく違う遊びが提供されています。
それは、スキルを自由に付け替えができるグリモア要素により、ゲーム性の中心にハック&スラッシュが置かれたことです。
ハック&スラッシュについて雑に説明すると、要はギャンブル要素ですね。一喜一憂というやつです。
この点は実際大きな物議を醸しているわけですが、ハクスラ大好きかつ世界樹大好きな自分としてはこれほどの大好物もなく、GOODにこれらの要素を取り上げさせていただきました。
自分はナンバリングも全作プレイ済みなのですが、これまでもずっと、使ってみるまでどれが強いのかわからず、伸ばしてしまえば手軽には戻せず、さらには地雷スキルだったりバグがあったりした時の悲しみといったら、というスキルツリーの負の面にストレスを感じてきました。
確かに、情報を得てからの最適構築、あるいはロマン構築というスキルツリーの遊びは大変に楽しいものです。また、強敵にスキルツリーを再構築して、より低いレベルながら勝利する面白さについても、十分に味わってきています。
しかし、それだけが遊びということはないと思います。
気軽に取りたいもののスキルツリーを伸ばしつつ、足りないところは手に入れたグリモアでやりくりする。面白いもの、いいものが手に入ったら喜び、それによって強敵を粉砕する。そんな運に左右された緩い遊びであってもいいと思っています。
と、ストーリーについて触れていませんでした。個人的には、こんなものかな、というくらいです。そもそも、ストーリーのいいゲームなんてごくごく少数ではないでしょうか? このゲームのキモはそこではない、とは言っておきます(ただ、それでも最後の展開は熱くなりました)。