このソフトのレビューを書く

【3DS】真・女神転生IV FINAL レビュー

真・女神転生IV FINAL
発売元 アトラスオフィシャルサイト
発売日 2016/02/10
価格 6,998円(税込)
レーティング 【C】15才以上対象 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3    
タイトル概要 ■ ジャンル:RPG
■ プレイ人数:1人

スコアボード

真・女神転生IV FINAL評価ランク
総合ポイント
77
難易度
2.69
レビュー数
16

スコアチャート 真・女神転生IV FINALレビューチャート


0%
0-9
0%
10-19
0%
20-29
0%
30-39
6.3%
40-49
6.3%
50-59
6.3%
60-69
43.8%
70-79
31.3%
80-89
6.3%
90-100
【60点以上】
87.5%
【標準偏差】
11.07

ユーザーレビュー


508人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
3pt 3pt 4pt 4pt 4pt 5pt 3pt
総合点
80pt

GOOD!

・オリジナリティ3点について

本作は端的に言えば前作『真女神転生4』の改良発展版です。

ゲームを構成する素材の多くを前作から使いまわしていますが、
それは単なる手抜きではなく、生じた余裕リソースを
ゲーム本体の完成度向上にありったけ注ぎ込んだような恰好になっています
(具体例としては『ゼルダの伝説 時のオカリナ』と『同 ムジュラの仮面』
の様な関係に似ています。ストーリー自体がほぼ完全新規な点も含めて)。

ゆえに操作性等、プレイアビリティに関しては「もう元には戻れない」レベルで快適です。
が、当然オリジナリティに関しては点数が辛くなります。

こういう作り方のゲームが生まれる背景は不幸なものだったり逆に幸福なものだったり
しますが、間違いなくレアケースであり(移植を機に作られた完全版ともまた少し違いますし)、
「ぼくのかんがえたさいこうの○○」を現実に遊べる機会を公式が提供してくれた
という現象に独創性を認めるなら、プラス1点かも。

・グラフィックス4点について

前述したようにグラフィックも含めた素材は前作の使いまわしが多いのですが、
前作より機種がグレードアップした分(3DS→NEW3DS)、一部に3DCGの
モンスター(悪魔)も居たりして、それらのクオリティは高いです。

また、イベントシーン等のアニメや一枚絵が最後まで
力尽きることなく高水準だった点もマル。

後、把握しなければならない情報量の多いゲームなのですが、
それらがストレスなく把握できるよう配置されている点は
多分受け手が考えている以上に凄い仕事が詰まってるんだろうなと。




・音楽4点について

映画のBGM程には聞き終わった後に耳から去らず、
昔のゲーム音楽程にはメロディアスではなく、中庸です。
(これは前作同様です)。
BGM自体も使いまわしが多いのですが、却って盛り上げる効果が高かった気がするのは
演出のセンスと元々の質の確かさかと(特に前作戦闘BGMの再利用)。

あと、声優さんは今回も全員素晴らしい仕事だったと思いました
(個人的にはヒロインは初聴きから段々馴染んでいく感覚でしたが)。

・快適さ5点について


前作からの改良点で印象に残ったものを順不同で並べます。

セーブファイル数が2→5(本体1 SDカード4)に増加

魅了スキルの復活(仲魔が敵ボスに全快魔法で完全回復等、普通にあります。
対処や対策を怠れば強みが逆手に取られる良い仕様だと個人的には思っています)

結界(ミニダンジョン)のマップ表示廃止(あれネズミの知能テストっぽかったので)

エストマ(敵回避)の自動化(アクション回避自体は残す点が
このゲーム全体のおもてなし精神を象徴している気が)

ダメージゾーンがリソース消費により無効化可能

二身合体の復活(検索合体との使い分けで手順が効率化できる点が何とも快適)

仲魔ステータスの練り込み強化(得意スキルの導入、所持スキルの個性化――特に
無効化等重要スキルが希少化というか、一種宝探し状態になっている点――、能力値やHP、MPの
メリハリ強化、それでいて、最強クラスの悪魔でも耐性等が圧倒的有利では無いというバランス感覚)

きりが無いのでこの辺にしますが、とにかく凄まじい磨き込みというか、
宮本茂の「ゲームを完成させるまでのテンションの高い状態もだが、
完成した後クールダウンして磨きこんで行く過程も好き(大意)」
を地で行ってるというか。


・熱中度4点について

ゲームシステム自体はあまりにも快適でストレスを感じさせる要素が
無いのですが、ストーリーについて若干……(後述します)。



・難易度2点について

戦闘の難易度はゲーム中ほぼいつでもおオプションメニューから再選択可能です。
エンディングに格差はありません。
ストーリーで詰まる所はまず無いでしょう。
課金なしで一番難しいという「大戦」でやりましたが、前作の3に比べるとそこまで死にません。

理由としては、敵の奇襲が稀(シンボルエンカウントの動きが温め)、
恐らく敵AIは一ターンに同一スキルの回数制限を設定されている
(開幕マハザンマ×8みたいな事が起こらない)点。

また今作は、前述したように有用なスキルが希少化されており(持ってる悪魔が極端に少ない)、
突出して強い悪魔も居ないので中、終盤でもすんなり最強布陣は組めなくなっているような。

BAD/REQUEST

・ストーリーについて

色々言われているようですが、以下自分が考えてまとめたあくまで個人の意見です。

今作のストーリーは典型的な「軍師不在のシナリオ」です。

これはゲーム出身のシナリオライターである虚淵玄氏がラジオか何かで発言していた、

「ゲームのシナリオライターとは何をする人か? そもそもゲームの責任者である
ディレクターは作りたいシーンや見せたい展開は色々頭にあるのだが、
それがどこでどう繋がっているのかつじつま合わせについてはあまり考えていない。
そこでシナリオライターは『こうすれば自然にその様なストーリーになります』と
軍師の様に策を講じるのがその役割なんです(大意)」

に基づくものです。

あくまで個人的な感想ですが、今作のシナリオ担当スタッフのポテンシャルは高いと思います。

・ロウとカオスというマンネリズムを打破する多神連合という発想。

元々神話のクロスオーバー的なゲーム(小説)だったわけで、
このなんでもあり感は新しい鉱脈の再発見というか。

・顔四文字様にこの上なく相応しい因果応報な運命の演出

例の書物の天地創造やバベル崩壊の章は成立年代的に出エジプトやアブラハムの章より
断然新しく、それから考えるにダグザのように野良神やってたあの方が

「モーセよ、お前は俺の預言者となって全ての神を悪魔に堕すのだ」

とかなんとかやり遂げた末の、信者の観測により天地創造の功績も横取りしたのが
今のあのお方だと考えれば、第二段階のあの姿も納得というか。

・やたらとよく描けてる一部のキャラクター

傲慢で孤独なキャラがこちらの再三の歩み寄りに対して
そっと一歩を踏み出す姿をゲームならではの
インタラクティブな枠組みで表現する演出。

あるいはとあるキャラに、ゲームシステム上
「プレイヤーに対してやってはいけない行為」の上位ランクに位置するであろう
凶行をやらせておきながら、むしろそのキャラの感じた怒りと悲しみを
プレイヤーに共感させるセリフ回しの上手さ。

いずれも素晴らしい演出だと思います。が、ですが、その反面というか、
そういう(恐らく)描きたい部分や演出、それに対して、それらを無理なく繋ぐための
シークエンスの出来に差がありすぎるというか。

以下、あくまで個人的に思う、作劇上やってはいけない
(受容者が萎えるであろう)演出というものを列挙します。

・選べない選択肢

これはゲームならではというか、「いいえ」をえらんだら「そんなひどい……」でループ、
もしくは、本筋イベントが一切進まなくなるものです。

で、選んだ結果「なんでそんな事をしたんだ!」みたいな事を作中で非難されたりすれば
なんだかなぁ、としか思えません。例えば間違いなく本作に影響された某傑作SRPGには
「バルマムッサの虐殺」というイベントがありますが、これが「虐殺しないと本編が進まない」
だったなら、製作者の一人よがりっぷりに辟易する以外の感想は出てこないでしょう。

もしその展開がどうしてもディレクターの望む方向だというなら、シナリオ軍師の出番でしょう。
「僕と契約してry」が成立するように選択者の他の選択肢を巧妙に奪って行く腕の見せ所というか。


・伏線なしに人質獲得に成功する人質作戦

これを見たらだれでも「今までもこれからも毎回それをやればいーじゃん」としか。
だからこれは無造作に使ってはいけない禁じ手というか、
「ある人物にある行動を強制させたい」ならシナリオ軍師に何か策を講じて貰うべきかと。

・バレバレなのに見抜けない替え玉

まだしも後催眠なり、寄生なり、作中人物たちが見抜けなかった理由付けが
なければ、彼らが愚か、もしくは駒に見えてしまいます。


・場面の入退場のご都合主義

大物敵の顔見せ、あるいは敵の包囲網からの主人公の脱出、
こういう定番の演出シーンでは「なぜそのキャラは出入り可能なのか?」
をきっちりルーリングして受け手に明示しないと「おい、止めろよ」とか
「なんで見逃す?」という感想しか出てこなくなります。
「『歌舞伎』として納得してね」というのが演出家の意向なら、
それはシナリオ全体を「歌舞伎」ワールドで包むようなセンスが必須かと。

総じて、ご都合主義というか、製作者の意図(都合)が露骨に見えてしまうシナリオは
「やらされてる感」が先立って、受け手をなえさせるわけで、
その手の誘導的言動を担うキャラに対しても悪印象を抱いてしまいます
(今作に於いては一部女性キャラ陣が相当割を食っているように思いました)。

COMMENT

今作に対する個人的な総評としては、

「前作の素材流用で開発リソースに余裕を持たせた結果、普通ではありえないレベルで
完成度を高めた作品であり、ただ一点を除いて文句のつけようのない傑作である。
ただ、シナリオについては良い部分と悪い部分がハッキリしており、あまりにも
ご都合主義なシナリオ展開は他の部分の出来が良いだけに、どうしても目につく。
しかし、シナリオ自体も展開の強引さ以外は随所に光る部分があり、画竜点睛というか
真に惜しい作品である」と。

まあ、ぶっちゃけ、今作のシナリオが他のシリーズ作品に比べて格別劣ってるとは
思いませんが(ご都合主義はある意味いつもの事な気もするので)、
今回はRPGジャンルにおける王道的なシナリオだった事と、他の部分があまりにも
完成度が高かったせいで、悪い部分が目立ってしまったかなと。

そういう意味では「神作品に最も近づいた佳作」辺りでしょうか。

個人的には「どうして駄目だったか?」がハッキリしているので、次回作は
「約束された勝利の神作品」がリリースされる姿しか思い浮かばないのですが、
出るんでしょうかね? 次回作。

展開的にもこのシリーズ(FC時代も含めた)は例の四文字様が顔見せした、
ある意味綺麗に完結してしまった作品の後にこそ、高く評価される衝撃作が
出てきた過去があるわけで、大いに期待してしまうのですが。

ウオーッ! アトラス・バンザイ!! 開発チーム・バンザイ!! 
真女神転生シリーズ・バンザイ!!! 急反発するんだからぁ……成せばなるんだからぁ……
(某上野のモブ風に)

プレイ時間:100時間以上(クリア済)
kjtsさん [2016/07/16 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ


375人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 3pt 4pt 4pt 4pt 4pt 3pt
総合点
78pt

GOOD!

真・女神転生IVの世界観とシステムを踏襲した本作
出来はかなり良いです。

悪魔検索機能一式は本当によく作ったといった感じ。
無印の使いまわしですが、しっかり改良されています。

秀逸な戦闘バランスで、かなり絶妙なバランスでスリルある戦闘バランスに仕上がってます。
これは本当に高く評価できます。
これだけでやる価値があるといえます。

無印のような不確定要素も、良い具合に排除されています。
無印は開幕不意打ちベノンザッパーで全滅などありましたが…w
今回理不尽な死に方は、基本ありません。

グラフィクスは、IVの時、不評だったらしい外注絵師によるデザインもリファインされて、
アトラスナイズされています。
(個人的には嫌いではなかったのですが)

ボリューム感はかなりあります。
通常難易度(戦争)なら一周60~90時間くらいかかるんじゃないでしょうか。

すれ違い通信がネット越しで疑似的にできるのも地味にうれしい。

BAD/REQUEST

表面的なIVの使いまわしが多いです。
テクスチャを張りなおしただけというレベルで、
マップの外見などは、ほとんど使い回しです。

舞台が完全にIVと同一なためか、ダンジョンマップも全く一緒です。
(ギミックは変わってる部分もあります)
そういう意味ではIVから連続してプレイすると、代わり映えがしなく、
うんざりするかもしれません。
音楽も半数は使いまわしという印象。


ストーリーが若干押しつけがましいです。
常識的な選択肢をすると、ほとんど一本道という印象。
いつもなら法か混沌か、本当にどっちがいいのか迷うような選択肢が割とあるのですが、
今回は殆どありませんでした。

最初から「当然こうだよね」的な雰囲気を感じさせてきていて、
言わされている感があり、個人的には没頭出来なかった印象です。
意志を持って反論するつもりがないと、あまり真エンド以外にはいかないのではと思います。
登場人物像も、女神転生というよりは、どちらかというとペルソナ的な印象を受けました。

COMMENT

総じて、ストーリ以外は凄く良いです。
無印から、文句のつけようがないレベルで調整されています。
ストーリーの感じ方は、人それぞれの部分もあると思いますので、ご参考程度で。

ストーリの解釈についても、
女神転生においての「人間の位置づけ」「悪魔それぞれの位置づけ」の確認のようなものが
多分に含まれており、初めてやる人はどう思うのかなぁと気になる部分です。
新規にはわかりやすく、古参には世界観を深く解説的に、という意図は個人的には感じました。

いわゆる最高神がゴロゴロ出てきますからね。このゲームは。
それについての解釈みたいなものが中核にある感じです。
神話・歴史的背景が分かっているとなお良しです。
(公式HPにもそのあたりの解説が色々とあります。)

シリーズはいろいろやってますが、いわゆる水戸黄門的な展開も様式美だと思って、
それなりに期待してる人間なのですが、
今回はちょっと違うとだけ書いておきます。


特に戦闘バランスは、回避が発生した時に強すぎるとか、脳死で即死魔法でおkみたいな、
前作で不満だった点を改善していて、細かい調整をちゃんとやったんだなという印象で、
かなりいいです。
戦闘やるだけでも、このゲームは十分価値があると思います。

また、音楽も非常におしゃれで、かっこいいです。

気になる点は少しありますが、
JRPGの最高峰として、万人にお勧めできる作品だと思います。

プレイ時間:60時間以上100時間未満(クリア済)
おにさんさん [2016/02/17 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ


354人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 3pt 4pt 4pt 4pt 4pt 2pt
総合点
78pt

GOOD!

前作の真女神転生4からぶっ続けで遊びました。

前作より細かく遊びやすく改善されてます

・エンカウント
前回→画面に入ろうものなら速攻で察知してダッシュで突っ込まれてエンカウント
今回→横を通り過ぎても関知されないことすらある

・パートナーシステム
人間の仲間もぞろぞろ引き連れていく。パートナーで選べるのはそのうち1名(終盤まで自由に変えられます)
アシストゲージがある程度たまると仲間全員で一斉攻撃してくれる
また、戦闘に参加したパートナーによって方法は異なるが頻繁に助けてくれる

・前回よりも話がとっつきやすくなった印象
前回→東のミカド国のサムライというファンタジーのような世界観からスタート
今回→錦糸町に暮らすハンター見習いとして先輩達と仕事するところからスタート

また、気のせいかもしれませんが、悪魔と会話していても
前回よりアタリが優しい感じがします。話しやすいというか。
主人公が子供だからか?

ストーリーはひねりはそんなにないけれど、ある意味王道といえるかも。
予測出来てしまうけれど、お約束具合が安心できる感じ。前回より万人向けといえる

全体マップが断然見やすくなった。
ターミナルも着いた時いちいち「どうする?」と問いかけてこられたけど
今回は着いたら即ターミナルから出られるなど、少しずつシステムが改善されているのが分かった。

悪魔からの依頼などわかりにくいイベントが減ったように思う。
面倒な依頼も前回よりは少なめ。

BAD/REQUEST

・一部の悪魔の扱い
私はとある悪魔が好きで前回仲魔で大活躍してくれたので
今回のその悪魔のシナリオでの扱い(完全に悪党…)にガックリきてしまった。

・パートナーは好きなのを選んで問題ないのだけれど、役に立つのとそうでないのとで性能のばらつきがある。また、コマンドはランダムなので何を使ってくれるかは分からない。

・選択肢
毎回のことだけれど、二重人格かというくらい選択に温度差があり、好意を向けて助けてくれる仲間にとてもそんな態度は取れない…と、皆殺しルートは選べなかった
かといって仲間ルートも、ダグザの扱いが都合良すぎで、後半はそんなキャラだったっけ??という感じになるのでいまいち納得できなかった。
でも仲間ルートのEDはメガテンには珍しい大団円なので、DSJでしんどくなった人の心の傷を癒やす癒やしとしておすすめ。

・トキ
あの蓋をしめるイベントとイナンナに憑依されて悪魔を…というイベントは「大丈夫かこれ」と思いました。プレイした人は分かるはず…声優さんの演技もすごい。

・全体マップ
大分わかりやすくはなったけれどやはり迷いやすい。
ドラクエで言う旅の扉的な存在のターミナルも町中なので全体マップでささっと行き来したい場合はかえって面倒になることも。

・ラストダンジョン
ギブアップで攻略サイトとにらめっこしながらやったけれどそれでも数時間かかった。
自力で解いた人を表彰したいです…。

COMMENT

システムは一番好きだし、主人公と仲間たちのやりとりがとても身近で微笑ましかった。
前作で敬遠してしまった人こそ是非やって貰いたい。
ほのぼの、とはいかないけれど、とっつきやすいメガテンという印象。
メガテン初心者の方にもおすすめかも。ストーリー的には前作からの方がぴんとくるかと思いますが。

プレイ時間:20時間以上30時間未満(クリア済)
hiroさん [2020/06/10 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ


395人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 4pt 4pt 4pt 4pt 3pt 4pt
総合点
76pt

GOOD!

■オリジナリティ
基本的にはシリーズ特有のプレスターンバトルと、
4から導入されたニヤリシステムを継承しています。

しかし、今回から導入された「ニヤリ時に追加効果」という要素のおかげで、
非常に戦闘の幅が広がり面白くなりました。

悪魔ごとに苦手・得意属性も追加され、
マイナス補正がつく属性は使いものにならない程度の性能になるので、
悪魔ごとに個性が出るのも良いです。
(4では「結局どの悪魔使ってもほとんど同じじゃん」という状態だったので

■グラフィックス
3DSとしてはかなり頑張ってる方じゃないでしょうか。
基本的には2D絵ですが、一部3Dで作られているボスや、ダンジョンはよく出来ています。

■熱中度
ラストまで飽きずに遊ぶことが出来ました。
初見ではかなりの苦戦を強いられるボスが多く、
複数の勢力がそれぞれの目的を持って入り乱れるストーリーは中だるみする事も無く、
とても楽しめました。

■満足感
システム、世界観、ストーリー、キャラどれも満足しています。
前作(4)は非常に不満点の多い作品でしたが、
駄目だった部分が今回はしっかり改善されていました。

ストーリーやキャラもメガテンらしい重苦しさと、
最近人気のペルソナのライトな感じが上手く合わさっていたと思います。
基本的には今までより軽い雰囲気になっている分、
ダグザルートに突入してからの「メガテンらしいダークさ」が際立っていました。

■快適さ
特に可もなく不可もなく、と言ったところでしょうか。
バグが多く報告されているようですが、
今の所私は遭遇したことが無いです。

■難易度
ノーマル(戦争)で遊びましたが、かなり歯ごたえが有りました。
仲魔に得意・不得意属性が出来たために
前作のように簡単に最強の仲魔を作る事は出来なくなりましたし、
ボス、ダンジョンともに工夫をこらした強敵が多かったです。

個人的に前作で特に不満だったのがダンジョンの簡単さで、
ラストダンジョンですら非常にぬるくて「こんなのメガテンじゃない!」と思っていました。
しかし今回のラストダンジョンは非常に広い上に複雑で、進むこと自体が困難。
「これだよ、これがメガテンだよ!」と嬉しくなりました。

BAD/REQUEST

■使い回しの多さ
4からの素材の使い回しが非常に多く、気になりました。
ここまで使いまわしておいて、
定価で7000円するというのは納得できません。

■ロウ・カオスルートが無いも同然
ロウ・カオスルートは無いも同然です。
ニュートラルルート以外は「打ち切りEND」みたいな存在。

”中庸も一つじゃない”がテーマなのは良いのですが、
そのテーマを引き立たせる為に、
ロウ・カオスルートもちゃんと作って欲しかったです。

■選択肢の無意味さ
ストーリー中で度々求められる選択肢はほぼ無意味。
ラスト付近での選択肢だけで展開が決まってしまうので、
周回プレイする楽しみが減っています。

COMMENT

4の不満点がしっかり改善されており、とても楽しめました。
メガテンらしさも健在で、
4で一度は失望したものの、これなら次回作が(有れば)期待できます。

しかし、4のできが悪かった事と、
タイトルが悪い(ただの完全版と思われそう)こと、
前作ありきの内容であること等から、
非常に売上が悪いようなのが残念です…。

4でガッカリした方にこそ、本作を遊んで欲しいと思います。

プレイ時間:40時間以上60時間未満(クリア済)
ひろきんさん [2016/03/23 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ


368人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
3pt 3pt 3pt 4pt 4pt 4pt 2pt
総合点
74pt

GOOD!

総じて4から進化している印象でした。
特に大きく調整された点として以下の二つを挙げます。

■バトル

特に「ニヤリ」による追加効果発動が、
ぶっ壊れスキルとバランス調整に一役買ってます。
3の時の楽しいプレスターンバトルが帰ってきた感じ。
むしろそれ以前のハマムド無双まで帰ってきたような気もしますが、
即死付加のダメージ系魔法にしたのは良かったと思います。
ボス戦でも破魔呪殺が輝く!

■探索

目的地表示や、単純にフィールドマップが見やすくなったこと、
毒フィールド回避アプリ、低レベル敵避けアプリの追加。等々。
非常に快適になっています。
4は『悪魔がぽつんと居て、意味ありげな一言を話すだけ』という建物が多すぎて、
「あー、このクエスト、どっかでそれっぽい話聞いたけどどこだっけかなぁ……」
と言うのが、大きなマイナスポイントの一つでしたが、すっきりしてたので満足でした。

そもそもRPGの大部分が、この二つで占められてます。
そこがきっちり楽しめる、ストレスを感じさせないような調整が入っているのは、
凄く評価出来ると思います。

BAD/REQUEST

■住民との会話

せっかく聞き逃しがなくなるような調整が入ったものの、
肝心の内容が場所によって画一的。
序盤はフリンは凄いぜー。ばかり。
中盤からは襲われたー。家族がやられたー、うわー。系列の話ばかりで、
後半はめんどくさくなって聞かなくなってしまいました。

■フリーズ

会話中に一度遭遇しました。
全体魔法を使った後等にも、一瞬固まることがあります。
なまじ止め時のないゲームだけに、動作の不安定さはちょっと怖いです。

■トラップホール

ストレスしか感じない仕様です。なくして構わなかったのでは……。

■ストーリー

パートナーシステムの導入により、割と大所帯になります。
掛け合いにもメガテンってよりペルソナ系列の和気藹々な雰囲気が感じられ、
アルカディアとか赤玉みたいな
記憶に残るようなトラウマイベントがなかったのが残念。

■ラストダンジョン

物語を締めくくるダンジョンが広大なのは良いことですけど、
広すぎるのはヒドイです。
効率よく進めても”移動時間だけ”で30分ぐらい走らされるんじゃないでしょうか。
せっかく楽しめてたのに、ココが一番萎えました。

COMMENT

4をそんなに楽しめなかった自分ですが、FINALはとても楽しく遊べました。
ライト層からやり込み層まで楽しめる、とても完成度の高いゲームだと思います。
寝る間も惜しんでゲームする感覚なんて本当久しぶりでした。

ただ、ボスくらいは3Dモデルで統一しても良かったんではないでしょうか。
なまじ、動くボスを採用したが為に、一枚画の方を寂しいと感じてしまいました。
次回作こそは是非是非、据え置き機にて、
もっと進化したメガテンをお願いしたいです!

プレイ時間:30時間以上40時間未満(クリア済)
ぼじょさん(Webサイト) [2016/02/20 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ




レビュー投稿フォーム

【3DS】真・女神転生IV FINAL
レビュー投稿フォーム

レビューを投稿する前に

レビューをご投稿して頂ける皆様には心より感謝しております。
あらかじめ下記注意事項のご確認をよろしくお願いいたします。

  • 投稿時、IPアドレス等も取得されます。
  • ゲーム関連会社・proxyサーバー・公共施設(ネットカフェ等)からの投稿が確認された場合、投稿内容に関係なく削除対象となります(多重や不正投稿の緩和のため)。ご自宅のパソコンからよろしくお願いします。
  • ルールにより、最低5時間以上プレイしてから投稿するようよろしくお願いします。(5時間未満が確認された場合、削除対象となります)
  • 改訂稿はこちらからよろしくお願いします。
  • 自分の名前(HN)が固定されていない方へ

「通りすがり」「匿名」「名無し」など……禁止です。

任意。非掲載時の連絡の際に使用されます。予期せぬ不備や事実誤認、誤って規約に抵触してしまい、それらによる削除依頼もありますので、アドレス記載を強く推奨します。(連絡するだけなのでフリーメールも可です)


ご自身のブログ等が無い方、レビュアー登録していない方は空欄。

PR URL>URLをご自由にご記入いただくことで、ブログ、おすすめのサイトやアフィリエイトなど、公序良俗に反しない範囲でリンクを設置することができます。
レビュアーID>レビュアー登録によりレビュアーIDが発行され、レビュアーの嗜好などを紹介したページへリンクされます。仮登録された方で本登録が完了していない方は「仮登録中」とご記入ください。レビュアーID登録者はパスワードを記入しないようご注意ください。
レビュアー登録はこちら(別ウィンドウ)

注意事項
  • 「GOOD!」「BAD/Request」の欄は、何がどう良かったのか(悪かったのか)最低何かひとつでも”ゲーム中身”とその理由を具体的に記載して下さい。例えば「グラフィックが良い」”のみ”の記載は、他にゲーム内容が書かれていなければ50文字以上でも「ゲーム内容記載漏れに抵触」と削除依頼されます。この場合「どうグラフィックが良いのか」「どの部分でグラフィックスが良いと思ったのか」”中身”を記載して下さい。
  • 批判ではなく誹謗・中傷。他レビュアーに対する批判。ネタバレ等はしないようよろしくお願いします。(該当部分を削除する事もあります)

  入力文字数:0

  入力文字数:0

総評として該当ソフトの感想・自分の嗜好・プレイ環境や購入動機等


  入力文字数:0
点数に関する注意事項

ソフトに対する満足度に関わらず、項目に沿った判断で採点して下さい。 総合点計算機計算機
「廉価版や中古により、定価より安く買えた」「高く売れたから」などの理由で”加点”するのは禁止となっています


独自性。過去にない斬新なアイデア

綺麗な画像、ムービー、キャラクターなど

BGM、音楽、効果音など

飽きがなくどれだけ長く遊べるか

一通りプレイして面白かったか。総合的な評価

ゲームバランス、操作性や分かりやすさなど

プレイ時間:通算プレイ時間です。クリア時間ではありません
「クリア済」:原則「エンディングまでたどりついた」が基準です

「真・女神転生IV FINAL」の”特徴”や、”良い”と思ったものにチェックして下さい。

  • どんな人にも向いている
  • プレイヤーで好みが分かれるソフト
  • ファンを対象としているソフト
  • 初心者でも無理なく楽しめるソフト
  • 女性を対象にしたゲーム
  • 昔のプレイヤーを対象とにしているソフト
  • キャラクターが魅力的
  • リアリティな演出
  • ストーリーがよく練られている
  • ゲームのシステムが優れている
  • 爽快感抜群でストレス発散できる
  • ユーザー同士で楽しめる
  • 緊張感のあるゲーム
  • 対戦が燃える!
  • 自分の好きなように遊べる
  • 攻略情報を参照してプレイすると楽しめる
  • 細かい操作が求められている
  • 続編物で前作のプレイを推奨
  • オンラインが楽しめる
  • やればやるほど隠された楽しさが出てくる
  • 手先よりも頭を使うゲーム
  • 少しの時間で楽しめる(息抜き)
  • 長い時間楽しめる(やり込み)
  • 特に秀でたところはない…

■ 投稿すると、掲載基準の規約(削除ガイドライン)や注意事項に同意したとしています。













サイト情報


2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
NARUTO -ナルト- 忍列伝

2020/08/31更新 (2020/08/30投稿分まで掲載)
チャリ走 DX

2020/08/24更新 (2020/08/23投稿分まで掲載)
星のカービィ ロボボプラネット

2020/08/21更新 (2020/08/20投稿分まで掲載)
PROJECT X ZONE

2020/08/09更新 (2020/08/08投稿分まで掲載)
ハイキュー!! Cross team match!
偽りの輪舞曲
遊戯王 ナイトメアトラバドール

2020/07/21更新 (2020/07/20投稿分まで掲載)
初音ミク and Future Stars Project mirai
電波人間のRPG
ハココロ
トモダチコレクション

2020/07/12更新 (2020/07/11投稿分まで掲載)
3次元エアホッケー

2020/07/08更新 (2020/07/07投稿分まで掲載)
メタルマックス4 月光のディーヴァ
世界樹と不思議のダンジョン
牧場物語 キミと育つ島
たまごっちのプチプチおみせっち ごひーきに
1500 DS Spirits Vol.10 囲碁

2020/07/05更新 (2020/07/04投稿分まで掲載)
New International ハイパースポーツ DS

2020/06/26更新 (2020/06/25投稿分まで掲載)
NARUTO -ナルト- 疾風伝 最強忍者大結集5 決戦!“暁”

2020/06/14更新 (2020/06/13投稿分まで掲載)
Hey! ピクミン
いきものづくり クリエイトーイ
解放少女
RPGツクールDS+
イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク/ボンバー
レーダーウォーシリーズ 軍人将棋
スティッチ!DS オハナとリズムで大冒険
たまごっちのプチプチおみせっち

2020/06/11更新 (2020/06/10投稿分まで掲載)
真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY
エースコンバット 3D クロスランブル +
だるめしスポーツ店
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
みんなのポケモンスクランブル
ルーンファクトリー 新牧場物語
ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊
わがままファッション ガールズモード
ダン←ダム

2020/06/10更新 (2020/05/20投稿分まで掲載)
真・女神転生IV FINAL
探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK
ポケモンピクロス
とびだせ どうぶつの森
ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス
新 絵心教室
トモダチコレクション 新生活
1500DS spirits Vol.2 将棋
ウィッシュルーム 天使の記憶
探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実
探偵 神宮寺三郎DS きえないこころ
ディズニー・フレンズ

2020/03/06更新 (2020/01/03投稿分まで掲載)
G.Gシリーズ 超ヒーロー皇牙2
閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-
直感ヒトフデ
デジモンストーリー サンバースト/ムーンライト
レイトン教授と不思議な町

2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
ドンキーコング リターンズ 3D
ぷよぷよテトリス
真・女神転生 STRANGE JOURNEY
HOSHIGAMI

2019/10/29更新 (2019/10/28投稿分まで掲載)
ゼノブレイド

2019/09/29更新 (2019/09/28投稿分まで掲載)
デモンズブレイゾン 魔界村 紋章編

2019/09/10更新 (2019/09/09投稿分まで掲載)
アッコでポン!イカサマ放浪記

2019/09/07更新 (2019/09/06投稿分まで掲載)
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト

2019/08/18更新 (2019/08/17投稿分まで掲載)
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて

2019/08/07更新 (2019/08/06投稿分まで掲載)
NARUTO -ナルト- 最強忍者大結集4DS

2019/08/02更新 (2019/08/01投稿分まで掲載)
パズドラクロス 神の章/龍の章
スローンとマクヘールの謎の物語