Nintendo3DS mk2 :: 【DS】二ノ国漆黒の魔導士レビュー

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【DS】二ノ国漆黒の魔導士レビュー

発売元	レベルファイブ（オフィシャルサイト）
発売日	2010/12/09
価格	6,800円（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	RPG、Wi-Fi対応、魔法指南書「マジックマスター」同梱

スコアボード

総合ポイント: 64
難易度: 1.29
レビュー数: 14

スコアチャート

Check

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90-100

【60点以上】
57.1%
【標準偏差】
17.8

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

■ 373人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	5pt	5pt	4pt	5pt	4pt	2pt

総合点
89pt

GOOD!

・アニメーションのクオリティが高い上にDSではかなり綺麗
・映画音楽のようなBGMがフルオーケストラの高音質で再生される（ヘッドホン推奨）
・付属のマジックマスターの出来が良いので本だけ見ても楽しめる
・本を見ながらのプレイが楽しい
・ゲームシステムがオーソドックスなので間口が広くプレイしやすい
・ゲーム内の背景が綺麗
・クエスト、イマージェン収集＆育成、アイテム合成などやり込み要素が多い
・すべての操作がタッチペンだけでできる（ルーン描き以外の操作はすべてボタン操作もできます）
・メインキャラが俳優さんばかりなので少々不安もあったが一部を除き割と良かった。特に主人公の声をあてた多部さんが予想以上に上手かった
・シズクのキャラが良い
・ストーリーはあまり期待していなかったが思ったより良かった。ちょっとウルウルきた場面もありました

BAD/REQUEST

・デモムービーの画質が悪い。ゲーム本編のムービーは綺麗なだけに残念です
・ストーリーを進めるには本が必須なため外ではプレイし辛い
・移動速度が遅い（ライセンス交換で速くはできるが気持ち程度でしかない）
・敵シンボルの追尾性能が高く逃げ切るのが難しい
・テレポートが街中で使えない
・世界観を大事にしすぎたのか女性向けにしすぎたのかカッコいいイマージェンがほとんどいない
・クエストの種類が少ない（ほとんどが心の受け渡しクエスト）
・主人公のお母さん役の人はイメージ先行で選ばれたのか他の方と比べて演技力が残念。俳優さんを使うことは別に構わないが相応の演技力も必要です。
・ファンタジーをいいことにかなり強引なストーリー展開。そのためか説明台詞が多いのが目に付いた。

COMMENT

全体的には非常に高いレベルでまとまった良質RPGです。

本を使ったプレイは賛否両論あると思いますが個人的には面白い試みだと思いました。
実際のところはマジコン対策という面もあるでしょうが、ゲーム内のアイテムが手元にありそれを駆使して進めていくのは懐かしくもあり新しい感覚でした。

ゲーシステム自体は特に斬新さはないですが現代のRPGとして必要と思われる要素はほとんど詰め込まれているので誰でも安心してプレイできます。
ただやはり本を見ながら進めるというシステム上めんどくさいと感じる人もいることは事実で、万人向けとは言えないかもしれません。

難易度は表クリアまでは比較的易しくなっていますが、クリア後のボスは非常に強くちゃんとした戦略が必要になってくるので戦闘に歯ごたえがないと感じた人にも安心です。

クエストは大半が心の受け渡しですがメインストーリーやこのゲームのテーマにも直結している要素なので仕方ないかもしれません。
ただドラクエ９のように「?を?匹倒せ」などという時間稼ぎ的なクエストはほとんどないので全般的に作業間はあまり感じませんでした。
クエストごとの報酬に加えスタンプ集めもできるというのも良かったと思います。

イマージェンに関してはまだやりこんでないので未知数の部分もありますが仲間にするのも簡単でレベルアップや進化も早いので気楽に育成できるのがいいです。
イマージェンごとの個性も多彩でリンクによるカスタマイズも楽しいですが最終進化系でも見た目の変化が少ないのは少し残念でした。
ポケモンのように対戦で盛り上がれるかは実際やってみないとわかりません。

いろいろなゲームの要素が詰まっているので、ただの寄せ集めととるか集大成ととるかで評価は変わってくると思います。
私は非常に楽しくプレイしましたしこれだけの要素をまとめあげたことを評価したいと思います。
どうしてもジブリアニメや久石音楽が注目されがちでゲーム内容が疎かになっているのではないかと二の足を踏んでいる人も多いと思いますが、ゲーム自体も本当に丁寧に作られているのでドラクエやポケモン好きならお勧めです。
上の方にも述べましたが本を見ながらのプレイは人を選ぶので万人にはお勧めできませんがDS最後で最大の大作として一度はプレイしてみる価値はあると思います。

長くなりましたが、このゲームを子供のころに遊びたかったというのが正直なところ。
昔のようなピュアな心でプレイすれば一生思い出に残るゲームになっただろう。
まあ私のような大人がプレイしてもピュアな気持ちにさせてくれるゲームであることには変わりないですが。

プレイ時間：60時間以上100時間未満（クリア済）
フランさん [2010/12/15 掲載]

このレビューはオススメ？　

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■ 511人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
1pt	3pt	3pt	2pt	2pt	2pt	1pt

総合点
41pt

GOOD!

・スタジオジブリの名に恥じないアニメシーン。それをいつでも閲覧できるようシアターも含まれている
・グラフィックは綺麗
・マジックマスター：色々な謎を解くにはこの本が必要不可欠でゲームとのつながりは面白い。本自体は美しいし、ゲームをもっと深く探りたい人たちには嬉しいアイデアだと言える

BAD/REQUEST

・音楽は有名な久石譲さんに作曲されるのは嬉しいが曲数は小さすぎ！
・バトルシステムはシンプルすぎる。物理攻撃か魔法のどっちかを選ぶ以外あまりすることはない。イマージェン（仲間に出来る魔物）は数多く存在するけど、融合などもできないし、攻撃技は三つしかもてないから結局同じ繰り返しにすぎない感じが強い。特に隠しダンジョンの頂きを目指す時は退屈に攻められる。
・発売は早すぎたかな・・・
本の中には未使用な部分があり、ゲームの中にも入れない洞窟、仲間に出来ないイマージェン、消えるキャラがいるのが意味不明。ＰＳ3版と何かの繋がりかな？
・ストリーは子供向け

COMMENT

別に悪いゲームな訳ではない。だがＲＰＧの専門家に多分向いていない。反面、子供や初心者にぴったりなゲームだと言える。スタジオジブリの参加するポイントは魅力的だが深さを求めるひとを満足させるには足りないと思う。

プレイ時間：100時間以上（クリア済）
Aymericさん [2011/08/23 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

■ 354人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
2pt	4pt	4pt	3pt	2pt	2pt	2pt

総合点
53pt

GOOD!

・何をおいても「マジックマスター」
このゲームは開封前が一番楽しかった。（ゲーム自体を否定してるわけではない）
まずＰＣゲームかのようなでかいパッケージ。
主人公のオリバー君が書かれているけども、実はこれは本でいう「帯」のようなもの。
剥がすと魔法騎士レイアース（例えが古い）を思わせるちょっとかっこいい外箱となっていた。
中にはマジックマスターと、ゲーム。（＋索引カード）

このマジックマスターが凄い。
表面はすべすべでしっかりした作りでありながら、
背表紙は如何にも古い本！といったかすれたような装飾になっていて
図書館の文学全集の棚に置いても違和感がない雰囲気がある。
中も酸化して変色したような色に印刷されていて、雰囲気はバツグン。
内容は、イマージェン図鑑、道具図鑑や世界観・説明書を兼ねた部分となっている。
一部クエストやほんの一部ストーリー上で参照したり、攻略本のような使い方ができる。

・グラフィック、音楽
音楽は久石譲なのでいわずもがな。イヤフォン推奨。
キャラクターグラフィックはまんまドラクエ９だが、
背景が一枚絵で場所によっては雲の影が流れていたり綺麗。

・サクサク進む
敵は弱めなのでサクサク倒せて、経験値が貯まるのも早い。
主人公はいわゆる魔法使いだけど、魔法の消費ＭＰが少ないので魔法を連発できる。
ダンジョン内には一度だけ使えるＨＰまたはＭＰ回復地点がいくつかと、
ボス前に全回復＋セーブまでできる場所が必ずあり徹底している。
イマージェンの捕獲もモンスターにもよるがそんなに苦労しない。

・コンプ要素
イマージェンのコンプ、隠し宝箱のコンプ、ダンジョンの達成率、クエストなど。
分量としては多い。

・ボリューム
探索とクエストを優先してエンディングまで４２時間かかった。
達成率は隠し宝箱９７パーセント、クエスト９２パーセント。
クリア後にもイベントがあって、まだ行っていない場所が、分かる範囲で３ヶ所、
覚えていない魔法が１５個ある。（魔法はレベルではなくイベントで覚える）
まだしばらく遊べそう。

BAD/REQUEST

・ギミック（仕掛け・謎解き）
一番の問題点はギミックが少なすぎる事。
この部分は声を大にして言いたいほどの不満がある。

植物が育つ「マッハ栽培」や炎を灯す「ファイアボール」など様々な魔法があるが、あらかじめ決められた場所でしか使えない。
そのため、あそこにこの魔法使ったらどうなるんだろう？という楽しみは皆無で、
実際一度使ってからクリアまで二度と使わない魔法も少なくない。
「一ノ国」と「二ノ国」を行き来することができるものの、両方を行ったり来たりして解く謎解きなどは皆無。
イベントで往来することはあるものの、「○○へ行け」の指示通りに動いてイベントを起こすだけ。
クリアまでに３往復のみで、あとはクエストで行く事がある程度。

・「マジックマスター」の活用度
実際、マジックマスターいらないんじゃないかと思ってしまう。
一部クエストで謎解きに使ったり、初めて会ったモンスターの弱点を調べるくらいには役に立つが、ストーリー本編での存在感は小さい。
魔法を使うためのルーン文字さえわかれば後は無くても大きな苦にならない程度だった。
個人的にもっと本編に食い込んでくるものだと思っていたのでショックだった。
どちらかというと、不正ダウンロード対策の為に使われている感じがする。

・マジコンの警告文
ゲームの起動時、データのロード時に警告文が出る。これがタッチで送らなければならないのでうっとおしい。
警告文出しても不正にDLする奴はする。それよりお金を出して買った人に失礼とは思わないの？と思う。

・序盤
最初３０分間
ムービー→移動→ムービー→移動
の繰り返しでダルかった。

・ジブリ監修？？
あまりジブリは関与してないように思える。
ムービーに関していうとジブリ製のアニメは片手で数えて余るかどうかという程度。
残りはドラクエのようなポリゴンによるムービー。
またふきだしに出るセリフも説明ゼリフが多く、ジブリの雰囲気はない。

・ストーリー
これといって優れた点はない。
特に主人公は正義感が強い、いわゆる良い子で、母親を亡くしたのに弱さを見せない。
全く感情移入できないし、ご都合主義の感がある。

・冒険っぽくない
世界が非常に狭い。箱庭という感じで冒険感は少ない。
さらに「次は○○へ行こう」と矢印で行き先を指定されるのでそんなにわくわくしない。

COMMENT

ゲーム性はＤＱＭ寄りのドラクエ５（移動などはイナズマイレブン）という感じ。

悪い点にいろいろ書いたが、あくまで発売延期前から待ち続けた期待感が比較対象になっていることも否めない。
ゲーム自体はノウハウが詰まっていて、「ソツがない」という言葉が一番しっくりくる。
「暇つぶしに何かゲームしたい」「難しいゲームは苦手だ」という人にとっては結構良作になるかもしれない。

逆に言うと「ノウハウだけ」。これといって目新しい仕掛けやゲーム性はないのでオリジナリティは低い。
なので「仕掛けや謎解き好き」「マジックマスターやニノ国がゲームにどう関わるか関心がある」といった人の場合、地雷になる可能性は高い。
マジックマスター目当てに欲しいという場合、謎解きが少ない事を肝に命じた上で購入した方がいい。
とにかく、マジックマスターはなかなかの良い出来だ。