Nintendo3DS mk2 :: 【DS】ラジアントヒストリアレビュー

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【DS】ラジアントヒストリアレビュー

発売元	アトラス（オフィシャルサイト）
発売日	2010/11/03
価格	6,279円（税込）
レーティング	【Ｂ】12歳以上(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	RPG

スコアボード

総合ポイント: 77
難易度: 2.25
レビュー数: 81

スコアチャート

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【60点以上】
88.9%
【標準偏差】
13.81

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

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■ 349人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	3pt	4pt	3pt	3pt	3pt	2pt

総合点
65pt

GOOD!

◆BGM
街、ダンジョン、イベント…総じて雰囲気に合っていてよかったと思います。
物悲しいイベント時に流れるBGMが特によかった。
サントラ買って聴いていたいぐらい。

◆グリッドバトル
RPGにありがちな連打して通常攻撃してれば勝てる、なんて事はありませんでした。
3×3の合計9マスに配置された敵を効率よくまとめてどーん！
特にボス戦は緊張感があり、敵によって特徴があったりで楽しく戦えました。

◆シナリオ
過去に戻って歴史をやり直すといったRPGは他に似た作品をプレイした事がありますが
それに加えて正伝と異伝の二つの物語があるRPGは自身初めてです。
先が気になって一気に進めたくなってしまいます。

◆主人公
疑問点にしっかり突っ込んで追求してくれるのがいい。
普段は若干無愛想だがムカつくような類ではない。
仲間の危機等、熱くなる時は熱くなる…理想の男ですストックさん。
昨今のRPGのただ熱血漢なだけだったり、クールなだけの主人公と比べると雲泥の差です。

BAD/REQUEST

◆足音
一番気になったのはこれ。
BGMがいいだけにやたらでかい足音は気になります。
今の半分ぐらいの音量の足音なら丁度よかったんじゃないかと。
これは気がつけば苦も無く修正できた内容なだけに惜しいです。

◆移動できる歴史のポイントが少ない
サブイベントをこなそうとすると頻繁に歴史を行き来する事になります。
しかし移動できるポイントが限られていて、何度も同じイベントを飛ばしたり
場合によってはイベント戦闘もしなくてはいけません。
もう少し細かく移動できるポイントを作ってほしかった。

◆隠しダンジョンがない
これはBADというよりは要望ですが、クリア後の隠しダンジョン的な存在が欲しかったです。

COMMENT

安かったので買ってみましたが買ってよかったなと思います。
今なら安く手に入りますので、未プレイでRPG好きな方には是非お勧めです。
サントラも買ってしまいそうです（笑）

プレイ時間：30時間以上40時間未満（クリア済）
シメジさん [2011/04/22 掲載]

このレビューはオススメ？　

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■ 511人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	3pt	3pt	3pt	4pt	2pt	1pt

総合点
65pt

GOOD!

・ストーリー
歴史改変というありがちな題材ではありますが、最後に全てがつながっていく物語は秀逸。

・主人公
選択肢次第でとても冷徹なようであれば、非情になりきれない場面もある。
一見一貫性のないように見えますが、なぜかとても人間臭く見える。
責任と感情に板挟みにされ迷い続ける姿は、近年のテンプレ主人公にはない魅力を感じました。

・バトルシステム
これも従来のRPGにないものを作り出そうという意欲が伝わり、好印象です。
事実、このおかげで単調になりがちな雑魚戦も幾分楽しめるものになっています。

BAD/REQUEST

・イベントスキップがない
何と言ってもイベントスキップ。このゲーム最大の欠点です。
必須でないクエストを除いても、ストーリー上何度も同じ時間に飛ぶことになるこのゲームで、
なぜ何度も同じイベントを繰り返し見るハメになるのか。
ストレス以外の何物でもありません。
一応会話は高速化できますが……

・一部イベントの発生条件が見つけにくい
クエストの発生条件が会話になっていることが多いですが、
どの段階の歴史で・どこで・誰と話せばいいのか。全てがノーヒントのクエストが多々あります。
見つかっていないイベントをこなそうと思うと、総当りするしかない。面倒です。

・バランス
一部キャラ、というか技が強すぎる。
せっかくの目新しい戦闘システムがたった一人の手によって崩壊しているように思えます。
かと思えばその強すぎるキャラが終盤の敵には全く無力になってやることがなくなったりと、
やや作りこみが甘い印象を受けます。
新しいシステムに挑戦する際に避けられない弊害ではあるのですが。

COMMENT

歴史改変と言えばRPGだけでもいくつか思い当たる作品がありますが、
この作品がそれらと一線を画すのは何と言っても『白示録』の存在でしょう。
この本の力で、主人公はいつでも色々な歴史に瞬時に移動することができます。
それに加えまるでノベルゲーのような選択肢の多さ。
主人公が何度も失敗して世界が終末を迎えるのも特徴の一つですが、
この失敗したパターンを埋めていくのも中々面白いものがあります。
そして一度見た歴史は本に記されていき、これをコンプリートするというやりこみ要素も兼ねている。
まさにこの白示録こそがこのゲーム最大の目玉といえます。

それだけに時間移動に関する不親切な点が多々あるのが痛いのですが……
それを差し引いても魅力的なのは間違いありません。
難易度は低いですが、戦闘をやりこむようなゲームではないのであまり気になりません。

今更レビューを見てプレイしてみたのですが、粗はあるものの確かに名作。
このまま埋もれるのが惜しく、これまた今更レビューしてみました。
機会があれば、皆さんも主人公の視点で終わりゆく世界に絶望してみましょう。

プレイ時間：わからない（クリア済）
asagingさん [2013/05/08 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

■ 407人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	3pt	3pt	3pt	3pt	4pt	1pt

総合点
66pt

GOOD!

・死亡フラグを折る、というオリジナリティ。
　砂漠化が進み、遠からず滅亡が訪れる世界。
　正しい歴史を作る事で世界を救え、というゲームシステムとストーリーの相互作用はすばらしいの一言。所謂、時間移動、歴史改変ものなのだが、ゲームという媒体に投じることで、プレイヤーの判断が歴史を変えるという面白みがある。

・全体的な細やかさ。
　システムの性質上、時間移動を頻繁に行う為、前に見たイベントを見る事になる。
　これをカットするための機能がついているのは、正直ありがたかった。
　サブイベントの豊富さも、このゲームならば好印象。普通なら時間制限のあるイベントでも、時間移動が可能なので、実質、制限がないまま楽しめる。時間移動を前提にしたイベントの多さは多少煩わしいが、雰囲気作りもあるし、許容範囲だろう。
　さらに、イベントの流れや進行度なども分かりやすくなっており、時間移動で迷う事がない。
　物珍しいシステムを投入する、というだけでなく、プレイヤーへの配慮がしっかりと行われている。

・音楽・グラフィック
　どちらかというと環境音楽だが、盛り上げるところで盛り上げ、しんみりさせるところではしんみりさせる。グラフィックはＤＳなら十分以上。主人公の顔グラフィックが、ステータス画面では多少潰れているが、これは些細なことだろう。それ以外では問題はない。

・インターフェース
　一部を除き、インターフェースは見事なもの。情報が分かりやすく、かつ操作がしやすい。

BAD/REQUEST

・ストーリー
　個人的な事になるのだが、歴史改変ものでありながら、本筋のシナリオが二つしかなく、他のパラレルはあっさりしたもの。文章だけで終らせられるものも多々ある。高望みかもしれないが、もっと力を入れて欲しかった。
　また、シナリオの内容自体も、よい評価が与えられるものではない。
　時間移動、世界移動を駆使してはいるのだが、正直なところ目を見開くようなところは少なく、王道というよりは陳腐の部類。
　戦争や国家間の外交をバックボーンにしながら、台詞回しが甘く、重厚さに欠けている。よくある勧善懲悪のライトファンタジーであり、歴史物、群像劇的な面白みは（他のキャラに多々イベントを割いているにも関わらず）薄いといわざるを得ない。
　この原因は、味方サイドの行動に突っ込みどころが多い、という事以上に、敵にカリスマがない為だろう。味方は善玉扱いに終始し、敵は悪党ならではの魅力がない。王道を行くにしても、もう一ひねり加えてよかった。
　特に、このゲームの敵キャラクターは、総じて小悪党のオンパレード。せめてラスボスぐらいは予想外の人物にしてほしかったし、思想的にも今までと同レベルの小物というのはやめてほしかったのだが。

・戦闘のテンポ。
　全体的に流れを早くしよう、テンポをよくしようと努力している。
　実際に、ほとんどの部分でストレスは感じない。
　だが、敵がスキルを使うたびに、その早いテンポがプツッと途切れるのはどうにかならないだろうか。些細な事なのだが、気になった。

・主人公の足音
　重箱の隅をつつくようだが、ガションガション言うのは何とかならなかったのだろうかｗ

COMMENT

シナリオが惜しいゲーム。
アイデアは面白いのだが、シナリオが終始ライトファンタジー的だったために、お互いの長所を殺している感がある。
ライトファンタジーにも面白いものは沢山あるのだが、このゲームに限ってはマイナスだろう。
王道をやるにしても、もっと練りこんで欲しかった。

ゲームシステム的には問題はない。３×３マスの敵を吹き飛ばし、重ねて、多重攻撃を仕掛ける、というのもインターフェースがきっちりしており、なかなか楽しめる。欠点は、目新しさに欠ける、という点のみか。また、難易度は低め。

優良なゲームではあるが、シナリオやシステムをもう一段階グレードアップできていれば、名作になっていただろう。そういう意味では惜しいゲーム。