【DS】スローンとマクヘールの謎の物語 レビュー
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ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
■ 409人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 3pt | 3pt | 1pt |
55pt
GOOD!
新奇性の高いゲームシステム。
(1) 一読しただけでは意味がさっぱり分からない物語の中にちりばめられたキーワードをクリック
(2) 関連するワードがいくつか展開されるので、更に選択していく事で質問文を作成して質問をなげかけてストーリーテラーから返答を得る
(3) 質問を繰り返し、それらの返答から物語の謎を読み解いていく
質問は「はい・いいえ・関係なし」で答えられる内容で作成され、謎の核心に迫る事の出来る「素晴らしい質問」をすると隠されたキーワードがロック解除されて更に突っ込んだ質問が出来るようになる。
また素晴らしいには至らないが中々いい線の質問をすると、その回数に応じて謎の回答時に表示される選択肢の数が減るというボーナスが得られる。
ゲームとしての難易度は高くない。
質問回数に制限はないし謎への回答も何度失敗してもペナルティはないので、何度も質問を繰り返して何度も回答を試せばいつかはクリアできる。
質問を何度も繰り返していると「素晴らしい質問」を出すためのヒント(というかほぼ答え)がもらえるので、誰でも行き詰る事は殆どないだろう。
影絵調の落ち着いたビジュアルと更に落ち着いた調子のナレーションと落ち着いた感じのBGM、それぞれがうまくマッチしており全体の雰囲気は好印象。
80問という数は少なすぎず多すぎず丁度良いボリュームだった。
BAD/REQUEST
問題の傾向はひと昔ふた昔前に流行していた文庫本タイプのクイズ書籍でよく見たような内容であり、然程の新鮮味は感じなかった。
(当時もこういうのを「水平思考クイズ」などと大仰な呼び方をしていたかどうかは覚えていないが)
また表現によるひっかけ問題とでも言うべき物語が多く、慣れてくると「どうせこれもこういうタイプの問題だろう」と簡単に類推できるようになる。
そのため、後半の物語は序盤ほど解いた時のスッキリ感はなかった。
この手のタイプの「問題集」的なゲームはどうしたってそういう構造上の弱点(ゲームとしての要素がシンプルな分、ユーザ自身が思考方法に慣れてしまうとダレがち)は抱えているとも思うが、問題の傾向バランスや出題順序をもうちょっと吟味して欲しかった。
「単刀直入にこれが訊きたい」というような内容があっても、キーワードからそういう質問が作成出来るとは限らない。
また核心に迫る質問をしないと隠されたキーワードが選択できないが、「そもそも隠されたキーワードの内容から作成できる質問を最初からしたかったんだよこっちは」という事もままある。
この辺りは本作のシステム的な限界を感じさせた。
やりこみ的な要素は皆無といって良い。
質問数ゼロでのクリア、質問数最少で隠されたキーワードを全て解除&「いい質問」を全て行う、等は自己満足レベルにしかならない。
まぁ単純なゲーム的やりこみはそもそも筋違いではあるとも思う。
謎の解明に直結しないような細々とした物語の背景などを掘り下げていくことで物語を更に楽しめる、という趣旨もあるようなので。
COMMENT
文で説明するのが難しいゲームシステムなのでWEB体験版などで雰囲気を掴んでみる事をオススメします。
システム面で面白そうだと思ったのなら一通り楽しめると思います。
ただし悪い点で述べた通り、問題の傾向が分かってしまえば初見ノーヒントクリアが簡単に出来てしまうようなものも少なくないため、CM等でよくプッシュされていた「ウミガメのスープ」のような問題を楽しみたい、という事であればいささか期待ハズレになるかもしれません。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 1pt |
60pt
GOOD!
一画面に収まる程度のテキスト量で物語の結果のみが知らされ、そこから「なぜそうなったのか」を解き明かしていく過程を簡単なシステムで実現している。
問題数も80問と十分なボリュームが用意されており、この点は文句のつけようがありません。
問題数が多いにもかかわらず、物語の朗読は落ち着きのある声で全て読み上げられます。
プレイ中のBGMもなかなか良いものが多く、サウンドを消して遊ぶのはもったいないかと。(通勤中などで音を消して遊ぶ方は多いかと思います)
BAD/REQUEST
全ての物語はテキスト一画面に収まるサイズなものの、一問の内容をちゃんと解き明かすには実はかなりの時間を要します。
この「ちゃんと解き明かさないとならない」というのが曲者で、ステージクリアの為の質問を受けるまでそんな事実があったとは考えもしなかったような展開が隠されていたりします。
物語の大筋は既に理解できているのに、とても細かいアウトラインについてまで「解明しなければならない」のは苦痛に感じる問題もありました。
例えば「健康な人が通う医者」と聞いて、簡単に想像がついてしまうとその問題はプレーヤ的にはそこで終わりなわけですが、質問者は細かいところを色々聞いてくるのです。
この作業感はいかんともしがたいものがありました。
物語の中には悪趣味というか猟奇的な話も混じっています。
スキップすることも可能ですが、想像したくない話だと気づいたときには既に遅いわけで。
DSでやるなよ・・・
出題に傾向がある。
出題者の癖というか、まぁ平たく言うとワンパターン。
サポートキャラクタがとにかく鬱陶しい。
ヒントいらないからOFFにできればよかった。
COMMENT
アイデアは面白いしどんなゲームかを聞かせれば興味を持つ人も多いかと思うが、正直人には薦められない。
基本的に一回遊べば終わりのソフトであるし、さくっと一話遊んで終わらせたくても思いのほか時間もかかる。
これなら問題数を大幅に削り、例えば10問程度になったとしてもテキスト量を増やしてちゃんと一話ごとに物語として成立するものにしたほうが記憶に残るものになったのではないか。
ゲームとして成立させる為にステージ毎に内容を確認してくるような設定も、「物語」を楽しむのであればむしろ必要なかったのではないかと思えます。
発売スケジュール
- 2017/07/20
-
レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀
- 2017/07/29
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2017/08/03
-
大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-
サイト情報
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
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NARUTO -ナルト- 忍列伝
- 2020/08/31更新 (2020/08/30投稿分まで掲載)
-
チャリ走 DX
- 2020/08/24更新 (2020/08/23投稿分まで掲載)
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星のカービィ ロボボプラネット
- 2020/08/21更新 (2020/08/20投稿分まで掲載)
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PROJECT X ZONE
- 2020/08/09更新 (2020/08/08投稿分まで掲載)
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ハイキュー!! Cross team match!
偽りの輪舞曲
遊戯王 ナイトメアトラバドール
- 2020/07/21更新 (2020/07/20投稿分まで掲載)
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初音ミク and Future Stars Project mirai
電波人間のRPG
ハココロ
トモダチコレクション
- 2020/07/12更新 (2020/07/11投稿分まで掲載)
-
3次元エアホッケー
- 2020/07/08更新 (2020/07/07投稿分まで掲載)
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メタルマックス4 月光のディーヴァ
世界樹と不思議のダンジョン
牧場物語 キミと育つ島
たまごっちのプチプチおみせっち ごひーきに
1500 DS Spirits Vol.10 囲碁
- 2020/07/05更新 (2020/07/04投稿分まで掲載)
-
New International ハイパースポーツ DS
- 2020/06/26更新 (2020/06/25投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 疾風伝 最強忍者大結集5 決戦!“暁”
- 2020/06/14更新 (2020/06/13投稿分まで掲載)
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Hey! ピクミン
いきものづくり クリエイトーイ
解放少女
RPGツクールDS+
イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク/ボンバー
レーダーウォーシリーズ 軍人将棋
スティッチ!DS オハナとリズムで大冒険
たまごっちのプチプチおみせっち
- 2020/06/11更新 (2020/06/10投稿分まで掲載)
-
真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY
エースコンバット 3D クロスランブル +
だるめしスポーツ店
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
みんなのポケモンスクランブル
ルーンファクトリー 新牧場物語
ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊
わがままファッション ガールズモード
ダン←ダム
- 2020/06/10更新 (2020/05/20投稿分まで掲載)
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真・女神転生IV FINAL
探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK
ポケモンピクロス
とびだせ どうぶつの森
ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス
新 絵心教室
トモダチコレクション 新生活
1500DS spirits Vol.2 将棋
ウィッシュルーム 天使の記憶
探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実
探偵 神宮寺三郎DS きえないこころ
ディズニー・フレンズ
- 2020/03/06更新 (2020/01/03投稿分まで掲載)
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G.Gシリーズ 超ヒーロー皇牙2
閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-
直感ヒトフデ
デジモンストーリー サンバースト/ムーンライト
レイトン教授と不思議な町
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
ドンキーコング リターンズ 3D
ぷよぷよテトリス
真・女神転生 STRANGE JOURNEY
HOSHIGAMI
- 2019/10/29更新 (2019/10/28投稿分まで掲載)
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ゼノブレイド
- 2019/09/29更新 (2019/09/28投稿分まで掲載)
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デモンズブレイゾン 魔界村 紋章編
- 2019/09/10更新 (2019/09/09投稿分まで掲載)
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アッコでポン!イカサマ放浪記
- 2019/09/07更新 (2019/09/06投稿分まで掲載)
-
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
- 2019/08/18更新 (2019/08/17投稿分まで掲載)
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ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2019/08/07更新 (2019/08/06投稿分まで掲載)
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NARUTO -ナルト- 最強忍者大結集4DS
- 2019/08/02更新 (2019/08/01投稿分まで掲載)
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パズドラクロス 神の章/龍の章
スローンとマクヘールの謎の物語
GOOD!
【システム・操作性】
もともとも、水平思考論理パズル自体は知っていましたが、ゲーム化は無理だと思っていました。
しかし、そこはレベル5というべきか、問題文のキーワードからビジュアル的に枝葉のキーワードを出現させて質問を自動作成させていく方式は見事です。
おかげで、質問をすることによって、次第に答えへと近づかせていくスタイルを、ほとんど損なっていません。
また、そのキーワードも波紋で示してくれる配慮も、レベル5ならではのユニークさを感じさせてくれました。
【ゲーム性】
もともとが論理パズルなので、システムが完成すれば、ゲーム性はバッチリです。
おそらく、これまでにない新感覚のパズルゲームとして、十分楽しめると思います。
音楽もレイトン同様、印象的で静かに流れるクラシック調のBGMは心地よいものです。
BGMだけでも聴いていたいという人もいるんじゃないでしょうか。
【物語・キャラクター】
問題の合間に登場する映画館の支配人(?)の存在は、なかなか際立っています。
レイトンっぽさを感じるシブいトーンのしゃべり口は、紳士っぽくて心地よさを感じました。
その反面、ブラックな性格も見え隠れしていたのですが、これは「世にも奇妙な物語」のタモリさんをイメージしたのかな?
BAD/REQUEST
【システム・操作性】
出現するキーワードに粗さを感じます。
質問したいキーワードにタッチできなかったり、出現したキーワードに、自分の希望するキーワードがなかったりと、
答えに近づく糸口は分かっているのに、近づく道を示してくれず、イラつくこともシバシバ。
この辺を、もう少し練りこんでもらえると良かったですね。
あと、なぜタッチペン操作にこだわったのか、その辺も不明。
図形パズルならいざしらず、言葉遊びなのだから、ボタン操作もできるようにしてもらえると良かったなぁ、と思います。
そうそう、ヒントの出し方も、ちょっと押し付けがましい感じがしますね。
ノーヒントでいきたい人もいるでしょうから、ヒント機能をオフにするとか、新しいヒントが追加されても、静かにアイコンが光るだけとか、そういった感じにしてもらえると、印象は良くなったと思います。
【ゲーム性】
結末から物語の全体像を知るパズルなので、当然ながら一度クリアしてしまうとゲーム性は完全に失せます。
他の人に問題を出して遊ぶ機能も付いてはいるものの、ただのクリア済み問題集にとどまっているので、面白みがありません。
せめて、自分が出題者になったとき、過去問題集を見ながら「はい」「いいえ」「関係ありません」とDSにしゃべらせることができたら良かったんじゃないかな、と思いますね。
あと、問題そのものに難を感じるものがいくつかありました。
すぐ解けるようなものもありましたし、結末から全体の物語を知っても、とても納得できない問題もあったりしました。
これらの不備と思われる問題さえなければ、爽快感はずいぶんと違ったと思うのですが。
【物語・キャラクター】
全体的に救いのない問題が多すぎます。
何気ない事実の裏に隠された、壮大な真実に畏怖させたいという気持ちが作り手にはあったのかもしれませんが、ちょっと方向を間違っているような気が……。
こういった問題が多かったせいもあって、壮大な結末の影にかくれたくだらない真実を聞かされたときは、怒りさえ感じることもあります。
この辺、もうちょっと問題のバランスを考えてほしかったですね。
あと、ヒント係のアンナというキャラは、完全に失敗かと。
考えている最中、ずっとチョロチョロしたり、聞いてもいないヒントを言い出したりするので、たびたびイラッとさせられます。
せっかく可愛らしいキャラなのに、使い方がもったいないです。
COMMENT
まさに前例のない実験的な意欲作です。
実験的が故に荒削りなところもありますが、もともとゲーム化は不可能だと思っていたタイプなので、これはこれで成功と言えるかもしれません。
ただ、クリア後の楽しみが少ないことや、問題の傾向、キーワードの選出、ヒントのタイミングなどなど、課題も多いので、これは次回作に期待したいところ。
ちょっと辛口なコメントになってしまいましたが、こんなことを言う割りに、私はきっちり最後までプレイしてしまいました。
つまり、これはこれで遊べたわけですから、今回の問題点が次回作で改良されていれば、絶対高評価となること間違いなしのゲームとも言えます。
これだけ酷評していてなんですが、次回作に大きな期待が持てる作品だと思います。