NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

・グラフィックが綺麗
DSだがグラフィックは頑張っている方だと思う。

・ゲームのテンポが良い
戦闘も最長6分ほどなので、ちょっとした時間にサクっとプレイ可能、まさに携帯ゲーム機に最適。

・豊富なパーツの種類
２００種類以上もあるロボやパーツの中から、状況に応じた組み合わせを考えるのがおもしろい。相手の装備に合わせて自機の装備をカスタマイズしたり、戦闘のフィールドの地形の理を生かしたりと戦略の幅が広くかつ奥深い。

・飽きにくい
ストーリーモード本編を終えた後もやれる事が多い。

・1カートリッジ対戦可能（重要！）
このゲームの醍醐味は『対戦』なので、カスタムロボを持っていない友人とでも対戦ができる。

・Wifi対戦の際、相手を選択する条件が細かく設定できる
『自分のレベルに近い相手』や『パーツの強さ』等を設定できるため、一方的にこちらが負けるといった状況になりにくい、またWifiで度々問題となる『対戦相手に一方的に電源を切られる』等の対策として、ペナルティー『3敗』が切った側に課せられる

・DSオリジナルの機能である『ジオラマ』がハマる。
タッチペンを用いてロボットの『ポーズ』『背景』等を変更し飾ることができる（複数のセットが保存可能）Wifi対戦時にそのジオラマが相手に表示されるため、気合いの入った作品から思わず吹き出すような作品まで幅広く遊べる。

BAD/REQUEST

・ストーリーモードのフィールド移動のグラフィックが最悪
いくら対戦がメインなゲームとはいえ今時『ファミコンレベル』なドット絵。納期の問題でこうなったのだとしたら残念でならない。

・カスタムパーツの問題
登場するカスタムパーツの種類も数点は能力が被ってしまっている点も微妙にあり、どうしても勝ちたい対戦では『強い武器』を選択してしまいがち。

・汚れ吹きが面倒
対戦を数回繰り返すと『頭部』『体』『手足』『背中』等の箇所がススで汚れていき、この汚れをタッチペンを用いて除去しなければ、攻撃力/防御力の低下等、自分に不利な状態に陥る。開発側は『DSならでは』の機能を追加したのだろうが正直蛇足。最初の方は自機を労うように丁寧に磨いていたが、最悪1度のバトルで汚れが発生することもあり、ストーリー上で対戦が立て続けに発生した際、いちいち汚れを確認して磨きをかけるためにタッチペンを取り出すのは苦痛以外のなにものでもなかった。任天堂が無理に追加させた事を匂わせる発言を公式インタビューで言っていた、本当だとしたら任天堂に対して幻滅を隠せない。

・セーブが1つしかない
基本的に2度目のプレイをしようとするならば、今まで苦労して購入/収集したパーツ等を破棄するハメとなる、またセーブのバックアップ等が出来ないため一度ストーリーでミスをすると取り返しのつかないことになる。

COMMENT

　自機を思うように操れるようになった辺りから急に『神ゲー度』が上昇する今作。
一度Wifi対戦の味を覚えてしまうと、数時間はこっちの世界に帰ってくることができないくらいハマってしまいます。数を重ねていくたびに操作が熟練していくのが目に見えて判る辺りも好感がもてる作りです。

『汚れシステム』については『DS』といったゲーム機の能力を生かそうするあまり、悪い方向でそれが出てしまった感があり、未ださじ加減の難しいゲーム機なのだな…と痛感させられます。

　しかしそれらの難を凌ぐ程の面白さを備えているのも事実、DSを持っていてWifi対応の格闘ゲームを待っていた方にはオススメの一本です。