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GOOD!

ポケモンの最新作であり異色作であるBWですが、いいところは間違いなくあるものの必ずと言っていいほど良かった点に悪い点がくっついてきます。
しかも悪い点の方が多過ぎる上に目に付きやすい。
BADの方と照らし合わせながら見てくださるといいと思います。

?クリアまで新ポケモンしかでない。
洞窟おなじみのズバット系やイシツブテ系がクリアまでお預けは寂しいきもするが、これはこれでありだと思いたかった。

?技マシンが使い放題になった。
技マシンには１セーブデータに一つしか手に入らないものがあったりしたのでこれは嬉しかったが･･･

?戦闘中にポケモンが動く。
今までは登場時にしかモーションがなかったので嬉しいが･･･

?ランダムマッチの実装
Wi-Fiさえあれば誰かと気軽に対戦できるようになった（ちなみに前作ではWiiのバトレボでしかできなかった）
が、そこにもいろいろと問題点があった。

?通信交換の改良。
通信速度は前作までの半分近くまで短縮されて概ねスピーディになった。
また手持ちだけでなくボックスのポケモンも交換できるようになった。

?本作の目玉であるPGL内のPDW限定の特性（公式では隠れ特性だが通称は夢特性）による新たな可能性。
埋葬・劣化と言われたポケモンたちの救いになるかと思われたが、現実は非情であった（救われたポケモンも勿論いるが）

一応まだありますが、ぱっと思いつくのがこれぐらいです。

BAD/REQUEST

良かった点切りたくても切れない悪い点から挙げると

?クリアまで新ポケという縛りの結果明らかに水増しと思われるポケモンやデザインが酷いポケモンが存在する。
水増しに関しての代表例は通称コピペロスと呼ばれる、デザインもコピペながらドットもコピペというトルネロス・ボルトロス・ランドロスという準伝説のおっさん型３体。
しかもトルネロス・ボルトロスの特性は「いたずらごころ」という明らかに合ってない、変質者を連想させる点もマイナス。
後者に関しての代表例は、ゴミ袋をモチーフにしたヤブクロン・ダストダスと柔道家＆空手かをモチーフにしたナゲキ・ダゲキ。
いかに酷いかは見ればわかる。
両者とも普通の草むらで出てくるが、特に後者２体は能力値は高いにも関わらず序盤に出てくるのも悪印象（初代赤緑で例えるならハナダ近隣の草むらが生息地）
ダゲキ・ナゲキは公式でもプッシュされており、ファンシー系ポケモンがメインであるはずのグッズにも登場し更に不評を呼んでいる。

?技マシンが使い放題になったのにその恩恵が少なく感じる。
過去の技マシンに単純な追加ではなく入れ替えてあるものもあるが、重要な技が消されている。
悪の波動・龍の波動といった誰もが使いやすい攻撃技や寝言・羽休めといった有用な技マシンがなくなっている。
それらの代わりにはいった技だが微妙なものが多いのも問題か。
ちなみに技マシンを手に入れるには、人からもらう・拾う・買う・BPと交換するといった手段がある。
が、拾うのに季節限定なものがある上にBPを非常に稼ぎにくいといった事情があるために進歩してないと感じてしまう。

?戦闘時のモーションがおかしい。
相手は奥、自分は手前という遠近感をだすためだろうが、自分のポケモンのドットが拡大しているために荒い。
一応図鑑・手持ち確認では通常サイズの後姿を見れるが、もっといいやりかたはなかったのか？
また動きがおかしいポケモンがいる。
個人的に一番酷いと思ったのはゴローニャ、顔が浮き出てるようにしか見えなくて気持ち悪く感じる。

?ランダムマッチの弊害。
切断に対する対策がない。
ランダムマッチというのはお互いのポケモンを見せ合い・そこから何体か選んでバトルするという形式である（伝説並びに一部のポケモンは使用不可・また同じポケモンや同じアイテムは×）
見せ合いの時点で太刀打ちできないと感じて勝負すらせず切断するパターンと、負けが確定した時点で切断するパターンの二通りがある。
前者ならまだしも後者は勝ちをなかったことにされるので非常に腹が立つ。
また使えるルールは先に挙げた一つのみであり、見せ合いなしの６対６や一種類のポケモンのみは不可能である。
複雑すぎるのもあれだが、もう少し他のルールがあっても良かったのでは？

?通信交換のテンポが悪い。
前作まではお互い一体出し合って交換という形だった。
今作は一度に３体までポケモンを出せるようになったが交換できるのは１体のみ、しかもお互い１体同士の時も同じ手順を踏まされるという謎仕様。
３体出せるなら３体とも交換できても良かったのでは？

?夢特性が壊れ性能とゴミ性能の二極化な上に差が酷い。
前者の例ならもともと強いカイリューにマルチスケイル（HP満タン時ダメージを半分にする）を。
後者ならデリバードに不眠（眠らない）だろうか。
不眠自体は悪くないが、デリバードにはもともと同じ効果である「やる気」を持っているので全く意味がない。
デリバードは能力も低くネタにされやすいポケモンではあったが、公式が悪乗りして笑いものにしようとしているのかと疑いたくなる。


他にも純粋に悪い点は書ききれない程ありますが･･･
・システム・UI（ユーザーインターフェース）の恐ろしいまでの劣化
・主人公の扱いが非常に悪く、Nというライバルが事実上の主役
・そのNはパッケージを飾っている伝説ポケモンの片割れを持ち逃げする（プレイヤー視点）
・シナリオが一本道で自由度が低く寄り道要素が全くない
・シナリオに力を入れているのだろうが矛盾だらけで何がなんだかわからない
・一部気に入ったシーンはあるものの上記の要素で台無し
・Ｐ　Ｇ　Ｌ　そ　の　も　の
・クリアまでは舞台であるイッシュ地方の左半分しか行けない
・クリア後の右半分は世紀末と見間違うほどに野生ポケモンとトレーナーのレベルが上がっている（シナリオのラスボスより上）
・連れ歩きの廃止、これによって好きになったポケモンもいたのに･･･
・露骨過ぎる下ネタ、中でも男主人公の夏の観覧車は本当に訳がわからない！
・異常なエンカウント率
・全体的な進化レベルが高すぎてシナリオで使いにくい
・シナリオで伝説ポケモンの捕獲を強制される（飛ばす方法もあるが非常に面倒）
などなど。

COMMENT

点数の説明

・オリジナリティ　１
新しい要素はたくさんあったが、どれもこれも外している上に過去の良かった部分を大幅に削っているので。
成功していたら５だったかもしれないが。

・グラフィックス　２
トレーナーのグラはいいのが多いが、肝心のポケモンがないがしろになってるので。
もちろんいいポケモンはいるが、悪いののインパクトが強すぎる。
ポケモンの一番大事な部分であるので、デザインはもっとしっかり練って欲しい。

・音楽　３
特にこれと言って嫌いなのがあるわけではない、かといって特別好きなのがあるわけではないので。
ただ一部の曲にはパ〇リ疑惑があるらしいが、元の曲は知らなく比較できないのでこの点数。

・熱中度　０
これほどまでに熱中しなかったポケモンは今作のみ。
クリアはしたが、プレイする気が湧かなかったので第四世代（DPtHGSS）をプレイしてみた。
前作までとのＢＷとの完成度の差に驚いた、同じＤＳで発売されたとはとても思えない。

・満足度　０
前作のHGSSで大満足だったせいか、とてもじゃないが満足できる作品ではなかった。
ディレクターである増田順一氏は最高傑作と言い切ったらしいですが、私の中では最低のポケモン作品です。

・快適差　０
UIとシステムが駄目過ぎ・シナリオは強制イベントばかりで拘束される上に一本道・異常なエンカウント率・全体的な進化レベルがおかしい･･･とプレイヤーへの嫌がらせかと思うほどです。

・難易度　２
小さい子がクリアできないので一本道にしたらしいですが、その割には異常なエンカウント率やラスボスのポケモンがかなり強いなど、バランスが不安定と言う言葉が正しいです。


総評
世界的なゲームとなったポケモンシリーズですが、まさかこんなゲームが出るとは思いませんでした。
一応ゲームとしては成り立ってますが、クソゲーオブポケモンがあったならば間違いなく本作に投票します。
次はBWのマイナーチェンジ版かRSEのリメイクかはわかりませんが、ちゃんとした作品を作ってもらいたいです。