NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

・キャラデザ
最高です。今までがアレだった分、かっこよさと美しさを同時に持っているシャノアはより魅力的。
パッケージだけで買う価値有りです。

・雰囲気
いつも通り、ゴシックホラーな雰囲気とそれに見合った演出やBGMが魅力的。ドラキュラ伯爵を筆頭に、狼男やフランケンシュタインなどゴシックホラー系の映画に詳しいとより楽しい。

・ゲーム性
いつも通りの安定した内容ですが、色々とシステム周りに実験的な要素を加えアクションゲームとしてはDS3作でも屈指の面白さになっています。
探索や収集よりもアクションゲームらしさに主眼を置いた作品らしく、同じ場所を行ったり来たりでさっさと強い装備品ドロップしろよとか、マスターまだかよとかそういうストレスを味わう事無く快適かつ楽しくプレイできました。

・ドット
相変わらずなので語れる事は少ないですが、多彩な敵や城などのドットがいつも通り最高。
悪魔城内の図書館の紙が舞う演出が特に好き。

・多彩なボス
ボス敵が数体除いてほぼオリジナル。マンネリ気味だったので素直に嬉しいです。
悪魔城内に居る多間接の巨大ボスを見た時は感動しましたね。どっかで見たような攻撃してくるのが居たのはびっくりです。後某北斗の人とか。

・グリフシステム
使いやすいし、システム面の改変によってこの作品のオリジナリティを高めている要因ですね。
敵から力を奪うのはもうマンネリ気味ですが、戦闘中に奪うというのは楽しかった。
魔法のような力を魔力を気にせずぶっ放せるのは良かった。

・音楽
相変わらずのゲームプレイに支障をきたさない上に雰囲気を保った名曲揃い、メインテーマである「黄昏の聖痕」が久々にシリーズ全体レベルの「超」名曲だと思います。
おまけ要素として、レコードを手に入れるとプレイ中に初代のBGMを流せるというのも魅力的。

・小ネタ
明らかに某格ゲーの技としか思えない物があったり、どっかで見たような敵が居たりするのは中々。ゲームプレイ中に驚きや楽しみがあるのは良い事です。

・女性主人公
ファンや公式の間から居ない扱いにされる某主人公に続いての女性主人公です。硬派な方が好きな従来シリーズのファンの人や、月下のアルカードが好きな人には不満が出るかもしれませんが、私は英断だと思います。

BAD/REQUEST

・ステージが適当な所が多い
使いまわしが結構あるので「またこういうのか」と思ってしまう事もあります。
中には完全に一本道の物も……手抜き？

・ボリューム不足
全体的に、プレイ時間が前作2つに比べて落ちる。おまけモードが一種類で使用キャラが一人というのも頂けない。

・グリフが少ない
無駄に多いだけだったギャラリーや蒼月に比べて減っている分使いやすい……ともいえない。
威力が違うだけのバージョン違い（武器グリフは大体これ）が多すぎる。
その癖魔法タイプのグリフは少ない、前作に比べて有用な物が多いし、使っていて楽しい物も多いが、不満は残る。

・プレイヤーキャラのドットの手抜き感
敵や背景はいい、今までとは違う改変が楽しい。しかし、シャノアやアルバスのモーションが少ない。
多彩な挙動でプレイヤーを萌え、ではなく、感心させたギャラリーオブラビリンスのシャーロットに比べると全然動いてないと言われても仕方ない。

・ベルモンド一族最近見ないけどどうなったの？
探索型になってベルモンド一族が主人公になる事がほぼ無くなりました。最近では出演する事すら少ない。
シリーズ全般のファンとしては、デス様やドラキュラ伯爵を出すならベルモンドも欲しい所です。

・血の輪廻のリメイク？？
もしかしたら後に改定されたかもしれませんが、私の持っているパッケージ裏には「血の輪廻のリメイク」とか書いてます。リヒターもマリアも出てこないのに。
どういう事なのかわかりません。

COMMENT

よくメトロイドメトロイド言われてますが、別ゲーであるメトロイドと比べるのがそもそもおかしい。

アクションゲームとしては前作を上回る出来ですが、シリーズとしては下回る、手抜きが目立つ等
全体的に、DSシリーズでは「それなり」、または「いつも通り」の位置の作品だと思います。
しかし、私にとっては前作以上に好きなソフトです。
欠点が目立つだけで、ストーリーも前作2つに比べれば「それなり」くらいにはイケますし、いつも通りオリジナリティが薄いとかそろそろ探索型にも革新が欲しいとか言われてますが、それは作品の面白さには直結しません。


難しいとよく言われているので覚悟して挑みましたが、意外や意外、簡単。
前作2つに慣れるときついかもしれませんが、サークルオブザムーンの後なら簡単すぎるくらいです。