NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

・今回の注目点は、何よりも良い意味でポケモンらしからぬストーリー。特に終盤の怒涛の展開にはただただ驚かされ、また物語に引き込まれました。そして最後のシーンからエンディングにかけての流れには、感動しました。ポケモンとしてだけではなくひとつのＲＰＧとして大変満足させてくれました。

・そのストーリーを盛り上げてくれる名曲の数々！これまたポケモンらしからぬ壮大な曲や切ない曲がテンコ盛りで、また各町で特定の物や人物に話しかけると曲のパートが増えていき、同じ曲でもまた違った風味を楽しむことができます。そしてブラック・ホワイトで同じ街でも別の曲が使われていたりアレンジが違ったりとどちらも楽しめるようになっています。文句なしの５点です。

・今作ではポケモン達が戦闘中に動きます。またカメラワークも動いているので、より臨場感のある戦闘を楽しめます。またフィールドの３Ｄ演出も強くなっており、街や橋を歩き回るだけでも楽しめます。

・最初からエンディングまで新ポケモンしか出てこないので、新鮮な気持ちでプレイできます。敵も新ポケしか使ってこず、相手のポケモンの弱点がなんだろうと考えるのも楽しかったです。

BAD/REQUEST

・エンカウント率が高い。草むらに一歩踏み入ると野生のポケモンがすぐに出てきたり、２、３歩歩くとまた出てきたりして特に序盤は移動が面倒。終盤は快適な移動のためにスプレー頼りにならざるをえず、せっかくの新ポケ達との遭遇の機会が失われたり良い印象を与えないようになってしまっています。また今回は草むらがゆれ、そこに移動するとレアポケモンが現れたりするのですが、スプレーなしでは先に野生のポケモンと遭遇してしまうことが多く、結局スプレーの仕様を余儀なくされました。せっかく戦闘のテンポや対戦や交換が楽になって快適性が上がったのに、エンカウント率のせいで台無しです。

・ポケモンのデザイン。賛否両論だとは思いますが、意図的にこれまでのポケモンと差別化するために気持ち悪くなっている気がします。もちろん良いデザインのポケモンもたくさんいるので、一慨にどうとは言えませんが。また既存のポケモンの進化が一体も増えず、少し残念でした。

COMMENT

少し気になる点もありましたが、それを補って余りある面白さでした。例の彼の行方も気になるところです。早くもマイナーチェンジ版が楽しみです。

今までのポケモンが好きな人も、今までポケモンをやったことがない人も、きっと楽しめると思います。