NintendoDS mk2 :: ラストウィンドウ　真夜中の約束レビュー

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ラストウィンドウ　真夜中の約束レビュー

発売元	任天堂（オフィシャルサイト）
発売日	2010/01/14
価格	4,800（税込）
レーティング	【Ｂ】12歳以上(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	アドベンチャー、振動カードリッジ対応

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	5pt	4pt	4pt	4pt	3pt	2pt

総合点
79pt

GOOD!

オールドテイスト漂う世界観と独特のグラフィック。
前作「ウィッシュルーム」でも楽しませてくれた雰囲気が
さらに良い方向へ進化していることが何より好印象。

音楽も秀でているというほどではないが
それでも物語には良くマッチしており
目立ちすぎず地味すぎず程良い絡み方をしている。

ストーリーも個人的には前作より好み。
推理ものでありながらほとんど人が死ぬこともなく
それでいて謎解きや人物背景などはとても良くできている。
ボリュームも前作より増えた。

操作のしづらさもそこそこに改善、
まだ少々煩わしさはあるものの
これくらいなら十分に許容できるレベル。

自分がプレイしてきた内容が小説となって
１から読めるのも大変斬新。
内容も決して手抜きではなくかなり濃密に作られていて
クリア後、小説を読み返す時間はこれまでにない種類の楽しさだった。

BAD/REQUEST

難易度。
任天堂でCERO:Bなのでこれ以上は厳しいのだろうけど
個人的にはもっと難しくてもいいと思う。

前作でも気になったけど
やはりカイルが疑問を持つ際の「？」が
左画面上部を流れていくのは読みづらい。

宣伝。
理由はCOMMENT欄にて。

COMMENT

発売日に購入し２周プレイ、小説も全部読破しました。
操作方法や雰囲気など好みは分かれると思いますが、
80年代のオールドテイストやちょっとした謎解きが好きな人なら
きっとかなりのめりこむと思います。個人的に大変楽しく遊ばせて頂きました。

今になってこのレビューを投稿させてもらうのは
このシリーズを開発していたCINGが倒産したことを今になって知ったからです。
続編が出ないと決まったわけではないですが
可能性としてはかなり低くなってしまったことでしょう。残念でなりません。

発売直前にもかかわらずTVCMはマリオとWii Fit PLUSばかりで
このソフトのCMはあまり流れませんでした。
確かに需要で考えても上２本のほうが圧倒的でしょうが
任天堂がパブリッシャーである以上
純自社タイトルと同様程度の宣伝はしてあげて欲しかった。

罪と罰、レギン、MG、エバブル、ヘラクレス、応援団など
他にもこういった不遇な外注作品は結構あったりするわけで…。
任天堂のネームバリューを前面に押すだけで
もっと売れたソフトもかなりあるはず。
CINGと同じ道をたどる優秀な小規模ソフトハウスがもう出ないことを祈るのみです。

公式サイトには発売当時ニンテンドーチャンネルに掲載された
このゲーム独特のペンシルアニメーションのメイキング動画がUPされています
とても丁寧に紹介されているので
お暇な方は是非ページ上部のリンクから一度見てみてください。