NintendoDS mk2 :: WiZmans World レビュー

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WiZmans World レビュー

発売元	ジャレコ（オフィシャルサイト）
発売日	2010/02/25
価格	5,229（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	崩壊と再生のRPG

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	3pt	2pt	2pt	2pt	3pt	2pt

総合点
48pt

GOOD!

ドット絵が丁寧で動きも良い。

倒した敵の魂を味方に与えることでそのモンスターのスキルが使えるようになる。
能力値も元のモンスターの特徴を受け継ぐ。例えばスライムの魂だと魔法に弱くなる反面、
物理攻撃に対して無敵に等しくなったりする。
また元の敵の姿をモチーフとした姿になるところが良い。

１戦闘ごとにＨＰとＭＰ、状態異常が完治する。
ただし味方のホムンクルス達はＭＰでなくＳＰなので回復しない。

ホムンクルスは魂の所持スキルと引き継いだスキルしか使えない。
主人公だけは膨大な数の魔法を次々と覚え、攻撃、回復、補助と
なんでもできるようになるが、魔法は使用後の待機時間が長いので妙にバランスが取れている。

ボスがタフな上に攻撃力が高く、
弱点属性持ちの味方に攻撃がいくと一撃で消し飛ぶくらい強い。
ＭＰ及びＳＰを回復するアイテムが存在しないため、
ボス戦ではよく考えて魔法を使わないといざという時にガス欠になることも。

一部のキャラクターの生死を決めることになる。
助けずに見捨てて世界の再生を優先することもできる。
これによりエンディングも変化する。

師匠は脱いだらすごい人だった。

BAD/REQUEST

やる気のないオープニングムービー。
いきなりクソゲーを買ってしまったと思わせるくらいひどい。
今時一枚絵垂れ流すだけってどうなの。無い方がマシだった。

強烈な画面フラッシュ演出。
クリティカルが出た時と敵を倒すごとに強くフラッシュします。
目にすごく悪い気がする…

淡々と進むストーリー。
はっきり言って盛り上がりに欠ける。
たぶん中盤のアノ人とのバトルが一番盛り上がるところか。
ラスボスもダンジョン最深部に行ったらそこにいた。という感じでなんとも…

終盤の敵のドロップ率が低すぎるような気がする。
まとめてエンカウントすることでドロップ率を上げられるが
マックスである５連続戦闘できる場所は非常に限られているので結局２?３連続くらいになる。
運が悪いといつまでも型落ちした魂で戦うことに。

無駄に種類の多い触媒アイテム。
実際に使うのはほんの一部で、こんなにあっても邪魔なだけ。

肝心の世界を再生させる方法があまりにも簡単かつ単純すぎて拍子抜けした。
良く言えばうまくシステムに組み込んであるのだが、
犠牲になった人は何だったのかと思わずにはいられない。

選択肢によってエンディングが変わるといっても、メッセージが一言二言変わる程度の
微々たる違いしかない。エンディング自体異様にあっさりしている。

COMMENT

決してクソゲーではない。丁寧に作られているのは分かる。
でも尖ったところも無い。なんというかウリが無い。全体的に地味なオーラが漂う。
街とダンジョンを往復するしかないので、ボリュームはあるが冗長に感じる。
最初から最後まで一気にプレイしようというようなモチベーションは湧かなかった。

このゲームを一言で表すなら「佳作」。

プレイ時間：40時間以上60時間未満（クリア済）
raven９さん [2011/02/17 掲載]

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