NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

世界樹シリーズは初プレーです（7ドラはプレー経験あり）

・パーティー、スキルの構築
肝になっている部分だと思いますが、非常に楽しいです。
私は1時間ほど悩んで初期パーティーを決めましたが、人によってはもっと悩むでしょう（笑）
火力を重視すれば防御が、防御を重視すれば火力が…と非常に悩ましい。
冒険してる途中に「やっぱこのスキルいらないな」と感じたり。
頭の中でパーティー像を練るだけでも楽しめるという、理論派の方々にはたまらないでしょう。

・敵の強さ
事前に聞いていた通り、確かに強いです。やたらと硬くて、攻撃がいやらしい。
人によってはストレスかもしれませんが、敵が硬いことによって
「火力がある職を並べて、短期決戦仕様にしておけばとりあえず勝てる」
みたいな事態が避けられています。補助や回復による持久力も重要。
後半になると状態異常攻撃を仕掛けてくる敵も多くなるので、スムーズに進めようと思ったら単に火力が高い攻撃だけでなく、絡め手も必要になってきます。

BAD/REQUEST

・サブクラス
メインで選んだ職の他に、サブとして選んだ1つの職のスキルがとれますよ…というシステムなのですが…。
驚いたのは固有スキル一つ以外は何でもかんでも取れる事。
これによって、「メインにする意味がほとんどない」という職業が出てきてしまっている。
また、明らかにバランスを壊す強力すぎる組み合わせが完成してしまうことも（しかも、そんなに複雑ではなく、簡単に実行できるものも）
使わなきゃいいのでしょうけど、この手のゲームでそういうものがある事自体、ちょっと萎えるというか、ガッカリします。

・戦闘が案外つまらない
7ドラの時も思ったのですが、ある程度のところまで進むと、戦闘がルーチンワークになりがち。
雑魚はこれ、ボスはこれ、という型通りの戦闘しか基本できない事が多いので（スキルポイントの仕様上）、戦闘自体はかなり地味になりがち。

・航海
これだけは途中から攻略情報を見ました。
というのが、ぶっちゃけそんなに面白くないのですね、航海が…。
どういうモノかというと、規定回数内の移動で目的地にたどり着こう！というマッピングを生かしたボードゲーム風のミニゲーム(?)です。
しかしこれ、マップが広い上に、途中から目指すべき目的地が近くまで行かないとわからなくなってしまうので、航海しているというより漂流している気分です。
そして、目的地に着いた際に発生するクエストの報酬は強力なリミット技だったりするので、結構重要なのも痛いです。
とは言え、「すごろく」みたいな運任せの要素が無いので、攻略情報を見てルートをたどれば、ごく簡単に終わるはず。
「何これ、つまらない」と思ったら…思い切ってカンニングしてしまえばOKです（笑）

・レベルが上がりづらい
スキル振り直しのための「休養」ですが、5レベル下がります。
このゲームはレベルが上げづらいので、かなり重いペナルティーに感じます。

・スキルの概要がわからない
スキルのレベル1をレベル2にすると、どれくらい攻撃力などの効果が上がるのかが全くわかりません。
そもそも、レベル1でどれくらいの効果があるのかも明示されていません。
攻撃倍率、具体的にどれくらいの効果があるのかを数字として書いておいていいと思うのですが…。
これだとわざと使えないスキルを入れておいて、後でプレイヤーに振り直しを強要させているのではないか…と邪推してしまいます。
こういうところで変に初心者に対する敷居を高くする意味が私にはわかりません。

COMMENT

このゲーム、私の周りでも概ね評判はいいのですが、私は正直もう飽きかけています。
というのが、このゲーム、とにかく時間がかかるのですね。
今はこの調子で行ってるけど、スキル構成を間違えたら、また振り直してレベル上げかぁ…と思うと正直「もうやめちまえ」という気分になります。
で、実際、もうストーリーのボスを倒し、やめてしまっているのですが、2周目を再開するかもしれないので、タンスの奥にDSと共にしまっているのが現状です。
PTを組むのは確かに楽しいですが、それが済んだ後の楽しみがどうも見つけられないのですね…。
それに気付いた時、私はこのゲームに合っていないんだなぁと思わざるを得ませんでした。

ちなみに難易度は高いと言われていますが、1Fや2Fが一番キツかったですね。
それ以降は、休養を上手く使ったりすれば、クリアだけする分にはとてつもなく難しいというほどではないと思いました。
ダンジョンは糸一本で脱出できますし、ショートカットや野営地点は非常に親切な場所に設置されていて、逃げるも成功しやすいので…。
ただし、敵は確かに強いので、ちょっと無理をすると即「GAME　OVER」です。

時間を費やせる人には文句なくお勧めできます。あと、ある程度キャラへの愛着も必要です。