NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

※ダイヤモンドをプレイ済みなので、それと比較したレビューになると思います。
・使えるポケモンが増えた。
　前作（ダイヤ・パール）からシンオウ図鑑のポケモン数が40％増えて210匹になった。
　炎タイプ5匹に対して水タイプが33匹もいた前作のタイプ別ポケモン数のバランスが
　多少は改善されて、選択できるポケモンの種類が増えたのは大きい。
・破れた世界のギラティナ戦を初めとしたプラチナ新曲は秀逸。
　反転世界の「掟破り」な雰囲気を上手く表現できていると思う。
　前作から引き継がれている音楽も勿論高評価です。
・ジムの内装などの変更。
　ハクタイやヨスガなどのジムは内装が大きく変わっているので、
　ダイヤ・パールをプレイした人でも違いを楽しめると思います。
・波乗りの速度上昇。
　ダイヤ・パールでは金銀以前並みのスピードでしたが
　プラチナでルビー・サファイア並みのスピードに戻りました。
・道具の入手性の改善。
　一部のポケモンの進化に関わるような道具が入手しやすくなったと思います。
・戦闘テンポの改善。
　これは非常に大きい。
　具体的にはトレーナーに話しかけられたりエンカウントしてから
　戦闘が開始されるスピードが早くなったり、戦闘エフェクトや敵味方ターンの間の
　妙な間（ま）がなくなっており、全体的にスピードが上がっている。
　基本的にストーリーが希薄で、育成、対戦などに時間を費やすゲームなので
　そのポケモンの「大部分」が快適になるのは嬉しい。

BAD/REQUEST

※プラチナで新たに出た不満の他に、ダイヤ・パールから改善して欲しかった部分も挙げます。
・秘伝技を使う仕掛けの増加。
　悪いとは言いませんが、余計秘伝要員を連れまわす必要が増えたので。
　秘伝技が5つくらいだった初代ならまだ秘伝要員が重荷になりませんが
　8つまで増加するとさすがに秘伝用ポケモンが2体3体と必要になって正直邪魔です。
　秘伝技は一部を除き性能が微妙なので秘伝要員は戦力になりません。
　2、3体秘伝要員がいないと進めないダンジョンの深部にボスがいると思うと……
・サファリゾーンの仕様。
　まず完全に運ゲであること。
　まぁターン制なので通常のバトルでも様々な行動が確率に支配されているのですが、
　ある程度までならプレイヤーの実力で補うことが出来ます。
　しかしサファリは何を投げるかしか選択できないので全くの運ゲ。
　腕とか関係なく、時間をかけることが目的のポケモン捕獲への唯一の道。
　それから沼にやたらとはまること。
　いくらなんでもはまるマスの数が多すぎるのではないでしょうか。
　ニ、三歩歩いただけで、悪いときには隣のマスに移動しただけではまるのは理不尽。
・ズバット、イシツブテ、コイキング
　シンオウに出るポケモンの種類が増えたとはいえ、
　こういうポケモンが出ると「またかよ」という印象は拭えませんよね。
　育てれば強いんですが。
・道具が預けられない。
　種類は増えたのに預けられなくなったというのは理不尽。
　新しく手に入ったアイテムや、ポケモンから預かったアイテムは
　基本的に道具欄の一番下に入るのでカーソル移動が面倒くさい。
・努力値（きそポイント）の仕様。
　今のシステムだと知っている人（どのポケモンからどの程度もらえるか知っている人）と
　知らない人との差が非常に大きい。知っている人でも特定の努力値を稼ぐために
　同じポケモンをひたすら倒すという作業を強いられる仕様。
　せめて溜まったきそポイントを任意に振り分けられるようにしてほしい。
・伝説のポケモンの配布方法。
　散々言われていることですが、映画やイベントでの配布はどうしても期間限定になりがちで
　金もかかるのでなるべくやめてほしい。

COMMENT

・難易度について
　ダイヤモンド・パールに比べると上がっているといえます。
　前作ではタイプ、相性、能力値の傾向をある程度判断できれば
　レベルと攻撃技だけで問題なく勝てたトレーナーも
　今作では技の性質（カウンター技、積み技等）を理解して活用しないと
　簡単には突破できない難易度になっています。4点としておきます。

　DSでポケモンをしたい人には無難におすすめできる作品になっていると思います。
　ダイヤ・パールをやった人でも、マップの変化や戦闘スピードの高速化などがあるので
　プレイする価値はあると思います。