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GOOD!

Ａ列車シリーズはＰＳの【Ａ列車で行こう4エヴォリューション】を最近でもプレイしていた。他の新しい版もプレイしたが、「4エボ」が最も好きだった。
その「4」をベースにしたＤＳ版ということだが、やる前は画面が小さいことによるＭＡＰ全体の把握しにくさが気がかりだったが、フタを開けてみると、大傑作だった。

※文章内の比較は「4」準拠。

建物などの縮尺に対し、電車のスピードが遅く不自然だったが、改善され早くなった。
電車のダイヤ設定が実際に走らせて、順番にポイント、駅を設定するタイプとなり、非常にやりやすくなった。また、運行時間を設定すればどの駅に着いたときでも、止まるので環状線の場合、非常に便利。

視点が90度単位で回転可能になった。無段階な視点変更は必要なく、これで十分。しかも上画面のミニマップも連動して回るのが親切な設計でよい。

本体扉を閉じていても、ゲームが進行する機能が画期的。

熱中度がかなり高い。ＴＶでも見ながらやるかと、プレイを始めるとＴＶほっちのけでコレばかりやっている。寝るまでに、もう少しすすめてからと思うと、どんどん睡眠時間を削っていく。

BAD/REQUEST

ステージが進むと、どんどん制限がきつくなっていき、とっかかりが悪い。たまには自由に開発できる面（息抜きできる面）を入れるなどすると、難易度にメリハリ（緩急）ができ、モチベーションを維持できるのではないか。

次はあまり大きな不満点ではない。子会社の経営方針の選択画面では、各々を選択して、「決定」ボタンを押すだけで、すべて一括して変更できるが、客車の編成を変更する画面では、一車両づつ「決定」を押さないとできない。そのたび1秒ほどのロード時間があるのでややストスレになる。

COMMENT

アートディンクのこれまでの傾向は、新ハードが発売されると、その初期にグラフィック性能を見せつける新作を発売することが多かった。グラフィックに力を入れるせいか、操作性が不便などの内容が詰めきれていない、未完成な印象があった。

今回はＤＳのハード円熟期に発売、さらにグラフィックの限界が低い。開発陣はそれを補うため、バス、トラックの追加、子会社の経営方針の選択、株売買の復活、株保有による株主優待などの要素を充実させてきた。この開発方針が実に上手くいき、Ａ列車史上の最高傑作になっている。
次は、このＤＳ版を元にし、開発方針を見誤らず、据え置き機版の開発をお願いしたい。