NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

■好きなユニットを強くできる
お気に入り作品の設定や、スキルパーツでパイロットが成長するので、
自分の好きなキャラやメカを重点的に強化しやすいです。
ランスタッグでも、エルドラVでも立派にエースを張れるのは楽しいですね。

ちょっとお手軽過ぎる向きもありますが、SRWは自分の好きなメカで思う存分に敵を蹴散らすところに醍醐味があると思うので、熱血の取得が中盤以降になりスッキリしない最近のSRWの中では序盤でも爽快感がありました。

■地形や戦闘レンジが的確
ゾイドやキンゲなど地上Sで宇宙の適正が低くなっていました。
近接武器の射程がやたら長かったり、空の敵を攻撃したりと、
全部のメカが万能型になり、ユニット毎の差違が無くなりがちだったので、
これは評価できます。

BAD/REQUEST

■戦闘アニメーションがだらだら長い
動き自体は良いのですが、モーションの途中を抜く演出ができていないために、
全くといっていいほど、メリハリがついていません。
たいていは一度見たらお腹いっぱいです。

■レイアウトが見にくい。
ゴチャゴチャと装飾線が多く見にくいです。

■主人公が絶望先生
「絶望した！同胞同士で争う地球人に絶望した！」と３話に一回くらいの割合で叫びだして主人公が暴走します。でも思考の底が浅いのか、本気で思って無い「かまってちゃん」なのか、すぐに思い直します。
オリキャラの仲間達は「助け合おう」「フォローする」と発言を繰り返しますが、いざ主人公が暴走しだすと放置し、ほとぼりが冷めてからバカアホマヌケと罵倒して、うやむやのうちに、「やっぱり地球を守ろう！」という流れに戻ります。

もう地球守るのやめちゃえよおまえら。マジンガーもいるし、ジーグもいるし、ファフナーもいるし君たちいなくても十分地球を救えるよ。どっか隅っこの方で静かにしてろよ。

■脚本は最悪
起承転結が無く、風呂敷をあちこちで中途半端に広げっぱなしです。全くたたみません。
状況説明をする会話の途中から、キャラ同士の内輪のネタ話を延々と話したあげく、
ラカンやキャプテンに「よし、基地に帰ってから話そう」と言われその場を収められます。
基地に戻るともちろん同じ話を頭からやります。会話の中身が作戦の要や、今後の展望になると、またキャラ同士の会話で脱線が始まり、問題はうやむやのうちに先送りになります。
年長者のツッコミが足りません。一番足りないのはライターの文章力と構成力ですが。

COMMENT

酷いです。
グラフィックなどはそこそこに良いので、点数を付けるとそれなりですが、
満足度にはマイナスをつけたいところです。
携帯機作品としてまとまりの良いWに比べて、遥かに劣ります。

ゾイドを陸戦重視にしたりと、個性を強調したのは評価したいのですが、
マップ構成がおざなりで、その良さを引き出せていないのが残念。