NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

テイルズオブハーツを一言で表すと、とにかくボリュームがすごく多い。
単に長いという意味ではなく、多くの要素が詰め込まれている意味で。

テイルズらしく、戦闘が楽しい。
爽快感や戦略性があり、どのキャラでどんなパーティを組んでどんな戦法でいこうか頭を使えて飽きることがない。
単純にスピーディーな動きや豊富なキャラアニメーションを眺めているだけでも楽しい。
また、戦闘勝利の時のかけ合いも豊富に揃えており探すのが楽しい。
クリアまでの通常戦闘BGMだけでも3曲あることもポイント。

前作イノセンスでは単調なコピペダンジョンが指摘されていたが、
今作は立体感あふれるダンジョン造形や、ソーサラーリングも含むギミックを使った謎解きによってダンジョン攻略が段違いに楽しくなっている。
また、オートマッピング機能があるのも大きい。
同様に街の作りも立体感が感じられ街の人も多数配置され生活感が出ており、単調で寂しい街だな、、と感じられることがなくなっている。
単純に街の中にいてワクワクして楽しくなってくる。

ストーリーはとにかく長い。終わりが見えないためもたれる人もいるかもしれない。
主要キャラ以外の絡みもきちんと描かれており、よくある「世界は自分らだけで回っている物語」にはなっていない。スキット絵のパターンがかなり多く、１つのスキットでたくさんのキャラが現れたり消えたりで見ていて楽しい。
本筋以外のサブストーリーも豊富であり、それらは単純な作業でなくちゃんとしたミニイベントになっており作業感を感じることがない。
闘技場や何種類かあるミニゲームも存在する。

グレード、称号、治癒石（従来で言う料理システム）、感情度（ソーマリンク値）などのサブシステムも存在し、決して死にシステムにはならず組み込まれている。

日記風のあらすじ、モンスター図鑑、アイテム図鑑、名前変更可、空飛ぶ乗り物など不足なく要素を取りそろえている。自分はまだクリアしていないがクリアするとゲーム内の動画やスキットや音楽も鑑賞できるらしく豪華な幕の内弁当のようにRPGの楽しさがこれでもかと詰め込まれている。

BAD/REQUEST

ストーリーは確かに長いが、ここは要らなかったんじゃないかと思わせる、引き延ばしにあたる繋ぎのイベントが多少見られた。

また、スピルメイズというランダムダンジョンが本筋やサブイベントにちょくちょく登場するが、
これはカウント制の時限式ダンジョンなので
ランダムで時限式ということもあって、好き嫌いがわかれるかもしれない。

イベントでたまにぐろい表現をするが（主にセリフで）嫌悪感を覚える人が結構いるのではなかろうか。

COMMENT

あまり比較したくはないのだけど
DSで出ている他のオーソドックスなRPGと比べて、段違いのボリューム、クオリティである。
少なくともDSのテイルズ2作とは比べものにならない。

DSでRPGを探しているならこれをお勧めしたいし
DSを持ってない人にもお勧めしたい。