NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

キャラが多くよく喋る！音がいい！！
声優が豪華すぎる！！

シミュレーションになったときいて不安でしたが、戦闘部分はVP1と変わりません。
今度は更にそれに立体的な位置取りが加わって、戦略を練るのが面白いです。
VP1のやたらと難しいダンジョンアクションが好きじゃなかったので、今回の相手が人間が多いシミュ形式は素直に進化だと思いました。

また、グラフィックについてはよくDSのあのドット数であそこまで動かしたなあ、と感嘆しました。

音楽もVP1の曲を変にアレンジせずに高音質で流してくれます。
ストーリーもチャプター2の分岐でどこにすすむかによって各勢力ごとに全く別のキャラ、シナリオを楽しむことが出来て、三週は余裕でした。
どのキャラにも、悪人にも背景があって、プロフでは書かれていなくても、例えば死に際などでそのキャラの過去が明らかになったりして、凄く良くキャラを作っているなと思いました。

戦闘の難易度は高いです。
高いので羽を使わずに初回クリアするのはかなり難しいといえます。
キャラは死なせたくないのが普通ですし。
しかし羽を使った回数によってもその後仲間が増えたり、ルートが変わるので、初回はヤバくなったら我慢せずに羽を使ってみていいと思います。
余談ですが自分は初回羽を使わなかったのでいつまでたってもあまり仲間が増えず、クリアの後味はいいものの、もっとキャラをふやしたかったなあと思いました。

メインとなるストーリーがとても好きだった。
今回は神界、つまりレナス側と相反する死の国の女王ヘルと契約を結んだ青年が主人公ということで、デスノートのような主人公像です。
ですが、光の神がエインフェリアとして死者を連れて行くのに対し、影の軍勢と契約を結んだ主人公は生者と共に力を蓄えていく、という皮肉な対比が凄く良かったです。

軍人の誉れ、として死ぬか、咎を集めつつも生きるか、どちらが良いとは一概に言えませんが、
数多くの先祖をエインフェリアに選定された武門の名家ホーン家のおじいちゃんの台詞が心に残りました。

「戦乙女が救い主など茶番だ！死んでまで戦って何になる！」

BAD/REQUEST

良いところと前提で矛盾しますが、タッチペンを使わない、デュアルモニタの恩恵が大きく綺麗なステータス画面を常にチェックできる、ということだけなので、PSPで出していたらもっとよく喋って動いて、ボリュームも増えたんだろうなあと、思ってしまいます。

COMMENT

買う前にニコニコ動画などでコメントを読んでアンチの多さに不安でしたが、
クリア後に見てみると笑えるほど未プレイと思わしきコメントが多いことに驚きました。

とにかくVP1で感動した人は中古でやってみることをお勧めします。