NintendoDS mk2 :: 采配のゆくえレビュー

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采配のゆくえレビュー

発売元	コーエー（オフィシャルサイト）
発売日	2008/10/23
価格	5,040（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	合戦アドベンチャー

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
5pt	4pt	3pt	4pt	4pt	4pt	2pt

総合点
81pt

GOOD!

【戦場は新たなステージへ】
アドベンチャーなんだけどシミュレーョン。
ありそうでなかったジャンルが高いレベルで完成されている。
ゲームジャンルとしては比較的敷居の高いシミュレーションの
醍醐味を手軽に味わうことが出来るゲームシステムは称賛に値する。
一列に並べて鉄砲射撃だ!!困った時は槍ぶすま!!

【舞台設定を存分に生かしたストーリー】
時は戦国、関が原。
史実を生かした物語は流石、歴史ゲームの老舗といったところ。
登場人物の生死には厳格で特に史実では敗者だった豊臣方は
魅力的な人物を含めて数多くが戦死する。
だがそれは決して無駄死にではなく、多くの犠牲を乗り越えてなお
彼らの死を無駄にしないため、勝利への采配をふるう
石田光成の魅力を存分に引き立てている。

【本家よりも使い勝手のいいシステム面】
このゲームの基本システムは某逆転裁判に訴えられても仕方がないくらいに
似ているが、快適性は明らかにこちらが上。
是非、見習ってほしいところです。

BAD/REQUEST

【インタラクティブ性の不在】
ゲームが他の娯楽と違うのは自分自身で操作し決断するという点。
戦場を支配するシミュレーションゲームでは特に重要な部分である。
しかし采配の行方は基本的に一本道のシナリオであり
誰がどのようにプレイしても同じ結果に終わってしまう。
特に戦死していく登場人物達をどうやっても助けられないというのは
ゲームテーマである「采配を行い戦場を支配しろ」に反していると感じる。
無論「ベストの選択をしても犠牲は出る」というのも一つのテーマなのだが
それならばルート分岐を作り、戦死する人物、救える人物に違いを出してほしかった。

【ＣＧモードが欲しいよ、殿】
グラフィックが好みだっただけに残念。
こんな所までオマージュ先の逆転裁判を真似なくていい。

COMMENT

【歴史ゲームと逆転裁判が好きな人にオススメ】
戦国時代の魅力を堪能できる傑作。
プレイ時間はそれほど長くないので安心です(残念な部分でもあるけど)
得点評価でオリジナリティを５点にしましたが
これは戦国時代の戦場というシミュレーションに独占されていた舞台に
アドベンチャーの手法を持ちこんだことを高く評価しました。
逆転裁判と似ている云々は本質ではありません。
カプコンに訴えられずに続編が出ることに期待。

プレイ時間：わからない（クリア済）
砂蜥蜴さん [2008/10/28 掲載]

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