【DS】采配のゆくえ レビュー
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ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
■ 400人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 0pt |
69pt
GOOD!
基本的に動かせる要素は少なめなので主にストーリー関係の感想。ストーリーとキャラは逆転裁判に基本的に忠実です、とにかく逆転、逆転、ひたすら逆転の繰り返しで、テンポもよく熱い展開になっています。難易度が低いせいもあって、数分ごとに危機に陥っては逆転、陥っては逆転で飽きずにラストまで駆け抜けることができます。また開始直後に予想出来た裏切り阻止展開ではありませんでした、そう来るの?といった印象です。
登場人物も全体的に個性的で、モ武将も含め何かと目立つ、特に宇喜多と小西の二人が気に入りました、特に宇喜多は色々言いますが何かと助けてくれる所謂ツンデレでした。それだけに途中退場以降島と違い生存はしているようですが回想以外で出番なしが残念でした。また無双スタッフを押しているわりに、無双そのものとは割と雰囲気が違います、三成はともかくとして家康はかなり雰囲気が違います。
グラフィックはDSとしては割と良い方です。
BAD/REQUEST
合戦に関しては逆転裁判と違い、確実にこれが正しいのかよくわからない答えでも、とりあえず命令すると、多少の無理は展開でゴリ押ししてくれます、無茶だと思う命令でも自由に解釈して進んでくれる反面、果たしてこれでいいのかと深読みして散々ミスをしました、東に進めと指示すると、多少の障害物は回避してくれたりと、逆転裁判のようなあからさまな矛盾をつくのではなく、曖昧。難易度の低さもあり、深読みせずに脊髄反射で適当にやっていれば進むのですが、何か複雑な気分です。逆転裁判にも同じような点はあるのですが、これは非常に多い。難易度はとにかく低いのに、何故か逆裁よりある意味わかりにくい回答があるのが何とも。説得に関してはヒントが多すぎるような気がします、また選択肢が本家と比べ少ないのでミスりにくい。
それとストーリー、EDが非常にあっさりしており、本家逆転裁判のような全員の後日談はありません(設定資料に書かれていると聞いた)、また一応分岐はあるのですが三成個人のものでかつ殆ど変わらない、三成意外は史実通りになり、また最後にとったとある行動があまり意味がなかったように取れるのが悲しい、コーエーらしいと言えばコーエーらしいのですが、ゲームのEDとしてはいささか後味が悪い、史実通りじゃないからこそ盛り上がった部分が史実に戻されて全てが元に戻る、本当に夢から覚めた気分、EDはもうちょっと大きく分岐させてくれても良かった、ED分岐は私が期待した要素とは何か違う、「そこが分岐!?」といった感じだった、完全に1本道。ストーリー展開はかなりゴリ押しなのですが、ED周りだけ真面目に戻りますなん。ある意味逆転裁判と一番違った部分はラストな気がします。これは完全に悪い点ではないのですが、とにかくあっさり、特にEDはあっさりで、クリア後のおまけもなし、なんというか余韻に浸れない点。うまく説明できないのですが、逆転裁判よりはるかにファンタジーな内容です、それでいて真面目です、その振れ幅の両方を完全1本道シナリオではすくいきれなかったような、そんな印象。無双chronicle2ndは割と分岐が多くIFも多いのですが、あっちよりこっちの方がよりそれが必要に感じた。色々ファンタジーな展開だけに、かえって一部の要素がこれで良かったのかなと逆に思ってしまう。
あとストーリーが三成の一存の部分が多かった。とにかく人が多くまた皆個性的なのですが、その分ひとりひとりの扱があっさりで三成と家康以外はストーリーそのものを大きく動かせず、結局全て三成の一存になってしまう、序盤のとある武将の戦う理由をよく覚えた上で三成の選択により強制史実EDは何か複雑。
これは良い点にも書きましたが難易度、殆どストーリーをなぞるだけなので何度か手詰まりする本家より勢いよく激しく熱く進みます、そして真面目であっさりとしたラストで一気にクールダウン、そんなゲームでした。
COMMENT
長ったらしいGOOD、BADよりこっち読んでください。
ワゴンより購入しましたが面白かった。続編出たら買いそうです、出ないでしょうけど。内容が簡素な逆転裁判なので、感想がほぼストーリーとキャラに直結してしまいます。
逆裁の要素を抽出して、より勢いのあるストーリーになっています、本家よりより派手に逆転出来る、テンポも本家より多少早く、とにかくガンガン進みます、追い詰められて逆転、逆転を繰り返しで飽きません。
反面登場人物は大量に居る上にかなりIF要素があるにも関わらず、ストーリーが完全三成主導でかつ分岐が本当にささいなのが一つだけで、結果的に大量の登場人物を掬いきれなかった感じです。掘り下げも少なめです、小早川は出番が多いですが背景は回想一つですし、多くの武将があっさりフィードアウトで生存しているにもかかわらずフォローなし。chronicle2ndも買ったのですが、あっちはこっちと違い分岐多数+IF多数でED複数だったのですが、こっちは特になし、何か少し釈然としない。ストーリーは、前半(史実)、後半(IF)、EP(史実に戻る)と3つにわけていいと思うのですが、それぞれの3つの繋ぎがなんというか今ひとつ。
元になったゲームがしっかりしている+基本紙芝居のため、ここは絶対に良い(特定の要素にやたら力を入れている)、絶対に悪い(バグ、ロード、操作性など)と言い切れる要素が少なく、ストーリーの感想ばかりでやたら長くなってしまいました。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 3pt | 1pt |
54pt
GOOD!
アドベンチャーを戦国合戦ゲームにしようという発想には文句なしにオリジナリティはあった…が。
また天眼や報告・伝令など独自のシステムも悪くはなく、「三成が」采配を振るうという感じは確かによく出ていた。
グラフィックも親しみやすく、濃いながらストーリーを妨げるようなものではなくて、むしろこれくらいのインパクトがないとストーリーや合戦についていけないだろうというくらいマッチしていたと思う。
特に評価できるのはストーリー。絆、友情、忠義というクサい言い回しを中心に据え、三成を関ヶ原の戦いにおいて勝利させるという物語ながら、最初から最後まで説得力ある展開が続く。
伏線や過去の出来事を使うのが地味にうまく、細切れのストーリーの連続というより、序盤から最後までの一貫性を感じさせてくれる。またグラ有りの各キャラには本当に少しだがスポットが当たることがあり、そのちょっとだけの瞬間でキャラの心情を理解させたり、それをストーリーの味付けやキャラの主張、戦う理由につなげるやり方は一級だと思う。
BAD/REQUEST
このゲーム最大の欠点としては、どうしても逆転裁判の影がチラつくことだろう。とにかく大まかなシステムからキャラの濃い雰囲気など、似てるというよりパクリだろという感じは誰の目にも明らかだと思う。
プレイ中もだが、良きにつけ悪しきにつけ逆転裁判の名前が付いて回ることはこのゲームの正当な評価を妨げることは目に見えている…のだが、逆転裁判抜きで考えるのはちょっと無理が…
グラフィックも、頑張ってはいると思うのだがもうちょっと数があっても良かった。登場回数の多いモブキャラには固有グラを与えても良かったと思うし、モブでも東軍・西軍で地味にデザインを変えるなどの工夫は欲しかった。
ゲームとしては難易度の低さとボリュームの少なさが問題。
難易度に関しては、特に戦略パートでの言いなり感は辛いし、合戦もお膳立てが整っているかのような感じで、プレイヤーが考えて采配を振るうという感じは薄かったように思う。
また説得に必要なパーツが曖昧だったり、説得・合戦における人物・言の葉・所持品に関する使用の選択肢はもっと有っても良かったと思う。
ボリュームに関しては、少々短すぎる。設定上一日の話とは言え、実際のプレイが一日で終わってはちょっと困る。合戦などもせっかく大合戦なのだから、戦場や部隊数をもっと増やして、広範囲で大規模な戦いを合戦パートで行わせても良かったと思う。
COMMENT
全体としてストーリーは良いのだが、簡単すぎると言った感じのゲーム。アドベンチャーゲームというより、ちょっと仕掛けのあるノベルゲーム的な感じでプレイしてしまった。
内容は悪くないのでアドベンチャー入門、戦国ゲー入門としては間違いなくおすすめできるし、ボリュームとの釣り合いさえ考えなければ買って損するゲームではない。
散々言われる逆転裁判との関係だが、正直無視できないレベルで似ているので絶対に許せないという人は買わないほうがいいかも。ゲームとしては悪くないのだけど、その点だけは改善するにも大きすぎる…というか別なゲームになりそうだし、どうしようもない感じ。
基本的に良いところを持ってきてるわけだから、もう開き直ったほうがいいかもしれない。
難易度やシステムなどに難はあるが、ストーリーやグラフィックのレベルがそのままなら続編が出るたび良くなっていくゲームだと思われるので、続編に期待したい。
発売スケジュール
- 2017/07/20
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レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀
- 2017/07/29
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ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2017/08/03
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大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-
サイト情報
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
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NARUTO -ナルト- 忍列伝
- 2020/08/31更新 (2020/08/30投稿分まで掲載)
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チャリ走 DX
- 2020/08/24更新 (2020/08/23投稿分まで掲載)
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星のカービィ ロボボプラネット
- 2020/08/21更新 (2020/08/20投稿分まで掲載)
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偽りの輪舞曲
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世界樹と不思議のダンジョン
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1500 DS Spirits Vol.10 囲碁
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NARUTO -ナルト- 疾風伝 最強忍者大結集5 決戦!“暁”
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GOOD!
なんといっても個性的で魅力的なキャラクターたち。コテコテの関西キャラのようで実は常に仲間たちに損をさせてはならないとの哲学を持った小西行長。一見するとわがままお坊ちゃんのようで実は影で誰よりも努力し、仲間を重んじている宇喜田秀家。優柔不断なようで自分を取り戻してからは命を懸けて戦う毛利秀元。無口で非協力的ながら誤解が解けた後は史実以上の豪将ぶりを見せ付ける島津義弘。病で余命行く場もない身でありながら三成との友誼の為だけに絶望的な戦況で最後まで奮戦する大谷吉継…などなど、とても説明しきれないほど魅力的で濃いキャラクターたち。
ストーリがとてもいい。中盤までは史実に沿った展開ですが歴史に名高い島津の退き口をきっかけに完全にオリジナルストーリになっていきます、この辺りはさすがに歴史に強いコーエーといったところで熱い展開が最後まで続いていきます。
BAD/REQUEST
システム周りがかなり不親切。
メッセージ送りが遅め。
モブキャラの顔がほとんど同じ、後半の敵味方入り乱れる乱戦では同じ顔の人物たちが戦うといったチープな展開も。
本編ストーリにとは別の掘り下げればもっと面白くなったであろう武将個別の物語が尻切れトンボ的なパターンが多い。
COMMENT
ワゴンセールで安かったので買ったのですが本当に面白い良作です。
逆転裁判とまったく同じ、パクリだ、と批判する意見は多いようですが私的には全く気になりません。そもそもパクリのないゲームなどないと思いますし、そんなことどうでもいいくらい面白かった。
ただゲームとして完成度が70パーセントぐらいでは、と思う点も多いです。
BADで書きましたがメインとは別の武将個別のストーリーが中途半端だったり、モブキャラ(歴史好きの人間なら全然モブじゃない人物たちだが)が同じ顔だったりともう少し丁寧に作ってくれれば良作どころか名作、神ゲーにもなれるポテンシャルを秘めているのですが…本当に惜しいです。
正直、本作に触れるまでは所詮負け組みという印象が強かった西軍に対するイメージが180度変わりました。歴史好きなら絶対にオススメです。
本作の真の主人公は大谷吉継です。歴史的、大人の事情的に義将でありながらあまり注目されなかった彼をこれほど魅力的にしたのは本作最大の功労ともいえるでしょう。
関ヶ原の敗戦を予知してながら三成との友誼のためだけに完全に敵に包囲されながらも、最後まで奮戦し続ける彼の姿に熱くならない男はいない。