ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D レビュー
| 発売元 | スクウェア・エニックス(オフィシャルサイト) | 
|---|---|
| 発売日 | 2012/05/31 | 
| 価格 | 5,490(税込) | 
| レーティング | 【A】全年齢(CERO について) | 
| ショップ/リンク | Amazon | 
| タギングトップ3 |       | 
| タイトル概要 | ロールプレイング、インターネット対応 | 
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スコアボード
 
					- 総合ポイント
- 69
- 難易度
- 2.00
- レビュー数
- 26
					スコアチャート
					 
				
			発売スケジュール
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- 2017/08/03
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サイト情報
		
		
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- 2019/08/07更新 (2019/08/06投稿分まで掲載)
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パズドラクロス 神の章/龍の章
 スローンとマクヘールの謎の物語
 




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GOOD!
有名RPGであるドラゴンクエストのスピンオフ作品です。
テリーのワンダーランドは1998年に発売され、今回が14年ぶりの完全リメイクとなります。
ドラクエに登場するモンスターたちを仲間にして、タイジュの国のモンスターマスターになるのが、ゲームの目的です。
主人公であるテリーは、DQ6で仲間になる放浪の剣士。
今作ではそんな彼の子供時代の冒険が描かれます。
【原作を損なわないリメイク】
王様の御付き人の『それいいすぎ』や、星降りの大会予選で出てくるモンスターたち、タイジュの国のバザーや牧場などが、昔の良さを残しつつ3Dにリメイクされています。
頑固じいさんの扉やじゃんけんの手など、原作をプレイした人には「ああ、懐かしい!」と思うような部分がうまく生かされていて、良リメイクだと一見して分かります。
グラフィックも及第点であり、拠点となるタイジュの国だけではなく、旅の扉の広大さもよく表現されていると感じました。
【仲間モンスターの数】
今作で仲間にできるモンスターは600種類もいます。
懐かしいモンスターから最新作の9や10のモンスターまで登録されているので、配合やスカウトで新モンスターを収集する楽しみがあります。
【すれちがい通信】
通常入手が難しいスラ忍シリーズ・マポレーナ・ポグフィッシュ・ポンポコ兄貴など、ある程度のランク以下のモンスターであれば、すれちがい通信したプレイヤーからスカウトすることが可能です。
レアモンスターはスカウト不可能ですが、集めづらい配信限定モンスターをすれちがいで入手できる救済策は素晴らしいと思います。
【究極配合】
通常配合を積み重ねることで+ランクを99以上にすると、究極配合を行うことができます。
これによって、モンスター本来が持つ限界成長値を大幅に伸ばせたり、行動回数をアップしたり、耐性を強化することができます。
強モンスターだけではなく、自分の好きなモンスターでも、究極配合を利用してある程度の強さにできるという点で、育成の楽しみが増えたと言えるでしょう。
【スカウトシステム】
ジョーカーシリーズからお馴染みとなったスカウトですが、テリー時代はまだしもふりにくが大活躍でしたので、お肉システムじゃないことに抵抗を感じる方も多いと思います。
しかし、スカウトシステムは、低ランクモンスターへの無駄な肉の乱用を防いだり、モンスターを仲間にできる確率を数値化したりと、お肉にはないメリットがあります。
結局、高ランクモンスターを捕まえるためには、しもふりにくの多用が必須ですので、原作の基本のシステムは生かされていると感じました。
【旅の扉】
一瞬で次の階層へ進めるゴール草の登場によって、探索が楽になりました。
欲しいモンスターが深い階層にしかでないときや、後述するメタルキングの扉やめぐりあいの扉に潜るときなどは、ゴール草が非常に便利です。
バザーでお手頃価格で買えるのが、良い部分だと思います。
【メタルキングの扉】
時間制限つきではありますが、全編クリア後には、メタル系モンスターを狩り放題の扉が登場します。
経験値をバンバン稼げるのでモンスター育成は非常に楽です。
BAD/REQUEST
熱中できる点は多かったのですが、長い時間をプレイする中で、至らない部分がやはり目につきました。テリーのワンダーランドだけに限ったことではなく、DQMシリーズ全体に言えることが多い気がします。
その中から、いくつかを紹介していこうと思います。
【モンスターの差別化】
600種類もモンスターがいる割には、スキルシステムのせいでモンスターの差別化があまりなされていません。
サイズごとに固有のスキルも大抵が決まっていて、使えるモンスターと使えるスキルというものが、大体同じになってしまいます。
以上の点から、よく利用されるモンスターが固定化してしまい、自分なりのモンスターを育成する楽しみが損なわれています。
これはDQM全体を通して昔から言われている点だと思います。
【蛇足ストーリー】
すでに何人もの方が書かれていると思いますが、クリア後には原作にないストーリーが描かれています。
物語の展開が突飛すぎて脳味噌がついていかない、というのが最初の印象です。
追加ストーリーのせいで原作にあった魔王の扉が削除されました。
蛇足は蛇足としてそれなりに物語を楽しめましたが、なんだか別のゲームになってしまったようで残念です。
【めぐりあいの扉】
既に入手したモンスターならばどんなランクでもスカウトすることが可能な「めぐりあいの扉」が本作には実装されています。
これによって同じモンスターを配合材料のために何匹も作らなくて済むようになりましたが、逆に言えばレアモンスターの価値が低下しました。
特に対人交換ではレア度無視でモンスター交換ができますので、めぐりあいで捕まえてきたモンスターをそのままトレードに出すことができます。
配合を繰り返して、たった一匹のレアモンスターをゲットしたときこそ、配合の醍醐味があるというのに、簡単に材料が揃いすぎてしまうのは少々肩透かしでした。
【タマゴについて】
バザーにてモンスターのタマゴを購入することができます。
白<銀<金<虹の順でレアリティが高く、虹のタマゴからしか出現しないモンスターもいます。
このモンスターが厄介です。
虹のタマゴ自体が10万Gと高値段であり、孵化までの経験値も100万ポイントと、孵化はまさに手間のかかる作業となっています。
1個割るのにメタルキング狩りを20分間ぶっ続けですので、結構な労力です。
また、タマゴから生まれるモンスターを利用しないと、配合の最終地点であるモンスターには到達することができません。
なかなかお目当てのモンスターが出現せず、リセットでの厳選もできない完全なる運ゲーですので、ストレスが溜まります。
【DQMオリジナルモンスター】
DQ本編で出てこないモンスターが、レアモンスターの中では幅をきかせています。
中には「なにこのデザイン…」と言葉を失ってしまうものもあり、DQらしいデザインのモンスターを期待しているとガックリきてしまう子たちもいます。
わざわざオリジナルモンスターを登場させて、高ランクモンスターを飽和状態にするのもいかがなものかな…、という煮え切らない思いがあります。
COMMENT
DQM1、DQM2、キャラバンハート、ジョーカーシリーズプレイ済み。
DQのナンバータイトルも9までプレイ済み。
大抵、ゲームというものは原作を上手く生かし切れていないリメイクが多いような気がしますが、テリーのワンダーランドは良リメイクと断言できるでしょう。
原作経験者は昔を懐かしみながら、新しいモンスターたちを集める楽しみがあります。
DQに登場するモンスターが好きなら、原作未経験者でも是非プレイしてもらいたいタイトルです。
育成や配合が非常に楽になっているので、モンスターを集めやすいです。
600種類という一見すると膨大な数ですが、実際に図鑑をほぼコンプリート状態に持っていくには80時間強あれば充分です。
これを改善と取るか改悪と取るかは人それぞれでしょうが、私の場合は「冒険を共にした仲間たち」という目線でモンスターを見ることができませんでした。
育成から配合までの流れが速すぎて、戦いを共にする大切な仲間から、図鑑を埋めるためのモンスターになってしまった点が否めません。
ただ、そうした育成配合の易化は初心者優遇で間口が広いと取ることもできるので、DQMの新しい進化の形が今作で垣間見れたと言えるのではないでしょうか。
リメイクということで子供時代に前作をプレイした方がメイン層となって購入している印象がありますが、ボスの強さや攻略の難易度も低めですので、子供にも優しい設計になっています。
長時間やりこんだ分、様々な良い点や悪い点が見えてきましたが、その分だけ面白く熱中できたゲームだと言うこともできます。
ジョーカーシリーズでDQMは一旦末路が見えたかと私は思っていましたが、今度のDQMでテリーのような出来のタイトルが出るならば、今後も購入し続けることと思います。
ここでレビューを締めさせていただきます。
お読みいただいて、ありがとうございました。