NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

音楽：そもそも音楽ゲームなので良くないと話しになりませんが、本編の音楽はきちんと作り込んで入るように感じられました。
特に怪盗Rのテーマという非常に耳に残る、ジャジーな音楽があり、要所要所でそれをうまくアレンジしたものが印象に残りました。
特にR35以降のステージの音楽に素晴らしい物が多いです。
音楽がいいので、大半のステージは爽快感も高くなっています。
オリジナリティは…まぁ、音ゲーなのでこんなもんかな、という程度ですね。

ステージも短めで、息抜きからやり込みまで遊ぶステージでわかれます。

あと、一部ステージは良い意味でセガらしく、やらかしています。
スペースチャンネル5(SC5)ネタのステージがあるし、ぷよぷよでSC5の悪役の人が声優で出ていたのだから、
せっかくだからリズム怪盗Rにも出演して欲しかったですが。

グラフィックも、3D表示でも目に負担が来ない所が評価できます。

BAD/REQUEST

こちらは悪い意味でセガらしい、変な所に作り込みの粗さが出ます。これで若干快適さが押し下げられています。
例えば、ジャイロセンサーを用いたステージが妙に反応が悪い・難しい点。
高何度ステージのジャイロは本当にしんどいです。ストーリーと絡まないのが唯一の救いです。
ヒロインやムービーも、一部「へ？」と思うようなポイントがありましたが、
こういうゲームは別にストーリーはおまけですし、そこまで私は気にしていません。
エンディングもおまけなので、エンディング曲は気にしないことにしています。
「リズム」とも「怪盗R」とも、キャラクターの誰ともかすっていない曲だと思いますが。

それと、3DSのクリック感のあるボタンで連打は厳しいと思います。
ABボタンを使う終盤の対決ステージは要注意です。

あと、ジャイロ以外の難易度を上げるための初見殺しが個人的には好きではないです。
全体的に判定タイミングが甘めに感じたので私は判定が厳し目のステージでもいいのではないかと思いました。

COMMENT

良くも悪くもセガっぽさが全面に出ている作りです。いわゆる「神ゲー」まではあと一歩が足りないです。
音楽はスタッフがスペースチャンネル5の人を使ってるだけあり、かなり素晴らしいものですが、
それを支える作り込みが若干甘いです。
すれ違い通信はやけに厳しい仕様ですし、特に特典も存在しないので、
やり込み要素の一つという位置づけなのでしょうか。

このゲームは、「3DS版のきみのためなら死ねる」という位置づけだと思われます。
3D表示、タッチペン、ジャイロを使おうとしているところにそのような印象を受けました。
残念ながら、ジャイロは滑ってる印象が大きかったですが。

このゲームは基本的には万人におすすめできるものだと思いますが、
特にSC5を知っている人や、セガのファンの人にはおすすめできる作品です。
そのような人はこのようなレビューを見なくてもすでに買っていると思いますが。

ボリュームはそれなりという印象です。10時間程度でクリアしていますが、まだ全要素は解放するまでは時間がかかると思います。
それに、息抜きでぱっとやっても大丈夫な印象もありますし、総プレイ時間はだらだら伸びていくゲームだと思います。

最後に注意しておきます。一応このゲームはCERO Bです。
そのために感じにほとんどルビが降っていないため、絵的に受けそうな小学生にはプレイできないと思います。