NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

40時間程度プレイ、ストーリーは一通りクリア。
現在はクリア後のクエストとアドベンチャークエストを攻略中です。
息子と遊ぶため、ソフトを2本購入しています。

◯キャラメイク（アバター）
主人公がチャップではなく、自分でキャラメイクするアバターな所。
私の場合、これだけで購買意欲があがりました。
キャラメイクのパーツ自体はあまり多くはないのですが、
個人的には妥協点で、低年齢向けに作られたとしたら、
コレぐらいでちょうどいいかもしれません。
息子も自分のアバターがチャップたちとストーリーで絡んでいくのが楽しかったようです。

◯ジャラについて
基本的に武器それぞれに属性が設定されていて、
敵の弱点属性に合わせたジャラを切替ながら戦うというのが面白かったです。
各ジャラにはJP（ジャラポイト）が設定されていて、攻撃するごとに消費します。
JPがなくなったら、違うジャラに切替え、その間に先程使っていたジャラのJPが回復していくという、戦いによっては、けっこう絶妙な場面もあり、新しい楽しさを感じました。
基本的にジャラは6つ設定できますので（クリア後は増えます）、ある程度集まったら、
ガシャガシャとコストなく切り替えて遊べるので、組み合わせを考えるのも楽しかったです、

◯装備について
ショップでカタログを購入することで、防具（服）を作ることができ、
これが多彩でゲーム内のブランドなどいろいろな設定があり、
その日にどのブランドでどの組み合わせが良いか表示され、
そのコーディネートによって、レアドロップ率が変わったりもして、
クエストによっては、そのコーディネートがクエスト受注の条件であったりと、
今までにない要素があり、いらない装備であっても作る楽しみがでてきます。
また装備も見た目と能力それぞれで設定できるので、
性能が良くてカッコ悪い装備でも、見た目はお気に入りを設定でき、
このあたりは最近のユーザーの要望を取り入れてる感じがしました。

◯ストーリー
汚れた私のような大人からは、ストーリーにはあまり面白さを感じませんでしたが、
息子は相当面白かったようです。
特にひねらず、王道なストーリーなので、無理にイチャモンをつけることもないと思います。
また、本筋のストーリーの難易度もあまり高くなく、
小学生の息子でも一気にクリアする事ができました。

BAD/REQUEST

◯戦闘が雑
これは、「妖怪ウォッチバスターズ」でも思ったのですが、どうも難易度と理不尽を履き違えているような気がします。
おそらく意識しているであろう「モンスターハンター」では、敵の攻撃後の隙など、ある程度のクセがあり、
そのクセを付いてく楽しみがあると思うのですが、「妖怪ウォッチバスターズ」や「スナックワールド」は、RPG要素もあるのでしょうが、そもそも攻撃を除けさせる気がなく感じます。
また、こちらの攻撃タイミングもボスによってはほとんどなく、ボスが攻撃すると、そのまま遠くへテレポートしてしまったり、やっと攻撃が当たると思ったら、敵の無敵時間が発生したり、ボスの技が発動するとき、無理やりカメラ視点が演出に合わせて変わってしまって、自分の向きがおかしくなったりと、ゲームとして、理不尽な部分が多々ありました。
ただゴリ押しするだけなら、そもそもあんなに武器の種類や攻撃速度の違いとかいらないので、
もう少しまともな攻略のできる設定にしてほしかったです。

◯マップのトラップがイラつく
ランダムダンジョンで、毎回ダンジョンの形がかわるのはいいのですが、
マップ内に割りとうっかり踏んでしまうトラップが設置されているのですが、
この種類が結構鬼畜です。
毒とか、ダメージならよくあるのでわかるのですが、
「おなら」や「ばいきん」は誰かが踏むと自分とお供全員に一定時間ダメージを与えつづけたり、「ハリセン」にいたってはコレまで埋めてきたランダムダンジョンのマップを全部消されてしまいます。
後述のじゃんけん含め、こういった苦労を水の泡にするようなシステムはどうしても好きになれません。

◯死神さん
ダンジョンRPGでは、個人的には好きな「死神」の存在。あまり長い時間、同じフロアにいると出てくる強いモンスターです。
スナックワールドにも、他のゲームへのオマージュなのか「死神さん」という敵が若干軽いノリででてきます。
これを最初に見た時、古くからゲームをプレイしている私としては、若干テンションあがりました。日野社長はさずがにわかってる人だなぁと。
でも、何が条件か知りませんが、たまにフロアについた途端、いつもより早く登場しますみたいなメッセージが流れ、まだ全然攻略していないフロアなのに、「死神さん」が現れるときがあり、何かしら対策があるかと思ったら、普通に全力でプレーヤーを追いかけてきて、全力で殺そうとしてきます。
なんでこんな所でふざけちゃうのでしょうか。台無しです。
このゲームのフロアの出口にはカギがかかっている場合もあり、場所によっては数カ所のスイッチをAボタンを長押しして、起動させる所があります。
死神さんが現れたら、どうやってAボタン長押しすればいいのでしょうか。というかでたら、クリアをあきらめろという事なのでしょうか。
こうゆうとき、変なアレンジをするのをやめていただきたい。いいこと何もないので。

◯じゃんけん
ネットで様々なプレーヤーがおっしゃっていますが、クエストの報酬はじゃんけんで勝った人から選べます。
クエストをクリアすると、目玉（たいていはレア装備）、素材、消費アイテムなど4つ表示され、
自分以外にNPCが3人突然あらわれ、4人でじゃんけんすることになり、勝った人から順に報酬を選んでいきます。
単なる演出じゃなく、勝ったNPCは容赦なく目玉を持っていきます。
まだ、自分の連れているお供のキャラなら我慢できますが（本当は我慢でませんが）、突然クエストに参加せず、町をほっつき歩いてたキャラが、じゃんけんだけ参加し、功労者であるプレイヤーより良い物を持っていきます。
これが難易度の高いクエストだったりすると、非常にイラつきます。このゲームはボスを2体同時に相手するなど、ヘンな所ばっかりモンハンの真似をして、前述にもあるように理不尽な戦闘をゴリ押しで越えて、この仕打です。
また、じゃんけんはプレイヤーがどの順位になるかまで延々続けられるので、非常にテンポも悪いです。1位を決めるのならわかりますが、もう3番か4番かなのに、あいこである限り、ずっとじゃんけんします。この時点でとっくにイラついてるに関わらず。
せめてもう少し違った演出はできなかったのでしょうか。ほしいものチラつかせて、他人に持ってかれるという気持ちは、「あはぁ〜やられちゃったー」なんてなりません。
これはなんでこんな演出にしたか、しっかりインタビュー大好きな日野社長に答えていただきたい。おかしな価値観の押し付け的な発言なら、もうレベル5のゲームは購入しません。

COMMENT

念のため書きますが、全体的には良い要素をたくさん持ったゲームだと思います。
新しい試みもあるし、好きな人がプレイすればたまらない要素が詰まったゲームだと思います。
でもBADで述べたように、要所要所で残念ではなく、イラっとさせる部分があります。
いろいろネットで叩かれているジャラについては、私は面白いと思います。
あったらいいレベルの物ですし、実際息子もキーホルダーを腰につけて、笑顔で家の中を走り回ってます。
まあ、私の3DSで読み込めないのはうれしくなかったですけど。
いずれにせよ、子供視点なのか、大人をも取り込みたいのかわかりづらいゲームとなっています。
ちなみいまの戦闘システム、バランスであるならば、「妖怪ウォッチバスターズ2」は購入しないと思います。