NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

・オンラインでのキック機能追加
・チャージアックスの大幅なテコ入れ
・あくまでも身内でやる分にはそれなりに盛り上がるので面白く感じる

ちょっと無理がある感じですけど4Gの良い点と言われると多分この辺が限界だと思います

BAD/REQUEST

・G級モンスターの手数の多さと極限状態
・上記の難易度上昇に伴うプレイヤー側の性能の限界
・上位の集会場にいたのに何故かG級クエストでは現在狩猟出来ないモンスターが幾つかいる
・追加要素（モンスター、フィールド両方）の薄さ
・上記に伴う価格の不相応さ

特に目に付く点を書いていきます。

とにかく今作で一番目立つのはG級モンスターの行動の隙の無さ。
行動をキャンセルする、予備動作は無い、範囲と威力が半端ではないとこれ本当にナンバリング作品ですか？と言いたい位には難易度が高いです。
とにかく死角に回り込む動作が多く、ターゲットカメラですら追いつかない事もあるので余計目に付きます。
じゃあ4人なら何とかなるという訳でも無く、逆にまとめて狩られる可能性が高いのでオンラインが今まで以上に修羅場と化しています。
只でさえ上記のような難易度調整が成されているのに加えて今作は極限状態なる物があるので阿鼻叫喚とは正にこの事でしょう。
この極限状態には対抗策もある事にはあるのですが、そのアイテム効果時間をもう少し延ばしても良かったのではと思います。

そんなこんなでモンスター側に翻弄される内にやはり思う事は何時まで回復薬を飲む際のガッツポーズを続けるのかという事。
ここまでモンスターの早さが上がってくるとこれはそろそろ飲む動作のみでもよいのではと思わされます。
勿論下位と上位を念頭に置くのであればガッツポーズの隙があったにしてもアイテムを使う機会は幾つかあります。
ただしG級と極限状態となると話が別でエリア移動時位しかアイテムを迂闊に使えません。
難易度を上げる事に関してこのシリーズは新動作と攻撃力で対処してきた感がありますが、4からは動作の機敏さも大幅に加わってるのでそろそろ限界が見えてきている気がします。
プレイヤー側の根本的な性能を上げざるを得ない状況に追い込まれているという点においては、行き詰まり感をプレイヤーも開発側も感じているのではないでしょうか。

新要素と言える点も少なく新モンスターも新フィールド（厳密には過去作からのリメイク）もこの数なら値段には釣り合ってないかなとは思います。
他の狩りゲーの追加版のようにアペンドのような形で売る位が妥当でしょう。
正直過去作のGに関しては今までも追加要素の割りに値段が高いとは思っていましたが、あまり気にしてはきませんでした。
多分今作でこれだけ目に付くというのは不平不満が積もり積もった形だとは感じています。

COMMENT

発掘武器とギルドクエストの二点はあえて書きませんでしたが、4から何も直っていなかった、変わらなかったという点に関しては点数で評価させて頂きました。

正直これが現時点で170万本売れているようなゲームと聞くと驚きを隠せません。
難易度と快適性という二点においてこのゲームは世間的にヒットするような商品では間違いなく無いからです。
ネームバリューの力の凄まじさと恐ろしさを垣間見た気がします。
この追加要素で6000円取れるというなら向こうはウハウハものでしょうけど、消費者側は今後買い控えするのも少なくないかと思われます。
私は今作においてこのシリーズのある種限界のようなものを感じたので、5は相当変化のあるものでないのなら恐らく買う事はないでしょう。