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GOOD!

世界樹の迷宮は旧1、3、4をプレイ済み。
本作はストーリーモードをスタンダードでクリアした感想となります。

キャラ、ボイスについて
本来の世界樹シリーズの魅力の一つとして、キャラメイクして、自分だけのパーティーを考えて迷宮を探索していく事にあったので、キャラやジョブが決まってしまっていると、世界樹の魅力がなくなってしまうのではないか？と発売前は思っていたのですが、元々よくできていた世界樹シリーズのシステムを使用して、性格のついたキャラで攻略するのには、かなり新鮮味をうけました。パーティーメンバーがいろいろダンジョン探索中にもしゃべってくれるので、物語や世界観が従来のシリーズより、自然に入ってきます。
ボイスについても戦闘中の掛け合いなども楽しく、場合によってはエンカウントした瞬間に、そのモンスターの弱点も教えてくれたりして、なんというか、一緒に探索している感じが非常によかったです。個人的にはアリでした。

グリモアシステム
私はアトラス作品で他にもメガテンシリーズが大好きです。メガテンシリーズは悪魔合体という独自の魅力がありますが、個人的な感覚で申し訳ないですが、このグリモアシステムは非常にそれに近い楽しみがありました。自分の好きなスキルをパーティーメンバーの得手不得手を考えながら、合成できるこのシステムは、これまでのサポートジョブよりも個人的にはすごく好きです。
批判的な人も多いみたいですが、是非今後もこのシステムは残していってほしいです。

いろいろ弄ってる
基本的には旧作の「1」と一緒かと思ってたんですが、マップ自体にも手が加わっていて、プレイ中「へぇ〜」と声を漏らしながらプレイしてました。
またシリーズ恒例のクエストも前作と同様の内容のものがほとんどだったのですが、5日（だっけな？）間迷宮内でただひたすら過ごすというクエストが前作同様にあるのですが、ストーリーモードだと、1日毎にパーティーキャラたちの人となりが解るようなシナリオが混ざっていて、なんというかいいアレンジをしています。

BAD/REQUEST

セーブデータ
これは皆さんおっしゃってますが、いい加減、増やしてくれてもいいんじゃないでしょうか？
システムの事等素人なのでよく解りませんが、セーブスロットを増やすとなんか不都合があるのでしょうか？奥深いゲームなだけにいろいろと試してみたかったり、途中までの進行も念のため残しておきたかったり、引退や休養などするときに他のスロットにセーブできるだけで、安心感や快適さが変わります。次回以降は是非増やしてください。

フロアジャンプ
最初便利でうれしかったのですが、階層が深くなればなるほど便利すぎます。クエストなどで立ち寄る踏破済みの各階など、一瞬一瞬で移動できてしまうため、わざわざ行かなければならない辛さの楽しみ（何を言ってるかわかりませんが）などがなくなり、アリアドの糸の有り難みがなくなってしまっています。ライトユーザーを狙っての対処なのかはわかりませんが、なんというかダンジョンRPGである以上、譲ってはいけない部分もあると思います。

マップのアイコン
シリーズをこれだけ重ねてきているので、そろそろマップに置けるアイコンや、塗る色など進化が欲しいです。ワープ床なんかはかなり細かくマップに書き込みたいのですが、塗れる色にも限りがあり、メモアイコンもある一定数以上置くと、もう置けませんと言われてしまうので、このへんはもっとやりやすくしてほしいです。

COMMENT

今作をプレイして思い出したが、同社がPS2で発売していた「BUSIN」シリーズ。
あちらはキャラ絵などが暗い感じなので、世界樹と同じくくりにはできませんが、「BUSIN」シリーズも今回のようなパーティーに入るキャラがいて、ストーリー進行上でいろいろ語ってくれます。あちらは全員をオリジナルメンバーにする事も、キャラを使うことも、混ぜてパーティーを組む事もでき、今後この「新世界樹」シリーズが同じような感じになってくれたらと、切に願っております。
ってか「BUSIN」の新作もやりたいです。

旧作から今作へのアレンジは非常に心地のいい感じでした。
非常に満足できた作品でした。「新2」がでたらまた購入したいと思います。