NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

どうぶつの森とかでは化石でしかなかった恐竜たちが動いている姿が見えます。
別にリアル系じゃないのですが、動いているだけで何となくうれしい。
あと、恐竜図鑑なるものがついていますので、少し知識が身に付きます。
自分が子供のころに覚えた恐竜の名前は、今では結構変わっているんですね。

もっとも、覚えたところで生活に役に立つ知識ではないですが・・・

BAD/REQUEST

快適さの０点。
このゲームの悪い要素はこれに尽きるんじゃないでしょうか？

順を追って説明しますと、まずRPGに肝心の戦闘が楽しくない。
「ダイノタッチアシスト」というシステムで、文字通りタッチペンを使って
恐竜をアシストします。
ただ数字の順番に画面をタッチしていくだけで、面白みがなくすぐに飽きます。
ちなみに自分は３０分で飽きました。
たちの悪いことに、このシステムを使うのと使わないのでは
攻撃ダメージが１．５倍の違います。
結局嫌でも使わない手はなく、最後の方はできるだけ戦闘を避けていました。
ヘラクレスの栄光でも同じようなシステムだったけど、あちらは魔法を使うときのみで
しかもいくつかバリエーションがあったので、まだ楽しめたんですが・・・

上記のように戦闘が楽しくない上に、敵が弱い。
攻撃が当たれば、ほとんどの敵が一撃ないしは瀕死の重傷。
最大５匹まで恐竜を連れていけますが、最後以外はまず全滅することはないでしょう。
ほとんど最後までぬるま湯の戦闘を強いられるわけです。

あえて攻撃が当たればと書いたのは、このゲームは攻撃のヒット率が
他のゲームに比べてかなり悪いからです。
全体的に見れば２割くらいは当たらないんじゃないでしょうか？
回避力の高いキャラには特に顕著で、３回くらい連続ではずすこともしばしば。
５回連続ではずされた時には、さすがに嫌になりました。
変な言い方だけど、攻撃アニメーションが始まるとホッとします。
さして強い敵のいないこのゲームで、最強の敵はこの命中率の低さだと思います。

と、まぁ、こんな感じで、やっていてかなりイライラするゲームです。
快適さよりも不快さの方がはるかに上回るので、快適さは０点。
熱中度も、３０分程度で辞めるべきポイントがある（１つの章が３０分程度で終わる）
のと、長い時間やるとイライラが募るので１点。

COMMENT

もうちょっとシステム周りを調整したら、もう少し面白いゲームにはなったと思います。
例えば、タッチアシストはクリティカルヒットみたいに、たまに起きるようなシステムで
あればボス戦などでありがたみも増したのでしょうが・・・

値段が安かったので購入してみましたが、残念ながら値段の下がる理由が
わかってしまうようなゲームです。
ゲームをクリアーするには、ある程度の忍耐力が必要。
自分は先が見えるゲーム（行ける時代が最初からわかる）だったので、
あと少しがんばればとかで、なんとか最後までたどり着くことができました。
先の見えないゲームだったら、おそらく途中で投げ出していたでしょう。