Nintendo3DS mk2 :: 【DS】有罪×無罪レビュー

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【DS】有罪×無罪レビュー

発売元	バンダイナムコ（オフィシャルサイト）
発売日	2009/05/21
価格	5,040円（税込）
レーティング	【Ｂ】12歳以上(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	裁判員推理ゲーム

スコアボード

総合ポイント: 75
難易度: 1.64
レビュー数: 33

スコアチャート

Check

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【60点以上】
90.9%
【標準偏差】
8.98

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

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■ 391人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
5pt	4pt	3pt	5pt	5pt	3pt	1pt

総合点
88pt

GOOD!

裁判員システムを非常に上手に生かした傑作です。

初日の段階では、有罪無罪いずれとも言えないという状態を、第三者視点から
自然に作り出すのは容易ではないと思われるので、そのあたりのバランスを
良く意識して作られたのだと思います。

途中まではどちらだろうと言う状態だったものが、後半になると自然と正しい結論に
導かれていくのですが、その過程に自らが参加しているように感じられるのも
これまた凄いと思いました。

今まで裁判ものはいくつかやりましたが、臨場感という意味で最も優れていて、
情報の与えられ方、情報の生かし方共に不自然さをほとんど感じないのは
やっていて凄いなと感じました。

キャラクターも極端におかしな人はおらず、自然に感じる範囲内での個性と
言った感じで、実際に会話している感を感じられたのも良かったです。

いや、これだけ奇を衒わない全うな路線でゲームとして面白いのを作るというのは
本当に凄いことだろうなと「感心」してしまいました。

BAD/REQUEST

最終的な結論に至るのは簡単なため、何度もリピートしてやりたい気持ちは
あまり起こらないかも知れません。
そしておまけ要素と言えるものもほとんどありません。

個人的には無理矢理なおまけ要素ばかりでボリュームを膨らますよりは、
一度のプレイで満足できたことを評価したいですが、ゲームの評価が総プレイ時間だ
という人にはお勧めできない気がします。

COMMENT

発売時期は多分に逆転検事を意識したものだと思うので、もし駄作だったら
あからさまな売り方を叩いていたところですが、正直言ってこっちの方が傑作
だと思いましたので、買ってよかったというのが素直な気持ちです。

プレイ時間：10時間以上20時間未満（未クリア）
ミシャクさん [2009/07/01 掲載]

このレビューはオススメ？　

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■ 436人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	4pt	4pt	5pt	4pt	4pt	0pt

総合点
85pt

GOOD!

シナリオや登場人物がリアルタッチで一見地味だからこそ感じられる裁判のリアリティ。
真相が明らかになったときの緊迫感のある音楽も伴って推理小説を一気に読むような感覚で進められます。
一気にすすめて2週目もプレイしてしまうほど熱中できたので熱中度は満点としました。

また有罪か無罪かだけではなく有罪であった場合は量刑も決めなくてはならず、これがなかなか重苦しくてかえってよかった。

推理する要素も良く考えれば行き詰るようなポイントも皆無なので簡単にクリアできます。
2週目プレイ時はわざとあてのはずれた選択肢を選んだりしましたがそれでもしっかりシナリオが
崩壊せず進んでいくのはなかなか良くできていると思います。

BAD/REQUEST

良い所に書いた逆なのですが簡単に１００％になりすぎて逆にバッドエンドが難しい（笑）

あとタッチペン操作とボタン操作、基本どちらでもとあるが名前の入力だけは絶対にタッチする必要性があるところ。
ボタン操作オンリーでよかったと思うんですが。

実は真相がわかっても解決しない事件がある、というのもどうかと思います。
隠しシナリオなどを用意したほうが良かったかと。

COMMENT

裁判のゲームなので逆転裁判のパクリ？と思いましたが全然違いました。
こちらは完全にリアルな裁判員体験シミュレーションという感じです。
間違った判断をすれば大変な結果になるし正しい判断でも重い量刑を科さなければいけないなど裁判員の苦労がうかがえます。

逆転裁判が売れていたからこそ企画として通ったゲームだとは思いますが、こちらはこちらで完全に独自路線で面白いです。

公式サイトでは体験版がプレイできるので興味をもたれた方はそちらをまずプレイしてみると良いと思います。
自分が体験版をプレイして購入したクチなので（笑）

続編に期待。

プレイ時間：10時間以上20時間未満（クリア済）
然るべく。さん [2009/06/21 掲載]

このレビューはオススメ？　

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■ 405人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	3pt	4pt	4pt	4pt	3pt	1pt

総合点
75pt

GOOD!

･裁判員裁判の流れについて分かりやすい説明がなされており、実用性もある。そのためプレイした後に時間を無駄にしたと思うことがまずない。
･ストーリーにリアリティがあり、感情移入ができ感動することもできる。
･実際の裁判をほぼ忠実に再現しているがゲーム性は失われておらず、また従来の推理アドベンチャーゲームのように総当たりプレイ必須ではなく、きちんと推理すればいきなり真相を明らかにすることもできるため、論理に破綻のない本格的な推理ゲームをプレイしたい人にはうってつけである。
･証拠品については分かりやすい絵で表現されており、状況を把握しやすい。
･ゲームシステムは比較的親切なつくりになっている。例えば、バックログやスキップなどのアドベンチャーゲームとしての機能はもちろん、バッドエンド時に任意の場所から再度プレイできたり、ヒントを見ることができたりする救済措置がある。
･このゲームでは様々な人物が登場するが、それぞれ個性があり存在感がある。
･私は時間を忘れてプレイできるほど熱中できた。

BAD/REQUEST

･スキップが遅いこと、バッドエンド時に次の話をプレイしてしまうと前述の救済措置が利用できないことは不満に感じる人も多いだろう。
･２話で公判時の選択肢の選び方によってはその後の評議でループするバグが報告されている。２話では公判開始前にセーブしたら新たな証拠品や証言が十分集まったと思えるまではセーブを控えた方がよいだろう。
･グラフィックは個人的には好きだが、大人向けのせいかやや地味でありキャラも近年流行の絵風ではない。それどころか人によっては下手とさえ感じられ、やる気を削がれる原因になるかもしれない。
･ＤＳでの仕様かもしれないが、アドベンチャーゲームでセーブデータが１つしか作れないのは前述のループの件もあり少し不便である。
･用語辞典、各話人物関係図、キャラクタ辞典、エンディングリストなどがあればさらに良かった。クリア後はエンドロールをセーブデータに関係なく見られるようにしても良かった。
･主人公は20代くらいという設定になっているようだが、10代や中高年がプレイすることも考慮し年齢設定ができるとなおいい。
･これは他のアドベンチャーゲームでもよくあることだが、一度クリアしてしまうと再度プレイしたいとあまり思えない。しかも難易度がやや低いため、遅くとも数日でクリアできてしまい長期間プレイを続けるのには適さない。本作はそもそもクリアするまでは再プレイ必須でありマルチエンドでもあり性別も変更できるのでやりこみ要素が全くないわけでもないが、スキップが遅い、セーブが１つなどの面がやりこみプレイに向いていない。

COMMENT

総評「隠れた傑作。逆転裁判のパクリや模造品と毛嫌いするのはもったいない」
裁判を舞台にした推理アドベンチャーゲームであり、証拠品をつきつけるなど確かに逆転裁判との共通点は多い。
しかし、このゲームは明らかに逆転裁判とは異なるゲームである。
実際の裁判員裁判をもとにしており、設定やストーリーやキャラクタなど全体的にリアリティがある。
論理展開にも無理がなく、推理小説や推理ゲームが好きな人はもちろんのこと、裁判員制度について知りたい人にもおすすめできる一品である。是非続編を出していただきたい。
なお、レーティングは１２歳以上ではあるが、「懲」「致」などのやや難しい漢字、罪名などやや難しい言葉や表現、やや残酷な内容があるため、１５歳以上がプレイした方がより楽しめるだろう。