【DS】ポケットモンスター ブラック2/ホワイト2 レビュー
発売元 | 任天堂(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012/06/23 |
価格 | 4,800円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(ブラック2 / ホワイト2) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | RPG、Wi-Fi対応 |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
■ 375人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
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4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
73pt
GOOD!
第五世代の隠し特性の解禁等、相変わらず通信対戦への環境変化に力が入っている。
特に努力値や個体値といった隠しパラメータの調整もより簡単になっているのが特徴的だった。
また、前作では通信必須であった町の発展やハイリンクミッションなども、一応のところ一人でもプレイできるようになっていたのは好印象。
また、今作では出現ポケモンが世代混合であるため、シナリオ中のポケモン選びが世代混合になるという面白さもあった。レベルが上がって強くなっていくといった事が楽しめるのは基本的にシナリオ中のみなため、コレもまた新鮮だった。
通信対戦でBPが手に入るようになったのもいい変更点。負けたところで元々損はしないけれど、負けるからバトルしないという人は減るのではないだろうか。
『ポケウッド』と言う新しい要素も、ポケモンの技や能力を考えて行動するパズル的な要素があって、前回のミニゲームの『ポケモンミュージカル』と比べて好印象だった。
『PWT』に関しては、前作までのキャラクターを有効活用した要素だと思った。リメイク曲まであり、旧作からのファンサービスとしては中々良い要素だった。
BGMに関してもいつもどおりいい戦闘曲が多く、再戦で聞ける専用曲が増えたのが良かった。
地味なところでは、道具のフリースペースやスプレー系の連続使用なども便利。
BAD/REQUEST
前作同様、道具欄がやや使いづらい。
今作で新しく出来たフリースペースというのは便利だが、フリースペースに登録する量が増えたら結局同じ事である。そもそも「道具」のカテゴリに当てはまるものが多すぎるのが問題。「トレーナーが使うもの」「ポケモンにもたせるもの」「直接は使わないもの」ぐらいは分けて欲しいところ。
また、戦闘中のピンチBGMが完全に要らないモノとなっているのも問題。
原因として悪い点を挙げると
1,どの戦闘曲からも同じ曲が流れ始める。しかもどの戦闘曲からも合ってない。
2,完全にぶつ切りで切り替わる。
3,ピンチBGM自体が正直言っていい曲と言える出来じゃ無い。
ピンチBGMを作るなら、せめて今流れてる戦闘曲に合わせた曲を別個に作成すべきだと思った。
『ポケウッド』に関しても幾つか悪い点がある。ポケモンを使って映画作成をするというコンセプト自体は悪くないのだが、幾つか「コレポケモンあんまり関係ないだろ」と言いたくなるような話が多い点、結局レンタルポケモンを使えば容易に攻略する事ができる点、幾つか運に頼らざるを得ない選択肢がある点が非常に気になった。
また、攻略がほぼ確実に可能なようにできているレンタルポケモンで、かつ台本通りに行動しているのにも関わらず怯みや混乱、急所といったランダム要素で失敗するのは理不尽極まりないと思った。また、台本自体もタイミング指定がテキトウで、そのとおりに行動するのは不可能だったりするのもおかしいと感じた。
また、wifi対戦で特殊ルールが選べないのは相変わらずだったのはやや残念。前作との兼ね合いも考えると仕方のない部分ではあるけど。
本作への不満と言っていいのかわからないが、PDWに関しての不便さは前作と全く変わっていない。
COMMENT
隠しパラメータである個体値の選定が楽になったせいで、対戦において長時間かけての選定が必須とも言える存在になってしまったのはマイナス点にもなりかねない。本来は「同じ種族でも個体差があるから能力が違う」という表現の要素だったはずなのに、現状では「頑張って遺伝させれば望みの数値が手に入るよ」という状態になってしまっている。シナリオで「ポケモンは生物だ。道具じゃない」といったことを語りつつ、実際のゲームでは遺伝させて増殖→使えない奴は逃がすという完全に道具扱いするプレイが推奨されているとしか思えないシステムは疑問が残る。ゲームだからと割り切らせるのなら、そういった要素をシナリオ中には組み込むべきじゃないと思う。
育成関係が楽になるのは対戦メインの人にとっては歓喜だろうけど、それによって徐々にポケモンの生物感がなくなっているのは気のせいだろうか。ゲームとしては正しいけれど、『ポケモン』というゲームとしてそれは正しいんだろうかと感じてしまう。
私は対戦メインなので厳選とかばっかり目につくけど、シナリオ中はそんなの気にせず楽しめるから初心者でもオススメなのはいつもどおりだから安心して欲しい。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt |
54pt
GOOD!
BWの新種に加えて旧作のポケモンも多数登場する。
フリースペースに使わない道具をまとめておけるので道具の整理がしやすくなった。
前作ではほとんど機会の無かったトリプル、ローテーションバトルを仕掛けてくるトレーナーが出るようになった。
BAD/REQUEST
舞台が同じであるために、前作プレイ済みだと以前行った道をもう一度辿る形になり中弛みを感じる。
連れ歩き復活無し。ある場所で連れ歩きの真似事ができるが、他人のポケモンを借りて狭い部屋をグルグル回るだけなのでフラストレーションが溜まること請け合い。
行く先々で通行止めに遭い、相変わらず自由に旅ができない。これではひでんわざの使用度を減らした意味が無い。しかもその理由も変な集団が意味無く踊って道を塞ぐ、橋の上にどれだけ人が乗れるか確かめるから通行止めなど理不尽で常識外れなものが多い。
ポケウッドでは今までポケモンには無かったようなショートストーリーを見れるが、そこで出てくるキャラがポケモンとはまるで関係無いものが多い。人間キャラがメインでポケモンの方がおまけになりがちという内容にも拘らず本編中で必ず一回やらされる。
COMMENT
前作のように重大なテーマを取り上げたつもりでいるような中途半端なシナリオにはならず、いい意味でいつものポケモンらしいシナリオに落ち着きました。
ただ、道具ポケットが少なかったり行く先々で足止めを食らったりというような前作の不満要素を改善できていない部分も多く、連れ歩きのような旧作で好評だった要素の復活もありません。
前作で不評だった部分のいくつかにフォローを入れて何とかマシになったという印象が強く、一言で言えばBWの尻拭いのような作品です。
決して悪い出来ではないです。ただBWの時点でこの内容で出ていればファン同士でここまで評価が分かれるようなややこしい状況にはならずに済んだろうに…。
発売スケジュール
- 2017/07/20
-
レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀
- 2017/07/29
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2017/08/03
-
大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-
サイト情報
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 忍列伝
- 2020/08/31更新 (2020/08/30投稿分まで掲載)
-
チャリ走 DX
- 2020/08/24更新 (2020/08/23投稿分まで掲載)
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星のカービィ ロボボプラネット
- 2020/08/21更新 (2020/08/20投稿分まで掲載)
-
PROJECT X ZONE
- 2020/08/09更新 (2020/08/08投稿分まで掲載)
-
ハイキュー!! Cross team match!
偽りの輪舞曲
遊戯王 ナイトメアトラバドール
- 2020/07/21更新 (2020/07/20投稿分まで掲載)
-
初音ミク and Future Stars Project mirai
電波人間のRPG
ハココロ
トモダチコレクション
- 2020/07/12更新 (2020/07/11投稿分まで掲載)
-
3次元エアホッケー
- 2020/07/08更新 (2020/07/07投稿分まで掲載)
-
メタルマックス4 月光のディーヴァ
世界樹と不思議のダンジョン
牧場物語 キミと育つ島
たまごっちのプチプチおみせっち ごひーきに
1500 DS Spirits Vol.10 囲碁
- 2020/07/05更新 (2020/07/04投稿分まで掲載)
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New International ハイパースポーツ DS
- 2020/06/26更新 (2020/06/25投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 疾風伝 最強忍者大結集5 決戦!“暁”
- 2020/06/14更新 (2020/06/13投稿分まで掲載)
-
Hey! ピクミン
いきものづくり クリエイトーイ
解放少女
RPGツクールDS+
イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク/ボンバー
レーダーウォーシリーズ 軍人将棋
スティッチ!DS オハナとリズムで大冒険
たまごっちのプチプチおみせっち
- 2020/06/11更新 (2020/06/10投稿分まで掲載)
-
真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY
エースコンバット 3D クロスランブル +
だるめしスポーツ店
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
みんなのポケモンスクランブル
ルーンファクトリー 新牧場物語
ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊
わがままファッション ガールズモード
ダン←ダム
- 2020/06/10更新 (2020/05/20投稿分まで掲載)
-
真・女神転生IV FINAL
探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK
ポケモンピクロス
とびだせ どうぶつの森
ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス
新 絵心教室
トモダチコレクション 新生活
1500DS spirits Vol.2 将棋
ウィッシュルーム 天使の記憶
探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実
探偵 神宮寺三郎DS きえないこころ
ディズニー・フレンズ
- 2020/03/06更新 (2020/01/03投稿分まで掲載)
-
G.Gシリーズ 超ヒーロー皇牙2
閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-
直感ヒトフデ
デジモンストーリー サンバースト/ムーンライト
レイトン教授と不思議な町
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
ドンキーコング リターンズ 3D
ぷよぷよテトリス
真・女神転生 STRANGE JOURNEY
HOSHIGAMI
- 2019/10/29更新 (2019/10/28投稿分まで掲載)
-
ゼノブレイド
- 2019/09/29更新 (2019/09/28投稿分まで掲載)
-
デモンズブレイゾン 魔界村 紋章編
- 2019/09/10更新 (2019/09/09投稿分まで掲載)
-
アッコでポン!イカサマ放浪記
- 2019/09/07更新 (2019/09/06投稿分まで掲載)
-
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
- 2019/08/18更新 (2019/08/17投稿分まで掲載)
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ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2019/08/07更新 (2019/08/06投稿分まで掲載)
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NARUTO -ナルト- 最強忍者大結集4DS
- 2019/08/02更新 (2019/08/01投稿分まで掲載)
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パズドラクロス 神の章/龍の章
スローンとマクヘールの謎の物語
GOOD!
今までのポケモンはマイナーチェンジ版(青・クリスタル・エメラルド・プラチナ)が発売されていましたが、今回は初の試みである続編モノです。
イッシュ地方が舞台なのは変わりませんが、訪れることのできる街や施設などが大幅に増加しています。
またポケモンの種類は、旧作からの出演を含めて約300体が出現する仕様です。
【ストーリー攻略のポケモン】
序盤から前作(ブラックホワイト)では出現しなかったポケモンがどんどん出てくるので、前作とはまた違った旅のパーティで、イッシュ地方を巡ることができます。
【新ジムリーダー】
物語の要所で戦う強敵トレーナーが変更されています。
前作のキャラクターをストーリーに絡めるためにうまく残しつつも、新しい強敵トレーナーが出現したことで、ストーリー攻略に楽しみがありました。
【PWT】
今作に実装されたトーナメント形式のバトル場。
それぞれルールの異なるトーナメントを勝ち抜くと、BPが貰えます。
どのルールも3戦で終わるので、バトルサブウェイよりも多くのBPが稼ぎやすく、PWTのおかげで随分とポケモン育成が楽になりました。
旧作のジムリーダーや四天王が登場するトーナメントなど、ファンには嬉しく、またバトルを熱く楽しめる施設だと思います。
ジムリーダー戦や四天王戦に関しては、戦闘曲が従来のアレンジ版に切り替わったり、戦闘の前に彼らの名言が用意されていたりと、芸が細かくてGOOD。
【育成しやすい】
対戦においてすでに必須となっている個体値選びや努力値振りですが、今作ではメタモンをはじめ多くの種類のポケモンが登場するため、パーティの編成に幅を生みやすく、ポケモン対戦初心者の方には、より育成の楽しみを知ってもらいやすい環境であると言えます。
また今作ではBPも溜めやすいため、有用な対戦用道具・技マシンや努力値振りのパワー系道具も収集しやすくなっています。
PWTのおかげで、今までに発売されたどのカートリッジよりも、育成に関してはハードルが下がったような印象を受けました。
【メタモン】
ジャイアントホールで出現するメタモンですが、出現率は割と低い(感覚では25?40%弱)ですが、VやU持ちが出現する確率自体は約20?30%強(データを取っています)と、必要な能力値持ちが多く出現する気がします。
代わりに性格の多様性があまりありません。割と性格が被ります。
【メダルラリー】
PS3のトロフィーやXBOXの実績機能と同じように、ポケモンにもやりこみの基準を表すメダルシステムが導入されています。
100を軽く越える大量のメダルが用意されているので、やりこみ好きな方には堪らないのではないでしょうか。
『レポートを書く』や『自転車に乗る』などの一見何も関係なさそうな行為でも、メダル獲得のためのフラグになっていたりして、毎回ポケモンセンターでメダル配達人に話しかけるのが楽しみです。
【Wキュレム・Bキュレム】
性能や有用性はともかく、今までにないポケモンの進化を提示してくれたように思います。
プレイヤーに有無を言わさないロマンはありますね。
BAD/REQUEST
【ストーリーの内容】
続編ということで、その後のイッシュ地方が描かれるわけですが、たいして面白くもないストーリーとネタに走ったNPCの独り言が延々と続きます。
前作をプレイしていない方にはキーパーソンであるNが一体どういった存在であるのか、いまひとつ理解しづらいのではないでしょうか。
また、相変わらず敵のプラズマ団に魅力がありません。
【夢特性と隠し穴】
第五世代から解禁されたポケモンの夢特性(隠し特性)ですが、ネットのドリームワールドを使用しなければならないということに憤りを感じます。
夢特性自体はいいのですが、なぜカートリッジ内で夢特性のポケモンをゲットできないのか、わざわざPCを使わねばならないのかが不服です。
それを踏まえてか、今作から隠し穴という夢特性ポケモンをカートリッジ内で捕獲できるシステムが導入されましたが、目当てのポケモンが出現する確率が少なく、特性遺伝のために必要な♀が出現する確率はさらに低いです。
育成したいポケモンがいても、夢特性が圧倒的に有用なポケモンだと(例えばマルチスケイル持ちカイリューなど)、夢特性持ち♀ポケを手に入れるのが面倒になってしまって、前準備の段階で育成する気が急激に失せます。
【ポケウッド】
シアター形式でポケモン映画を撮る施設です。
もうミニゲーム方式で遊ぶ、ポケモン育成やストーリーに関係ない施設は飽きました…、ストーリー上、強制的に立ち寄る施設ですが、それ以来行っていません。
【主人公の動き】
相変わらずぎこちなくて、草むらでうまく方向転換できないとイライラします。
自転車も相変わらず操りづらすぎです。
COMMENT
基本的には、いつものポケモンです。
発売前から『完全新作』と謳っていた割にはストーリーはガックリくる内容でしたが、育成面に関しては環境が整えられていたので、飽きずに好みのポケモンを育てています。
『新作』という言葉に騙されなければ、それなりに熱中できるゲームだと思います。
個人的には、『完全新作』と謳うからには、配信ポケモンの解禁やBキュレム・Wキュレムだけのポケモン追加ではなくて、多少なりとも新ポケモンを収録して欲しかったと感じます。
毎回マイナーチェンジ版は購入しない私ですが、今回はなんとなく『2』という言葉にうまく乗せられて買ってしまったような、腑に落ちない気持ちがします。
値段と比較して損はしてないと感じますが、育成以外には熱中できる要素がなかったのも確かです。
ブラックホワイトを初めてプレイする方やポケモン自体が初プレイの方にはストーリー面に関してオススメできませんが、ポケモン育成は随分楽ですので、そちらをメインにしたいのであれば持ってて損はしないソフトだと思います。
これにてレビューを締めさせていただきます。
お読みいただいて、ありがとうございました。