【DS】タイムホロウ 奪われた過去を求めて レビュー
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ソート(デフォルト:ALL)
■ 302人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 1pt |
82pt
GOOD!
・新しい試み、過去を修正するペン。
タイムパラドックスをテーマにした作品は数あれど、ペンを使って過去を修正するといったものは今までに一度も見た事がありません。
タイムマシン等を使った大掛かりなものではなく、小さな仕掛けなのに物事が大きく動いていくことに迫力を感じました。
DSのゲームは無理にタッチペンを使わせようとして操作性を悪くしてしまっているものも多いですが、この作品ではタッチペンをゲームの内容に沿って自然に使わせようとしているので、十字キーで操作したいのに強制的にタッチペンで操作させられるといったこともなく、操作面では全くストレスを感じませんでした。
・少し短いけど、厚みのあるストーリー。
修正された過去が現在にどの様な影響をもたらすのかという、Q(過去)&A(現在)の繰り返しが
続きが気になって仕方なくなる位、グイグイと引き込まれてしまいます。
ジュブナイル・ライトノベルといった単語にピンと来た方にオススメです。
登場人物も妙な人間臭さがあり、感情の描写がリアルだと思いました。
主人公の男友達らに現実でお近付きになるのは御免ですが(笑)
身勝手でヒステリックな友人らに振り回される主人公が少し気の毒ですが、物語の後味は悪くなくて良かったです。
・壮大で印象に残る主題歌。
ゲーム内で特に印象に残るBGMはなかったのですが、エンディングの主題歌は凄く良かったです。
ストーリーの結末とシンクロして、感極まって泣いてしまいそうになりました。
・携帯機とは思えない?美麗なアニメーション。
随所に挿入されるアニメーションを担当しているのは、タイムボカンシリーズなどで有名なあの竜の子プロダクションです。
携帯機は内蔵されているスピーカーの所為かどうも音声が聞き取り難いものが多いので、字幕が付いているのも良かった。
BAD/REQUEST
・移動が少し面倒臭い…。
移動は全体マップで目的地をクリック→目的地から更に奥に行くのにもう一回クリックといった感じで、帰り道も同じ操作を繰り返すので、せっかちな方は少しイライラしてしまうかもしれません。
COMMENT
意地の悪い謎解きなどはなく、さくさく進めてすっきり終われる忙しい方にお勧めのタイトルです。
これ位のボリュームなら、分岐等があればもっと良いゲームになっていたかもしれませんね。
アニメやゲーム中のグラフィックも綺麗でしたし、過去を修正するといった発想がとても面白かったので、この設定を活かした作品がまた生まれてくる事を切に願います。
続編や設定を継承した作品が発売されるなら、是非DSで!
ペンを使うなら、絶対DSですよね(^-^)
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt | 2pt |
47pt
GOOD!
-テーマ曲
雰囲気は良かったです。
-グラフィック
背景は普通ですが、会話時の顔グラフィックがキレイです。
8さんが可愛い。
-ムービー
要所要所でアニメムービーが挿入されます。
絵自体は普通。字幕が下画面に表示されるのが映画っぽい雰囲気をだしています。
-同一人物の色んな側面
過去を改ざんするため、経歴が変化する人物が多数居ます。
嫌っていた人物に好意的になるなど一部の人物に限っては良い方向に話が進みます。
-フラッシュバック
過去の改ざんが行われるたびに過去の映像が主人公の脳裏を過ぎるシステム。
それが何時の何処で何の場面なのかを調べて、その過去を改ざんする。
フラッシュバックを詳細不明な「未確定状態」から詳細な「確定状態」にすることで主人公の持つ「ホロウペン」が反応して過去へ干渉できるようになる。
過去へ直接いくのではなく、断片的な映像を使って過去へ干渉するというのが面白いルールだった。
BAD/REQUEST
-一本道/ヴォリューム
シナリオ分岐が無い割には短いので全編を通してやりこむ要素が無いです。
価格とプレイ時間のバランスを考えると時間単価が高いとゆうか。
ジャンル的に言って分岐があればエンディングやシナリオのコンプリートを目指すなどの要素も作れたと思いますが。
-同一人物の色んな側面
グッドでも挙げていますが過去を改ざんするため経歴が変化する人物が多数居ます。
殆どの人物は悪い側面を見ることが多いです。
自分勝手な理由で暴力沙汰を起こしたり、主人公の力でチートを要求したり、殺人の容疑を掛けられた親友に「二度とそのツラを見せるな」など。
-三馬鹿トリオ
主人公の親友とキャラ紹介されている4、5、3の三人の性格が酷い。
平常時はまだいいとしてトラブル時の言動がことごとくロクでもない・・・
事例は前述参照。
-画面内調査
調べるコマンドを実行するためにタッチペンを必要とします。
タッチしないとカーソルが表示されません。
十字キーで操作できないので常時タッチペンを持たされます。
-フラグ/手掛かり
次にどこを調べるべきか、判りづらいところが多いです。
いきなり手掛かりが途絶えて「え、どうすればいいんだこの後?」と思う場面も。
-ディギング
タッチペンで丸を描き、空間に穴を開けて過去へのトビラを開きます。
ホロウペンの所持者以外は静止状態になります。
干渉する目的を考えれば穴を開ける位置に迷うことは無いです。
推理要素はほぼゼロ。
-セーブデータ
セーブファイルは一つしかありません。
そのため、最初からまたやろうとすると「クリア済みデータ」を残存させることが出来ません。
また、逆転裁判のように「クリア済み状態」がゲームに反映(既読文章早送り等)されることも無いです。
-オプション/文字速度/サウンドテスト/ギャラリー
アドベンチャーにはよくあるオプションモードがこのゲームには無いです。
既読スキップなどもできず、折角のムービーなどもプレイ途中でしか見れません。
-バックログ
セリフは何度か話しかけると変化するキャラも多いのでタッチ連打してると聞き逃しの原因になります。
-タイムパラドックス/パラレルワールド
劇中にあまり一般的でない独特な解釈も含まれているため、時間操作に関する説明が不十分でした。
「現在:B時点」から「過去:A時点」へ飛んだ人間は改めて、時間経過によってB時点に到達すると自動的にその存在が消滅するなど。
そもそも、「過去へ飛ぶ理由」を消失させた段階でその人物は消滅すべきなのでは?など疑問点が多いです。
ラストのオチも卵が先か鶏が先か系の無限ループ。
一週目で決着をつけた主人公が一週目のエピローグ時点から二週目のプロローグ時点の自分に対しホロウペンを送り込みます。
二週目は二週目用の選択肢が発生し、一週目と同じルートか再決着ルートへ。
一週目のルートへ進むと同じ結末を繰り返す無限ループになります。
二週目のエピローグ時点から三週目のプロローグ時点へホロウペンを送り、三週目のエピローグ時点から四週目のプロローグ時点へホロウペンを送り・・
ということは一週目のプロローグでホロウペンが送り込まれたのはゼロ週目?で決着をつけたエピローグ時点の主人公が送ってきたと考えられます。
ホロウペンを贈ってくるのは「決着をつけた世界の主人公」
・・・じゃあ、決着を最初につけた主人公はどうやってホロウペンを入手したんだ?
再決着ルートへ進むと無限ループから外れて途中経過を省いて即完全決着になります。
一週目で決着をつけたのに何故エピローグ時点からプロローグ時点へホロウペンを送る必要が有るのか?
一週目で過去を改ざんした後なのに何故二週目プロローグ時点ではそれが反映されてないのか?(劇中はラスト以外、改ざんが即座に反映されている)
主人公一家が敵に恨まれる理由を無くすという形でトラブルの原因を解消したはずなのに、なぜか二週目プロローグ時点には反映されておらず、敵に恨まれている。
過去:A プロローグ:B エピローグ:C として、A時点で恨みを解消したのならその後のBもC時点も恨みは無いはず。なぜCで恨みが無いのにBで恨みがある扱いなのか。
再決着ルートに進んだ場合、主人公だけが一週目で体験したことの記憶があり、敵はその記憶が無い。
二週目が並行する異世界なら同名の別人なので記憶が有るはずが無いし、同一世界なら同一人物なので関係者は全員記憶があるはず。
-因果関係
Aという人物の交通事故を解消するため足止めするとBという人物が同じ場所で事故にあう。
Aがその場にいようが居まいがBの行動には関係ないはずなのだが。
COMMENT
-あらすじ
17歳の誕生日前日、父に「明日大事な話がある」と告げられた主人公。
翌日目覚めるとそこは「12年前に両親が失踪した」状態の世界だった。
昨日の夢が現実に?それとも両親と暮らしていたという記憶の方が夢だったのか・・・
脳裏を過ぎったフラッシュバックを手掛かりにホロウペンを駆使し、失われた両親を取り戻すための改ざん合戦が繰り広げられる。
-総評
やりこみ要素もなく一通りクリアすれば充分な内容です。
投売り500円くらいなら許されるレベルでしょうか。
ストーリーやシステム周りに色々と難があるのでただのビジュアルノベルと割り切ればそれなりに楽しめるかも。
発売スケジュール
- 2017/07/20
-
レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀
- 2017/07/29
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2017/08/03
-
大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-
サイト情報
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 忍列伝
- 2020/08/31更新 (2020/08/30投稿分まで掲載)
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チャリ走 DX
- 2020/08/24更新 (2020/08/23投稿分まで掲載)
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星のカービィ ロボボプラネット
- 2020/08/21更新 (2020/08/20投稿分まで掲載)
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PROJECT X ZONE
- 2020/08/09更新 (2020/08/08投稿分まで掲載)
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ハイキュー!! Cross team match!
偽りの輪舞曲
遊戯王 ナイトメアトラバドール
- 2020/07/21更新 (2020/07/20投稿分まで掲載)
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初音ミク and Future Stars Project mirai
電波人間のRPG
ハココロ
トモダチコレクション
- 2020/07/12更新 (2020/07/11投稿分まで掲載)
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3次元エアホッケー
- 2020/07/08更新 (2020/07/07投稿分まで掲載)
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メタルマックス4 月光のディーヴァ
世界樹と不思議のダンジョン
牧場物語 キミと育つ島
たまごっちのプチプチおみせっち ごひーきに
1500 DS Spirits Vol.10 囲碁
- 2020/07/05更新 (2020/07/04投稿分まで掲載)
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New International ハイパースポーツ DS
- 2020/06/26更新 (2020/06/25投稿分まで掲載)
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NARUTO -ナルト- 疾風伝 最強忍者大結集5 決戦!“暁”
- 2020/06/14更新 (2020/06/13投稿分まで掲載)
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Hey! ピクミン
いきものづくり クリエイトーイ
解放少女
RPGツクールDS+
イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク/ボンバー
レーダーウォーシリーズ 軍人将棋
スティッチ!DS オハナとリズムで大冒険
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- 2020/06/11更新 (2020/06/10投稿分まで掲載)
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真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY
エースコンバット 3D クロスランブル +
だるめしスポーツ店
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
みんなのポケモンスクランブル
ルーンファクトリー 新牧場物語
ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊
わがままファッション ガールズモード
ダン←ダム
- 2020/06/10更新 (2020/05/20投稿分まで掲載)
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真・女神転生IV FINAL
探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK
ポケモンピクロス
とびだせ どうぶつの森
ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス
新 絵心教室
トモダチコレクション 新生活
1500DS spirits Vol.2 将棋
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探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実
探偵 神宮寺三郎DS きえないこころ
ディズニー・フレンズ
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閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-
直感ヒトフデ
デジモンストーリー サンバースト/ムーンライト
レイトン教授と不思議な町
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ドンキーコング リターンズ 3D
ぷよぷよテトリス
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HOSHIGAMI
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ゼノブレイド
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デモンズブレイゾン 魔界村 紋章編
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- 2019/08/02更新 (2019/08/01投稿分まで掲載)
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パズドラクロス 神の章/龍の章
スローンとマクヘールの謎の物語
GOOD!
過去を限定的に書き換えるというアイデア。
何でもありのタイムマシンではなく、
・フラッシュバックが見えた場所と時間において
・その時間と場所が聞き込みや調査で特定出来た時のみ
初めてホロウペンが光り、人がぎりぎり抜けられる程度の穴から部分的に過去に干渉出来る(回数制限あり)という、極めて制約条件が多い能力なので、時間を操ることが出来るからといって主人公が神がかり的な存在になっていない点が面白いと思います。
よって、フラッシュバックを見る→現在の何が変わったかを調べる→フラッシュバックの場所を特定→何をすれば現在をあるべき姿に戻せるか考える、という従来には無かったゲーム性を確立しています。
また、過去を変えて現在が自分の知っている世界とやや違うパラレルワールドになるというアイデアはよくありますが、普通は現在が変わったことを知っているのは過去改変に関わった自分だけであるのに対し、この作品ではごく一部の人間は変えられる前の現在を知っているという所が目新しく、それがストーリーの根幹を成しています。
またホロウペンは使用回数に制限があるものの、フリー移動で自分の飼い猫を探せば回復してくれるので、はまりそうではまらないシステムになっています。
BAD/REQUEST
セーブが一つしか出来ない点。
シナリオは一本道でバッドエンドはないのではまってしまうことは無いのですが、選択によるちょっとしたイベントの変化はあるので、やはり複数のセーブは欲しかったところです。
ややボリューム不足な感もありますが、これは最初から最後まで移動可能な範囲が同じで、空間的な広がりに欠けるせいかもしれません。
また、中盤からある敵との過去の書き換え合戦になってしまい、収拾がつかなくなってシナリオが破綻しはじめる点が残念。
この過去の書き換え合戦が問題で、互いに書き換えあうとそれまでの事が無かったことになるので、あまり繰り返されると現在の時間軸では誰が何を知っていて何が起き何が起きなかったかが非常に分かりにくくなっていきます。
しかもこの泥試合、誰もがうならされる深い因縁などがあってのことではなく、ただ粘着質のストーカーから逃れるだけの話に終わるのがつまらないところです。
ホロウペンの謎や誕生にまで関わるようなところまでシナリオを掘り下げて欲しかったと思います。
キャラクターも友人や敵、敵の親も含めて、皆、心が病んでいるところがあるので、全ての事件を解決してもどこかすっきりしないところが残ります。
一応、二周目のおまけはありますが、これはいわば裏技的なシナリオのショートカットとでも呼ぶべき内容で、真実のエンディングといった感じではなかったですね・・・。
COMMENT
システム自体は快適で内容も斬新ですが、シナリオが一本道で今ひとつ面白くないのが残念なゲームです。
いっそ時間を扱うシナリオなら、一度めのエンディングでは大団円にはならないものの新たなフラッシュバックを得て、二周目は最初に干渉できなかった過去に干渉出来るようになり新たなシナリオに分岐していき、最終的に真のエンディングにたどり着くといったマルチシナリオにした方が良かったと思います。