NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

ポケモンシリーズであること。
この形式のゲームは単純なようで作るのは難しいと思うし、
一大ジャンルを築きあげたゲームなだけのことはあった。
縁あって、金銀からの出戻りで最近ダイヤを購入したのだが、
懐かしさ+目新しさでまたハマりそうになっている。

これまでの要素に加えてWifiによる交換・対戦が行えるようになったこと。
一番の目玉であるGTS、そして見知らぬ人との対戦はゲームの幅をぐっと広げている。
これはハードの進化なくしては成しえないものであり、
このソフトを買った理由のひとつでもある。実に有意義。

BAD/REQUEST

異常なまでの動作遅延。とにかくイライラする。
これさえ解決すればあとの細かい問題は目をつぶろうと思わせるほどである。
特にポケモン（だけでなくRPG全般）のキモである戦闘部分。
エンカウント→草むらを駆けて来るエフェクト→暗転→敵ポケモン出現
→2,3枚のごく簡単なアニメ→ボールを投げ、自キャラが画面外へ→自ポケモン出現
この間約14秒。
また、攻撃ごとにディレイをはさんでからじわじわとHPが減っていく様子を、
戦闘のたびに見せられる。戦闘ごとに、毎回。

GTSで無茶な要求ばかりが引っかかってしまい、
もしかしたらあるかもしれない妥当な要求が埋もれてしまうこと。
検索枠を増やすために、交換されない条件で預けることはしてもいいのだが、
弱いポケモンを出して伝説級を要求するといったことがあまりにも多すぎる。

COMMENT

・オリジナリティー（5点）
ポケモンはもはやブランドとなっている。
ここまで長く愛されるゲームはコミュニティとしても貴重な存在だし、
長く遊べるゲームなので遊ぶ側としてもありがたい。
「シリーズを重ねるごとにつまらなくなる」などと言われないように、
ゲームフリークにはこれからも頑張ってもらいたいものである。
ポケモンはポケモンでなければならない、ということで5点。

・グラフィックス（4点）
今作品からNDSに移行したことにより、MAPが3Dになっている。
高低差を利用したジムや町もあり、ギミックになかなか凝っているのが見受けられた。
天候により一部見づらい場面があったり、ポケモンの見た目が悪かったりと、
少々不満点もあるので差し引いて4点。

・音楽（3点）
特に耳に残る曲はなかった。耳障りな曲もなかったが。
曲に違和感を感じるということは無かったように思うので、3点。

・熱中度（3点）
飽きる人はシナリオを終えたら飽きる。
飽きない人は何百時間やっても飽きない。そんなゲーム。
クリアせずに投げるということは無かったけれども、
ひたすらやり込んでやりこんで、という気にはなれなかったので3点。

・満足感（4点）
ポケモンは変わらずポケモンだった。
なんだかんだ言ってもシナリオクリアまでは一気に進めたいと思ったし、
新しいポケモンが出てくるたびに感じるワクワク感は素直にうれしい。
ただ、シンオウ図鑑を150に限定してイシツブテとズバットを出し続けるよりは、
数字を増やして、出てくるポケモンにバリエーションをつけてほしかった。
もっとやりようはあっただろうに、ということで4点。

・快適さ（1点）
最悪。
ゲームフリークはまず、プレイしてストレスの溜まらないポケモンを作るべき。
追加要素を考えるのはその後。あれもこれもと欲張ると今回のようになるのだろう。
ひょっとしてもうろくなスタッフがいないのではないか、と不安になる操作性だった。1点。

・ストーリー（3点）
よく言えば王道、バッジを8個集めてリーグ挑戦、実に分かりやすい。
大筋はそんな感じだが、細かいところはもうさっぱり覚えていない。
年のせいもあるかもしれないね。ということで3点。

・難易度（★）
殿堂入りするまでならLvを上げれば誰でもできる。
それ以降、四天王より手ごわい「他プレイヤー」との戦いに身を投じれば難易度MAX。
勝ち続けるのは一筋縄ではいかないが、それがポケモンの醍醐味だろう。