NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

聖剣伝説３の19年前の世界を舞台なので、前作ファンにはたまらないです。
いたるところが３（微妙に前DSと４）の出来事や世界情勢、人間関係とリンクしていたり、３の主人公やヒース等の親達や若い頃のサブキャラ達が物語を盛り上げてくれる

ゲームシステムは、レミングスをリアルタイムシミュレーションＲＰＧにした感じ。
すべてのユニットに個性や特性があるので、慣れてくると戦闘の自由度が深いことを感じさせられる。

BAD/REQUEST

聖剣製作チームが前ＤＳ以降第3期チーム（第2期のLoM/新約と違い、完全総入れ替え）に移行したことで、昔の雰囲気をすっかり失っている。

ステラトジーRPGは斬新さを覚えるが、慣れるまで混乱する。
ＡＩが賢くないので、移動先を指定しても遠回りしたり、細い通路では出会い頭になって互いに動こうとしないなど、テンポの悪さを感じる。

前作３と世界設定、ストーリー上の相違点を感じる場面がチラホラ・・
OPでいきりなり某国が３からは想像できない技術力をもって応戦してくる（これはこのゲームの特性上しょうがないのだが、始めた直後だけに正直度肝抜かれた）・まだ生まれていないはずのキャラが存在しているなど、前作設定無視した展開が稀に起こる。

ＢＧＭにどうしても違和感を感じる。壮大な感じのする楽曲が揃っているのだが、せめて数曲は聖剣３のアレンジ曲が欲しいと思ってしまう。権利の関係で難しいのもわかるが名曲ぞろいだった初期聖剣シリーズの雰囲気を感じてみたかった

COMMENT

アクションＲＰＧでないことには、自分は外伝作品だと思っているので文句なし。むしろ楽しめます。
プレイヤーはアクション、キャラはシュミレーションＲＰＧというある意味アクションＲＰＧだし（？）
最近の聖剣シリーズの中では良作だと思います。昔を知っているとどうしても劣性感否めませんが・・

ストーリーも前作を知っているならかなり楽しめます。3対6国間のやり取りとか19年後の伏線とか。逆に３をやっていない人には入りづらいかも・・一応世界情勢や各国の立ち位置を説明してはくれていますが

レベルアップという概念がない事に関しては、最初は受け入れがたかったのですが、進めていく上で、ユニットの特性を生かすためなんだな。と感じました。
シミュレーションＲＰＧにありがちな、メインユニットだけ育ちすぎて二軍以下は忘れられるということはなく、MAPや敵に対して誰が有利か、どういう戦略、動向が有効かなどを考え、プレイヤーが軍師としてレベルアップしていくことを目的としているように感じ取れました。