NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

・銀時編、土方編合わせると結構なボリューム。普通に各１周するだけでも
　かなりの満足感。
・銀さんと土方の使う「言霊銀玉」がフルボイス。２人が「絶対言いそうにない
　言葉」がいろいろ聞けるのは楽しい。
・原作には二度と出ないであろう脇役にまで光を当てた登場キャラ群。
　アイツも結構いい奴だったんだなぁ…としみじみする事も。
・原作のイメージに沿った本筋＆サブイベント。
　意外な展開もそれなりに用意されている。
・ホントの終盤戦以外は好きな時にセーブできるので、時間のない人には
　ありがたいはず。

BAD/REQUEST

・アイテム数はものすごく多いものの、極端に使い勝手のいいアイテムと
　そうでないアイテムの差が激しいので、
　ゲームに慣れてくると戦闘が割とワンパターンになってしまう。
　９割方のキャラは「特定のキャラに対してものすごく有効」な言霊を
　ぶつけまくれば力押しでも勝ててしまう。
　各アイテムや言霊には多彩な属性が設定されているものの、プレイ中に
　それを実感する事はほとんどなく、戦略性は無いに等しい。
・あまりにも誇張され過ぎな一部キャラの言葉遣い（特にお通とさっちゃん）。
　思い入れのある人ほど違和感を感じるかも。
・サブイベントの出現タイミングが結構シビア。
　攻略本や攻略サイト無しで100％達成はつらいかも（何も考えず
　普通にプレイする分には簡単だが。よって難易度を★★にしました）。
　また、サブイベントを一度に何件も抱えてしまうと、
　本筋の事をつい忘れがちになってしまう事も。
・アイテムが大量に手に入り過ぎるので、中盤以降はフィールドで
　拾う作業がかったるくなる。
・基準がよく分からないクリア後の評価。

・ゲームという媒体ならではの違和感。
「ちゃらんぽらんな銀さんが時々マジメに人を思いやる」場面が
このゲームにも時折あるが、その時もBGMは大抵
ちゃらんぽらんな時と同じ曲。
マンガやアニメのような演出はできなくとも、せめていいシーンでは
BGMを変えるくらいはできなかっただろうか。
ちなみに土方は基本的には正義の味方（？）なので、
銀さんと違ってその辺の違和感はあまりなかった。

COMMENT

クリアまで中だるみせずプレイできるのは好印象。
全編にちりばめられたパロディも見所。
「万事屋大騒動！」と違い、熱烈なファン以外がプレイしても
ちゃんと楽しめるのではないかと（原作を知らないと、特定キャラに
ものすごく有効な言霊が分からないかも知れませんが）。

せっかくの銀玉バトルという要素がイマイチ活かし切れていないので、
次回作があるならもう少し戦略性重視でお願いしたい。