NintendoDS mk2 :: プロジェクトハッカー覚醒レビュー

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プロジェクトハッカー覚醒レビュー

発売元	任天堂（オフィシャルサイト）
発売日	2006/07/13
価格	4,800（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	アドベンチャー

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	3pt	1pt	2pt	1pt	3pt	2pt

総合点
41pt

GOOD!

・コンセプト
題材をコンピュータ犯罪にしたところは面白い切り口だった

・グラフィック
ＡＤＶゲームでは及第点、時々出てくる3DのグラフィックやPCの画面、WEB画面など細かい点がよく作りこまれている

・ミニゲーム
ハッカーの内部に侵入する操作やファイヤーウォールを突破するなどの操作をうまく表現している

BAD/REQUEST

・シナリオ
やはり感じるところがヒロインのキャラ付け
非常に癖があり傲慢すぎる点がもったいない
どの場面でもヒロインといっしょに行動しなくてはならなく
どこでもでしゃばる、主人公はヒロインのできないPC操作を
やらされてる感があり助手的な役割なのかと思うぐらい
なので主人公が活躍した感がまったくなく爽快感がまるでない
逆にストレスがたまりすぎる、キャラ立ちしすぎて失敗のいい例
主人公が推理しこれこれこうであるだから今回の事件はこうなんだ！
という解決場面がなく、ヒロインの自己満足な達成感を
語られるのには正直いままでの捜査はなんだったのかと脱力・・
また伏線が少なすぎて各シナリオ同士が分離してしまっている
一言で言えば構成が稚拙すぎる

・キャラクタ
わかりやすすぎるキャラクタ設定
女子高生がスーパー技術者
ありがちすぎて逆にビックリ
公的機関がバイトの未成年者を雇うなと
ヒロインが幼馴染で（以下略
などなど

・音楽
もうすこし緩急をつけてほしかった
バックでなんか音が流れているぐらいにしか感じない

・ミニゲーム
達成感がない、あと一歩足りない

・リアリティ
MISという機関、組織に主人公が所属することになるだが
現実で言えば警視庁ハイテク犯罪対策総合センターみたいなのかな？
もうすこし説明があっていい、どれくらいの権限があり
どこまで捜査をできるかとか、もしくはここは捜査できないという壁を
見せるべきなのだが、ヒロインがそれを簡単にぶち破ってしまう
もちろん違法性のあることで破ってしまうんでリアリティがない
またそれに対してなんら処罰がないというのもどんな組織なのかと・・・。

COMMENT

・ワゴンセール値段で買ったので評価は少々甘めです
たぶん定価で買ったらもっと厳しくなっていたと思う。
シナリオがかなり足を引っ張ってしまって全体的にもったいない
題材はいいと思うのだが。。。
またシナリオに突っ込みどころが満載
ハッキングを受けている何とかしなければというところで
それに対抗しようとするだが、なぜ回線を抜かないんだとつっこんでしまったり・・・。
主人公が公的機関に所属してしまってはダメかなとおもった
それをやったらダメだろうと、かなりつっこんでしまう
非公的機関だったら、もうすこし評価は高かった
リアリティを追求したであろうPC画面(PDAかな)やWEB画面などが
シナリオの非リアリティとで水と油の関係になってしまい非常に残念な作品
次回作があれば期待したい。