NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

スクエニ関連の中でも多くの開発やプロデュースなどに関与した、
川津氏が原点への帰回と新しい時代への布石などの英断を踏み切った
新規一転のコンセプトを目処にした完成度の高い隠れ良作に出会えて
不安さも全く感じ無くて安心しました。（私はコレを待っていましたからね）

オリジナリティー：過去に悪評のあったＧＣ版ＦＦＣＣと主人公とヒロインの
主張性部分が同社作品である「デュープリズム」などに似ている感じが
あっても同社の反省材料をＮＤＳの全てに注ぎ込む独創性は、
低迷したＲＰＧ業界の復活劇による起爆剤を出し抜いていました。

グラフィック：流石は専門分野にして業界Ｎｏ．１による絵の表現さに対する
誠意が籠められているのは当たり前の形であるが、とにかく重要キャラ達の
表情さは、どれをおいても崩れない万遍の笑みを浮かぶ所々が丁寧に
作られていたので個人的には満足の出切る範囲だと思います。

音楽：あまり聞いた事の無い人達が作曲したＢＧＭを採用していますが、
ヘッドホンで聞いた感じだとＢＧＭの音色や音源の美しさによる舞台演出の
流れが自然体に出来ていましたし、最大の壁であるＳＥの不調さも殆ど
感じなくてなおかつ音割れやノイズも一切無かったので、音関係の大切な
イメージ部分においては優秀な勢いさなどで非常に出来ていると思います。

熱中度：途中から登場する二人目から四人目までの特殊技を利用した
個性さや様々な材料を集めた後には、合成屋で装備アイテムを作る面白さ
などが良い意味で裏切られるアクション部分の弱さを逆転発想さなどで上手く
フォローされていたのである程度の形として出来ていると思います。

満足感：やればやるほど楽しく感じる絶妙なアクションロープレの
真髄さと醍醐味が苦手さを上手く昇華させてくれた代物ですので、
やり方次第では活かすも投げ出すのもプレイヤー次第の方針ですので、
様々な隠し要素さがして見つけてから達成する面白さは、
今の時代においては滅多にありませんから私的にはそこそこって感じがします。

快適さ：今までの同社作品が多く関わったＡ・ＲＰＧ関連においての判定部分
もしっかりしていましたし、肝心なコントローラー操作や特殊技などに使う
タッチコマンドのテンポさも歯切れも無く程良い感じだったし、
インターフェイスなどの切り替わりも殆ど読み込みが無かったので
惜しい部分を除いて悪くない印象のある物だと思いました。

ストーリー：基本的にも王道の一本道の展開だけど、リーダー各である
主人公を中心とした人間ドラマ性においては、大切な気持ちなどで思いを
籠めた感情移入さにおいてはどのイベント展開においても裏切らない形さ
などで丁寧に出来ていたから、重要イベントの部分だけ使ったボイスパートや
絶望的な辛い悲しみから希望の光までに乗り越える物語部分の衝撃さが
悲しいＢＧＭの流れに沿ってほろ苦い感涙を与えてしまいました。

BAD/REQUEST

遅くても良いからもう少し改善して欲しかった惜しい部分などが
やってく内にいくつかあったので個人的に悪い点を指摘します。

主人公達のスキルシステムが仕様固定のせいか、熟練さなどで大幅に変化する
カスタマイズ機能は何よりも欲しい所だったし、ダンジョンの仕掛けによる
様々なトラップを解いていく謎解きシステムははっきり言っていりません。

その理由は、いちいち遠周りで当てたり押し込んだり壊したりする物ばかり
でなおかつ一度でも失敗すると成功するまでやり直す羽目になりがちで、
短時間でさくさく進めて楽しむ人達にとっては余計なストレスの溜まる障害物
だらけの妨げ対象でしたのでこれだけは無くして欲しい感じが沢山ありました。

モンスターの種類の少なさは容量の都合上としては仕方ない部類となりますが、
各ステージごとに進めていくうちに最初の雑魚敵が次の段階で進めると
毛の生えた程度で弱冠強くなった敵や様々な能力変化や中身だけ向上した
色違いモンスターなどがありきたりに沢山あったので、
容量を考えてでももう少し増やして欲しい所でしたからね。

条件を満たすと遊べるようになるミニゲームやＷｉ?Ｆｉ機能は、
あまり期待の出来る物では無いのでガチでやるよりもむしろ
息抜き程度のオマケしか無いのでこれだけは勿体無さ過ぎます。

ジャンルではアクションロープレとなりますが、細かい部分においては、ＲＰＧ
要素を取って付けた感によるアクションＡＤＶぽい印象が後残りしました。

COMMENT

せっかくの良作に出会えたにも関わらず、様々なユーザーに賛否両論を
与えてしまった作品と化しましたが、まあこれに出会うまでには、不人気ながら
も中身の濃さなどで無駄に熱い「風雲スーパーコンボ」ばかり遊んでいたせいか、
ロクにＲＰＧ関連を投げ出し放置気味などに遠ざけさに続きましたが、
久しぶりにゲームらしいゲーム性さの良い印象としてそこそこ楽しめました。

私的には古き良き時代からへの良い部分を残しつつ、
様々な悪い部分を徹底的に叩き直し続けてやり出す署名活動に応じた
世直し改善さなどの中身によるチューニング部分が必然となりますからね。