NintendoDS mk2 :: ウィッシュルーム天使の記憶レビュー

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ウィッシュルーム天使の記憶レビュー

発売元	任天堂（オフィシャルサイト）
発売日	2007/01/25
価格	4,800（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon ／ YouTube
タギングトップ3
タイトル概要	アドベンチャー、振動カードリッジ対応

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	4pt	3pt	3pt	4pt	2pt	1pt

総合点
67pt

GOOD!

縦に持つDS、独特の雰囲気のグラフィック、
人を選ぶとは思いますが個人的には非常に好感が持てます。
会話をしている感覚が良く表現できているなと。

ストーリーも良質。
途中中だるみするところもあるにはありますが
各キャラの抱える苦悩、吐き出した後の展開など
人間的な側面は良く書けているんじゃないでしょうか。
若干できすぎた展開もこれはこれで楽しめました。

BAD/REQUEST

プレイしてすぐに気になったのが移動。
タッチペンでの移動にせよ十字キーでの移動にせよ、
左画面の３Ｄ表示がほとんど意味をなさない。
速度の遅さは足音を聞いていればまぁこんなものかと納得はできるが
やはり隠し要素を探す際のことを考えると視覚面での改善は必要。

文字送りがやや不便。
タッチペンでは下部をタッチせねばならないためキーに頼ってしまう。
どこをタッチしても文字送りができるくらいにはしてほしかった。

カイルが疑問をもつ際の文字色
右側で相手の話を聞いていればいきなり左側で？マーク。
慌てて目を移してもやや読みづらい文字が流れていく。
初回プレイではこの辺りでかなり戸惑うのではないかと思われます。

Chapter事の自己考察
他のゲームでもこう言う要素があったりするのですがはっきり言って興醒めするだけです。
考察するだけならまだしも何故クイズ形式なのか。
自分で問い掛けて自分で答えて…こう言うストーリーのおさらいは無用。
きっちりテキスト読んでいればそれで十分のはず。

COMMENT

なんと言っても雰囲気。
このゲームの大半はここで評価が二分されるんじゃないかと思います。
自分としては良い方向に成功したなと。

ただ操作面などで不満もないわけではなく決して万人に勧められるものではない。
ゲームオーバーの多さや若干進行のわかりづらいところなどは
このゲーム本来のターゲット層と思われる
「脳トレなどに飽きてきた高年齢層ライトユーザー」にはやや厳しいのではと。
雰囲気を味わうために結構な苦労が要求されるため投げ出す人もいそう。

だけどクリア後の余韻は格別。
「こう言うゲームがあっても良いよな」と終始雰囲気のよさに浸れる。
好みが合う人なら非常に印象に残る良作となるでしょう。

ミステリではなくミステリー。
ちょっとした不思議を味わいたい方、最近ＤＳをあまり使ってない方、
少しこう言う物語でしゃれ込んでみるのはいかがでしょうか。

ヘビーなやりこみを求めるタイプのソフトではないので
やりこむ派としての視点は極力抜きに評価をしてみました。